赤色の外壁と言えば、目立つ個性的なカラーを想像しますが、レンガや渋みのある赤色などであれば目立ちすぎることはありません。赤色の外壁には、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、イメージ通りに仕上げるにはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
今回の記事では、赤色の外壁を施工する際に気を付けるべき点や、実際の施工後のイメージなどについてお伝えしていきます。赤色の外壁に興味がある方は、ぜひご一読ください。
- 赤色の外壁のメリット・デメリット
- 赤色と相性の良い外壁の色とは
- 外壁を赤色にしたときの施工イメージ
- 外壁を赤にするときのポイント
- イメージ通りの外壁に仕上げるコツ
- 赤色の外壁にする際の注意点とは
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目次
赤色の外壁のメリット
白やベージュが多い中、赤色の外壁は珍しい部類に入ります。では、外壁を赤色にすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、外壁を赤色にすることで得られるメリットを、いくつかご紹介していきます。
レンガ調のデザインと相性がいい
レンガ調のデザインや、実際のレンガを使って作る外壁も、赤色に分類されます。赤はレンガ調のデザインにプラスして、塗装を施す場合も調和しやすいカラーです。
レンガと同系色なので、赤系統の塗装色は相性が良くなります。赤色といっても、複数の色味があるので相性が良いタイプを選んで塗装することでおしゃれな外壁することが可能です。
個性的な外壁になる
白、ベージュ、灰色など、一般的な住宅はシンプルで目立ちにくい外壁にするケースがほとんどです。その中で赤色の外壁というのは目立ちやすく、建物の外観を個性的にしてオリジナリティが高い存在にしたいという場合にも向いています。
ただし色味によっては目立ちすぎて周囲との調和を崩してしまうこともあるかもしれません。周囲の環境との調和をはかりつつ、個性を出せるような色をチョイスするのがベターでしょう。
自然の景色と調和しやすい
赤色は緑色の反対色でもあり、実は緑の多い環境に調和しやすい色でもあります。あまりに鮮やかな赤色は、目立ちすぎて異様な印象を与えることもありますが、適度に落ち着いた色味やレンガ調の赤であれば周囲の自然と調和しやすくおすすめです。
自然の多い場所の建物で、周囲と調和しかつ個性的でおしゃれな外観にしたいという場合は、赤色の外壁というのも選択肢ではないでしょうか。
- レンガは赤色の同系色なのでレンガとの相性が良い
- 赤は主張が強い色なので個性的な外壁になりやすい
- 周囲に自然が多い場合は赤色外壁は調和しやすい
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赤色の外壁のデメリット
赤色のメリットもいくつかある一方で、個性的な色であるぶんデメリットもあります。ここでは、外壁を赤色にすることで起こるデメリットについてお伝えしていきます。
他の色より色褪せしやすい
赤色は中間色ではないので、はっきりした色合いです。そのため色褪せするのも早く、メンテナンスで塗り直す回数が多くなる可能性もあります。
特に原色に近い鮮やかな赤色ほど色褪せが激しいので、壁面の塗装の回数を抑えたい場合は注意が必要です。
目立ちやすい
赤色は遠目にもよくわかるほど目立つ色です。そのため、ベージュ、白などが多い住宅街で浮いてしまう可能性もあります。レンガや色の調子にもよりますが、周囲と調和の取れない色は苦情につながる恐れもあるので慎重に決めた方が無難です。
落ち着いた色が多い住宅街では、あまり奇抜なデザインやカラーは好まれません。鮮やかすぎる色は部分使いに抑えて、全体的なカラーはトーンを抑えめなものにしておいた方が良いでしょう。
- 赤色は中間色ではないので色褪せが目立ちやすく、塗り直しの回数が増える
- 赤は主張が強く目立つ色なので、周囲の住宅から浮いてしまう可能性がある
赤色の外壁と相性がいい色とは?
赤色の外壁はどのような色と組み合わせると相性が良くなるのでしょうか。ここでは、赤色と相性の良い色の組み合わせを、雰囲気と合わせてお伝えしていきます。
赤×黒
赤と黒の組み合わせは、大人っぽくかつおしゃれなイメージを与える組み合わせです。格調高い印象を与えますが、一方で商業地域のような印象を持たれることもあるので気を付けましょう。
商業地域の飲食店などでは多く見られる色の組み合わせですが、住宅街では珍しいので何かの飲食店と勘違いされる可能性もあります。ただし、赤色の調子や黒との配合の比率などを工夫すれば住宅街でも浮きにくくなるでしょう。
赤×白
赤と白の組み合わせは、奇抜な印象を与えがちですが、赤の色味を工夫したりレンガ調のデザインを取り入れることで住宅らしい外壁に仕上げることができます。赤色の強い印象を、白が和らげてくれるので少し優しい印象にすることが可能です。
あまりに赤と白の色が鮮やかで、個性的すぎると周囲との景観の問題でご近所から苦情が来る可能性もあります。色味や周囲との調和を考えて、赤と白の配合や色味を決めていくと周囲の建物との調和がはかりやすいです。
赤×茶色
茶色は赤色の同系色と近い色なので、赤とは基本的に相性が良い色です。また、茶色の持つ温かみが赤色の強さを緩和してくれるので、落ち着いたあたたかみのある外壁にすることができます。
レンガ調と木目調の組み合わせなどは、自然の景観とも馴染みやすく周囲に森林が多いといった環境におすすめの組み合わせです。鮮やかすぎる赤や茶色は時に目立ちすぎるので、色味の選択は慎重に行ってください。
- 赤と黒は相性が良く、個性的でおしゃれな外観になる
- 赤は白とも相性が良く、白が加わることで赤の強さを和らげることが可能
- 赤に茶色をプラスすると、あたたかみのあるイメージにすることができる
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赤色の外壁の施工イメージを画像付きで紹介!
赤色の外壁は実際に施工するとどのようなイメージになるのでしょうか。ここでは、実際に赤色の外壁にした建物の画像をいくつかご紹介していきます。
黒と合わせてモダンなツートン外壁に
黒と赤の組み合わせは大人っぽいスタイリッシュな印象を与える組み合わせです。実際に外壁にツートンカラーで施工すると、建物がモダンなイメージになります。
飲食店のようなおしゃれで個性的な外観にしたいという方におすすめの組み合わせでしょう。ツートンカラーの場合は、色の面積のバランスもイメージを分けるポイントになります。
白と合わせて優しい印象の外壁に
白と赤の組み合わせも良い組み合わせです。白と合わせることで、赤色の強さを緩和して優しい印象の外壁にすることができます。
また白色をポイントに使っても、おしゃれで可愛らしい印象を与えることができるでしょう。そのほか赤をポイントに使うのもアリです。
茶色と合わせて落ち着きのある家に
茶色は基本的にどの色とも相性が良い色ですが、赤と組み合わせることで落ち着きのある外壁にすることができます。茶色が入ることで、赤の強みも優しくなり温かみのある印象もプラスされています。
茶色の代わりに木材を使用しても、あたたかい印象を与えることができます。周囲に自然が多い環境の場合、より馴染みやすい外観となるでしょう。
- 赤と黒は相性が良く、個性的でおしゃれな外観になる
- 赤は主張が強く目立つ色なので、周囲の住宅から浮いてしまう可能性がある
赤色の外壁にする際のポイント
赤色の外壁にするには、どのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。
ここでは赤色の外壁にする際に、押さえておきたいコツをいくつかご紹介していきます。
浮きたくない場合は暗い色を選ぶ
赤色と一言で言っても様々な色味があります。原色に近い鮮やかな赤色は、白やグレーなどが多い住宅街の中ではとても目立ってしまう色です。
周囲の住宅から目立ちすぎず、調和をはかりたい場合は、暗めの赤色を選んだ方がベターです。茶色に近い渋みのある色合いで外壁を塗装するようにしてください。
ワンポイントとして赤を取り入れる
赤色はどのような色味であっても、とても目立ちやすい強い色です。そのため、窓枠の色など、ワンポイントで取り入れると赤色をおしゃれに使うことができます。
外壁全体に使うのは難易度が高めですが、赤色が好きで住宅のどこかに使いたい!という場合は、細かい箇所に部分使いするのがおすすめです。
- 周囲と調和した赤色の外壁にする場合は、トーンの暗い色を選ぶ
- 全体に赤を使わずにワンポイントとして取り入れるという方法もある
赤色の外壁をイメージ通りに仕上げるコツ
赤色の外壁をイメージ通りに仕上げるには、色を確認する際にいくつかのコツが必要です。ここでは、イメージ通りの外壁にするためのコツをいくつかご紹介していきます。
カラーシミュレーションで色味を確認する
カラーシミュレーションとは、パソコンなどのソフトで建物に色をつけて全体的なイメージをつかむためのものです。家のカラーを手軽に変えられて、全体像をつかみやすいため最初に色を決めるときに役立ちます。
ただし、デジタルで処理するためモニターの解像度や設定などによって、表現される色が変わることもあり注意が必要です。正確に色を把握するために、後述の色見本を使った確認もしておいた方が安心でしょう。
色見本でチェックする
色見本とは、実際の外壁の下地に塗料を塗った小さいサンプルです。実際に塗料を塗った実物で色味を見ることができるので、肉眼で見た時の印象をカラーシミュレーションよりも正確につかむことができます。
また朝や夕方など、光の具合が異なる時間の色の出方なども見ることができるため、細かい印象をつかむときには色見本も使った方が安心です。
可能なら試し塗りをする
サンプルだけでなく、実際の建物に試し塗りをすると、より正確に塗装した後のイメージを把握することができます。建物の目立たない部分に、一部だけ試し塗りをして、どんな風に見えるかを確認します。
ただし一度塗装すると例え試し塗であっても取れないので、ある程度色を絞ってから行った方が無難です。あくまでイメージをつかむためなので、できれば光が当たる場所の方がのぞましいでしょう。
- カラーシミュレーションで全体的なイメージを確認する
- 色見本でも色をチェックすることでより正確なイメージをつかめる
- 実際の住宅に試し塗りすることでより正確な色味を確認できる
赤色の外壁にする際の注意点!
赤色の外壁にする際には、いくつか注意点があります。ここでは、赤色の外壁にするときは、どのような点に注意したら良いのかについてお伝えしていきます。
耐久性に優れた塗料を使用する
赤色は濃い色なので、色褪せが目立ちやすいという特徴があります。色褪せがしていると建物の印象も悪くなるので、メンテナンスの頻度が増える可能性もあります。
そのため、赤などの濃い色を使用するときは、耐久性が高い塗料を使用した方がメンテナンスの回数を抑えることが可能です。コストはかかりますが、耐久性に優れた塗料を使用した方が総合的にコストを削減できるでしょう。
カラーシミュレーションだけで決めない
外壁の色を決めるときに、カラーシミュレーションで全体のイメージを決めることが多いのですが、カラーシミュレーションだけでは実際の色味と異なることがあるので注意が必要です。
カラーシミュレーションはパソコンのソフトで行うので、解像度やモニターの設定などによって、実際に塗られた感じとは異なることがしばしばあります。色を最終的に決めるときは、色見本など実際に塗られた状態を確認できるツールを使用して決めていくと良いでしょう。
業者選びが重要
赤色の塗装をするときだけでなく、外壁の塗装を業者に依頼するときは、信頼できる業者に依頼することが大切です。技術力が足りない、または不真面目な業者に依頼すると、実際に依頼した塗料とは異なる塗料を使ったり、イメージとは違う仕上がりになったりするので気を付けましょう。
優良業者かどうかを判断するには、複数の業者に見積もりを取って見積もり内容を確認したり、営業や窓口とのやり取りを確認したりするなどして、コンタクトを多く取るようにすると判断しやすいかもしれません。
- 色褪せが目立ちやすい色あので耐久性が高い塗料を使うとベター
- カラーシミュレーションは手軽で便利だが正確な色味を把握するには色見本も利用する
- 複数業者から見積もりを取るなどして、優良な業者に依頼する方が安心
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個性をいかすための赤色の外壁を30秒でおさらい!
日本の住宅は白やベージュ、灰色など汚れが目立ちにくく周囲の住宅から浮きにくい色が多めです。そんな中で赤色の外壁塗装をチョイスするためのポイントをおさらいしましょう!
赤色の外壁塗装する場合のメリットとデメリットは?
赤色の外壁を導入するメリットはレンガ調のデザインと相性が良いこと、個性的な外壁になること、自然との調和が取れることです。逆にデメリットは色あせしやすいこと、目立ちやすいことがあげられます。
赤色の外壁に合わせやすい色の組み合わせは?
大人っぽい印象になる黒、レンガ超のデザインとの相性が良い白、同系色となる茶色です。詳しくはコチラ
赤色の外壁をイメージ通りに仕上げるためには?
カラーシミュレーションで色味を確認することが大事です。また、色味をチェックしたり、可能であれば試し塗りをしたりなどしましょう。詳しくはコチラ
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