雨漏りをコーキングで補修する方法|補修にかかる費用や注意点とは?

雨漏りをコーキングで補修する方法|補修にかかる費用や注意点とは?

経年劣化によって雨漏りが生じることも珍しくありません。雨漏りを放置しておくと家財がダメになるだけでなく、住居内にカビやコケが発生し、健康被害をもたらすことも…。

雨漏りの原因はさまざまであり、対処法もケースバイケースですが、コーキングによって雨漏りを防ぐことも可能です。

ですが、「そもそもコーキングって何?」「コーキングで雨漏りを補修する場合にどれくらいの費用がかかるの?」と疑問を感じている方も少なくないはず。

そこでこの記事ではコーキングの基礎知識に加えて、雨漏りをコーキングで補修する方法やその費用の目安に至るまで徹底解説しています。

雨漏りにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • 「コーキング」とはどのようなもの?
  • コーキングで雨漏り補修ができるケースとは?
  • コーキングのやり方と費用の目安は?
  • コーキングで雨漏り補修をする際の注意点とは?

雨漏り補修の前に!コーキングの基礎知識

雨漏り補修の前に!コーキングの基礎知識
「コーキング」という言葉を聞いてもいまいち何のことがよく分からないという方も多いはず。

外壁塗装やリフォーム関連の仕事の経験者でもなければ、コーキングという言葉は決して馴染みのあるものではありません。

雨漏り補修について詳しく見ていく前に、まずはコーキングの基礎知識をおさえておきましょう

そもそも「コーキング」とは

コーキングとは、「水漏れを防ぐ」といった意味をもつ英単語「コーク(caulk)」に由来する言葉です。

建築用語としてのコーキングは、サイディングの目地やサッシの隙間などを埋めること、あるいはそのために使われる補修材を意味します

隙間があるとそこから雨風が住居内に入り込んでしまうため、コーキングにはこうしたトラブルを防ぐと同時に、住居の気密性と防水性を高める役割があるのです。

なお、コーキングと一口に言ってもその種類はさまざま。使用箇所や用途も多様であり、雨漏りの補修以外でもよく用いられます。

コーキングとシーリングの違い

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「コーキングとシーリングはどう違うの?」と疑問に感じている方も少なくないことでしょう。

かつてはコーキングとシーリングは別の意味をもつ単語として扱われていましたが、現在ではほぼ同じ意味合いで用いられています

同じ原料から作られた充填剤・補修材であっても、「コーキング」と呼ぶメーカーもあれば「シーリング」と呼ぶメーカーもあるのです。

ただし、業者によっては独自の分け方をしてコーキングとシーリングを別個のものとして扱っている場合もあります。

雨漏りはコーキングで補修できる?

雨漏りの補修には費用も時間もかかることが多いため、「外壁や屋根の大規模な補修工事をするよりも、できるならばコーキングで補修したい」と考えている方もいることでしょう。

果たしてそれは可能なのでしょうか?コーキングで雨漏りの補修ができないことはありませんが、基本的には難しいというのが実情です。

雨漏りの原因を正確に突き止めた上で適切な補修をおこなわなければ根本的な解決にならず、コーキングをしても応急措置にしかならないことも…。

ピンポイントで雨漏り箇所を防ぐことができ、なおかつ他に雨漏りがなければコーキングでも補修が可能です。ただし、再び雨漏りが再発してしまう可能性があることも知っておきましょう。

まとめると…
  • コーキング=サイディングなどの隙間を埋める作業やそのための充填剤のこと
  • コーキングとシーリングはほぼ同じ意味合いで使われる
  • 雨漏りをコーキングで根本的に解決するのは難しい
  • ピンポイントな雨漏りならばコーキングでの補修も可能

コーキングで補修可能な雨漏りの原因

コーキングで補修可能な雨漏りの原因
コーキングで雨漏りの補修ができる場合もあれば、一時の応急処置にしかならない場合もあります。

では、具体的にどのような条件であればコーキングで補修が可能なのでしょうか?ここからは、コーキングで補修できる雨漏りの原因について詳しく見ていきましょう

屋根材の小さなひび

瓦に小さなひびが入っており、それが原因で雨漏りが生じているならばコーキングで対処可能です。

こうした髪の毛の細さほどの小さなひび割れのことを「ヘアークラック」と呼ぶのに対し、太さ・長さのあるひび割れのことを「構造クラック」と呼びます。

構造クラックになるとコーキングをしても一時的な対処にしかならないことが多く、雨漏りの根本的な解決にはなりません。

外壁材のひび割れ

ひび割れ
屋根材と同様に、外壁材も小さなクラック(ひび割れ)ならばコーキングで補修ができます。

ただし、クラックの症状が進行している場合はコーキングで補修しても根本的な解決にはならず、雨漏りが再発してしまう可能性が高いでしょう。

窓枠の隙間

窓枠にできた隙間が原因で雨漏りが生じている場合は、コーキングで対処が可能です。

サッシの隙間を埋めるだけならばコーキングだけで雨漏りを解消できますが、そのほかに雨漏りの原因がある場合はより根本的な対処が必要になるでしょう。

既存コーキングの劣化

サイディングの目地などのコーキングが劣化している場合も、コーキングのやり直しをすることで補修可能

古くなったコーキングを取り除いて新しいコーキングを打つ「打ち替え」と、古くなったコーキングの上から新しいコーキングを重ねるようにして打つ「増し打ち」の2種類のやり方があります。

打ち替えは費用がかかりますが、その分増し打ちよりも耐用年数が長くなるといったメリットも。

なお、コーキングは種類も用途も多様なため耐用年数はケースバイケースですが、たとえば外壁のコーキングは5~10年を目安にメンテンナンスをおこなう必要があると言われています。

5年ほど経つとクラック(ひび割れ)などの劣化サインが出始めるため、症状が悪化する前にコーキングを補修しましょう。

まとめると…
  • コーキングで補修可能なケース1:屋根材や外壁の微細なひび
  • コーキングで補修可能なケース2:サッシの隙間
  • コーキングで補修可能なケース3:既存のコーキングの経年劣化
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雨漏りをコーキングで補修する方法

雨漏りをコーキングで補修する方法
コーキングで雨漏りの補修をする場合、具体的にどのような作業をおこなのでしょうか?以下では、コーキングによる雨漏り補修のやり方について解説していきます

準備する道具

コーキングの作業で必要な道具は、以下の通りです。

  • コーキング剤
  • コーキングガン
  • カッター
  • マスキングテープ
  • ヘラ
  • プライマー
  • ハケ

どの道具もホームセンターなどで購入できるため、自分でコーキングをすることも可能です

コーキングの基本のやり方

コーキング
まずは洗浄ブラシなどを使用して、作業箇所の汚れをしっかりと取り除きましょう。汚れが付着したままだと、コーキングをしてもすぐに施工不良を起こしてしまうからです。

清掃後にはカッターを使って既存のコーキングを丁寧に剥がしていき、飛散防止のために周囲をマスキングテープで養生します。

コーキング剤がしっかりと定着するように、コーキング剤を充填する箇所にプライマーを塗装して下地を整えましょう。いかにプライマーを丁寧に塗るかによって、コーキングの仕上がりが大きく変わってくるのです。

下地が完成したならば、手早くコーキング剤を充填します。時間をかけてしまうと空気が入り込んでしまい、隙間をしっかりと埋めることができなくなるので要注意。

ヘラでコーキング剤を平らにならした後、マスキングテープを剥がして作業が完了です。

瓦屋根の場合

瓦屋根の場合もまずは作業箇所を洗浄し、プライマーやコーキング剤が定着しやすい状態を作ることが大切です。

しっかりと乾燥させた後、プライマーを丁寧に塗布して下地を整え、瓦に対して縦にコーキング剤を打っていきます

スレート屋根の場合

屋根 工事
スレート屋根も洗浄作業からスタートします。屋根での作業は高所となり、自分で補修をすると安全面での問題があるため、業者に依頼するのがおすすめ。

洗浄後、下地となるプライマーを塗布してからひび割れを起こした部分にコーキングを打ちます

穴をふさぐ場合

穴があいている場合も、まずは作業箇所や周辺部位の洗浄をおこない、汚れやカビを落とします。穴から水が漏れてしまう場合は、拭き取るだけの対応でも問題ありません

洗浄もしくは清掃を通じて下地を整え、プライマーを塗布してから穴にコーキングを打つのが一般的な補修方法です。

まとめると…
  • 手順1:洗浄・乾燥(穴が開いている場合は拭き取りでもOK)
  • 手順2:マスキングテープによる養生作業
  • 手順3:プライマーの塗布
  • 手順4:コーキング剤の充填(瓦屋根の場合は縦に打つ)
  • 手順5:ヘラでならす
  • 手順6:マスキングテープをはがす

雨漏りをコーキングで補修する際の費用

雨漏りをコーキングで補修する際の費用
コーキングで雨漏りを補修した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?以下では、DIYと業者に依頼した場合の費用の目安についてそれぞれご紹介していきます

DIYで行う場合

自分でコーキング補修をする場合、1箇所あたり5,000円程度で作業が可能です

コーキング剤やプライマー、ハケなどの道具はホームセンターやネット通販などでも購入できるため、軽微なひび割れなどが原因の軽い雨漏り程度であれば、自分でも補修できます。

ただし、雨漏りの原因がほかにある場合や補修作業が不完全であった場合は、すぐに雨漏りが再発してしまう可能性も…。

業者に依頼する場合

業者
屋根材のひび割れといった場合は、1箇所あたり1〜3万円程度で補修可能。ただし、目地の打ち替えとなると10万円以上になるケースもあります。

業者に依頼する場合は、まずは複数の業者から見積もりをとって比較・検討し、適切な施工内容と良心的な費用を提示してくれる業者を選びましょう。

「今契約すれば割引キャンペーンが適用できる」といった誘い文句で即座の契約を迫ってくるのは、悪徳業者である可能性が高いので要注意。

まとめると…
  • DIY:1箇所につき5000円前後
  • 業者に依頼:1箇所につき1~3万円前後、10万円以上かかる場合もある

雨漏りの補修に適したコーキング材とは?

雨漏りの補修に適したコーキング材とは?
雨漏りと一口に言っても、その箇所や原因は多種多様。コーキング剤には使用箇所や用途によってさまざまな種類があるため、雨漏りの補修の際には適切なコーキング剤を選ぶことが肝心です。

そこでここからは、雨漏りの補修に適したコーキング剤をケース別にご紹介していきます

シリコン系

お風呂やキッチンなどの水まわりで使われるのがシリコン系コーキング剤。瓦の補修に利用されることもあります。

低価格なのに耐候性・耐久性・耐水性・耐熱性に優れており、コストパフォーマンスが優れているという長所をもちます。

他方で、塗装しても短期間で剥がれてしまうというデメリットも…。シリコン系コーキング剤のおすすめ商品としては、セメダイン株式会社の「8060プロ」が挙げられます。

剥がれやすいシリコン系の中でも耐久性が高く、また高い技術力がなくても綺麗な仕上がりになると評判です。

変形シリコン

変形シリコンは一般的なコーキング剤であり、汎用性が高いという特徴をもっています。塗装が可能な上に、塗装せずとも問題ないシリコンならではのメリットですが、価格が高いというデメリットも…

変形シリコンの製品としては、セメダイン株式会社の「POSシール」が人気です。塗料が定着しやすく、防カビ性を備えている点が魅力的。

アクリル系

施工
アクリル系とは、現在ではほとんど利用されていない水性のコーキング剤のこと。水性なので作業がしやすいものの、肉痩せしやすく耐久性が低いという欠点も併せ持っています。

こうしたデメリットゆえに、アクリル系コーキング剤は1980年以降はほとんど使用されていません。耐久性の点で問題があるため、基本的には使用しないほうがよいでしょう。

ウレタン系

ウレタン系のコーキング剤は、主にコンクリートのひび割れの補修や木材に使用します。弾力性があり耐久性・密着性が高い反面、紫外線に弱いため塗装が必須です。

セメダイン株式会社の「ウレタンシールNB」は肉痩せを起こしにくく、取り扱いも簡単でスムーズに作業できると人気を集めています。

ノンブリードタイプ

コーキングの上から塗装をすると黒く変色する現象を「ブリード」と呼びます。このブリード現象を起こさないようにしたコーキング剤がノンブリードタイプ

黒ずみを防ぎ、美しい仕上がりにするためにノンブリードタイプを使うのが原則です。

まとめると…
  • シリコン系:剥がれやすいがコストパフォーマンスが優れている
  • 変形シリコン系:汎用性が高いが価格も高い
  • アクリル系:耐久性が低く現在ではほとんど使用されていない
  • ウレタン系:コンクリートや木材の補修に使われる
  • ノンブリードタイプ:黒い変色(ブリード現象)を防ぐ効果がある

雨漏りをコーキングで補修する際の注意点

雨漏りをコーキングで補修する際の注意点
コーキングでも雨漏りの補修は可能ですが、いくつか気を付けなければならないことがあります。

ここからは、コーキングで雨漏り補修を行う際の注意点について確認しておきましょう

乾燥時間に気を付ける

コーキング剤は乾燥に時間を要し、原則として1日ほどかかります

湿度が低い夏の晴れの日などでは数時間で乾く場合もありますが、表面は乾燥しているように見えても内部は乾燥していいないことが多いため、最低でも晴れた日で1日は放置しましょう。

雨漏り箇所をしっかり特定する

雨漏りは、補修作業そのものよりも原因特定のための調査が難しいもの。経験豊富な業者でも雨漏りの原因を特定できないこともあるので、素人ならばなおさらです。

自分で調査しても雨漏りの原因を見つけられない場合は、専門業者に依頼しましょう

使用できない場所もあるため注意

業者
屋根材の隙間などは、コーキングで塞ぐと逆に雨漏りが発生する危険性があるので要注意。

雨漏りの原因や使用箇所によって適切なコーキング剤は異なり、コーキング剤の使用そのものがNGなケースもあるため、心配ならば業者に相談するのがおすすめです。

知識がない場合は業者に依頼を

コーキング作業だけで雨漏りを完全に止めるのは、熟練の職人でも難しいと言われています。多くの場合コーキングは一時的な処置にしかならず、雨漏りが再発するリスクが非常に高いことを知っておきましょう。

雨漏りを本気で止めたい場合は、専門業者に依頼して根本的な補修工事をおこなう必要があります。

まとめると…
  • コーキングは晴天時に1日以上乾燥させる
  • 雨漏りの原因を正確に特定することが必須
  • コーキングでは雨漏りの根本的な解決にならないことも多い
  • 本気で雨漏り対策をしたい場合は専門業者に工事を依頼する

コーキングについての正しい知識を持とう

今回はコーキングの基礎知識に加えて、コーキングで雨漏り補修が可能なケースや注意点についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

雨漏りの原因を正確に把握するのは難しく、コーキングで一時的に対処できたとしても、時間が経てば雨漏りが再発してしまうことも珍しくありません。

ただし、雨漏りの原因が微細なひびや隙間など、コーキングによって補修できる程度であると特定できたならばコーキングで補修が可能です。

自分でもコーキングはできますが、箇所や劣化症状によって使用すべき充填剤・補修材は異なってくるため、できるならば実績豊富な業者に依頼したほうがよいでしょう。

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