足場の解体にかかる時間や費用とは?解体時の注意点もあわせて解説!

足場の解体にかかる時間や費用とは?解体時の注意点もあわせて解説!

外壁や屋根などのメンテナンスは高所での作業となるため、足場の設置が必須となります。

足場というと「組み立て」や「設置」という言葉を連想することが多いものの、作業完了後には適切に解体せねばなりません。

「足場の解体にはどれくらいの日数と費用がかかるの?」「解体時に近所迷惑になってしまわないだろうか?」と疑問や不安を感じている方も少なくないことでしょう。

そこでこの記事では、足場の解体の時間や費用の目安に加えて、あらかじめ知っておきたい注意点について徹底解説しています。

外壁や屋根の工事を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • 足場の解体にかかる時間はどれくらい?
  • 足場の設置・解体の料金の目安とは?
  • 足場の解体の注意点
  • 足場の解体時にトラブルが発生したら?
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足場の解体にかかる時間は?

足場の解体にかかる時間は?
一般的に、足場は組み立てよりも解体のほうが早く作業が終わります。

組み立て時には安全面を考慮して細部まで慎重に作業をおこなう必要があるのに対して、解体時にはそうした必要性がないからです。

作業人数や家の規模によっても異なりますが、足場の解体は半日(3~4時間ほど)で終わることが多いと言えるでしょう。

ただし、以下のようなケースの場合は通常よりも解体に日数がかかります。

  • 敷地が狭い
  • 敷地まで車両が侵入できない
  • 道路が狭い
  • 外壁の形状が複雑

資材を積む車両が敷地内に止められないと、運ぶ手間がかかり作業時間も伸びてしまうことに要注意。

また、雨風など天候条件が悪いと作業できないこともあります。梅雨など、天気が悪い時期には足場を解体するまでに数日ほど時間を要することも珍しくありません。

まとめると…
  • 足場は設置よりも解体のほうが早くすむ
  • 解体作業にかかる時間は半日ほどが一般的
  • 敷地が狭い・天候が悪いといった場合は通常よりも時間がかかる

足場の設置・解体費用はどれくらい?

足場の設置・解体費用はどれくらい?
工事を検討中の方にとって気になるのが、「足場の設置・解体にどれくらいのお金がかかるのか」ということでしょう。

そこで以下では、気になる足場の設置・解体料金の目安をご紹介していきます

見積書の足場費用について

足場費用は、塗装の規模や足場の種類によって異なるため、一概にいくらであるとは言えません。見積書には「単価×足場架面積」で算出されるのが一般的です。

足場架面積の算出方法は?
足場架面積=(家の外周+8m)×高さ

現在の単価の相場は、700~1500円ほど。設置から解体を含めて、一般的な一軒家で15万円から20万円前後が目安になります。したがって、だいたい20万円ほどを足場の費用として考えておくとよいでしょう。

ただし、隣家との距離が近かったり自宅前に作業車両が入りづらい、あるいは狭いといった場合は通常よりも足場が高くなります。

悪徳業者の見積書に注意

見積
優良な業者もいれば、悪徳業者もいます。「足場設置及び解体」を別途請求する悪徳業者も少なくないため、見積もりのチェックを通じて自衛をしたいところです。

見積書を見たときに、「足場」に関する項目が欠けていたならば注意が必要でしょう。

まとめると…
  • 足場の設置・解体費用は20万円前後が多い
  • 足場設置・解体を別途請求してくる悪徳業者もいる
  • 見積もりに足場についての記載があるかをチェックすることが大切

足場の解体についての注意点

足場の解体についての注意点
以下では、足場の解体に関する注意事項を4つご紹介していきます

解体時には騒音がでる

足場は金属のパイプを組み立てているため、設置時はもちろんのこと、解体時にも大きな音が出てしまいます。

解体するために金属を叩く必要がありますが、その際に発生する音は施主の家だけでなく、近所にも響くことに注意が必要

また、解体した資材を回収するためトラックが出入りする音も騒音となり得るため、ご近所への配慮から早朝に作業するのは避けるべきでしょう。

一般的には朝8~9時くらい作業をスタートさせ、午後に作業を完了させるケースが多いです。

ご近所トラブルを避けるために、塗装前の近隣挨拶の際に足場を解体する日時をあらかじめ伝えておきましょう。

建物に傷や破損部がないか確認する

家を大切に
パイプを運ぶ際に外壁にぶつかったり、誤って落下させるなどして解体時に外壁に傷がつくトラブルもあります。技術不足の業者が解体するときには作業が煩雑になるリスクも…。

こうした事態を想定した上で、建物や屋根、自動車、カーポート、雨樋、窓ガラス、室外機などが破損していないかどうかを確認しましょう。

施主の家だけでなく、隣家の外壁や車を傷つける可能性があることにも注意が必要です。

足場解体には資格が必要

足場解体は高所での作業となるため、安全への配慮を怠ると死亡事故につながるリスクがあります。

危険を伴う作業であるからこそ、5m以上の高さに足場を組み立て、解体するには資格が必須です。

具体的には、作業員のなかに「足場の組立て等作業主任者」という国家資格を持っている人が必要になることを知っておきましょう。

なお、同資格は足場設置や解体作業に3年以上の経験があると受験可能です。

見積もりを確認する

足場に関しては、見積もり時に費用などを詳しく確認しておくことをおすすめします。確認を怠ると、想定していたよりも高額の費用を請求されることもありえるからです。

足場は作業をしてくれる職人の安全のため、また塗装作業を円滑に進めるために欠かせないものですので、もしも見積もりに「足場」の項目がないときには、担当者にきちんと質問をしましょう。

また、「足場無料」となっている見積書にも注意が必要です。足場の設置・解体には15~20万円ほどかかるのが普通ですので、足場を無料にしている場合はほかの部分で上乗せされている可能性があります

まとめると…
  • 解体時には騒音がするため、あらかじめ近所に挨拶をしておく
  • 国家資格をもった作業員が必要
  • 見積もりの段階で足場費用についてしっかりと確認しておく

足場の解体時にトラブルが発生したら?

足場の解体時にトラブルが発生したら?
足場の解体は塗装業者が足場専門業者に外注するケースが多く、経験豊富なプロであると言えますが、トラブルが0%とは言い切れません。

足場解体時の主なリスクとしては、外壁などの建物や自動車などのモノを壊してしまう、あるいはパイプを落として人にケガをさせるといったケースが挙げられます。

こうしたリスクを想定すると、対人や対物のトラブルを保証する「請負業者賠償責任保険」に加入している業者に足場の解体を依頼したいところです。

業者が請負業者賠償責任保険に加入していれば、万が一事故が発生した場合は保険によって必要な補償が受けられます

まとめると…
  • 足場の解体は専門業者がおこなうケースが多い
  • 経験豊富な専門業者でも事故のリスクがないとは言い切れない
  • 請負業者賠償責任保険加入業者ならば、事故発生時に保険で補償が受けられる

足場を組む前にやるべきこと

足場を組む前にやるべきこと
足場の設置や解体によって、思わぬ近所トラブルを招いてしまうことがあります。ここでは、トラブル防止のために足場を組む前にやるべきことについて詳しく見ていきましょう

ご近所への挨拶

騒音が発生するため、ご近所にあらかじめ挨拶に行き、足場の設置日、解体日と大体の時間帯を伝えておきましょう

「騒音が発生するかもしれない」「車両が出入りしてご迷惑をおかけするかもしれない」と先に伝えておけば安心です。

なお、設置直前に挨拶に伺うのは失礼にあたるので、作業日の数日前には挨拶をしておくのがマナーです。

一般的には、足場組立から塗装、解体までの工事内容や、工事期間をお知らせするために塗装工事業者さんがご近所に挨拶をしてくれます。

ただ、施主の方でも一言挨拶しておくとトラブルがおさえられるでしょう。

建物周辺の大事なものはよけておく

家 耐久性
高いところから資材が落ちてきたり、搬出入の際にぶつかる可能性があるため、作業範囲内には大事なものを置かないようにしましょう。

車や自転車、ベビーカーなどは別のところに移動させておくと安心です。隣家と近い場合には、隣家へのリスクも考えておく必要があります。

まとめると…
  • 騒音対策として事前にご近所に挨拶に伺う
  • 作業箇所近くに車や自転車を置かない

足場の解体に関する基礎知識をもっておこう

今回は足場の解体にかかる日数や料金について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

諸条件によっても変わってきますが、一般的には足場の解体には半日ほど、費用は20万円前後かかります。足場は設置・解体時ともに騒音がするため、あらかじめ近所に挨拶をしておきましょう。

また、パイプの落下等のリスクを考慮して作業範囲内には車などを置かないこと、請負業者賠償責任保険に加入している業者に依頼することも大切です。

悪質な業者の場合、足場設置を謳っておきながら、足場代をほかの工程に上乗せすることもあるため、見積もりの足場に関する項目を事前にしっかりとチェックしてください。

 
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