「外壁のコケ」落としたい方必見!原因や掃除方法・予防法まで解説!

新築やリフォームをしたばかりなのに数年経つとコケが発生していた…、という経験はありませんか?

コケは意外と目立つので家全体の美観を損ないますし、コケの発生で外壁材が傷めば家の寿命にも関わります。また、コケは健康被害をもたらす恐れもあるので、できるだけ早く対処するようにしたいですね。

この記事では外壁にコケが発生する原因から、コケに効果的な掃除法や効果的な予防法などについてまとめました。コケの除去を業者に頼む目安もご紹介しますので、外壁のコケに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 外壁にコケができる原因
  • 外壁のコケの予防&除去方法
  • コケの除去を業者に依頼する際の判断基準

そもそもなぜコケが生えるのか?

まずはじめに、そもそも「コケ」とは何かについて解説します。コケの正体や、外壁に付着するメカニズムなどを知ることで、コケの増殖を防ぎましょう。

コケの正体、コケの種類

コケ以外に、カビが原因で外壁が汚れる場合もあります。この2つは一見似ていますが、全く種類が異なります。性質の違いによって除去の仕方や予防法も変わってくるので、簡単に相違点を覚えておきましょう。

種類 蘚苔類(せんたいるい)=コケ 真菌類(しんきんるい)=カビ
特徴 ・コケは植物とされており、主に3種類に分類され(蘚類、苔類、ツノゴケ類)、蘚苔類とはこれらをまとめて呼んだものです。

・蘚苔類は配偶体の形が維管束植物に似て、茎の形をした部分と葉の形をした部分とが明確に分かれています。

・コケとは異なり、カビは植物ではありません。細かくは、原生生物に含まれます。

・菌類のうち、細菌類と変形菌類をのぞいた菌類が真菌類です

・栄養が十分にある場所でないと、生息は難しいとされています。

湿度 系統上は水中に生活する藻類と陸上に生活する維管束植物との中間に位置し、一般的に陰湿な環境を好みます カビが発生するには高い湿度が必要75~80%以上あることが条件です。
生息する場所 わずかな光でも生息はできますが、完全に日光が当たらない場所には生息できません。 水分も必要なため、乾燥している場所には生えづらいという特徴もあります。 蘚苔類は日光を必要としないので、湿っていて日の当たらない場所を好みます。すなわち、日光が当たっている場所かどうかもコケかカビかを判断する材料になります。

コケが発生する原因って?

外壁にコケが発生する原因(壁の近くにある木)

家の外壁にコケが生えるのには、いくつか原因が考えられます。以下の項目に該当するものが多ければ多いほど、コケが生えやすいということになります。

  1. 外壁の防水機能が低下している
  2. 凹凸が多い外壁
  3. 風通しが悪い
  4. 外壁の近くに木がある
  5. 日光がわずかに当たっている
  6. 結露が発生しやすい環境

あなたの家は、上記の条件にどれくらい当てはまっているでしょうか? 続いて、それぞれについて詳しく解説していきます。該当する項目を特に読み、参考にしてください。

①外壁の防水機能が低下している

コケの発生は湿度が高い場所であるか、外壁材の劣化が原因である場合が多いと考えられています。

外壁の防水機能が正常であれば、コケが発生することはほとんどありません。しかし、外壁の塗装機能が劣化してしまうと、防水性も衰えてしまうためコケが繁殖しやすくなります。

最後の外壁メンテナンスから何年ぐらい経っているか、また外壁材自体の寿命はすぎていないかを一度チェックしてみましょう。場合によっては外壁の塗装補修が必要です。

②凹凸が多い外壁

外壁デザインの中には表面に凸凹があるおしゃれなものもありますが、柄のある外壁材は実はコケが付着しやすい場所でもあるのです。

外壁の凸凹によっては太陽光が当たり具合が変わったり、雨水がたまりやすくなってしまいます。水がたまる場所は湿度が高くなるので、コケが生息しやすい場所であるともいえるのです。また、凸凹が多いとコケの胞子やコケの養分が凹み部分にたまってしまい、コケの繁殖を促す結果となるでしょう。

凸凹のある外壁を選ぶ場合はデザインだけでなく、ふさわしい場所であるかも慎重に検討することが必要です。

③風通しが悪い

家の構造によっては、風通しの悪い場所ができることもあるでしょう。風がなければ湿度が上がり、それによりさらに湿度がたまりやすくなるという悪循環に陥ります。

風が通らないために常に湿度が高い状態が続くことでコケの温床となり、繁殖の原因となるのです。

④外壁の近くに木がある

コケの胞子は都会よりも自然に近い環境で多く飛んでいます。森や山に生えている木々から風で飛ばされてきた胞子が外壁に付着し、コケの原因となるのです。

木だけでなく、水気の多い河川敷や公園、池・田畑・用水路がある立地でも、都会と比べるとコケが生えやすい傾向があります。

コケの胞子や水がたまりやすい場所にお住まいの方は、コケ対策を積極的に行う必要があるでしょう。

⑤日光がわずかに当たっている

コケの性質上、日光がよく当たる場所や逆に全くあたらない場所には生息することができません。

屋根の影に当たる場所や隣の家と密接していて日光が当たりづらい場所、外塀との距離が近く1日のわずかな時間しか日光が当たらない外壁などは、コケが発生しやすいので要注意です。

⑥結露ができやすい環境

近年の住宅は冬の寒さに備え、壁内部に室内の温度を保つための断熱材を張っている場合がほとんどです。そして室内では暖房を使用しますから、家の外と室内の温度差が大きくなります。冬は室内は暖かくても外壁材は冷えているので、外壁の内側は冷え、結露ができます。

外壁の表面に結露が発生すれば湿っぽくなりますから、コケが発生しやすくなります。

コケが発生しやすい外壁材は?

外壁材の中には、素材によってコケが発生しやすいものもあります。コケが生えやすい外壁材は以下の通りです。

コケが発生しやすい外壁材

・モルタル外壁
・窯業系サイディング
・ALC外壁
・リシン外壁

これらの外壁材は、表面がザラついていたり凸凹しているデザインが多いという共通点があります。デザイン性の高さがこれらの外壁材の魅力でもあるのですが、ザラつきや凸凹には水分やコケの養分となる汚れがたまりやすくなります。そのためコケの発生原因となったり、コケが繁殖しやくなるでしょう。

コケが発生しやすい地域に住んでいるにもかかわらず、これらの外壁材を使用していてはコケの発生を助長しているようなもの。外壁のコケを防ぐには、定期的な塗装メンテナンスは必須です。

逆にコケに強い外壁材は金属系サイディングやタイルで、フッ素やシリコン系の塗料もコケが生えにくいでしょう。

外壁材の種類や特徴をチェックしたい方には以下の記事もおすすめです。ぜひ参考にしてください。
外壁の「種類」どう選ぶ?素材の特徴や費用・選び方をくわしく比較

コケが生えやすい季節は?

前述した通りコケは植物として分類されます。コケが落ちたり風で飛ばされて外壁に付着すると、新たな芽を出し繁殖していきます。

コケの発生が活発になる時期は、タマゴケ・ヒョウタンゴケが発生する春〜夏と、コスギゴケが発生する秋〜春にかけての2回あります。逆に、冬場のコケの発生は鈍くなります。湿気を好むコケは乾燥した空気が苦手ですから、冷たく乾いた北風が吹く時期は繁殖しにくくなるのです。

しかしコケの種類やお住まいの環境によっては、一年中コケが発生・繁殖することもあります。

放っておくとどうなる?

外壁にすでにコケが付着している場合、放置は禁物です。

この章では、外壁のコケをそのままにしておくとどのような問題に発展するのかをご紹介します。

コケの増殖をさらに促進してしまう

外壁にあるコケ

外壁についたコケを放置していると、外壁の防水性の低下につながります。外壁の防水性が低下すれば、外壁の表面が湿った状態になり、コケの繁殖が今以上に進むでしょう。

わずかだからとコケを放置せず、コケを見つけたら早めの対処が必要です。

またコケは菌類なので、放置しておくとどんどん繁殖が進みます。そしてやがて根を張り、中性化現象が起こり外壁自体がもろくなってしまいます

そうなると手で触れただけでボロボロと崩れ、雨水などが入り込むことに。そうなると外壁内部にまでコケの繁殖が進み、腐食にもつながります。

外壁劣化の原因に

コケによって外壁塗装への侵食が進めば防水性や耐候性といった機能も失われ、外壁を守ることができなくなります。それによって外壁材の耐久性や耐水性も劣り、雨もりなどを引き起こす遠因となることも。

たかがコケと軽く考えていると外壁材の寿命が縮み、本来の耐用年数より早く張り替えが必要になるかもしれません。

アレルギーの原因にも

コケの放置はカビの発生原因となりかねないので、最悪の場合、人間の体にも悪影響を及ぼす危険性があります。

コケがカビやハウスダストを招き、それらが外壁内部にまで広まれば、くしゃみや鼻水・鼻づまり、目のかゆみや痛み、咳や呼吸困難といったアレルギー症状を引き起こすことも。

外壁の劣化だけでなく、健康に被害を与える前に本格的なコケ対策をはじめましょう。

まとめると…
  • 外壁のコケを放置すると増殖しやすくなる
  • 外壁に付着したコケは、塗装・外壁材の劣化や健康被害の原因にもなる
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自分でコケの除去を行う方法

コケの除去は、業者に頼まなくても自分でできる場合もあります。例えば、コケの発生している範囲が狭かったり、頑固でなく比較的とれやすいコケの場合です。

以下にご自分でコケの除去をおこなう場合の手順を書くので、参考にしてみてください。

必要な道具をそろえる

外壁のコケを除去する道具

まず、最低限必要な道具はこちら。

  • ブラシ
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋
  • バケツ
  • レインコートで身体の保護
  • ゴーグルで目の保護
  • 脚立やはしご

これらの道具は、ホームセンターなどで比較的簡単に手に入れることができます。

さらに高圧洗浄機があると、根が深いコケでも水圧で簡単に落とすことが可能です。コケだけでなく広範囲の汚れも楽に洗い流すことができるので、頻繁に外壁のお手入れをしたい方は購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。

ブラシと中性洗剤で洗う

まず始めに、バケツに水と洗剤を入れて外壁全体の汚れやホコリを落としましょう。

洗剤によっては塗布した後にすぐに洗い落とさず、数時間放置する場合もあります。ご利用となる洗剤の使用方法や注意点を守ってお使いください。

注意

この時、外壁を傷つけないように優しく洗ってください。一気に洗おうとゴシゴシ洗うのではなく、何度も優しく洗うようにしましょう。仮にコケを落としても外壁の塗装を削ってしまうと、外壁材の劣化は早くなってしまいます。

また、シーリング(ゴムのように柔らかい目地部分)はブラシでこすらないようにしてください。この部分が剥がれると、外壁の劣化が一気に進んでしまいます。

自分でやるか、業者に頼むかを判断するポイントは?

コケの状態によっては、ご自身で除去しようとしても効果が出ないこともあります。また、無理なお手入れで外壁を傷めてしまえば、元も子もありませんよね。

ご自身でコケの除去ができるかを判断するには、現在の外壁の状態によります。

外壁に水をかけて弾くようであれば、ご自身でお手入れが可能な状態です。外壁が水を弾くということは、塗膜が正常に機能していることを意味します。外壁表面にコケが付着していても、根はそれほど深くないといえるでしょう。

逆に水を弾かない外壁は、塗膜の機能が衰えている証拠です。塗膜の防水機能が正常に働いていなければ、水を弾かず吸い込んでしまいます。外壁自体が水分を吸い込んでしまうので、せっかくご自身でコケを除去してもまたすぐに付着してしまうでしょう。

ご自宅の外壁をチェックして水を弾かない場合は、はじめから業者に依頼した方が無難です。

業者に頼んだ方がいい場合とは?

DIYでコケの除去をする方法をご紹介しましたが、やはり素人では手に負えないケースも少なくありません。

ここからは業者に依頼した方がいいケースについてご説明します。

外壁を可能な限り傷つけたくない場合

DIYでの除去ができないことはないですが、プロに任せれば外壁を傷つけることなくコケだけを綺麗に取り除いてもらえます。

また自力でやった場合、間違った方法で行ってしまうと、次回のリフォームまでの期間を早めてしまうリスクもあるでしょう。

外壁を傷つけずにコケを除去する自信がない方は、やはり専門家に任せた方が安心ですね。

除去したいコケが高所にある場合

高所にある外壁のコケを除去する業者

高所に何カ所もコケが生えている場合は足場が必要です。素人が足場を組むのは不可能ですから、足場業者に依頼する必要があります。

足場の上で作業する場合、洗剤や取り除いたコケなどが落ちた上を歩くのは、足元が滑ってとても危険です。足場から落下するリスクもありますから、コケが高所にある場合もプロの業者に任せた方が良いでしょう。

また、高所での作業の際は汚水が飛ぶ範囲が広がるため、より念入りに養生を行う必要があります。万一、汚水や汚れが近隣の家や車などに飛び散ってしまえば、ご近所トラブルとなることも…。プロに行ってもらうことで、それらの心配を回避することができるでしょう。

長期間放置していてコケが落ちにくい場合

長期間放置していたコケはなかなか落ちないため、ブラシでゴシゴシと力を入れなければいけない場合があります。しかし、ブラシで強くこすると、外壁塗装が剥がれ劣化の原因になるので厳禁です!

除去したいコケが頑固にこびりついている場合は、自分では除去できる方法がないので業者に頼みましょう。業者は専用の薬品を所持しているため、除去できる可能性が高くなります。

まとめると…
  • 外壁を傷つけたくない場合や長期間放置したコケは、専用の薬品を所持している業者に依頼する
  • 高所での作業は危険が伴うため、自分で除去せずプロに任せる

外壁のコケを予防する方法

外壁のコケが発生してしまってからでは、除去する手間がかかってしまいます。コケの発生自体を防ぐことが可能であれば、それに越したことはありませんね。

この章ではコケの予防対策を紹介するので、参考にしてみてください。

光触媒塗料を使う

外壁のコケを予防する光触媒塗料

まずは、光触媒塗料を使う方法があります。光触媒塗料は光によって汚れを自動で落としてくれ、またコケ対策にもなるのでとても便利です。

光触媒塗料は空気を浄化する性能も合わせもつため、臭いを分解してくれるのに加え、環境にも優しい塗料であるといわれています。

高性能な分どうしても高額になり、また適切な施工技術をもつ業者も限られるため、依頼する業者と予算などを慎重に相談してから決めましょう。

特殊性能がある塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
外壁塗装の「塗料」どう選ぶ?塗料の種類から特徴まで徹底比較します!

防カビ(防藻)塗料を使う

防カビや防藻性能がある塗料を使うことでも、コケ対策が可能です。

防カビ塗料にはカビの発生を抑制する成分が配合されています。新築やリフォームの際に防カビ機能のある塗料を使うことで、コケの発生を抑えることができるでしょう。

タイル外壁にする

外壁にコケができにくいタイル外壁

タイルは粘土状の原料を成形し、高温で焼いて固めて作られた外壁材なので耐水性に優れています。タイルは浴室や洗面所などにも使用されるほど水に強いため、タイル自体にコケが生えることはまずありません

タイル外壁は外壁表面に凸凹が少ないため、水がたまらないというメリットがあります。そのため、コケの予防には最適な外壁材であるといえるでしょう。

バイオ洗浄する

その他には、バイオ洗浄するという方法もあります。こちらは薬品を含んだ洗浄水で外壁を洗う方法なのですが、個人で行うのは難しいため業者に依頼する必要があります。

日常のお手入れでコケを予防する

コケは45度以上の熱湯に弱い性質があります。そのため月に一度程度、柔らかい布に熱湯を含ませ外壁を拭くことで、コケを予防することができるでしょう。

また、お酢を薄めて散布することも効果的といわれていますが、外壁材によっては適さないこともあるので注意しましょう。

まとめると…
  • 外壁のコケは光触媒塗料、または防カビ(防藻)塗料で予防できる
  • 耐水性に優れ凹凸の少ないタイル外壁は、コケが発生しにくい
  • 外壁を洗うバイオ洗浄は業者に依頼するのがおすすめ
  • 月に一度程度、拭き取って予防する

まとめ

外壁のコケは見た目が悪いだけでなく、外壁材や建物全体にも悪影響を与えます。たかがコケだからと楽観視せず、発見したら早めに対処が必要です。

ご紹介した通り、コケの除去にはDIYでできることもありますが、きちんと洗浄できていなければ再発したり、外壁を傷つけてしまう恐れもあります。このようなリスクを防ぎつつ外壁のコケをしっかり落とすには、やはり専門の業者に依頼した方が安心ですね。

 

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