外壁塗装って必要ない?外壁塗装の必要性とすべきタイミングを解説!

外壁塗装の必要性についてご存知ですか?実は、大事なマイホームにとって外壁塗装は想像以上に重要な役目を果たしているのです。

この記事では外壁塗装の必要性や塗り替え費用など、外壁塗装に関する基本的な知識をご紹介します。

この記事でわかること
  • 外壁塗装はなぜ必要なのか?
  • 外壁塗装を怠るとどんなリスクがあるのか?
  • 外壁塗装にはどんな効果があるのか?

外壁塗装ってそもそも必要?

どの家にも行われている外壁塗装。外壁は塗装するのが当たり前になってしまっていますが、実際のところどんな役割を担っているかご存知でしょうか?

まずは、外壁塗装ってそもそもどうして必要なの?という素朴な疑問にお答えします。

外壁塗装の必要性

外壁塗装の必要性と聞いて、まず思い浮かぶのは「見栄えの美しさ」ではないでしょうか?

外壁そのものを張り替えなくても、外壁を塗り替えて色や質感を変えることでお家の印象がガラッと変わります。このように、マイホームをきれいに見せるという見た目の観点からも、もちろん外壁塗装は必要です。

しかし、それ以上に重要な機能が「外壁の保護」です。見た目のためだけに塗装するなら放置していても見栄えが悪い程度ですが、外壁塗装が絶対に必要といわれるのは、この保護機能があるからなのです。

外壁塗装の一番の目的は「防水」

外壁塗装に欠かせない保護機能ですが、いったい何から守っているのかというとズバリ「雨水」。外壁塗装をおこなう一番の目的はこの防水機能といえます。

木造や鉄筋コンクリートなど、どんな材質の住宅でも水は大敵。雨が多い日本の気候において、雨水から外壁を守るために外壁塗装は絶対に必要なのです。

外壁塗装がきちんと機能していないと、外壁材に雨水が染み込み、外壁材が腐食してしまったり、雨漏りが発生してしまったりと住宅そのものを傷める深刻な事態に。外壁塗装はマイホームを守るために重要な役割を担っているのですね!

防水だけじゃない!外壁塗装の必要性

外壁塗装が必要と言われるもっとも大きな理由は防水機能ですが、塗装によって得られる効果はこれだけではありません。

雨が降っていなければいいのかというとそうではなく、晴れている日の紫外線や直射日光も外壁劣化の一因になります。また、四六時中外気にさらされることでホコリや汚れが付着したり、カビやコケが生えてきたり…。このように外壁が外から受けるダメージは想像以上に多く、こういったダメージを少しでも軽減するために外壁塗装は必要なのです。

また、塗料の種類によっては遮熱・断熱効果がある塗料もあります。外壁塗装は見た目を美しくするだけでなく、実はかなりの高機能なんです!

外壁塗装の耐用年数はどれくらい?

このように、大事なマイホームを守るためには必要な外壁塗装ですが、さまざまなダメージにさらされることで当然塗料自体も劣化していきます。

外壁塗装の耐用年数はおおよそ10年ほどが目安ですが、塗料の種類によって耐用年数は異なり、基本的には「高い塗料は耐用年数が長く、安い塗料は耐用年数が短い」といえます。具体的な塗料別の耐用年数は以下の通りです。

塗料の種類 耐用年数
ウレタン塗料 8〜10年
シリコン塗料 10〜15年
フッ素塗料 15〜20年

ただしこの耐用年数はあくまで「目安」。お住いの環境やメンテナンス状況によって耐用年数は変動しますし、実際に塗り替えを検討する場合には「10年経ったから塗り替える」というよりも、実際の外壁の劣化症状に応じて塗り替えるということになります。

まとめると…
  • 外壁には防水をはじめとする保護機能がある!
  • 外壁塗装の耐用年数は約10年

外壁塗装を放置すると危険!どんなことが起こる?

ここまで外壁塗装の必要性や、外壁塗装の寿命について解説しましたが、寿命を迎えても塗装を放置しておくと、具体的にどのようなリスクが生じるのでしょうか。

時々「外壁塗装は費用がかさむし、必要ないのでは?」といった意見を耳にすることがありますが、本当にそうなのでしょうか?ここからは、外壁塗装を放置した場合どのようなことが起こるのか、時系列順にお話しします。

塗装によって得られる効果が薄れる

これまで解説した通り、外壁塗装には防水機能、紫外線から受けるダメージを軽減する機能、汚れやカビ・コケを防ぐ機能などさまざまな効果がありますが、塗装が劣化すると当然こういった機能が低下していきます。

明らかな劣化症状が見られなくても、外壁にツヤがなくなってきたり、壁のはっ水性がなくなって壁がジメジメするようになったら塗装の機能が低下している証拠。着実に外壁塗装の寿命に近づいています。

外壁材の劣化が進み、雨漏りなどの症状が発生

外壁塗装の効果が薄れてきてもそのまま放置しておくと、外壁に付着した水分によって壁が膨張・収縮を繰り返し、塗装が剥がれたりひび割れたりといった劣化症状が起きてきます。

これをさらに放置していると、その症状は外壁材そのものまで影響してきます。ひび割れが外壁の内部まで到達すれば、当然雨水が壁の内側まで浸透しますので、住宅の内部が腐食したり、雨漏りが起きたりと非常に深刻な症状にまで発展することに。

雨漏りなどは生活に関わる深刻な症状ですが、目には見えなくても住宅の内部に被害が及んでいるというケースは少なくありません。

結果的にリフォーム費用が増える!

雨漏りや住宅内部の劣化などが起きてしまった場合、その補修は外壁塗装だけではおさまらず、外壁を剥がして内部を補修、新しい外壁を貼り直すという非常に大規模なリフォームになってしまいます。

塗り替え費用を節約したいから…という理由で外壁塗装を放置していると、結局それ以上のコストがかかってしまうことに。長い目で見た時に外壁のメンテナンス費用を抑えるという意味でも、外壁塗装のこまめな塗り替えは絶対に必要なのです。

まとめると…
  • 外壁塗装を放置していると、塗料の効果が薄れる
  • 塗料の効果が低下し、外壁材まで劣化してしまう
  • 外壁材を補修する場合、より高額な費用がかかってしまう
  • トータルコストで考えると、こまめに塗装するのがお得!

外壁塗装を塗り替えるタイミングとは?

ここまで読み進めた方であれば、住宅における外壁塗装の必要性については十分わかっていただけたのではないでしょうか?

ここからは、実際どのようなタイミングで外壁のメンテナンスを行えばいいのか、その判断基準についてご紹介します。

外壁塗装が絶対に必要なとき

まずは外壁の塗り替えが必要といえる症状からご紹介します。もしご自宅の外壁に以下のような症状が見られた場合には、一日も早く外壁塗装を行いましょう

  • 外壁塗装が剥がれている
  • 外壁がひび割れている
  • 外壁が破損している
このうち、外壁が大きく破損している場合には、残念ながらすでに外壁塗装だけでは済まないという状態です。塗装の前に外壁材を取り替えるなどの補修をしなければならないでしょう。

外壁の破損については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。当てはまる症状があるという場合はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
塗装のひび割れを補修したい人へ!原因と種類を徹底解説

外壁塗装が不必要なとき

一方で、ご自宅の外壁が以下のような状態であれば、まだ塗り替えを急ぐ必要はありません。

  • 外壁にツヤがなくなってきた
  • 外壁が汚れている
  • 外壁の色に満足していない
このように、外観をより美しくしたいという理由で外壁塗装を検討する場合もありますが、決して安い買い物ではありませんので、予算に余裕があるのであればメンテナンスしてみてもいいかもしれません。

また、外壁にツヤがなくなったり汚れが目立っているのは外壁塗装の効果が薄れ始めている証拠です。

そのうち塗装が必要になってきますので、前回塗装したときからの経過年数などと照らし合わせてメンテナンスできるように心づもりをしておきましょう。

「付帯部」は特に劣化が早い?

外壁に対して、軒天や雨戸、庇(ひさし)などの細かいパーツは「付帯部」と呼ばれます。

こういった付帯部は外壁本体とは材質が異なるため、それに応じて外壁とは別の塗料を使うことがほとんどですが、実は付帯部に使われる塗料は寿命が短いケースが少なくありません。

つまり、油断していると外壁や屋根よりも先に劣化がどんどん進行してしまうのです。劣化が激しくなれば、木製の付帯部なら腐ってしまったり、金属製なら錆びてしまうなど塗装よりも大掛かりな補修が必要になってしまいます。

外壁そのものに気を取られていると付帯部の劣化を見落としてしまいがちですが、こういった細かいパーツにも劣化症状がないかしっかりと目を光らせておきましょう。

まとめると…
  • 外壁が割れたり剥がれたりしている場合は塗装が必要
  • 外壁をより美しくするために塗装する人も
  • 付帯部は特に劣化しやすいので注意!

外壁塗装を放置すると工事が必要!その費用とは?

万が一外壁塗装の劣化を放置してしまった場合、比較的大がかりな工事が必要になってしまいます。

続いては、工事の詳細別にどの程度の費用がかかってしまうのか見ていきましょう。この金額を見れば、早めに外壁塗装のメンテナンスを行うことの必要性が再確認できるかもしれません。

外壁材の交換

ここまでに何度かお伝えした通り、外壁塗装を塗り替えずに放置した場合は外壁材そのものが劣化してしまい、外壁の張り替えが必要になるケースがあります。

もし外壁を全面張り替えるとなった場合、その費用は合計で200〜260万円にも!

外壁の劣化が進めば進むほどその補修には一刻を争いますが、急いで用意する金額としては大きすぎる出費です。

シロアリの駆除

外壁から雨水が浸透すると住宅の内部がジメジメと湿った状態になりますが、実はこの環境はシロアリの大好物

もし住宅の内部にシロアリが発生してしまった場合、その駆除費用は10万円以上かかります。そのうえ、もし外壁材がシロアリに食われてしまっている場合にはその補修費が追加で必要になりますので、合計で数十万円かかる場合も少なくありません。

雨漏りの補修

外壁から雨水が浸入し雨漏りが発生してしまった…。この場合、修理費は5〜30万円程度が相場です。ただし、雨漏りによって家の内装が傷んでしまったという場合にはその修理も必要になりますので、追加で補修費用が発生する可能性もあります。

付帯部の修理

部分的な補修でも侮れないのが付帯部の修理。軒天などの付帯部はそのほとんどが屋根周りなど高所にあるため、この修理を行う場合は足場を設置する可能性が非常に高いです。

足場を設置するとなると「足場代」が発生しますので、安くても20万円以上かかると見込んでおきましょう。

ちなみに付帯部を塗装する場合には、せっかく設置する足場を利用して外壁全体の塗装も同時に行ってしまうのがおすすめです。

住宅の建て直し

塗装を放置しておくと、最悪の場合は外壁材にとどまらず、建築材そのものまで大きく劣化してしまう場合も。

こうなると住宅の立て直しまで検討しなければなりませんが、もちろんその費用は莫大な金額となりますので、トータルで2000万円以上かかることを覚悟しましょう。

このように、外壁塗装を放置するリスクは計り知れません。マイホームを守りその後のリスクを減らすためにも、外壁塗装の必要性を甘く見ないことが重要です。

まとめると…
  • 外壁塗装の劣化を放置すると高額な補修費用がかかる
  • 外壁内部の劣化は住宅の寿命を大きく縮めてしまう

外壁塗装によって得られる効果

外壁塗装のもっとも重要な役割は防水機能ですが、用いる塗料によっては他にもさまざまな効果が得られます。

これまでにも簡単に紹介しましたが、最後にこの外壁塗装で得られる効果についてもう少し詳しくご紹介します。ご自宅の環境に合わせて適切な塗料を選んでみましょう。

壁面のひび割れの防止

弾性塗料という弾力性の高い塗料を用いると、外壁のひび割れが生じても塗料が伸びて表面をコーティングしてくれますので、外壁の表面から雨水が侵食するのを防いでくれます。

モルタルなどひび割れやすい外壁材の場合は弾性塗料が非常にオススメです。

紫外線から外壁を守る

外壁は四六時中直射日光にさらされることになりますが、雨水と同様、紫外線は外壁材を劣化させる大きな原因の一つです。外壁を紫外線から100%守ることは難しいものの、外壁塗装を行うことで外壁材に直接紫外線が届くのを防ぐことができます。

また近年では「UV塗料」と呼ばれる塗料も。UV塗料は、紫外線を浴びると硬化する性質があり、通常の塗料よりも紫外線に強いため屋根塗装などにも多く用いられています。

カビやコケ、塩害から外壁を守る

外壁の中でも日が当たらない面や湿度が高い環境では、外壁にカビやコケが発生しやすくなります。こういった環境の外壁には防カビ機能や防藻性能がある塗料を用いることで発生をある程度防ぐことができます。

また海が近い地域にお住まいの場合、潮風も外壁にとってはダメージとなりますが、こちらも耐塩性のある塗料を用いることで塩害の被害を小さくすることが可能です。

室温を快適に保つ

やや価格は高めですが、遮熱塗料や断熱塗料といわれる特殊な塗料を用いると室内の温度を快適に保つことができます。

遮熱・耐熱塗料は屋根塗装に用いることが多く、遮熱効果・断熱効果によって結果的に光熱費を抑えることができたり、屋根や外壁の寿命を長持ちさせることもできたりと長期的に見て嬉しい効果が期待できます。

汚れを落とす

光触媒という塗料をご存知でしょうか?この塗料は太陽光を浴びると汚れを分解するというハイテク機能をそなえた特殊塗料です。

紫外線によって汚れを分解し、浮いた汚れは雨によって洗い流される、というこの仕組みは「セルフクリーニング機能」とも呼ばれ、さらには空気をきれいにするという環境に配慮した機能まで!

これだけの効果があるということでやはり価格は高めですが、近年もっとも注目されている塗料の一つといっても過言ではありません。

まとめると…
  • 紫外線やカビ・コケなど多くのダメージから外壁を守る
  • 遮熱機能やセルフクリーニング機能などハイテクな塗料も!

外壁塗装は住宅に欠かせないアイテムだった!

外壁塗装って本当に必要なの?と考えていた方も、ここまで読んでいただければその必要性をお分りいただけたのではないでしょうか?

大切なマイホームを長く使い続けるうえで、外壁塗装は欠かせない存在です。トータルコストを抑えるためにも、適切なタイミングで外壁塗装を補修することが必要ですので、まずはご自宅の塗装の状態を正確にチェックしましょう。

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