外壁材の「メーカー」おすすめランキング|人気製品を徹底比較!

一般的に外壁材は、お住いの新築やリフォームを考える時ぐらいしか接する機会がないものです。

外壁材メーカーはたくさん存在しますが、それぞれに得意分野や人気の商品があり、どれがお客様のケースに適しているのかを判断するのは難しいですよね。

この記事では、人気外壁材メーカーとその代表的な商品について詳しく調査してみました。

この記事でわかること
  • 「おすすめ」の判断基準は?
  • 外壁材メーカーのおすすめランキングはこれ!
  • 目的ごとの外壁材のおすすめは?

外壁材の人気メーカーおすすめランキングの判断基準

実際に「人気メーカーのおすすめランキング」を見ていく前に、ランキングの判断基準についてまとめてみました。

多くのメーカーが存在する中でランキングを作成するのですから、同じ条件や対象に絞って比較しなければ意味がありませんね。このランキングで比較するのに着目したのは、次の3つのポイントです。

  • 価格
  • デザイン性
  • 外壁材のシェア率

どれも、購入する際に重要となるポイントですね。それぞれの判断基準を順番に見ていきましょう。

価格

お金とマイホーム住宅を新築したり外壁リフォームといったケースでは、同じ種類の外壁材が大量に必要となります。単価の高い外壁材を選べば、安い外壁材と比べて工事全体にかかる総費用が高くなるのは当然です。しかし、もし同じ性能・クオリティー・大きさでありながら、単価が安い外壁材が存在すれば誰でも安い方を選ぶでしょう。

また、良質の素材をより安く提供できるということは、そのメーカーがうまく運営されているということにつながります。同等の外壁材を選ぶなら、単に価格の安さからだけでなく、評判の良い信頼できるメーカーから購入したいものですね。

「価格」を安く設定できるメーカーは、他のお客様にもおすすめできるメーカーであることも多いため、ランキングでの評価が高くなるのです。

デザイン性

おしゃれな家(陸屋根・白い外壁)

外壁材のデザインの種類が多く、他にはない特殊なデザインを持つメーカーもランキングで評価が良くなります。

お客様にとっては、外壁工事などそう頻繁にするものではありません。そのため、新築でも外壁リフォームでも、お好み通りのデザインにしたいと思うものです。

その時に、提供できるデザインが多ければお客様の選択肢は広がりますね。また、独自のデザインを備えていれば、個性的なデザインや他のお宅では見られない外観をお求めのお客様にも対応できる可能性が高くなるでしょう。

これらの理由から、豊富なデザインと独自のデザインを有するメーカーも、お客様の細かい要望に応えられる可能性が高くなるため、ランキングで高評価を得られるのです。

外壁材のシェア率

一般的に「シェア率」とは、特定の市場全体で企業の商品やサービスが占める割合を表す指標のこと。外壁材ランキングにおける「シェア率」とは、「ある一つの外壁材が、全体と比較してどのくらいの割合で購入・使用されているか」を表します。

つまり、人気がある外壁材ほどシェア率の割合が大きくなります。シェア率が大きい外壁材、すなわち依頼主にも施工業者にも好まれている外壁材が「おすすめランキング」の上位になるのは当然と言えるでしょう。

外壁材の人気メーカーおすすめランキング

それではいよいよ、外壁材の人気メーカーのランキングを見ていきましょう。

それぞれのメーカーの代表的な商品をはじめ、商品の特徴やメーカーの実績なども詳しくご紹介します。

1位:ニチハ株式会社

ニチハより引用

ニチハ株式会社は、窯業系サイディングでトップシェアを誇るメーカー。雨などで汚れを落とす「マイクロガード」を搭載した商品は人気が高く、「プレミアムシリーズ」としてシリーズ化されています。

「マイクロガード」仕様によって、ニチハは窯業系サイディング業界初の「塗膜の変色・褐色の30年保証」を実現しました。この商品を使用することで、塗り替えの手間や費用を抑えられるのが魅力。価格帯は5,700〜21,000円/㎡です。

ニチハの主な商品と特徴をまとめてみました。

  • フュージェ:継ぎ目が目立ちにくく美しい仕上がり。メンテナンスコストの削減にも。「マイクロガード」仕様
  • モエンエクセラード:デザインや色が豊富で再現性が高い。「マイクロガード」仕様
  • モエンサイディングS:柄の深彫り表現が可能。「マイクロガード」仕様
  • COOL:豊富なカラーバリエーション。鏡面仕上げ・マットなど質感も選べる
  • 風光:厚みがある硬質な素材をフルマット塗装。「マイクロガード」仕様

2位:アイジー工業株式会社

アイジーサイディング

アイジー工業より引用

アイジー工業株式会社は、低価格の金属系サイディングを提供しています。金属系に特化したメーカーで、窯業系サイディングは販売していません。金属系サイディング業界でのシェア率は1位を誇るメーカーです。

「アイジーサイディング」という名前のサイディングを販売。「アイジーサイディング」はガルバリウム鋼板の外壁材で、錆びにくく気候の変化にも強い性質を備えています。また、変色・赤錆び・穴に対して10年の保証があります。

「アイジーサイディング」の価格帯は3,900〜6,000円/㎡です。

3位:ケイミュー株式会社

ケイミュー株式会社は、窯業系サイディングで第2位のシェアを誇るメーカー。代表例は、何と言っても2017年度の「グッドデザイン賞」を受賞した「レジェール」という商品です。

「レジェール」は光触媒コーティングが汚れを分解するため、汚れや色褪せに強いのが特徴。凸凹の深いデザインが可能なため従来より軽量で、彫りの深さによる光と影が建物の外観を美しく演出します。価格帯は4,700〜8,300円/㎡です。

ケイミューの主な商品シリーズは以下の通りです。

  • 光セラ:太陽光で汚れを落とす。セラミックコートで色褪せしにくい。白や淡色の外壁におすすめ
  • 親水パワーコート:雨で汚れを洗い流す親水性をプラス。日焼け・色褪せに強い
  • 親水コート:雨で汚れを浮き上がらせて流す。汚れにくいのがメリット

4位:旭トステム外装株式会社

「金属Danサイディング」という金属サイディングを販売しているメーカーです。耐震性・耐凍性・断熱性などに優れ、新築からリフォームまで幅広くお使いいただけます。塗膜保証は10〜15年で、価格帯は5,000〜7,000円/㎡です。

最大5mmの柄の深さが特徴で、美しい陰影を演出しています。デザインによって3種類のシリーズに分かれており、それぞれの名称と特徴は以下の通りです。

  • スチール深絞り:レンガ柄・木目調・塗り壁調など、デザインとカラーバリエーションが豊富
  • スチールニュースタンダード:シンプルで都会的なストライプ柄が主体。金属の素材感を生かしたモダンなデザイン
  • スチールスタンダード:「くしびき調」「砂壁調」など、シンプルで定番のデザインが主体

5位:東レACE株式会社

東レACE株式会社は、デザイン性にこだわった外壁材を作っているメーカーです。代表例は「完璧(KANPEKI)」というシリーズで、「ラップサイディング工法」によってサイディング同士の境界線が目立たないような仕組みになっています。

このシリーズの多くの商品は、「オートクリーン仕上げ」という雨水だけで汚れが落ちる機能を搭載。また、高耐候性塗装「ハイブリッドコート」仕様で、外壁材表面の紫外線による色褪せや劣化を防ぎます。10〜15年の保証付き、価格帯は5,000〜7,000円/㎡です。

各メーカーの代表商品とその特徴、価格帯をまとめました。

メーカー名 代表商品 商品の特徴 価格帯
ニチハ プレミアムシリーズ 防汚染性 5,700〜21,000円/㎡
アイジー工業 アイジーサイディング 高耐候性 3,900〜6,000円/㎡
ケイミュー レジュール デザインの美しさ、防汚染性 4,700〜8,300円/㎡
旭トステム外装 金属Danサイディング デザインの豊富さ、高耐候性 5,000〜7,000円/㎡
東レACE 完璧(KANPEKI) 耐候性、防汚染性 5,000〜7,000円/㎡

目的別で選ぶ外壁材(サイディング)メーカーの人気製品

人気のメーカーのおすすめ代表商品をランキング形式でご紹介しました。しかし、特徴やメリットを知っているだけでは、どのような人に適した商品なのかを判断するのは難しいですね。

ここでは、よく寄せられる要望や目的別に、それぞれのおすすめ商品をご紹介します。ぜひ外壁材選びの参考にしてください。

費用を抑えたい人

新築やリフォームは何かと費用がかさむもの。広範囲で使用する外壁材を安く抑えることができれば、大きな節約になることでしょう。

費用を抑えたい方におすすめなのは、アイジー工業の「アイジーサイディング」です。単価の安い商品は他メーカーにもありますが、こちらの商品は3,900〜6,000円/㎡と、特に安く抑えられています

コスト削減を重視する方は、「アイジーサイディング」を試してみてはいかがでしょうか。

デザイン性を重視する人

デザイン性を求める方には、ニチハの「COOL」がおすすめです。「COOL」は窯業系サイディングで鏡面仕上げを実現、窯業系のデザインの可能性を広めました。

豊富なカラーバリエーションの中からお好みのカラーを自由に組み合わせることができるため、クリエイティブでオリジナル性の高い外壁が楽しめるでしょう。価格帯は6,521〜20,529円/㎡です。

また、シーリング目地と比べて継ぎ目が目立ちにくい「四方合いじゃくり加工」を採用しているので、一体感のある仕上がりに。シーリングをほとんど使用しないため、メンテナンスが楽なのも魅力です。

「四方合いじゃくり加工」とは?
窯業系サイディングボードの4辺すべてに接合部があり、シーリングが必要ない加工技術のこと。角の出隅のみコーキングが必要となります。

継ぎ目が目立たないすっきりとした見た目で、シンプルでスタイリッシュなデザインを求める方に人気が高いようです。

耐震性を重視する人

日本は地震が多い国です。このような地盤に家を建てる時に重視したいのは、地震が起きた時に倒壊による被害を最小限にくい止められる素材を使用すること。外壁の素材自体が頑丈かつ軽量であることは、地震で家屋が崩れた場合に大きなメリットとなることが多いようです。

一般的に金属系サイディングは耐震性に優れた外壁材であると言われています。そもそも金属系サイディングは断熱材が施された金属製の外壁材のこと。「金属は重い」というイメージがありますが、実は他の外壁材と比較しても軽量で、金属製なので地震に強いのが特徴です。そして金属系の中でもさらに軽さを追求したのが、ケイミューの「レジェール」です。

「レジェール」といえば、すでにご紹介したように2017年の「グッドデザイン賞」を受賞した外壁材。主にデザイン性の高さや表面の彫りの深さに定評がありますが、「レジェール」の魅力はそれだけではありません。ケイミュー独自の「エアーイン製法」で素材内に気泡を含ませることにより、21mmの厚みがありながら軽量化に成功しています。

ちなみに「レジェール」の名前の由来は、フランス語で「軽い」を意味する「Leger」と、「空気」を意味する「Air」を結びつけたもの。軽量素材の「レジェール」にぴったりのネーミングですね。価格は8,340円/㎡が目安です。

断熱性を重視する人

旭トステム外装の「金属Danサイディング」は、断熱性・遮熱性・耐候性・対凍性といった多くの機能を備えた優秀な外壁材。「夏は涼しく、冬は暖かく」を実現するにはぴったりの商品なのです。

特に「金属Danサイディング」に搭載されている硬質発泡ポリウレタンは断熱性能に優れています。また、同じ厚みのALC、窯業系サイディング、モルタルなどと比較すると、熱伝導率が非常に低いことも大きなメリットと言えるでしょう。

一年を通して快適な室内環境を保つだけでなく、省エネ効果も期待できる注目の外壁材です。

目的 メーカー名 商品名 価格帯
費用の節約 アイジー工業 アイジーサイディング 3,900〜6,000円/㎡
デザイン性 ニチハ COOL 6,521〜20,529円/㎡
耐震性 ケイミュー レジェール 8,340円/㎡
断熱性 旭トステム外装 金属Danサイディング 5,000〜7,000円/㎡

外壁材のメーカーや商品を比較するときに注意したいポイント

メーカーごとの実際の商品を検証し、それぞれのおすすめする理由や特徴などを多角的な面からご紹介してきました。これらの商品はどれも優れたものばかりですが、商品の優劣だけで決めるのはやや早計ではないでしょうか。

そこで、ここではお客様が外壁材を選ぶ時にどのような点に注意すればいいかをまとめてみました。業者選びや将来のメンテナンス時にもぜひお役立てください。

どの種類のサイディング素材を選ぶか

まず、日本の住宅で使用率の高い「窯業系サイディング」と「金属系サイディング」について見ていきましょう。

「窯業系サイディング」は、セメントを中心に作られた外壁材のこと。デザインの自由度が高めでカラーバリエーションも豊富ですが、外壁カバー工法ではあまり使用されていないようです。

「外壁カバー工法」とは?
外壁リフォーム法の一つ。「外壁カバー工法」の他には、「外壁塗装」「外壁張替え工事」があります。

外壁カバー工法は、簡単に言えば、現在の壁面の上に別の外壁材を取り付ける工法のこと。

使用する外壁材は主に2種類あり、窯業系サイディングと金属系サイディングがそれに当たります。

「金属系サイディング」はデザイン性は低いものの、耐震性・耐火性に強く、軽量なのがメリットです。また、価格が安いのも大きな魅力と言えるでしょう。

依頼する業者も厳選する

どれほど優れた外壁材を使用しても、それを施工する業者の腕次第で性能が十分に発揮されないこともあります。使用する商品について知識があるのは当然ですが、商品を使用した経験のある業者に頼むとさらに安心ですね。

住宅を訪問営業する業者は避け、地元で長く経営している業者を中心に選びましょう。その時は、必ず「相見積もり」を取るようにすれば、適した業者を選びやすくなります。

「相見積もり」とは?
「相見積もり」とは、複数の業者に同じ工事条件で見積もりを依頼することです。相見積もりをすることで、各業者が提示する工事内容や費用を比較できるのがメリット。詐欺や悪徳業者だと費用が高額だったり、不要な工事が付加されることもあるので、見分ける判断材料にもなります。

最低でも3社以上の相見積もりを取るようにしましょう。

見積もりに来た時は丁寧に調査をしてくれるか、依頼主の質問に分かりやすく答えてくれるかもチェックしましょう。

メーカー保証もチェックする

色褪せや錆びに強い機能を備えたサイディングでも、年月がたてば劣化は免れません。耐用年数以前に劣化が起こるケースの対応など、商品を購入する前にメーカーの保証もしっかり確認しておきましょう。

忘れずにチェックしたいのは、初期不良があった場合の保証です。初期不良による外壁材の不具合は、施行を行う業者でも気づかないこともあります。依頼者であるお客様が事前に知ることは不可能ですね。工事が終わり、時間が経過した後で初期不良に気づくこともありますから、そのような場合のメーカー保証も事前の確認が必要です。

特に注意したいのは、「初期不良の可能性があるが、すでに劣化症状が始まっている」といったケースです。「初期不良」と「使用に伴う劣化や破損」の時期の区分けもしっかりチェックしましょう。

「初期不良」とは?

「初期不良」とは、購入したばかりの新品の商品に発生する不具合のこと。

不具合が起こる原因は、設計の無理や製造工程でのミス、出荷や輸送時の衝撃などによって起こります。

ちなみに、製造ミスや輸送時の破損によるものは良品に交換、設計自体に問題があったものは回収されるケースがあるようです。

まとめると…
  • 依頼する外壁材の扱いに慣れた業者を選ぶ
  • メーカー保証を事前に確認する。特に「初期不良」は要チェック!

外壁材のメーカーや商品は目的別で選ぼう!

日本で販売されている人気の外壁材から、選ぶ際のチェックポイントまでご紹介してきました。外壁材は頻繁に張り替えるものではありませんから、事前によく調べて、後悔しないものを選びたいですね。

近年では、高機能を備えた外壁材も多く登場しています。それぞれのメーカーには、価格の安さ、デザインの豊富さ、ある機能性へのこだわりなど、得意とする分野があります。それらを上手に活用するには、まずはお客様が外壁材に求める目的を認識することが大切です。お住いの室内環境や好みの外観など、優先したいポイントを明確にしましょう。

こちらでご紹介した商品以外にもたくさんの商品が販売されていますから、それぞれの特徴やメリットを考慮し、快適なお住い作りに役立つ商品を探してください。

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