【ジョリパットのDIY塗装】施工方法や注意点をまとめて解説!

【ジョリパットのDIY塗装】施工方法や注意点をまとめて解説!

ジョリパットは簡単に言えば、模様が作れる塗料です。今回の記事では、意匠性の高い塗料ジョリパットについて取り上げています。

ジョリパットの特徴や施工方法、施工費用などについてもお伝えしていきますので、興味がある方はぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • ジョリパットとは何?
  • ジョリパットの施工方法
  • ジョリパットを使うときの注意点
  • ジョリパットのおすすめデザイン
  • 施工にかかる費用は?
  • ジョリパットのメンテナンス方法
外壁・屋根塗装が初めての方へ

当サイトでは、外壁・屋根塗装の見積もりシミュレーションを無料で行っています。初めて外壁塗装を検討している方は、まず下記ボタンより、最新料金相場を確認しましょう。

そもそもジョリパットとは?

そもそもジョリパットとは?
ジョリパットとは、コテや吹き付けなどで模様付けを行うことができる、仕上げ用の塗材です。主に外壁や内装で使われています。

ヨーロッパ発祥の塗材ですが、日本でも販売されています。

まとめると…
  • ジョリパットとは模様をつけられる塗材
  • ヨーロッパ発祥で日本でも販売されている

DIYでのジョリパットの施工方法

DIYでのジョリパットの施工方法
ジョリパットはDIYでも施工可能な塗材です。

DIYで施工するときには、どのような手順で行うのでしょうか。ここでは、DIYでジョリパットを塗装するときに必要な道具や、その手順についてお伝えしていきます。

準備するもの

DIYでジョリパットを塗装するときには、主に以下の道具を使用します。

  • ジョリパット(下塗り材・上塗り材)
  • 高圧洗浄機(なければブラシでも可)
  • 養生テープ
  • マスカー
  • コテ
  • コテ板
  • ローラー
  • ハケ
  • 塗料を混ぜる道具
  • バケツ
  • 汚れてもいい服
  • 軍手

なお、必要になる道具は状況によって変わってくるので、適宜必要なものを用意してください。

高圧洗浄と養生

ジョリパットの塗装を行うときは、下地をきれいにする作業は欠かせません。下地に汚れやカビや苔が残っていると、そこから塗料が剥がれるなどの施工不良を起こしやすくなるためです。

洗浄作業は高圧洗浄で行います。また塗料が周囲に飛び散らないように、養生も行っていきます。

高圧洗浄と養生の作業手順は以下です。

  1. 外壁の場合は高圧洗浄機で洗う
  2. 洗わないとジョリパットが剥がれやすくなる
  3. 高圧洗浄後は周囲を養生して汚れないようにする

下地処理や下塗り

塗装
養生まで終わったら、下地処理と下塗りを行います。外壁や内壁の下地がなめらかでないと、きれいに塗材が乗らないので下地の凹凸をなくしていく作業が必要です。

一般的にはモルタルで下地を平らにする方法が行われます。また、内壁にジョリパットを塗装する場合は、石膏ボードなどで平らな面を確保することもあります。

  1. 外壁や内壁が平らでなければうまく施工できないため、モルタルで下地を平らにする
  2. 内壁の場合は石膏ボードなどで平らな面を確保する

中塗り

下地処理と下塗りが終わったら、中塗りを行います。ジョリパットでの1回目の塗装です。

中塗りの段階では模様付けは行いません。塗膜の厚みをつけるだけの作業です。

上塗り

中塗りが乾燥したら、ジョリパットで上塗りをします。2回目の塗装は仕上げなので、模様付けを行います。

ジョリパットで模様をつける際は、乾燥しはじめると模様が汚くなってしまうのでできるだけ早く作業することが大切です。

まとめると…
  • ジョリパットはDIYでも塗装ができる
  • 用意する道具はハケやローラーなどだが、塗装する方法によっても変わる
  • 高圧洗浄機などで丁寧に塗装面を洗浄しないと施工不良を起こす可能性が高まる
  • 下塗り、中塗り、上塗りと重ね塗りする
  • 上塗りの段階で模様をつける
  • 下塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ乾燥をしっかりしてから次の作業にうつる

DIYでジョリパットを施工する際の注意点

DIYでジョリパットを施工する際の注意点
ジョリパットをDIYで施工するときには、いくつか注意するべきポイントがあります。

ここでは、ジョリパットをDIYで施工する場合の注意点についてお伝えしていきます。

塗料の仕様を守る

塗料にはそれぞれ正しい使い方というものがありますが、ジョリパットにも正しい使い方があります。詳しくは塗料の仕様書に書かれているので、用途に合った使い方をすることが大切です。

下地や塗材によっては、専用の下塗り材を使ってくださいと書いてあることもあります。実際は他の下塗り材を使用しても問題ないケースが多いのですが、可能であれば指定された専用の下塗り材を使った方が確実です。

乾燥する前に次の工程に入らない

デメリット
ジョリパットは乾燥前は形が崩れやすいという性質があるので、下塗りや中塗りがしっかり乾燥する前に次の工程に入らないよう注意が必要です。

しっかり乾燥する前に次の工程に進んでしまうと、塗膜がうまく形成されず施工不良を起こしやすくなります。しっかりと乾燥させてから次の工程に進むようにしましょう。

上塗りの模様付けは迅速におこなう

ジョリパットは模様付けができる塗材なので、上塗りの段階で模様を付けることがほとんどです。この模様付けの段階でもたついていると、塗料がどんどん乾いてきて模様の見栄えが悪くなってしまうことがあります。

上塗りで模様を付ける場合は、丁寧に行いつつもなるべく早く作業を行うことが大切です。

まとめると…
  • 塗料の仕様を見ながら正しい使い方をする
  • 下塗り材はなるべく指定された専用のものを使用すると良い
  • 乾燥する前に次の工程に入ると施工不良を起こす可能性が高まる
  • 上塗りの模様付けはゆっくり行っていると塗料が乾燥してうまくできないことが多い

DIYでも簡単!ジョリパットのおすすめデザイン

DIYでも簡単!ジョリパットのおすすめデザイン
ジョリパットで外壁に模様を付けるのは、それなりに技術力が必要な作業です。DIYでは難しい模様もありますが、一方で比較的簡単な模様もあります。

ここでは、DIYでも作成可能なジョリパットの模様をご紹介していきます。

スポンジやブラシを使う

ジョリパットへの模様付けは、家のあるものを使って模様をつけることもできます。例えばスポンジやブラシなどを使って、簡単な模様をつけることも可能です。

家にある道具で好きな模様を描くことで、オリジナリティのあるデザインを作ることができます。スポンジやブラシのほかにも、身近な道具を使って模様付けを楽しめます。

手や足で模様を付ける


模様をつける道具として、自分や家族の手や足を使うという方法もおすすめです。

特に子どもの手足を模様付けに使うと、成長したときに思い出として振り返ることができます。家族の分の手型を押し付けて模様を作ってもアットホームな感じを出せるでしょう。

装飾品を貼り付ける

ジョリパットに装飾品を仕込んで、立体的な壁面に仕上げることも可能です。ビジューなどの飾りを使うことで、壁面がより華やかになります。

ただしジョリパット自体には物を支えるほどの耐久性はないため、下地処理の段階で仕込む必要があります。

装飾品を埋め込む場合は、装飾品の大きさや重さについても検討して装飾しましょう。

まとめると…
  • スポンジやブラシなど家にあるものでも模様をつけられる
  • 家族の手形や足型を残すと思い出になる
  • 装飾品を埋め込んで飾ることもできる
  • 装飾品を埋め込むときは下地から埋め込む必要がある

ジョリパットの施工にかかる費用

ジョリパットの施工にかかる費用
ジョリパットの施工にはどれぐらいの費用が必要なのでしょうか。

ここでは、ジョリパットの施工費用についてDIYで行った場合と業者に依頼した場合に分けてお伝えしていきます。

DIYの場合

DIYでジョリパットの施工を行った場合は、1平方メートルあたり推定で1,000円から4,000円程度です。こちらは足場費用を含んだ総額になります。

足場が必要ない場合は、この料金から1,000円程度安くなります。

業者に依頼する場合

業者
ジョリパットの施工を業者に依頼する場合は、1平方メートルあたり推定で3,000円から10,000円程度です。こちらも足場代込みの費用となります。

足場がない場合は、ここから1,000円ほど安くなります。

まとめると…
  • DIYで作業する場合は1平方メートルあたり1,000円から4,000円程度
  • 業者に依頼する場合は1平方メートルあたり3,000円から10,000円程度
  • 足場が必要ないときは1平方メートルあたり1,000円ほど安くなる

ジョリパットのメンテナンス方法は?

ジョリパットのメンテナンス方法は?
ジョリパットを使った壁面も、定期的にメンテナンスをする必要があります。どのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。

ここでは、ジョリパットの壁面のメンテナンス方法についてお伝えしていきます。

水洗いする

ジョリパットは凹凸があるため、汚れがたまりやすい構造です。しかし汚れを放置しておくと、塗膜の劣化につながるため定期的に水洗いを行います。

高圧洗浄機を使うのが一般的ですが、模様が崩れてしまう可能性もあるので注意が必要です。バイオ洗浄を行う方が模様が崩れにくくなりますが、業者によってバイオ洗浄を行わないこともあるので依頼する前に確認しておいた方が良いでしょう。

塗り替えする

塗装
ジョリパットの劣化が進んで来たら、塗り替えを行います。ジョリパットの劣化症状は、剥がれや膨れといった現象です。

そのほか目立った劣化症状がなくても、耐用年数を経過したら点検を依頼して外壁に異常がないかを確認してもらいましょう。

劣化を放置しておくと壁の内側に雨水が浸入して、建物の劣化が進んでしまいます。劣化を放置しないように、適切な時期に塗り替えをすることが大切です。

まとめると…
  • ジョリパットで塗装した壁面は凹凸があるので汚れやすい
  • 水洗いを定期的に行わないと汚れで塗膜の劣化が早まる
  • 塗膜の劣化が進んで来たら、塗り替えを行う

ジョリパットの塗装はDIYでもできる

ジョリパットは模様をつけられる塗料です。ヨーロッパ発祥ですが、日本でも販売されています。

ジョリパットの模様付けはDIYでも施工可能で、スポンジやブラシなどの身の回りにある道具でも模様を付けることができます。一方高度の技術が必要になる模様もあるため、自分で作業するのが難しい場合は実績豊富な職人に作業を依頼すると安心です。

ジョリパットは自由に模様をつけられる塗材なので、オリジナリティのある外壁や内壁を作ることができます。壁面をデザインを素敵に仕上げたい方は、ジョリパットの使用を検討してみてくださいね。

 
外壁塗装 あなたの地域の相場はいくら?▶▶︎▶︎