リシン吹き付けにはアスベストが含まれてるって本当?対処法も解説

リシン吹き付けにはアスベストが含まれてるって本当?対処法も解説

リシン吹き付けは外壁塗装の中でもポピュラーな工法のひとつ。現在のリシン吹き付けはノンアスベストのため安全面で問題はありませんが、2000年前後まではアスベストを使用していたケースも多かったということをご存知でしょうか?

アスベストと言えば、「肺がんなどの深刻な健康被害をもたらす恐ろしいもの」というイメージをお持ちの方も少なくないはず。実際には、外壁材にアスベストが含まれているからといってすぐに健康被害が生じるわけではありません。

ですが、「自宅の外壁にアスベストが使用されているかどうか不安」「どういう場合に健康被害が生じるの?」と疑問に感じている方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、リシン吹き付けにアスベストが使用されているかどうかを見分ける方法や、アスベストが含まれている場合の注意点や対処法について徹底解説しています。

外壁のアスベスト問題について気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • そもそもアスベストとは?
  • アスベストの危険性と注意点とは?
  • リシン吹付にアスベストが含まれていることがある?
  • アスベストを含む外壁のリフォーム方法は?

そもそもアスベストって何?

そもそもアスベストって何?
「アスベストを使用した住宅に住んでいると病気になる」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

確かにアスベストは人体に有害であり、さまざまな健康被害が確認されたことから、現在では原則として建築時にアスベストを使用することが禁止されています。

ですが、法的な規制が設けられる前にはさまざまな箇所で建築材としてアスベストが使用されていたのです。アスベストを含んでいると、住宅そのものの資産価値が低くなってしまうことも…。

ここではまず、知っているようで意外と知らないアスベストの基礎知識について確認しておきましょう

アスベストについて

アスベストとは「繊維状けい酸塩鉱物」のことであり、「石綿」とも呼ばれています

安価で使い勝手がよく、建築資材として非常にコストパフォーマンスが優れていることから、アスベストはビルやマンションから一般の戸建てまで幅広く建築材として使用されてきました。

しかし、アスベストは非常に細かい繊維状の鉱物であり、その飛沫を長期間吸い込むことで健康被害が生じることが明らかになり、現在では製造も使用も原則として禁止されています。

アスベストの危険性とは

デメリット
アスベストを含む建築材そのものが、ただちに人体に悪影響をもたらすというわけではありません。

非常に細かい鉱物であるアスベストは空気中に飛散しやすく、たとえば工事現場などで長期的にそれを吸い込むと、肺に蓄積されて「がん」や「悪性中皮腫」の原因となることがわかっています。

アスベストの飛沫を少量吸い込んだからといって、すぐに明らかな健康被害が生じるわけではありません。長い時間をかけて徐々に健康を蝕んでいき、数十年ほど経ってアスベストが原因だと発覚するケースが多いのです。

現に、アスベストの危険性が社会で広く認識されるようになったのは、工事作業員などアスベストの飛沫を長期に渡って吸い込んでいた人々に共通した健康被害が見られたからでした。

こうした背景から、恒常的にアスベストが空気中に飛散した環境で働かざるをえず、それが原因で肺がんなどに羅漢した場合は、労災保険によって治療が可能になっています。

注意が必要なのはどんな時?

ここまで見てきたように、建築材にアスベストが含まれているからといって、それがすぐに健康被害へと直結するわけではありません。しかし、アスベストが人体に悪影響なのは周知の事実です。

では、具体的にどのような場合に健康被害をもたらすのでしょうか?肺がんや悪性中皮腫になるのは、空気中に飛散したアスベストを吸い込み、それが体内に蓄積されるからです。

つまり、アスベストを含む建築材を撤去したり、損傷させるとアスベストが飛散し、健康被害をもたらす可能性があります

とりわけ、古い住宅にはアスベストが使用されていることが多く、解体工事の際にそのの粉末を吸い込むリスクが高くなるでしょう。

アスベストの使用が規制される前に建てられた住宅の場合、屋根や外壁にアスベストが含まれている可能性があります。アスベストの含有の有無を確認しないまま、DIYで撤去や補修作業をおこなうのはやめておいたほうが無難です。

アスベストが含む外壁か確認する方法

確認
2000年代半ばにアスベストの使用が原則として禁止されたため、2000年代後半に新たに建設された住宅では外壁にアスベストが含まれている心配はありません

他方で、アスベストの規制前に建設された住居の場合は外壁だけでなく屋根などにも、アスベストを含む外壁材が使用されている可能性があります。

自宅の外壁がアスベストを含むかどうかを手軽に確認するには、使用している材料名が分かる場合はインターネットで検索してアスベストの有無を調べるといった方法が挙げられます。

ですが、外壁材の製品名を把握しているご家庭は少ないものですし、インターネット上の情報が常に正確であるとは限りません。

施工業者や建築士などに問い合わせるという方法もありますが、一番確実なのは専門業者に調査してもらうという方法です。

まとめると…
  • アスベスト:石綿とも呼ばれ、使い勝手のよい建築材として重宝されてきた
  • 粉末が飛散しやすく、長期にわたり吸い込むと肺がんなどの病気の原因になる
  • 人体に有害だがすぐに健康被害をもたらすわけではない
  • アスベストを含む建築材の解体・撤去作業では粉末が飛散しやすいので要注意
  • 専門業者に調査を依頼すればアスベストの含有の有無が分かる
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リシン吹き付けとアスベストの関係性

リシン吹き付けとアスベストの関係性
リシン吹き付けは外壁塗装でも人気のある工法です。リシン吹き付けそのものに問題があるわけではないものの、施工時期によってはアスベストを使用している可能性があります

そこで以下では、リシン吹き付けとアスベストの関係性について確認しておきましょう。

リシン吹き付けの基礎知識

アクリルやセメントなどの骨材と塗料を同時に吹き付けて凹凸模様を作る塗装方法のことを、リシン吹き付けといいます。

リシン吹き付けの主なメリットとデメリットは、以下の通りです。

  • メリット1:施工費用が安くすむ
  • メリット2:外国風のおしゃれな仕上がりになる
  • デメリット1:耐久性が低い
  • デメリット2:凹凸部分に汚れやカビがこびりついて落としにくい

すでに昭和の頃からアスベストの危険性が認識されていましたが、アスベストの使用が全面的に禁止されたのは2000年代半ばになってから。

そのため、2000年前後より前にリシン吹き付けや吹き付けタイルで外壁を塗装した場合は、アスベストを含んでいる可能性があります

リシン吹き付けのアスベストは危険なの?

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現在のリシン吹き付けではアスベストを使っていないため、安心できます。

裏を返せば、アスベストの使用が全面禁止される前のリシン吹き付け作業ではアスベストを含んでいる可能性があり、場合によっては人体に悪影響をもたらすことも…。

ですが、外壁を破損させたり老朽化で削れたりしないかぎりアスベストの粉末が飛散する危険性は低いため、そこまで心配をする必要はないでしょう。

高圧洗浄機の使用には要注意

基本的に、アスベストを含む外壁は破損や解体などでもない限り、その粉末が飛散する危険性は少ないと言われています。

ただし、例外として高圧洗浄機の使用には注意が必要です。リシン吹き付けの外壁は凹凸感があり、汚れが入り込んで落ちにくいもの。

だからこそホースやブラシではなく、手っ取り早く汚れを落とせる高圧洗浄機を使用して外壁の清掃をおこなう人も少なくありません。

ですが、高圧洗浄機は非常に水圧が強く、古くなった外壁の場合は塗料が剥がれ落ちてしまうことも…。

もしも外壁がアスベストを含んでいた場合、高圧洗浄機を使用したことでその粉末が空気中に飛び散ってしまう可能性があるのです。

アスベストを含有していることがわかっているならば、自分で高圧洗浄機を使った作業をするのは避け、専門の業者に依頼したほうが無難でしょう。

まとめると…
  • リシン吹き付けならば凹凸感のあるおしゃれな外壁に仕上がる
  • 現在のリシン吹き付けはアスベスト不使用なので安心!
  • 2000年前半以前のリシン吹き付けはアスベスト使用の可能性も…
  • 外壁を損傷・解体しないかぎりアスベストが飛散する心配はあまりない

アスベストを含むリシン吹き付け外壁への対処法

アスベストを含むリシン吹き付け外壁への対処法
ここまでご紹介したように、リシン吹き付けにアスベストが使用されていたとしても、直ちに深刻な健康被害が生じるわけではありません。

そうは言っても、自宅の外壁にアスベストが含まれていると不安に感じる方も多いことでしょう。また、アスベストが外壁材に使用されていることで、自宅の資産価値が下がってしまうこともあり得ます。

そこで以下では、アスベストを含むリシン吹き付け外壁のリフォーム方法について解説していきます。

外壁塗装

まずご紹介したいのが、アスベストを含むリシンの上から塗装してアスベストを封じ込めるという方法です。

既存のアスベストを撤去するわけではないので外壁にアスベストは残りますが、塗料で塗りつぶすため、飛散する危険性はほとんどありません。

ただし、塗装でアスベストを封じ込めているだけですので、外壁を張り替えリフォームする際にはアスベストの撤去作業が必要となることも知っておきましょう。

カバー工法

工事
カバー工法とは、アスベストを含むリシンの上から新しい外壁材を張りつける方法のこと。

既存のアスベストを撤去するわけではないので外壁にアスベストは残りますが、外壁材で覆い隠すため、アスベストが飛散する危険性がないのがメリットです。

ただし、カバー工法は既存の外壁にさらなる重りをプラスすることになるため、耐震性が低下するというデメリットも…。

こうした理由からカバー工法は1回しかできないため、次回の外壁リフォーム時にはアスベストの撤去作業が必要になります。

張り替え

アスベストを含むリシン塗装をしている既存の外壁を剥がしてから新しい外壁材を張りつける方法のことを、張り替え工法といいます。

既存のアスベストを撤去するため、外壁にアスベストが残る心配がありませんが、その分解体・撤去作業が必要となるため塗装やカバー工法よりも費用がかかってしまうのがデメリット。

ですが、カバー工法のように耐震性が低下する心配がありませんし、何よりアスベスト問題の根本的な解決になるところが張り替え工法の最大の魅力だと言えるでしょう。

リフォームは業者に依頼を

アスベスト外壁を間違った方法で除去すると空気中に目に見えない粉末が飛散するため、それを吸い込むことで健康被害が生じる危険性があります。

だからこそ、除去作業は絶対に自分ではおこなわないことが鉄則。アスベストの除去作業には専門資格が必要なほどですので必ず実績のある専門業者に依頼しましょう。

まとめると…
  • 外壁塗装:既存の外壁の上から塗料を重ねてアスベストを封じ込める
  • カバー工法:既存の外壁の上から軽量な外壁材を重ねてアスベストを封じ込める
  • 張り替え工法:既存の外壁を撤去して新しい外壁材を張り付ける
  • アスベスト外壁の解体・撤去作業は自分でせずに必ず業者に依頼する

外壁をリフォームする際のポイント

外壁をリフォームする際のポイント
アスベストを含む外壁をリフォームするにあたっては、できるだけ費用を抑えたいというのが多くの人の本音でしょう。

そこでここからは、アスベスト外壁のリフォームで費用を抑えるコツについてご紹介していきます

補助金が申請できないか確認する

自治体によっては、アスベストの除去工事のために補助金を設けているところもあります。

工事を開始する前に、お住まいの自治体に補助金制度がないかどうかをインターネットや電話で確認してみましょう

規定の補助金額を超えなければ、工事費用の3分の2以内の補助金を受け取ることが可能です。

相見積もりを依頼する

相見積もり
工事で満足のいく仕上がりを実現するためには、信頼できる優良業者を見つけることが大切です。そのために、相見積もりを活用してみましょう。

複数の業者に同じ工事条件で見積もりを出してもらう相見積もりならば、工事内容や費用を比較できるため、適切な工事かどうか、費用は安くなるかどうかを確認できます

また、素人でも理解しやすいように丁寧な見積もり書を作成してくれるか、質問に対して誠実に答えてくれるかどうかといった点も、業者選びの際にチェックしたいポイントです。

まとめると…
  • 自治体の補助金が利用できるかどうかを確認する
  • 相見積もりを通じて優良業者を見つける

アスベスト含有の外壁は専門業者にリフォームしてもらおう

今回はアスベストに関する基礎知識や、アスベストを使用したリシン吹き付け外壁の対処法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

2000年代前半以前に外壁工事をした場合は、リシン吹き付けなどでアスベストが使用されている可能性があります。

気になる場合は、施行業者などに問い合わせるなどして、自宅の外壁にアスベストが含まれているかどうかを確認しましょう。

アスベストが含まれていても解体・撤去作業や破損をしなければ特に危険性はないと言われていますが、リフォームをお考えならば、カバー工法や張り替え工法を通じてアスベストの危険性を封じ込めるとよいでしょう

自治体によっては補助金が利用できるケースもあるので、工事前に補助金制度について調べてみてください。

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