鉄部とは、金属素材でできた部分のことです。鉄部も他の部位同様、時間の経過や雨風などの外的な要因で劣化するため、メンテナンスが必要になります。
今回の記事では、鉄部のメンテナンスが必要な理由や、そのメンテナンス方法などについて詳しくお伝えしていきます。鉄部のメンテナンスについて興味がある方は、ぜひご一読ください。
- 鉄部のメンテナンスが必要な理由とは?
- 症状別の鉄部メンテナンス方法をご紹介
- 塗装箇所別の鉄部メンテナンス方法をご紹介
- DIYでメンテナンスするときは何が必要?
- 業者に依頼するときのチェックポイント
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目次
鉄部のメンテナンスが必要な理由
建物の鉄部とは金属が主な素材でできている部位を指します。鉄部には定期的にメンテナンスが必要とされていますが、それはなぜなのでしょうか。
鉄部をメンテナンスしないとどうなる?
鉄部をメンテナンスしないまま放置すると、具体的にどのようなことが起こるのでしょうか。以下に具体的にご紹介していきます。
機能低下
鉄部をメンテナンスしないで放っておくと、腐食や変形が起こります。腐食や変形が起こると、その箇所から雨水などの水分が入り込むため、防水機能が失われてしまいます。
強度低下
先ほどもお伝えしましたが、メンテナンスをしない状態で放置された鉄部は、腐食などを起こして劣化します。強度が損なわれるため穴があいたり、変形したりして建物の耐久性を低下させるほか、他の部位の劣化も早める可能性があるので注意が必要です。
錆の拡大
鉄部の劣化として多いのが錆びです。なお錆びは金属が酸化することで起こります。錆びが出た金属は強度が落ち、穴があいたり変形したりして建物の耐久性を低下させてしまいます。
また錆びた箇所は放置することですぐに大きくなるので、錆びが出た場合は早めに対処することが大切です。
外観悪化
金属部分に錆びが出たり変形が起こったりすると、建物の外観もところどころ赤茶色などになって見た目が悪くなります。建物の美観が損なわれるため、建物の耐久性だけでなく建物の価値にも悪い影響を与えてしまいます。
メンテナンスの時期の目安
鉄部の塗装にチョーキングや錆びが起こった場合は、メンテナンスが必要です。鉄部塗装のメンテナンスはどれぐらいの期間を目安に行ったら良いのでしょうか。
チョーキング現象発生
鉄部塗装の劣化を判断するには、チョーキング現象が起こっているかどうかが目安になります。チョーキング現象とは、塗装面が劣化して粉になりこするとチョークのような粉が手につくような現象です。
一般にチョーキング現象は、塗装から10年経過した時点で起こりやすくなります。ただし塗装面がどの程度で劣化するかは、塗料の質や環境によっても変わります。
チョーキング現象が起こったら、塗装を塗り直すなどのメンテナンスが必要です。
小さな「錆」発生
鉄部は錆びにくい素材であってもメンテナンスせずに放置していれば発生します。鉄部に錆びが出ると、素材自体が劣化して耐久性を低下させてしまいます。また、錆びは放置するとすぐに広がってしまうため早めの対処が必要です。
鉄部に錆びを発見したら、早急に塗り替えや鉄部の交換などのメンテナンスを行います。一般的に錆びが発生するのは施工から10年程度と言われていますが、塩害がある地域では錆びが発生しやすい傾向があるので気を付けてください。
- 鉄部をメンテナンスしないと錆びなどが広がって損傷が大きくなり建物の耐久性が低下する
- 鉄部が錆びたり塗装が剥げたりすると見た目が悪くなり建物の価値も下がる
- メンテナンスの目安は約10年ほど
- 小さな錆びが出たりチョーキングが起こったりしたらメンテナンスの時期
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鉄部のメンテナンスの基本は「錆止め」
鉄部のメンテナンスは塗り替えや部品の交換など複数の工程がありますが、主なメンテナンスは「錆止め」です。ここでは錆止めの効果や錆止め塗料の使い方などについてお伝えしていきます。
錆はなぜ発生するの?
錆びは鉄部の金属素材が空気中の酸素によって酸化するために起こる現象です。鉄部分の塗装が剥げたりひび割れたりすると、そこから錆びが始まり広がっていきます。
鉄部を錆びにくくするには、錆止め塗料を塗ってなるべく錆びないように施工していくことが大切です。
錆止め塗料を塗らずに放置するとどうなる?
鉄部に錆止め塗料を塗らないで放置しておくと、鉄部が雨風に直接さらされるため数年で錆びが発生してしまいます。素材に合った錆止めを使うことで、錆びの発生を遅らせることができます。
錆止め塗料の効果は?
錆止め塗料は素材となる金属の表面に塗膜を作ることで、外部の空気や水を遮断します。空気や雨水などに直接当たらないため、塗料の下にある金属素材は錆びにくくなるという理屈です。
錆止め塗料を塗ることができる素材は?
錆止め塗料は塗料によって対応している素材が違います。とは言え多くの錆止め塗料は錆びが発生する金属全般に下地として使用が可能です。鉄を含む金属素材は、ほとんどのケースで錆止め塗料を使用します。
屋根部分ではトタンが良い例です。一方で銅のように錆びることで耐久性を維持する素材には、あえて塗らない場合もあります。
錆の上から錆止めを塗ってもよい?
一般的な錆止め塗料は、前回塗装した塗料の上から重ね塗りをすることはできません。錆止め塗料を塗り直す場合は、古い塗膜を落としてから塗ります。
もし前回の塗膜を落とさずに錆止め塗料を重ねて塗ってしまうと、かえって錆びが発生しやすくなってしまうでしょう。
ただし、アサヒペンの「油性超耐久シリコンアクリルトタン用」といった塗料のように、錆の上から直接塗装することができる塗料もあるため、どうしても重ね塗りが必要という場合はこういった重ね塗りが可能な塗料を使うと良いでしょう。
- 鉄部のメンテナンスは「錆止め」がメイン
- 錆止め塗料は金属素材に対応した塗料を選ぶ
- 前回の錆止め塗料の上から重ね塗りすることは多くの場合できない
- 一部塗料には錆止め塗料の上から塗装できるものもある
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【症状別】鉄部のメンテナンス方法は?DIYは可能?
業者に依頼するとコストが高くなるので、できればDIYでメンテナンスしたいという人もいるでしょう。とは言え鉄部のメンテナンスはDIYでも可能なのでしょうか。ここでは、鉄部の状態別にDIYが可能かどうかとその方法などについてお伝えしていきます。
チョーキング現象が発生しているとき
ここでは、鉄部の塗装表面にチョーキングが発生している状況でのメンテナンスについてお伝えしていきます。
状態
鉄部の状態は塗装の表面が粉っぽくなっています。指でこすると、塗料が粉末状になったものがチョークのように付着してくる状態です。
DIYは可能?
チョーキングが起こった塗装を、DIYで塗り直すことは可能です。塗り直しをする箇所にケレン作業(塗装部分をやすりなどで綺麗にする作業)を行い、仕上げの塗料で塗装します。下地までケレン作業を行うときは、下地として錆止め塗料も塗ってください。
小さな錆が出てきているとき
塗装表面に小さな錆びが発生してしまったときはどうでしょうか。ここでは鉄部に錆びが起こったときはどのようなメンテナンスが必要なのかお伝えしていきます。
状態
鉄部の表面に小さな錆びが発生している状態です。錆びが大きくない状態でも、放置しておくとすぐに錆びが広がってしまうので早めの対処が必要になります。
DIYは可能?
鉄部に錆びが発生している状態でも、DIYでのメンテナンスは可能です。ケレン作業を行って錆びを取り除いた後に、錆止め塗料を塗装します。錆止め塗料が乾いた段階で、仕上げの塗料を塗装して完成です。
錆だらけのとき
鉄部に発生した錆びが大きく広がってしまった場合は、DIYでのメンテナンスは可能なのでしょうか。ここでは、錆びが広く発生してしまったときのメンテナンスについてお伝えしていきます。
状態
鉄部に錆びが広範囲に広がっている状態では、金属素材自体がボロボロに錆びてしまっています。また金属素材自体に穴が開いてしまっていることもあるでしょう。
DIYは可能?
塗装や鉄部の表面だけでなく、全体的に錆びが発生したり穴があいたりしている場合は、原則として部品の交換が必要になります。
鉄部の部品を扱うには専門的な知識が必要なので、経験のない人がDIYで修復するのは難しいでしょう。無理にDIYで修理を行うと、施工不良を起こす可能性もあるので業者に依頼した方が確実に修理できます。
- チョーキングが発生しているときは塗装の塗り直しが必要
- 塗り直しは広範囲でなければDIYでも可能
- 小さな錆びが発生しているときも塗装の塗り直しが必要
- 錆びが広い範囲に広がっている場合はDIYでの補修が難しいので業者に依頼する
【塗装箇所別】鉄部のメンテナンス方法は?DIYは可能?
鉄部は一般的に建物のどのような場所にあるのでしょうか。また、塗装箇所によってはメンテナンス方法が変わることもあります。ここでは、塗装箇所ごとのメンテナンス方法やDIYで塗装ができるかどうかについてお伝えしていきます。
屋根
屋根にある鉄部はどのようにメンテナンスするのでしょうか。ここでは、屋根に使われやすい金属素材やパーツ、DIYでメンテナンスは可能かなどについてお伝えしていきます。
屋根材に使われている部材の種類
屋根に使われやすい金属素材は、トタン、ガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミなどがあります。それぞれ性質が違うので、環境や用途に合った素材を選ぶことが大切です。
屋根周辺に使われている部材例
屋根の周辺には様々な部材があります。主に使われる部材は、破風、雨樋、軒天です。破風は、雨風から屋根を守り雨漏りが起こるのを防ぎます。
雨樋は屋根から流れ落ちてくる雨水を受け止めてくれます。雨水が外壁に流れ落ちていくのを防いでくれるので外壁の耐久性が高まるでしょう。
また軒天は屋根が突き出た部分の下側部分のことを指しますが、こちらの部位も屋根や屋根裏を風雨から保護しています。
DIYは可能?
屋根の鉄部のメンテナンスは、塗装だけであればDIYでもできます。ただし、屋根は高い場所にあるため大半のケースで足場が必要です。
足場は専門の業者に組んでもらう必要があるため、たとえDIYでメンテナンスをしても意外と費用は安くなりません。
また落下の危険もあるので、屋根の鉄部のメンテナンスは業者に依頼した方が安全です。
外壁
建物の周囲を囲む外壁にも金属素材が使われることがあります。外壁部分の鉄部のメンテナンスはDIYでどこまで可能なのかについてお伝えしていきます。
外壁に使われている部材の種類
建物の外壁の使われている主な金属素材は、トタン、ガルバリウム鋼板、金属系サイディング、アルミ、ステンレスなどです。
耐久性や価格の面でも使いやすいので、ガルバリウム鋼板や金属系サイディングは多くの外壁で使用されています。
外壁周辺に使われている部材例
外壁の周辺部分に金属素材が使用されることもあります。外壁周辺の主な部材はドアや窓枠、雨戸、シャッターなどです。
DIYは可能?
外壁にある金属パーツを塗装するだけであれば、範囲が少ないのでDIYでも可能です。ただしボロボロに錆びていて交換が必要な場合は、DIYでの作業が難しいので専門の業者に依頼した方が確実に修理できます。
外構
門扉や柵といった、建物の外構部分(エクステリア)のメンテナンスはDIYでも可能なのでしょうか。
外構や周辺に使われているエクステリア例
外構や建物周辺のエクステリアには、主に門扉や柵などがあります。建物本体に比べサイズが小さいため、DIYでもメンテナンスしやすく扱いやすい部分でしょう。
DIYは可能?
塗装のみであればDIYでのメンテナンスもできます。錆びなどの損傷がひどい場合でも、小規模な部品ならDIYで交換ができることもあります。
住宅内部
家の中、住宅の内部についてはどうでしょうか。ここでは、住宅内部の鉄部のメンテナンスをDIYでどの程度行えるのかについてお伝えしていきます。
住宅内部の例
住宅内部の主な鉄部は、共用扉や窓枠などです。一般的に建物内部は外部ほど大きな鉄部はありません。
DIYは可能?
住宅内部にある鉄部のメンテナンスは、塗装するだけならDIYでも可能です。また、損傷がひどい場合でもパーツがそれほど大きくなければ自分で取り換えることもできます。
- 屋根、外壁の鉄部のメンテナンスはDIYでは難しいので業者に依頼した方が確実
- 外構、住宅内部の鉄部のメンテナンスは範囲が狭ければDIYでも可能
鉄部塗装をDIYする場合に必要なもの
鉄部をDIYで塗装する場合は、どのようなことが必要になるのでしょうか。ここではDIYで鉄部を塗装するときに必要になる知識などをご紹介するほか、DIYで塗装することのメリットとデメリット、メンテナンスの工程などについてもお伝えしていきます。
DIYできる基準
多くの場合DIYで鉄部をメンテナンスできる範囲は、塗装までです。鉄部の損傷がひどく部品の交換が必要な場合は、多くのケースでDIYでのメンテナンスが難しくなります。
ただし交換する部品が小規模であれば、交換もDIYで行うことも可能です。広範囲に鉄部が損傷していたり、部品が大きくて自分では持ち運べないなどの場合は、DIYでの作業が難しいので業者に依頼してください。
DIYのメリット
DIYで作業することの最大のメリットは、工事費用が安く抑えられる点です。業者に依頼すると、材料の費用だけでなく人件費も必要になります。
DIYする場合の費用相場
DIYで作業する場合の費用は、業者に依頼した価格の3割から7割程度が目安と言われています。ただし屋根などの高所作業になると足場を組む必要があるので、DIYでメンテナンスしたとしてもあまり安くならないでしょう。
メンテナンスの工程
メンテナンスは一般的に以下のような工程で行います。
塗装作業に入る前にケレン作業をしておくことが大切です。塗装前にゴミがついていると、剥がれなどの施工不良の原因になります。
- ケレン作業でサビを落とす
- 錆止めを塗る
- 仕上げ塗装(最低2回)
DIYする場合に必要なもの
鉄部の塗装のメンテナンス(塗り直し)をDIYで行う場合は鉄部に適した塗料が必要です。ここでは、メンテナンスに必要な塗料の性質を、場所ごとにお伝えしていきます。
塗料を選ぶコツ
鉄部の塗料を選ぶには、いくつかコツがあります。必要な塗料の耐久性は、場所や環境によって違ってくるためです。以下に状況ごとに向いている塗料の種類についてお伝えしていきます。
使用場所で選ぶ
塗料を選ぶときは、どのような場所に塗装するかが大切です。例えば室内で使用する塗料は、室外に比べてそれほど高い耐久性は必要ありません。
一方屋根は直射日光を受ける場所なので、外壁よりも耐久性の高い塗料を選びます。どの程度耐久性が必要なのかは塗装する場所によって違うので、適した耐久力の塗料を選ぶことが大切です。
種類で選ぶ
塗料には水性と油性があり、油性はさらに強溶剤と弱溶剤に分かれます。水性の塗料は人体に影響が少なく、次いで影響が少ないのは油性の弱溶剤、一番人体に影響があるのが油性の強溶剤です。
溶剤系の塗料は人体に影響を及ぼす可能性があるため、室内で使用する場合は換気をしっかりする必要があります。その点水性の塗料は人体に悪影響がないので、換気の悪い室内での使用もそれほど危険ではありません。
一方で強い塗膜ができるのは溶剤系の塗料です。強度や耐久性が必要な場所には油性塗料が多く使われています。このように水性塗料か油性塗料かは、求める塗膜の強度によっても変わってきます。
樹脂の種類で選ぶ
下塗り材の上に塗る仕上げ用の塗料には、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素塗料などの種類があります。後にあげた塗料ほど、樹脂の耐久性が高い塗料です。
耐久性が必要な場所にはフッ素塗料、それほど耐久性が必要のない室内の家具などはアクリルやウレタンなどを使用するなど、樹脂の耐久性によって使用する塗料を選びます。
1液と2液
塗料には1液だけで使用できる塗料と、2液を混ぜて使う塗料があります。単体で使用できる1液塗料は、塗装の経験が少なくても使用しやすい塗料です。
一方2液塗料は硬化剤を使用し、塗料と混ぜて使用します。使うのに手間がかかりますが、硬化剤と混ぜて使うため多くの場合、塗膜の強度が1液型の塗料よりも高いです。
錆止めはそのまま使用できない?
錆止め剤は鉄部の錆びを防ぐために使われる塗料です。錆止め剤を塗るときは、塗装面の錆びや汚れをしっかり落とさないと再び腐食しやすくなります。
また錆止め剤にも1液型と2液型があり、1液型はすぐに使用できるのに対し2液型は硬化剤と混ぜてからでないと使用できません。錆止め剤を使用するときは、塗料の使用方法を確認しておきましょう。
コスパ重視で選ぶ
耐久性と価格のコストパフォーマンスに優れているのはシリコン塗料です。価格だけで選ぶのであればアクリル塗料になりますが、シリコン塗料よりも耐用年数が短くなります。
塗料を選ぶときは耐久性と価格のバランスを見て使う塗料を選んでください。
鉄部をDIYするなら選ぶ塗料はコレ!
鉄部の塗装をDIYで行うなら、ニッペホームプロダクツの「水性フレッシュワイド」と、アサヒペンの「油性高耐久鉄部用」がおすすめです。
ニッペホームプロダクツの「水性フレッシュワイド」は、室内外どちらでも使用可能な塗料です。水性塗料なので人体への影響も少なく、室内での使用に向いています。
また、アサヒペンの「油性高耐久鉄部用」も室内、室外ともに利用可能です。こちらは錆びの上からそのまま塗装できるので、室内の錆びやすい部分への使用におすすめです。
- DIYでできるメンテナンスは塗装まで
- メンテナンスをDIYで行う主なメリットは費用が安いという点
- 錆止め塗料を選ぶときは必要な耐久性や価格とのバランスで選ぶと良い
業者にお願いする場合の鉄部塗装
鉄部の損傷が大きい場合は、DIYでの補修が難しくなるので業者に依頼します。ここでは業者に依頼する場合の手順や、費用の相場などについてお伝えしていきます。
業者に依頼すべき基準
鉄部のメンテナンスは損傷の程度が軽く、範囲が狭ければDIYでのメンテナンスが可能です。ただし、錆びている部分が多かったり、損傷がひどくて部品の交換や補修が必要だったりといった場合は、業者に依頼した方が確実にメンテナンスできます。
業者に依頼するメリット
業者にメンテナンス作業を依頼する主なメリットは、工期が短いこと、手間がかからないこと、施工後も状態が長持ちしやすいことです。
DIYで行うと作業に不慣れなため順調に作業が進まないことも多いでしょう。また、きちんと作業できなかった場合は施工不良を起こし鉄部の耐久性を低くしてしまう可能性もあります。
業者に依頼する場合の費用相場
業者に鉄部のメンテナンスを依頼した場合の相場は、状況や使用する塗料、建材などにもよりますが、一般的に30坪程度の住宅の屋根では30万円から70万円ほどが相場と言われています。また、同程度の広さの住宅の外壁では、70万円から100万円程度が相場のようです。
業者の作業工程が適切か確認するポイント
依頼した業者がきちんと作業しているかどうか確認するには、以下のことをチェックするのがおすすめです。
- 下塗り、中塗り、上塗りの3工程があるか
- 同じ場所に1日に3回以上塗っていないか(午前で1回、午後で1回の合計2回の塗装なら気候次第で可能)
錆の程度が重症の場合は、鉄部塗装ではなく交換を!
鉄部の錆が大部分に広がり、また素材自体も変形したり穴があいたりしている場合は、塗装だけでは修繕できません。部品の交換や補修が必要です。
- 鉄部の損傷がひどい場合はDIYでの修理は難しいので業者に依頼する
- 業者に依頼するメリットは工期が短く、手間がかからず、確実に修理できること
- 必要なコストは状況にもよるが30万円から100万円程度が相場
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鉄部のメンテナンスは軽度ならDIYできる
建物の鉄部は鉄など金属素材でできた部分です。錆びにくい素材であっても金属であれば錆びが発生します。また表面の塗装が劣化してきたら塗り直しなどのメンテナンスが必要です。
損傷部分が軽度だったり、塗装が劣化しているだけならDIYでのメンテナンスも可能ですが、錆びが広範囲に広がっているなど鉄部の損傷がひどい場合は業者に依頼して直してもらった方が安全かつ確実でしょう。
DIYで修理するか、業者に依頼するかは、鉄部の状況を見て判断してくださいね。
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