タイル外壁は基本的に塗装をしなくても耐久性に問題はありません。とは言え塗装ができないということではありません。
では、どのようなときにタイル外壁を塗装するのでしょうか。今回の記事では、タイル外壁に塗装する理由やそのメリット、費用、塗装するときの注意点などについてお伝えしていきます。
タイル外壁の塗装に興味がある方は、ぜひご一読ください。
- タイル外壁に塗装はできる?
- タイルに塗装するメリット
- おすすめのタイル用塗料
- タイルに塗装するときの注意点
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目次
タイル外壁に塗装はできる?
タイル外壁は耐久性アップやタイル外壁の保護という点では、一般的に塗装は不要です。しかし、見栄えを良くするために塗装することもあります。
タイル外壁は必ずしも塗装する必要はありませんが、外壁のイメージや雰囲気を変えたいときに塗装で行うことも可能です。
以下の章ではタイル外壁のメリットや注意点などについてお伝えしていきます。タイル外壁に塗装をしたいと考えている方は、この後も読み進めてくださいね。
- タイル外壁には基本的に塗装は不要
- 目地やタイルの保護のためや、外観を変えたいときには塗装することも可能
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タイル外壁に塗装するメリット
タイル外壁は基本的に塗装の必要性はありません。では、タイル外壁を塗装するメリットは何でしょうか。
ここでは、タイル外壁の塗装をする主なメリットについてお伝えしていきます。
外壁を保護できる
タイル外壁を塗装すると、タイル自体の目地を塗装で保護することができます。
特にタイルの目地は劣化しやすいので、塗装をすることは目地を長持ちさせるのに有用です。
きれいな外壁を保てる
タイルを塗装することで、タイルの劣化による色褪せなどを防ぐことができます。
タイルを汚れや色褪せから守ることができるので、タイル自体の耐久性が上がって長持ちします。
- 塗装することで外壁を保護できて、見た目も美しく保てる
タイル外壁の塗装にかかる費用
タイル外壁の塗装にかかる費用は、30坪(120平方メートル)ほどの住宅で概ね70万円から100万円程度が目安です。
使用する塗料や状況によって費用も変わってきますので、詳しくは依頼する業者に見積もりを取って確認してください。
タイル塗装に使用される主な塗料の単価の目安は、アクリル塗料で1平方メートルあたり1,000円から2,000円程度、ウレタン塗料で1,500円から2,500円程度、シリコン塗料では2,000円から3,500円程度、フッ素塗料では3,500円から5,000円程度となっています。
塗料の種類 | 1平方メートルあたりの価格 |
アクリル塗料 | 1,000円から2,000円程度 |
ウレタン塗料 | 1,500円から2,500円程度 |
シリコン塗料 | 2,000円から3,500円程度 |
フッ素塗料 | 3,500円から5,000円程度 |
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タイル外壁の塗装におすすめの塗料
タイル外壁を塗装できる塗料はたくさんあるので、どの塗料を使えば良いのか迷ってしまうこともあります。
ここでは、タイル外壁の塗装におすすめの塗料をご紹介していきます。
タイルフレッシュ/エスケー化研
タイルフレッシュはエスケー化研の販売するシリコン塗料です。価格がリーズナブルで使いやすい商品となっています。
商品情報は以下をご参照ください。
商品名 | タイルフレッシュ |
販売会社 | エスケー化研 |
特徴 | タイル用の2液型シリコン塗料 |
価格 | 2,200円/平方メートル |
耐用年数 | 12~15年 |
適用下地 | 磁器タイル(釉薬あり・なし)、せっ器タイル |
ツヤの種類 | 艶有り、艶消し |
塗装方法 | 吹付、刷毛、ローラー |
ファイングラシィSiクリヤー/日本ペイント
ファイングラシィSiクリヤーは日本ペイントが販売する2液型のシリコン塗料です。価格はやや高めですが、耐久性が高くツヤの種類が多く提供されています。
商品情報は以下のをご参照ください。
商品名 | ファイングラシィSiクリヤー |
販売会社 | 日本ペイント |
特徴 | タイル用の2液型シリコン塗料 |
価格 | 2,660円/平方メートル |
耐用年数 | 非公表(推定12~15年) |
適用下地 | 陶器・磁器タイル |
ツヤの種類 | つや有り、3分・5分つや有り |
塗装方法 | 吹付、刷毛、ローラー |
アレスアクアタイルガード
アレスアクアタイルガードは関西ペイントが販売する2液型のシリコン塗料です。浸透性吸水防止材なので、水分が建物内部に浸透するのを防ぐ効果があります。
商品情報は以下をご参照ください。
商品名 | アレスアクアタイルガード |
販売会社 | 関西ペイント |
特徴 | タイル用の2液型シリコン塗料 |
価格 | 2,500円/平方メートル |
耐用年数 | 非公表 |
適用下地 | 陶磁器タイル(目地モルタル) |
ツヤの種類 | 非公表 |
塗装方法 | 吹付、刷毛、ローラー |
タイル外壁を塗装する注意点
タイル外壁を塗装するときにはどのようなことを気を付ければ良いのでしょうか。
ここでは、タイル外壁を塗装する際の注意点についてお伝えしていきます。
タイル専用の塗料を使用する
タイル外壁を塗装するときは、タイル専用の塗料を使用することが大切です。一般的な塗料をタイルに塗ると、下地が違うので剥がれてしまいます。
塗料を選ぶときは、適用下地にタイルが含まれているかどうかを確認してください。
定期的なメンテナンスが必要となる
タイル外壁の場合、メンテナンスは目地補修と高圧洗浄機などによる洗浄だけで問題ありません。
しかしタイル外壁の上から塗装をすると、塗装の塗り替えなどのメンテナンスが必要になります。目安として10年に1度は塗り替えなくてはいけないので、メンテナンスの費用が継続的に必要です。
クリヤー塗料を選ぶ
色の無い塗料のことをクリヤー塗料といいます。タイル素材はタイル自体の見た目がすでにデザインになっているので、色付きの塗料で塗るとタイルのデザイン性を台無しにしてしまいます。
タイルの色味やデザインを活かしたい場合は、クリヤー塗料がおすすめです。色付きで塗装すると、数年で色褪せてしまうというデメリットがあります。
- タイルを塗装するときはタイル専用の塗料を使う
- 塗装すると塗り直しなどのメンテナンスが定期的に必要
- クリヤー塗料を選ぶと元のタイルのデザインが活かせる
タイル外壁の塗装を依頼するときのポイント
タイル外壁の塗装を業者に依頼するときには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
ここでは、タイル外壁の塗装を依頼するときのポイントについてお伝えしていきます。
経験豊富な業者を選ぶ
タイル外壁の塗装はそれほど一般的ではないので、タイル塗装の経験がない業者もいます。そのような業者に依頼すると、塗装剥がれといったトラブルが起こる可能性もあるため注意が必要です。
タイル塗装を依頼するときは、タイル塗装の経験がどれぐらいあるかも事前に確認しておいた方が安心です。
相見積もりを行う
業者に見積もりを取るときは、1社だけに見積もりを取るのではなく複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。
1社だけに限定してしまうと、高額な費用を請求されても気が付きませんし、手抜き工事をする業者に当たってしまう可能性もあります。
業者がちゃんとした優良な業者かどうかは、見積もりの書き方や対応の仕方にも出てきます。複数の業者から見積もりを取って、価格以外のところも比較検討して依頼業者を決めていきましょう。
- タイル塗装は一般的ではないので経験豊富な業者を選ぶ
- 業者を選ぶときは相見積もりを取って比較検討してから選ぶ
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タイル外壁を塗装するとタイルが長持ちする
タイル外壁は基本的には塗装が必要ない外壁材です。とは言え塗装が不可能ということではなく、タイル専用の塗料であれば塗装することができます。
タイルを塗装することで得られるメリットは、タイルが塗料によって保護されて長持ちするということです。一方で塗装したことで塗り直しなどのメンテナンスを継続的に行わなくてはいけないので、メンテナンス費用がかさみます。
タイルの塗装は不可能ではありませんが、塗装をするときはメリットとデメリットを考えてから施工すると良いでしょう。
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