塗装は乾燥時間が重要?乾燥のメカニズムと目安時間を解説【必見】

塗装は乾燥時間が重要?乾燥のメカニズムと目安時間を解説【必見】

外壁塗装工事の要となるのが、塗料を適切に乾燥させること。どんなに丁寧に高級塗料を塗ったとしても、肝心の乾燥のプロセスを疎かにしてしまうとさまざまなトラブルが発生してしまいかねません。

とりわけDIYで外壁の塗装をおこなう場合には、塗料の正しい乾燥方法と時間について知っておく必要があります。

ですが塗料によって、また下塗りや重ね塗りなどのプロセスによって適切な乾燥時間は異なるもの。「どのくらい乾燥させればいいの?」と疑問に感じる方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、乾燥のメカニズムや重要性に加えて、塗料の乾燥時間の目安や注意点などに至るまで徹底解説しています。

外壁塗装工事をお考えの方は、美しい仕上がりを実現するために適切な乾燥時間と方法についてチェックしてみてくださいね!

この記事でわかること
  • 外壁塗装工事で塗料の乾燥が大切な理由とは?
  • 塗料の乾燥プロセスと適切な時間の目安は?
  • 塗料を乾燥させる際の注意点とは?
  • 主な塗料ごとの乾燥時間は?
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塗装と乾燥の基礎知識

塗装と乾燥の基礎知識
美しさと耐久性を兼ね備えた外壁を実現するためには、塗料の塗り方に加えて、正しい方法で適切に乾燥させることが大切。

乾燥させる時間が短かったり、塗料が完全に乾いていない状態で上塗りをしてしまうと膨れや剥がれなどのトラブルが生じ、外壁の審美性だけでなく耐久性も損なわれてしまいます。

そもそも、塗料にはなぜ乾燥プロセスが必要なのでしょうか?また、どのようなメカニズムで塗料は乾燥するのでしょうか?

ここではまず、塗装と乾燥の基礎知識について確認しておきましょう

乾燥により塗料の性能は発揮される

塗料には外壁を美しく見せてくれるだけでなく、雨風や紫外線、汚れなどから守り、耐久性を高めてくれる役割があります。そのような役割を果たせるのは、塗料が適切に乾燥させられているから。

塗料は乾燥することで外壁にしっかりと密着すると同時に、塗膜と呼ばれる硬いコーティングを形成して外壁保護の役割を果たすことができます。

逆に言えば、乾燥していない状態の塗料は液状であるため、外壁を保護する効果は期待できないということ。

高価な塗料を丁寧に塗っただけでは外壁保護にはならず、適切に乾燥させてこそはじめて塗料としての役割を発揮するのです。

乾燥のメカニズムとは?

そもそも、塗料はどのようなメカニズムで乾燥するのでしょうか?

塗料に含まれる溶剤が揮発したり水分が蒸発することで硬化する現象のことを、一般的に「塗料の乾燥」と表現します。

塗料は大きく分けて有機塗料と水性塗料の2種類がありますが、どちらもこうした乾燥のメカニズムは同じです。

成分の揮発や蒸発によって塗料が硬化し、塗膜を作るため、湿度が低い晴れの日には乾燥しやすくなりますし、逆に湿度が高い雨の日には乾燥しにくくなります。

塗装で乾燥が必要なタイミング

安心
外壁塗装工事においては一般的に、下塗り、中塗り、上塗りのプロセスごとに3回の乾燥をおこなう必要があります。

下塗りとは、後に重ねる塗料の密着度を高めるための接着剤的なプロセスのこと。下塗りを行った後、十分に乾燥をさせなければ接着剤としての役割を十分に果たすことができません。

また、リフォームやメンテナンス時には、塗料を使用する前の段階でも乾燥プロセスが必要。

というのも、汚れやカビ・コケが付着した状態で下塗りをおこなっても塗料が密着しないため、高圧洗浄機などを使用して外壁の表面を綺麗に洗浄せねばならないからです。

外壁が水分を含んでいる状態で下塗りをすると剥がれやめくれなどのトラブルが発生するため、洗浄後にはしっかりと時間を置いて乾燥させましょう

なお、上塗り後にトップコートを使用する際には同様に乾燥時間を設ける必要があります。

乾燥時間が足りないとどうなる?

乾燥時間が足りなかった場合、塗料に以下のようなトラブルが発生しやすくなります。

  • 塗装が剥がれやすくなる
  • 仕上がりが汚くなる

適切な乾燥がおこなわれていない状態で上から塗料を重ねると、膨れ、剥がれなどのトラブルが生じてしまうので要注意。

外壁を汚れや雨風・紫外線などから守るために必要な塗膜が十分に形成されなくなるため、外壁の耐久性が低下してしまいかねません。

またヨレやムラが生じるため、外壁の審美性まで損なわれてしまうでしょう。

雨の日や湿度の高い梅雨の季節に外壁塗装工事をおこなうと、乾燥が不十分になってしまう可能性が高いので注意したいものです。

まとめると…
  • 塗料に含まれる溶剤や水分が揮発・蒸発することで乾燥する
  • 乾燥が不十分だと剥がれや膨れなどのトラブルが生じる

塗装が乾燥するまでの流れと目安時間

塗装が乾燥するまでの流れと目安時間
外壁の審美性と耐久性を高めるために、塗料を適切に乾燥させることが重要です。では、塗料が乾燥するまでどれくらいかかるのでしょうか?

ここからは、外壁塗装工事の乾燥プロセスと時間の目安についてご紹介していきます。

指触乾燥

指触乾燥とは、塗装後の外壁に指で触れてもヨレが生じない状態のこと。指に塗料が付着することもありません。

塗料によっても異なりますが、一般的に指触乾燥には1〜2時間ほどかかります。ただし、同じ塗料を用いても天候や湿度によっても乾燥時間が変化することに要注意。

なお、指触乾燥を確かめる際にはあくまで軽く触れるように意識してみてください。

十分に乾燥していない状態で強く指を押し付けるように外壁に触れると、塗膜が崩れてヨレが生じたり、指紋がついてしまいます。

重ね塗りできる乾燥状態

指触乾燥が完了すれば、すぐに重ね塗りができるというわけではありません。

塗料によっても異なりますが、下塗りをおこなってから3時間から24時間ほど乾燥させることで重ね塗りができるようになります。

外壁の表面を指でこすってもヨレが生じず、指紋や指の跡がつかない状態が目安です。この状態ならばある程度塗膜が形成されているため、安心して重ね塗りをおこなえるでしょう。

完全乾燥

塗装
塗料の成分が十分に揮発・蒸発して塗膜が完全に形成され、強くこすっても跡がついたりへこみが生じたりしない状態のことを「完全乾燥」と呼びます。

塗料によって完全乾燥にかかる日数は若干差がありますが、一般的には2週間前後が目安です。

なお、長ければ完全乾燥までに2ヶ月ほどかかる塗料もあるので、乾燥にかかる日数を施行業者に尋ねておくとよいでしょう。

乾燥時間は塗料や季節でも変化する

塗料の乾燥ためには溶剤の揮発や水分の蒸発が必要となるため、湿度や気温、天候などに大きく左右されます。

温度が高く、湿度が低いほど塗料は乾燥しやすいため、雨の降らない夏が外壁塗装工事にもっとも適した時期だと言えるでしょう。

逆に言えば、温度が低くて湿度が高ければ塗料は乾燥しにくくなるということ。冬の寒い季節では低気温が原因で塗膜が十分に形成されず、塗料が乾燥しにくくなるので注意が必要です。

したがって、湿度が高くジメジメした梅雨の季節も外壁塗装工事には不向き。たとえ暑い夏の季節であっても、雨の日は塗料が乾燥しにくいため、晴れた日に外壁工事を延期することになるでしょう。

天気が晴れもしくは曇りであり、なおかつ湿度は85%以下、気温が5度以上であれば塗料の乾燥が可能です。

まとめると…
  • 塗料や天候・湿度によって乾燥にかかる時間は異なる/li>
  • 指触乾燥の目安:1~2時間前後
  • 重ね塗りが可能な目安:3~24時間前後
  • 完全乾燥にかかる目安:2週間前後

塗装が乾燥するまでの注意点!

塗装が乾燥するまでの注意点!
美しさと高い耐久性を兼ね備えた外壁を叶えるためには、適切に乾燥をおこなうことが大前提。

では、塗料が乾燥するまでに具体的にどのような点に気をつければよいのでしょうか?

ここからは、塗装が乾燥するまでの注意事項について確認しておきましょう

必要以上に触らない

まず注意したいのが、目視で塗料が乾燥していると確認できない状態で外壁を触るのはNGだということ。

乾燥の状態を確かめたいからといって必要以上に指などで触ると、跡が残って見栄えが悪くなってしまいます

使用する塗料の乾燥時間の目安を確認し、時間が十分に経過した段階で軽く外壁に触れるようにしましょう。

物を立てかけない

デメリット
指で触ってもヨレが生じたり指の跡がついたりしないからと言って、モノを立てかけるのもいけません。

指触乾燥が完了しても、完全乾燥までには少なくとも2週間ほどはかかります。モノを立てかけてしまうと塗膜が変形し、外壁の見た目を損ねてしまうので要注意

また完全乾燥後であっても、自転車のように重いものを外壁に立てかけると「へこみ」などのトラブルが生じることも…。

塗料の種類や湿度・天候によっても異なりますが、外壁塗装工事後は、できれば1年ほどはモノを立てかけないことをおすすめします。

完全乾燥までは油断禁物

塗料の種類にもよりますが、一般的に完全乾燥するまでは2週間ほどかかります。

塗装完了後から2週間以上経過するまでは、さわったり荷物をたてかけたりしないように注意しましょう。変形などトラブルが生じてしまいかねません。

なお、湿度の高い季節や外気温が低い冬の季節の場合、完全乾燥まで2ヶ月ほど時間を要する場合も。

このように季節や天候・湿度などによって乾燥にかかる時間は大きく異なるため、外壁塗装業者に完全乾燥までの目安を確認しておくとよいでしょう。

塗装の乾燥時間を短縮させるコツ

塗装の乾燥時間を短縮させるコツ
塗装が乾くまで外壁に触らないように、またモノを立てかけないように何かと気を配らなければならないため、「できるならば早く完全乾燥させたい」と思う方は多いはず。

そこで以下では、塗装の乾燥時間を短縮させるためのコツや裏技をご紹介していきます。

春から秋のあいだに塗装を行う

塗料は湿度が低く、外気温が高ければ高いほど乾燥時間が早くなるもの。

塗料の乾燥時間を短縮したいならば、雨が降らない晴れが多い時期で気温が高い春・夏・秋におこなうのがベストです。

逆に言えば、梅雨や台風の時期は雨のせいで湿度が高くなるのでNGですし、冬は気温が低く乾燥にかかる時間が長引くため、できるだけ避けましょう。

溶剤塗料を使用する

湿度が高く雨が降りやすい季節であったとしても、外壁塗装ができないというわけではありません。

こうした悪条件の中で乾燥時間を短縮するためには、溶剤塗料を選ぶのがおすすめ。溶剤塗料は水性塗料と比べると天候に影響を受けにくく、乾燥時間を短くできます

ただし、溶剤塗料は引火性があり、適切に使用しなければ人体に悪影響をもたらすリスクがあるため、DIYはやめて外壁塗装業者に依頼するのが一番です。

晴れの日に塗装する

天候
安全面で低リスクな水性塗料であっても、晴れの日に塗装すれば乾燥時間の短縮が可能です。

反対に、雨の日に塗装すると外壁に水滴が混じって綺麗な仕上がりになりにくいだけでなく、乾燥時間がかなり延びてしまうので要注意。

メーカー別!代表塗料と乾燥時間を紹介

メーカー別!代表塗料と乾燥時間を紹介
溶剤塗料か水性塗料かという種類の違いに加えて、製品によっても塗料の乾燥時間は変わるもの。

そこでここからはメーカー別に主な人気塗料と、それぞれの23〜25℃程度の気温で重ね塗りが可能となる最低必要時間について一挙ご紹介していきます。

日本ペイント

日本ペイントから発売されている代表的な塗料とその乾燥時間の目安は、以下の通り。

製品名 乾燥時間
ハナコレクション500コート 3時間
オーデフレッシュSi100 Ⅲ 3時間
水性シリコンセラUV 3時間
パーフェクトトップ 3時間
ピュアライドUVプロテクトクリヤー 4時間

ハナコレクション500コートは無機材系、オーデフレッシュSi100 Ⅲや水性シリコンセラUVは水溶塗料です。

またピュアライドUVプロテクトクリヤーはその名前の通りクリア塗装であり、サイディングなどのデザインや模様を損なうことなく、美しい外観と耐久性を実現してくれます。

関西ペイント

塗料
関西ペイントの人気製品とそれぞれの乾燥時間についてチェックしていきましょう。

製品名 乾燥時間
アレスアクアセラシリコン 4時間
セラMフッソ 4時間
アレスクールプラスウォール水性Si 2時間
コスモシリコン 2時間
アレスダイナミック TOP 2時間

アレスアクアセラシリコンとアレスクールプラスウォール水性Siは水性溶剤ではありますが、アクリルシリコン樹脂を含んでいるため非常に耐汚性が高いのが特徴的。

また、コスモシリコンやアレスダイナミックもDIYに人気の製品で、ペンキを取り扱っているネットショップやホームセンターで購入しやすいのもおすすめのポイントでえす。

アステックペイント

アステックペイントから発売されている代表的製品と乾燥時間の目安については、以下の表をご覧ください。

製品名 乾燥時間
シリコンREVO1000 2時間
超低汚染リファイン1000MF-IR 4時間
スーパーSDクリヤーSi-JY 4時間
スーパーSDクリヤーF-JY 4時間
EC-5000PCM 4時間
EC-5000PCM-IR 4時間

アステックペイントの人気製品の中でも特に乾燥時間が短いのが、シリコンREVO1000です。

水性溶剤にも関わらず乾燥時間の目安はたったの2時間ほどであり、耐候性が高く汚れに強いのも人気のポイント。

またEC-5000PCMやEC-5000PCM-IRは外壁の表面に強力な塗膜を形成し、しっかりと水の侵入を防いでくれると評判です。

乾燥の目安時間をチェックしよう!

今回は塗料の乾燥のメカニズムや所要時間について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。

塗料の種類によって、また製品によって乾燥にかかる時間はさまざま。完全乾燥を待たずして強く指で押したりモノを立てかけたりすると、せっかく綺麗に塗装した外壁の外観を損ねてしまうので要注意。

特にDIYで外壁塗装をおこなう場合は、塗料の乾燥時間の目安について確認しておくようにしましょう。

また、乾燥時間を短縮するために、湿度が低く温度が高い快晴の日を選ぶのもポイントです

 
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