外壁塗装に使用する道具とは?道具の種類から選び方まで詳しく解説!

外壁塗装に使用する道具とは?道具の種類から選び方まで詳しく解説!

外壁塗装するときに使用する道具には、どのようなものがあるのでしょうか。刷毛やローラーなどが一般的に使用されますが、そのほかにも様々な道具があります。

今回の記事では、外壁の塗装で使用される道具や、その種類や用途などについてお伝えしていきます。塗装の道具に興味がある方は、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • 外壁塗装に使う道具には何がある?
  • 刷毛の種類と用途
  • ローラーの種類と用途
  • スプレーガンの種類と用途
  • 塗り道具以外にも必要な道具は?
  • 外壁塗装は業者に依頼した方が確実
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外壁塗装にはどんな道具を使用するの?

外壁塗装にはどんな道具を使用するの?
外壁塗装をするときは、どのよううな道具が使われるのでしょうか。外壁塗装で使われる道具には、足場のような大きな道具から、刷毛やローラーといった小さな道具まで様々な種類の道具が使用されます。

以下の章では、刷毛やローラーなどの細かな種類や、その使い方などをご紹介していきます。どのような用途でどのように使用されるのかを詳しく知ることで、外壁塗装について業者に質問しやすくなるでしょう。

自分が使うことはないという方でも、知っておいた方が得することもあります。外壁塗装を考えている方は、ぜひ以下の章もご覧ください。

まとめると…
  • 外壁塗装には様々な道具が必要
  • 主に刷毛やローラーなどが使われる
  • 刷毛やローラーのほかにも様々な道具が必要

外壁塗装に使用する塗り道具①刷毛

外壁塗装に使用する塗り道具①刷毛
外壁塗装に使用する代表的な道具のひとつに、刷毛という道具があります。

ここでは、刷毛の種類や用途などについてお伝えしていきます。

筋交い刷毛

筋交い刷毛とは、毛の根本が曲がっている刷毛です。業者が主に使用する刷毛で、細部用の細かい刷毛もあります。

筋交い刷毛は日本独自の形状で、えんぴつのように持って使えるため繊細な塗装も可能な万能刷毛です。

平刷毛

平刷毛は毛がまっすぐ揃っている刷毛です。平で広い面を塗装するときに使用します。

塗料や塗装する面積、塗装する下地によっても適した大きさや毛の種類が異なるので、塗装前に確認して使用します。

ずんどう刷毛


ずんどう刷毛は太い形状の刷毛で、広い面積を塗るときや粘度が高い塗料を塗装するときなどに使用します。

厚塗りなどに使用されることが多い刷毛です。近年ではずんどう刷毛のかわりにローラーが使われることも多くあります。

その他の刷毛

刷毛にはそのほかにも、ニスやラッカー塗料を塗装するニス刷毛、目地を塗るための縦長の形をした目地刷毛などがあります。

刷毛には様々な種類があるので、適した形状の刷毛を使用することで塗装がきれいに仕上がります。

そのほかの種類の刷毛については以下のようなものがあります。

そのほか刷毛の種類 主な用途
ニス刷毛 ニスやラッカーなどの塗料を塗装するときに使われる刷毛
目地刷毛 目地を塗るための縦長の形をした刷毛
コテ刷毛 平らな面に均一に塗料を塗ることができる刷毛
金巻刷毛 小回りがきくので細かいところを塗装するのに向く
水性塗料用刷毛 水性塗料を塗るときに使用する刷毛
油性塗料用刷毛 油性塗料を塗るときに使用する刷毛で、毛が耐溶剤性でできている

塗装に使用する刷毛の選び方

塗装に適した刷毛の種類は、塗装場所によって使い分けます。多くの塗装で使用される刷毛は、筋交い刷毛と目地刷毛です。

ずんどう刷毛は広い面積を厚塗りするのに便利な刷毛ですが、近年はローラーが使われることも多くなりました。

刷毛の種類や大きさのほか、毛の種類によっても適した塗料が異なるので、塗料と下地に合っているタイプの刷毛を選ぶことが大切です。

刷毛の材料の種類


刷毛の毛の部分の材料にも、様々な違いがあります。刷毛の毛の部分に使用されるのは主に獣毛で、馬や豚の毛を使用した刷毛が多いです。

馬毛は柔軟性に優れており、多くの刷毛で使用されています。豚毛は馬毛よりもやや硬い特徴があり、木部の塗装で使われることが多いです。

また獣毛の他にも化学繊維で作られている刷毛もあります。水性塗料を使う場合と、油性塗料を使う場合では使用する毛の種類が異なるので注意が必要です。

油性塗料を使う場合には、塗料に溶けない素材の毛が使われている刷毛を選ぶ必要があります。水性と油性両方で使用できる刷毛もありますが、両方で使う場合は双方の塗料が混ざらないように洗浄はしっかりと行うことが大切です。

まとめると…
  • 刷毛は塗装で多く使われる代表的な道具
  • 主に筋交い刷毛や平刷毛が使われる
  • ずんどう刷毛は最近はローラーで代用されることが多い
  • 筋交い刷毛や平刷毛のほかにも様々な種類の刷毛がある
  • 刷毛は用途に合わせて適したものを使うのが良い
  • 刷毛の毛は主に獣毛で馬や豚の毛が使われることが多い

外壁塗装に使用する塗り道具②ローラー

外壁塗装に使用する塗り道具②ローラー
外壁塗装にはローラーも多く使われます。ローラーにも複数の種類があるので、塗装場所や塗料に適したタイプのローラーを選ぶことが大切です。

ここでは、ローラーの種類や主な特徴などについてお伝えしていきます。

羊毛ローラー

羊毛ローラーとは、羊毛を使用したローラーで塗装工事では多く使われているローラーです。ウールローラーとも呼ばれています。

ローラーの幅やウールの厚みなどを、塗装の用途に合わせて使い分けます。均一な塗膜ができやすく、下地の模様をそのままいかすことも可能です。

粘度の低い塗料でも使用できるので、幅広い用途に使用されます。

砂骨ローラー

砂骨ローラーとは、でこぼこした厚みのある塗膜を作るときに使われるローラーです。粘度が高い塗料をローラーに含むことはできますが、サラサラの塗料は含むことができません。

ひび割れしやすいモルタルに塗装するときに使用されることが多いです。砂骨ローラーで塗装すると、塗膜に模様がつきます。様々な模様があるため、目的に合わせてローラーの種類を変更します。

また、砂骨ローラーはマスチックローラーと呼ばれることもあります。

加工用ローラー

塗装
塗装では羊毛ローラーや砂骨ローラーが主に使用されますが、そのほか加工用ローラーといって模様を作るための補助ローラーもあります。

加工用ローラーは、硬いプラスチック製で吹き付け塗装をした後に模様をつぶしてデザイン性を高めるために使用されることが多いローラーです。

塗装に使用するローラーの選び方

塗装に使用するローラーは、一般的には羊毛ローラーを使用することが多いでしょう。羊毛ローラーにも様々な種類や大きさがありますので、選ぶときは用途に合わせた種類やサイズを選ぶことが大切です。

羊毛ローラーのサイズは主に大中小の3種類があります。場所に応じて使い分けできるように、必要なサイズをあらかじめ揃えておくと便利です。

ローラーにも様々なサイズがあります。ハンドルの形状も複数あるので、用途に適したものを選ぶようにします。ローラーとハンドルが合わないと使用できないので、ローラーとハンドルが適合しているかも確認する必要があるでしょう。

またローラーにも長毛、中毛、短毛があり、毛が長いほど凸凹が大きい下地に適しています。基本的には長毛を使用することが多いですが、平らな金属ドアなどには短毛のローラーが向いています。

ローラーの種類 主な用途
羊毛ローラー 広い面積を塗装するとき全般に使用できる。

幅や厚みなどのサイズが複数あるので、用途に合わせて選ぶ必要がある。

主にサイズは大中小の3種類。

砂骨ローラー 厚みのある塗膜を作るときに使われる。

水性塗料などさらさらした塗料では使用できない。

粘度の高い塗料で使用する必要がある。

模様をつけるときにも使われる。

加工用ローラー 吹き付けた塗料をならして模様をつくるときに使われることが多い。

塗装の補助ローラーとして使われる。

まとめると…
  • ローラーは広い面積を均一に塗ることができる道具で塗装によく使用される
  • 主に羊毛ローラーや砂骨ローラーが使われる
  • サイズや厚みがいろいろあり、用途に合わせたタイプを選ぶことが大切
  • 羊毛ローラーや砂骨ローラーのほかにも模様を作る加工用ローラーなどがある
  • ローラーは用途に合わせた種類のローラーを使用する

外壁塗装に使用する塗り道具③スプレーガン

外壁塗装に使用する塗り道具②スプレーガン
外壁塗装に使用する道具にはスプレーガンという道具もあります。スプレーガンとはどのように使用する道具なのでしょうか。

ここでは、スプレーガンの概要や使用方法などについてお伝えしていきます。

スプレーガンとは

スプレーガンとは、塗料を噴射する道具のことです。塗料をスプレーガンの中に入れて、それを下地に吹き付けて塗装していきます。

均一な塗膜を作ることができますが、綺麗に塗装をするには一定の技術力が必要です。またスプレーで吹き付けて、さまざまな模様を作ることもできます。

エアスプレーとエアレススプレー


スプレーガンにはエアスプレーとエアレススプレーの2種類があります。エアスプレーは塗料を噴射するときに、圧縮した空気にを使用します。

エアスプレーは大量の塗料を圧縮して噴射することができるので、広い面積を塗装するときに便利な道具です。均一に塗料を下地に吹き付けて塗装していくため、塗膜がきれいに仕上がります。

吹き付けならではのデザインも

エアスプレーはローラーや刷毛で塗装するのとは違い、吹き付けて塗装するので塗装の跡が残らないというメリットがあります。

ただし吹き付けるときに一定の技術力が必要なので、エアスプレーの経験が豊富な業者に依頼した方が確実です。

現在スプレーガンはあまり使用されない?

ローラーや刷毛などの手塗りの作業と比べると、エアスプレーでの塗装は作業の手間が多いので業者があまり使いたがらない傾向があります。

ただし複層タイル仕上げという塗装方法の場合、エアスプレーによる塗装は模様付けに必須です。エアスプレーでしか実現できない塗装のときは、エアスプレーが使用されます。

まとめると…
  • スプレーガンは圧縮した塗料を下地に吹き付けて塗装する道具
  • 手間がかかるので業者はあまり使わない傾向があるが、スプレーガンでなくてはできない塗装もある
  • スプレーガンには空気で押し出すタイプとそうでないタイプがある
  • 吹き付けで塗装することで独特のデザインを作ることができる
  • 綺麗に仕上げるには、一定の技術力が必要なので実績がある業者に依頼した方が確実

塗り道具以外にも!外壁塗装に使用する道具

塗り道具以外にも!外壁塗装に使用する道具
外壁塗装に使用される道具は、ローラーや刷毛などの塗るための道具だけではありません。

ここでは、塗り道具以外の必要とされる道具についてご紹介していきます。

足場

足場とは、住宅の壁面など比較的広くて高さがある場所を塗るときに構築されるものです。足場がないと安定して作業ができないため、高い場所を塗装するときは必須の道具です。

足場は専門の業者でないと組むことが難しいので、足場を組む場合は業者に依頼する必要があります。足場を組まずにはしごなどで塗装すると、不安定な状態になり落下の危険のほか施工不良のリスクも高くなります。

養生メッシュシート

外壁 塗装
養生とは、塗装をするときに塗料で塗装面以外のところが汚れないようにする作業です。

養生メッシュシートは養生をするときに使用する道具で、足場の外側に張って汚れた水や塗料の飛散を防止する役割を果たします。

マスキングテープ

マスキングテープも養生をするための道具のひとつです。

養生メッシュシートは比較的広い面積を養生するのに使われますが、マスキングテープはシーリング補修で主に使用されるほか、窓枠など細かい部分を塗料から守るためにも使用されます。

マスカー

マスカーとはビニールがついたテープのことです。

こちらも養生するための道具のひとつで、小さな窓や換気扇を養生するために使われます。

シーリングガン

コーキング シーリング
シーリングガンとは、目地にうめるシーリングを補充するための道具です。シーリングを補修したいときにも使用されます。

シーリングを充填して、それを押し出して目地にシーリングを詰めていきます。シーリングはシーリングガンを使用しなくても施工することは可能です。

ローラーバケット

ローラーバケットとは、ローラーで使う塗料を入れるための道具です。

ローラーに塗料を含ませるための幅広の入れ物で、塗料を適量に調整するための専用の網が必須となります。

道具名 用途
足場 高いところの塗装作業に必要な道具
養生メッシュシート 足場の外側に張って塗料が壁面以外に飛ぶのを防ぐ
マスキングテープ シーリング補修で主に使用されるほか、細かいところの養生にも使用される
マスカー 小さな窓や換気扇などを養生する
シーリングガン シーリングを補充するための道具
ローラーバケット ローラーに塗料を染み込ませるための容器

DIYでの外壁塗装に必要な道具は?

DIYでの外壁塗装に必要な道具は?
DIYで外壁を塗装したいときには、どんな道具が必要になるのでしょうか。

ここでは、DIYで外壁塗装をするときに必要になる道具をご紹介していきます。

DIY塗装に使用する道具

DIYで塗装するときに必要な道具は、概ね以下のとおりです。

  • 汚れてもいい服装
  • はしごと脚立、または足場
  • 養生テープやマスカー
  • シーリング材
  • 下塗り材
  • 仕上げ材
  • 刷毛
  • ローラーセット

そのほかにも塗装する対象に合わせて必要なものが出てくるでしょうから、状況に合わせて道具をそろえる必要があります。

まとめると…
  • 外壁塗装には様々な道具が必要
  • 状況に応じて適した道具を使う必要がある

外壁塗装は業者に依頼するのがおすすめ

外壁塗装は業者に依頼するのがおすすめ
外壁塗装をDIYでするのは不可能ではありませんが、塗装経験が浅い人が広い面積をDIYで塗装するのはリスクが大きいと言えるでしょう。

理由としては、高所作業をするときの落下の危険性、「危なっかしい」「臭いがする」などの近隣からの苦情の対応の難しさ、塗装に失敗したときに業者に依頼し直すコストなど、さまざまな要因があげられます。

また、高所から落下したときに怪我などをしても補償が受けられません。その上塗装経験がない状態の人が1人で外壁塗装をすると、業者に依頼した場合よりも6倍ちかく工期が必要と言われています。

外壁などの広い面積を塗装する場合は、最初から信頼できる業者に依頼した方が安全かつ確実です。

まとめると…
  • 外壁塗装をDIYで行うと危険や失敗などのリスクが大きい
  • 外壁塗装の経験が少ない場合は業者に依頼した方が安全かつ確実

外壁塗装に使用する道具はさまざまなものがある

外壁塗装で使用される道具は、ローラーや刷毛などの塗るための道具のほか、養生シートや足場など様々な道具があります。それらを適切に使用することで、長持ちする品質の高い塗装が出来上がります。

外壁に合った道具で質の高い塗装をするには、高い技術力と経験が必要です。DIYでの塗装作業も不可能ではありませんが、落下の危険や近隣からの苦情の対処など、様々なリスクが伴います。

また、自分で作業した結果、施工不良になり結局業者に依頼し直すとなると、そのぶんのコストも余計にかかってしまうでしょう。

外壁など広い面積を塗装する際は、最初から信頼できる業者に依頼して確実に作業をしてもらう方が安心できます。

 
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