トタン外壁のメンテナンス方法まとめ|耐用年数や種類も紹介!

「トタン外壁」とは?その特徴とメリット&デメリットを紹介!

トタン外壁は薄い鉄板に亜鉛メッキが施された外壁材です。トタンは屋根に使われるのが一般的ですが、外壁でも使用されています。しかし、トタン外壁のメンテナンス時期や補修方法がわからないという方は多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、トタン外壁のメンテナンスのタイミングや錆びや塗装が剥がれた時の補修方法について解説しています。トタン外壁のメリットやデメリット、酒類についても紹介しているので、トタン外壁のメンテナンスや張り替える時の参考にしてください。

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トタン外壁の特徴と耐用年数

外壁材「トタン外壁」ってどんなもの?

薄い鉄板に亜鉛メッキをした外壁

トタン外壁は、薄い鉄板に亜鉛をメッキした外壁材のことです。鉄板に亜鉛の膜を張り、錆びにくく加工しているので、外壁や屋根によく使われます。

また、外壁によく使われるモルタルに起きる「ひび割れ」がトタン外壁は起きにくい点も魅力の1つです。

トタン外壁の耐用年数は塗料によって変わる

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 約5年
ウレタン塗料 約8年
シリコン塗料 約12年
フッ素塗料 約15年

トタン外壁の耐用年数は、使用する塗料によって変わります。一般的に使われる塗料は4種類あり、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素塗料の順番に耐用年数が長くなります。

直射日光や湿気などの気象条件によっても耐用年数が変動するので、定期的にチェックし劣化していないかの確認をしましょう。

トタン外壁のメンテナンス時期

錆びやカビが発生した時

トタン外壁 錆

トタン外壁は、錆びやカビを発見したら塗り替えましょう。錆は、雨などにトタン外壁が晒されていると発生し、放置しているとトタン外壁に穴が空いたり劣化の原因になります。

錆びを発見したら錆び除去剤などで錆びを取ってから塗装を行いましょう

塗装がひび割れや剥がれ起きた時

トタン外壁 塗装剥がれ

トタン外壁の塗装にひび割れや剥がれ、変色が起きた時に塗り替えを行いましょう。塗装が剥がれているのを放置していると、トタン外壁の内部まで雨水などが侵入し、建物の寿命を縮める可能性があります。

塗装がひび割れや剥がれを発見したら、早急に塗装をおこなうのがおすすめです。

穴や凹みが起きた時

トタン外壁 穴

トタン外壁に穴や凹みが起きたら張り替えを行いましょう。トタン外壁が破損すると内部にまで劣化が広がり、建物の寿命を縮めてしまいます。

穴や凹みを発見したら、専門の業者に依頼しトタン外壁を張り替えるのがおすすめです。

トタン外壁のメンテナンス方法

トタン外壁を塗り替える

メンテナンス費用 約70万円~100万円

トタン外壁のメンテンナンスで最もおすすめなのは、塗替えを行うことです。塗替えを行うことで、雨や風からトタン外壁を守ることができ、寿命が長くなります。

費用相場は約70万円~100万円ほどで、塗装する箇所が少ないと費用が変動するので、気になる方は塗装業者の方に相談してみましょう。

トタン外壁を張り替える

メンテナンス費用 約200万円

トタン外壁は、張り替えを行うことでもメンテナンス可能です。トタン外壁の張り替えは、穴や凹みなど塗装では補修できない劣化が発生した時に行います。

費用相場は約200万円と高額ですが、施工箇所が一部分の場合は、費用が下がる可能性もあるので、張り替えを考えている方は塗装業者の方に相談してみましょう。

カバー工法で補修する

メンテナンス費用 約200万円

トタン外壁は、カバー工法でもメンテナンスが可能です。トタン外壁の上に別の外壁材を重ね張りすることで、張り替える手間を省いて新しい外壁にできます。

しかし、劣化しているトタン外壁をカバー工法で補修しても、根本的な解決になりません。トタン外壁をメンテナンスする時は、外壁の塗装か張り替えを行うことをおすすめです。

トタン外壁の種類

トタン外壁の種類

トタンの種類 特徴
波トタン 一般的なトタン。昭和住宅によく使われた
角波トタン 強度が高く工場や倉庫の外壁に使われる
スパンドレールトタン ビスや釘部分が隠れた形状のトタン
リブ波トタン 和風住宅の外壁材に利用していたトタン

トタンは主に4種類あります。トタンの費用は、約5000~7000円/㎡とされています。

波トタン

トタン屋根

波トタンは、緩やかな波のように加工されているトタンです。一般的に普及しているトタンで、昭和の一般住宅でよく見かけます。

家の外壁はもちろんですが、倉庫の外壁にもよく使用されます。

角波トタン

角波トタンは、工場や倉庫でよくみられるトタンです。波トタンよりも角ばっています。

角波トタンはトタン中でも、耐久性が高くコスパが良いのが魅力です。

スパンドレールトタン

スパンドレールトタンは、ビスや釘部分が隠れた形状のトタンです。塗りづらい箇所があるので、塗装の時の塗り残しに注意しましょう。

スパンドレールトタンは一般的に天井、看板、エントランス天井、ガソリンスタンドの天井部分によく使われます。

リブ波トタン

リブ波トタンは、平面部分が広いトタンです。一見木の板のようにも見えるところから、和風住宅によく使われています。

木目調のデザインがプリントされた物もあり、より木材感を演出できます。

トタン外壁の3つのメリット

トタン外壁のメリットとは?

トタン外壁の3つのメリット

  1. 軽量で耐震性が高い
  2. 価格が安い
  3. 価格の割に耐久性が高め

軽量で耐震性が高い

トタン外壁は、軽量なので、耐震性が高いのがメリットです。外壁の重量が重くなるほど建物にかかる負荷が大きくなります。

建物の重量をあまり増やしたくない方や耐震性を重視したい方は、トタン外壁を使ってみるのがおすすめです。

価格が安い

トタン外壁は、価格が安いのもメリットです。窯業サイディングやモルタルなどの外壁で、よく使われる外壁よりも安価で施工できます。

また価格が安いので、業者に依頼した場合でも費用が高くなりにくいです。

耐久性が高い

トタン外壁は、耐久性が高くコストパフォーマンスが良いです。耐久性は塗料や環境で前後しますが、約5年~15年程度なので、一般的な外壁と耐久性の差が少ないです。

メンテナンスを行えば、長持ちするので、定期的に劣化していないか確認しましょう。

トタン外壁の3つのデメリット

トタン外壁のデメリットとは?

トタン外壁の3つのデメリット

  1. 夏場に温度が上がりやすい
  2. 破損すると錆びやすい
  3. 遮音性が低い

夏場に温度が上がりやすい

トタン外壁は、熱伝導率が高いため夏場に温度が上がりやすいのがデメリットです。直射日光に当たると高温になり、室内が熱くなります。

対策として遮熱塗料を塗布することで、熱を伝わりづらくできるので、トタン外壁に塗る塗料は遮熱性を重視しましょう。

破損すると錆びやすい

トタン外壁は、傷や破損などが起きた箇所が錆びやすいというデメリットがあります。トタンは素材が金属なので、破損した箇所から内部に雨水などが入り込んで錆に繋がります。

錆ないようにトタン外壁のメンテナンスは定期的に行い、発見したら迅速に補修しましょう。

遮音性が低い

トタン外壁は、薄い鉄板なので、遮音性が低い点もデメリットです。雨水や強風の音が室内に伝わりやすいです。

外壁の内側に遮音性の高い素材や、外壁に遮音性の高い塗料を塗るなどして対策するのがおすすめです。

トタン外壁にする際のQ&A

トタン外壁の張り方は?

トタン外壁を張りたい壁にトタンを合わせて、傘釘を打って留めるのが一般的です。トタン外壁によって張り方が異なるので、張り方が気になる方は、業者の方に相談してみましょう。

トタン外壁はDIYできる?

トタン外壁をDIYするのは難しいです。外壁を張る専門的な知識が無い方がDIYでトタン外壁を張ると不具合や事故が起きる危険性があるので、トタン外壁を張る時は業者に依頼しましょう。

トタン外壁はおしゃれにできる?

トタン外壁は、塗装することでおしゃれな見た目にできます。また塗装だけでなく、木目調などのデザインがプリントされたトタン外壁もあるので、気になる方はホームセンターなどで探してみましょう。

 
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