「トタン外壁」とは?その特徴とメリット&デメリットを紹介!

「トタン外壁」とは?その特徴とメリット&デメリットを紹介!

トタン外壁の建築材料の「トタン」と言われると、「トタン屋根」を想像する人が多いのではないでしょうか。しかし、トタンは屋根材としてだけでなく、外壁にも使われることの多い、たいへん扱いやすい建築材料です。ただ「トタン」といっても種類は一つではなく、なかなか奥の深い建材。しかも最近のトタン外壁はおしゃれでデザイン性が高いのも魅力です。そこで今回はトタン外壁を考えている人のために、トタンの種類やメリット、気になる費用まで紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてくださいね。

外壁材「トタン外壁」ってどんなもの?

外壁材「トタン外壁」ってどんなもの?
今回はトタン外壁のお話をしていきます。しかしそもそもトタンとは何か?よく知らない人も多いですよね。身近だけれど「トタンってなに?」と聞かれると、答えに窮することだと思います。本題に入る前に、まずはトタンとは何か?基本情報から解説していきましょう。

トタン外壁とは

「トタン」とは薄い鉄板に亜鉛をメッキしたものを指し、「亜鉛メッキ鋼板」と呼ばれます。鉄はそのままでは水分に弱く、たちまち錆びてしまいます。

しかし、錆びやすい材質は建材には向きませんよね。

そこで、鉄の板に亜鉛の膜を張り、錆びにくく加工したうえで建材に利用しているというわけです。そして、この錆びにくいという特性を理由に、トタンはよく屋根材として使われています。

トタンの外壁は他の外壁材と比べて継ぎ目がないため、雨水が侵入しにくく雨漏りに強い性質を持っています。

ただし、亜鉛でコーティングしているものの、コーティングの下は鉄板ですので、コーティングが剥がれてきたり、傷がついてしまったりすると錆が発生してしまい、雨漏りを引き起こすこともあります。

また、とても軽く、素人でも扱いやすい建材なので、DIYにも広く使われています。

トタン外壁の種類

トタン外壁の種類
トタンといっても種類は1つではありません。

トタンには大きく4つの種類があり、それぞれ使われる場所や見た目の印象が違います。ここではトタンの種類や見た目の違いを紹介するので、自分の家にはどんなトタンが似合うのか、参考にしてくださいね。

波トタン

「トタン」といえば、まず思い浮かぶのは「波トタン」でしょう。昔から使われてきた種類で、いわばトタンの代表格。多くの人が想像するのは、この波トタンでしょう。横から見ると均一に波状加工されていて、昭和の一般住宅でよく見かけた外壁材です。家の外壁はもちろんですが、倉庫の外壁にもよく使用されます。

角波トタン

工場、倉庫、お店などで使用されるのは、「角波トタン」です。波トタンは横から見た時の波上の曲線が特徴的なのに対し、角波トタンは山形や角型の突起が特徴。角波トタンは強度が高くコスパの良い性能の高さが一番の魅力です。

スパンドレールトタン

ビスや釘部分が隠れた面白い形状をしているのが、スパンドレールトタンです。隠れた部分があるため塗装のときに、塗りこぼしに注意して丁寧に塗装作業を行います。スパンドレールトタンは一般的に天井、看板、エントランス天井、そしてガソリンスタンドの天井部分によく使われます。

リブ波トタン

少し前に比べて最近使用頻度が減っているのが、リブ波トタンです。主に和風住宅の外壁材として利用されます。平面部分が広いので一見木の板のようにも見えるところから、和風住宅にマッチするのです。木目調にプリントしたものもあるんですよ。ただリブ波トタンの外壁塗り替え時は、釘部分に掠れ・塗り継ぎ斑が出やすいので、塗装するときには注意しなければいけません。

トタンの種類 特徴
波トタン 一般的なトタン。昭和住宅によく使われた
角波トタン 強度が高く工場や倉庫の外壁に使われる
スパンドレールトタン ビスや釘部分が隠れた形状のトタン
リブ波トタン 和風住宅の外壁材に利用していたトタン

トタン外壁のメリットとは?

トタン外壁のメリットとは?
トタンを外壁に使うには、見た目のチープさが気になる…という人もいるでしょう。しかしトタン外壁には、そのほかの建材にはないメリットがあるんです。トタン外壁にはどのようなメリットがあるのか具体的に紹介していきましょう。

軽量で耐震性が高い

まずトタン外壁の一番大きなメリットは、軽いということ。加工した金属の板であるにもかかわらず、とても軽く耐震性に優れているところが特徴です。外壁材が重いと、それだけ家に負荷がかかってしまい、耐震性が低くなってしまいます。トタンは軽いからこそ耐震面にも力を発揮できるというわけですね。

価格が安い

外壁塗装 費用 価格トタン外壁のもう一つの魅力は、価格の低さです。トタンは安っぽく見えると言う人もいますが、実際に他の建材に比べ価格が低いので、建築費を大幅にカットできるのがメリットです。

またトタン外壁は単価が低いだけでなく、取り扱いが簡単なので施工も比較的簡単!素人のDIYにも使われる建材ですから、施工にもそんなに時間がかかりません。他の壁材に比べて工期を短縮できるので、さらに予算を節約することができますよ。

価格の割に耐久性が高め

価格が安いと言うと、すぐに劣化してダメになってしまうのでは?という不安が付きまといますが、実際トタンは価格のわりに耐久性が高めです。前述のとおり、トタンは鉄の板に亜鉛の膜をはり、錆びにくいよう加工ををしています。そのため、塗装の被膜が剥がれない限り、耐久性は10年~20年と他の外壁材に比べても見劣りしません!定期的な塗装のメンテナンスは必要ですが、メンテナンス次第では長持ちするところがトタン外壁の良いところです。

トタン外壁のデメリットとは?

トタン外壁のデメリットとは?
どんなものでもメリットがあれば、当然デメリットもあります。

外壁をトタンにするデメリットもきちんと頭に入れておきましょう。トタン外壁にするかどうかは、このメリットとデメリットのバランスを考えて選択するとよいですよ。

夏場に温度が上がりやすい

天気 気候 晴れ金属の板であるトタンは、熱伝導率が高いため夏場に温度が上がりやすいのがデメリット。直射日光に当たるとトタンは焼きついてしまうので、表面がかなり高温になります。そのため家の中にも熱がこもり室温が上がってしまういます。ただ、遮熱塗料を使えば表面温度の上昇がかなり抑えられるので、家の中の熱もこもりにくくなります。夏場の暑さが気になる人は、遮熱塗料をお願いしてみましょう。

錆びやすい

錆びないようにするため亜鉛の膜で鉄板を覆っているとはいえ、トタンは元々鉄の板なのですから錆びやすいという点は残念ながら否めません。特に、塗料が剥がれてしまうと、そこから水が中に侵入してしまい、錆びの原因になります。トタンに錆びができてしまう原因は表面の塗装が劣化なので、塗料の塗り直しはトタン外壁にとって大切なメンテナンスというわけです。

トタン外壁の耐用年数と費用

トタン外壁の耐用年数と費用
耐用年数や費用も、外壁材を選ぶうえで重要なポイントですよね。

ここからは、トタン外壁の耐用年数と費用について見ていきましょう。

トタン外壁の耐用年数

トタン外壁の耐用年数はおおよそ10年~20年。しかし正確に言うと、耐用年数は塗料の種類によって変わります。塗料の種類は主に4種類あり、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素塗料の順番に耐用年数が長くなります。それぞれの耐用年数を表にしてみましたので、参考にしてくださいね。

塗料の種類 耐用年数
アクリル塗料 約5年
ウレタン塗料 約8年
シリコン塗料 約12年
フッ素塗料 約15年

ただしこれはあくまでも目安。直射日光や湿気などの気象条件のよっても耐用年数は変わってきます。ですから、耐用年数だけを参考にするのではなく、自分の目で見て劣化がないかをチェックすることが重要です。

トタン外壁にかかる費用

トタン外壁の費用は、5000~7000円/㎡とされています。

サイディングと比べると、倍ほどの価格帯になっています。

トタン外壁にメンテナンスは必要?

トタン外壁にメンテナンスは必要?
トタン外壁には、どのようなメンテナンスは必要なのでしょうか?

劣化症状や、補修方法、点検時期について見ていきましょう。

トタン外壁の劣化症状

まず、一番表れやすいトタン外壁の劣化は「錆」です。トタン外壁に錆はつきもの。

もちろん錆びないようにコーティングをほどこされている建材ですが、鉄以外の建材に比べるとどうしても錆びやすいのです。小さな錆なら業者に頼まず自分でもできるので、目で見る点検+早めの対処が重要になってきます。

塗装のひび割れは、塗っている塗料の劣化が原因で起こります。錆は雨など水分が原因で発生しますが、塗料の劣化は紫外線で起こります。

日当たりが良い家は理想的ですが、日差しが強すぎると塗料のヒビの原因に。ヒビが入るとそこから雨水が侵入し、中のトタンに触れてしまうので錆が発生しやすくなります。錆が一番厄介ですから、塗料のヒビには早めに再塗装を検討しましょう。

塗装のヒビがひどくなると塗装が剥がれてきます。ヒビどころか塗装が剥がれてしまうと直接トタンに雨水がついてしまうので、錆の発生は避けられません。早急に補修が必要な劣化症状です。

外壁に物があたって破損してしまうなど、トタンそのものが破損している場合は塗装の問題ではないので、張り替えが必要です。しかしトタン外壁を張り替えになると大掛かりな修理になってしまいますよね。

しかし、破損している箇所が一部だけの場合は、全体のトタンを張り替える必要はありません。トタン外壁なら破損している部分だけを張り替えることもできるので、業者に相談してみましょう。全体的に劣化しているわけではないのであれば、部分補修の方が費用が安く済みますよね。

モルタル外壁の補修・メンテナンス方法

外壁は家を支える重要なパーツ。家の強度を左右してしまうので、トタン外壁のメンテナンスはしっかりと行いたいですよね。では、トタン外壁のメンテナンス方法、また気になる費用はおいくらぐらいなのかみていきましょう。

外壁塗装

塗料まず、トタン外壁のメンテナンス方法の1つが「外壁塗装」です。メンテナンスの外壁塗装とは、その名前の通り、トタンの表面を塗り直すことです。特にトタン外壁は水に弱いので、塗装の劣化は家の寿命にかかわりますよね。費用は、使う塗料や塗る面積によっても変わりますが、目安はだいたい70万円~100万円ほどです。ただし、費用を抑えたいからといって、安い塗料を選ぶのはNG!すぐに塗料が劣化してしまい、次のメンテナンスが早まってしまうだけです。これではかえって高くついてしまいますよね。表面上の費用に踊らされないことが大切です。

外壁の張替え

つぎに、トタン外壁の張り替えという方法があります。再塗装で解決しない場合には、外壁を新たに張り替える方法をとることになります。たとえば、トタンに穴があいている場合や、外壁そのものが変形している場合には、塗装では対応できないので外壁材の張り替えをしなければいけません。外壁材をすべて張り替えるので、費用は塗装よりも高くなり、200万円ほど。塗装と比べると費用が2倍近くになります。

トタン外壁のカバー工法は不可能?

外壁重ね張り(カバー工法)と張り替えの違いトタン外壁には「塗り替え」と「張り替え」以外にも、カバー工法というメンテナンス方法があります。ただし、トタン外壁のメンテナンスでカバー工法をすることは、あまりありません。カバー工法というのは、傷んだトタン外壁の上から新しい外壁材を重ねるメンテナンスのこと。元々の外壁の傷みを修繕しているわけではないのであくまでも一時的な処置です。

張り替えに比べ、カバー工法の方が施工日数が短く、費用も安いくなりますが、根本的な問題が解消できないため、家の強度を保証できません。それに加え、既存の外壁の上から新しい外壁で囲うので、外壁の重みが増えて、家の負担になってしまいます。これでは家の耐久性が落ちてしまいますので、あまりトタン外壁のカバー工法はおすすめできないのです。

10秒でわかるおさらい!

トタン外壁は、軽量で、耐震性に優れ、価格も低い外壁材です。

そんなトタン外壁について、確認していきましょう。

トタン外壁のメリットは?

メリットは、軽く、耐震性に優れている点です。また、価格も控えめなため、初期費用を抑えたい方にも向いています。


トタン外壁の寿命は?

10~20年です。耐用年数は塗料にも影響されますが、短い方に属しています。


トタン外壁はどんなメンテナンスが必要?

必要なメンテナンスとしては、外壁塗装、張り替えが挙げられます。


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