【2021年最新】屋根材の種類を一括比較!特徴・メリット・デメリット・機能性など!

新築や中古物件で屋根を張り替える必要のある方。
屋根材にはどんな種類があるの…?
理想の家にするための屋根の選び方は?
そんな疑問を解消していただくために、屋根材を種類別に耐久年数・価格・特徴など気になるポイントを一括比較してみました!
この記事を読めば、ご自宅に最適な屋根材を選ぶことができるはずです。ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること
  • 素材を選ぶとき、チェックするべきポイント!
  • 主な屋根材の特徴やメリット・デメリット
  • 4つの屋根材の比較結果がわかる!

屋根材選びは重要!

屋根材は屋根に使用する建材で、高い耐久性が必要とされます。屋根材の素材には瓦やスレートなど種類があり、素材やその特徴によってメリット・デメリットが異なるため、住まいの住環境や目的に合った特徴のある屋根材を選ぶことが大切です。
また、屋根材によって耐用年数や価格が大きく異なるため、不必要なほど高性能な材質を選んでしまうと、費用が無駄になるおそれがあります。費用と性能のバランスを考慮して使用する屋根材を決めてください。

屋根の素材を選ぶときチェックするポイントとは?

見出し画像(屋根の素材 選ぶときのチェックポイント)屋根の素材を選ぶ際には、いくつかチェックしていただきたいポイントがあります。特に優先して検討していただきたいポイントは、以下の5つ!

  1. 耐久年数
  2. 価格
  3. デザイン性
  4. 機能性
  5. メンテンナス

①耐用年数

耐用年数とは、一般的な環境でどれぐらい建材がもつかという期間のことです。屋根は紫外線にさらされる頻度も高く、過酷な環境に長年置かれる建材です。そのため耐久性が高いことは大切なポイントとなります。屋根材によって耐久性が異なるため、耐用年数もバラバラで、さらには環境によっても耐用年数の長短が変わってきます。
短くて10年ほど、長ければ50年を超えるので、どの程度の耐用年数が必要かは建物の役割によっても異なりますので、需要に合った屋根材を選ぶようにしてください。
また、耐用年数が長いほど価格も高くなる傾向があるので、希望価格とのバランスも考慮する必要があります。

耐久性が短い代表的な素材はトタン屋根、一方長い素材は日本瓦です。

②デザイン

屋根のデザインは、色だけでなく凹凸や形状、繋ぎ目などによって家の雰囲気も大きく変化します。せっかくマイホームを新築またはリフォームするのですから、好みに合うデザインに仕上げたいですよね。「伝統的な和風」「シンプルでクリーンなイメージ」「温かみのあるヨーロッパ風」「北欧風のおしゃれな感じ」など、思い描くデザインは人によってさまざまでしょう。
外壁だけでなく、屋根も家の印象を左右する大切なポイントです。求める外観に適した屋根材を選ぶことが重要になります。

アスファルトシングルと瓦はデザイン性が高く、スレートも窯業系のものは様々なデザインがあり、デザインにこだわりたい場合によく選ばれる屋根材です。
金属系の屋根材は素材が金属ということもあり、選べるデザインは少ない傾向にあります。ただし、近年では金属系の屋根材であっても、様々なデザインから選べる商品も販売されています。
おしゃれな屋根デザインの選び方! 屋根材と勾配で理想の外観に!

③価格

屋根材の種類によって、価格にも大きな違いがあります。また同じ種類の屋根材でも、使っている塗料や施工方法によって価格に違いが生じるため、希望の商品ごとに確認していく必要があるでしょう。
どの価格帯の屋根材を選ぶかは、機能や予算などの兼ね合いを考慮して選びます。価格が安くても求める機能がない場合は、予算を上げるなど調整が必要です。またメンテナンスの必要がある場合、ラーニングコストも視野に入れた検討が必要です。
例えば、スレート屋根はおおむね安価で、多くの住宅で使用されておりますが、塗装によるメンテナンス費用を考慮する必要があります。一方で日本瓦などは耐久性に優れメンテナンスが不要な分、初期費用がかかります。

屋根塗装はいくらかかる?費用相場・施工単価をくわしく解説!【屋根材別・坪別】

④メンテナンス

屋根材は種類によってメンテナンス方法が異なります。建材に合った方法・期間でメンテナンスを検討することが大切です。例えば、塗装がされているスレートや金属サイディングなどは少なくとも10年に1度は塗り直しをしなければ、塗膜が劣化して建材自体が劣化してしまいます。建材自体を痛めてしまった場合、屋根そのものを交換する場合もあるので余計に費用がかさむことでしょう。メンテナンスの手間をかけたくないならメンテナンスフリーの瓦屋根を選ぶなど、ラーニングコストやメンテナンスの手間なども考慮して屋根材を検討することをオススメしております。
屋根のメンテナンス法を解説!屋根材別の費用からDIYの塗装方法まで

⑤機能性

屋根を長持ちさせるためにも、お住まいの地域の環境条件に適した屋根材の機能を選ぶことが重要です!
屋根が持つ機能には以下のようなものがありますが、屋根材の種類により強みはそれぞれです。屋根の形や塗料によっても機能性を付与できるので、よくばらず、住環境で最低限必要な機能を確認しておきましょう。

夏の暑さがきつい地域や、冬の寒さが厳しい地域などでは、冷暖房の効率を上げるためにも断熱性を重視しましょう。断熱性は室温の調整しやすさに影響し、屋根の内側に空間があるほど断熱性が高くなりやすくなっています。金属屋根は全体的に断熱性が低く、瓦屋根は断熱性が高い傾向にあります。耐熱性が一番高い屋根材は瓦で、アスファルトシングルは耐火性能に加えて耐熱性も低い傾向があります。
大きな道路の近くや騒音が発生しやすい住環境の方は、遮音性を重視することがいいでしょう。おすすめは厚みのある瓦です。ガルバリウム鋼板やトタンといった、金属素材の屋根材は遮音性が低いため使用しない方が良いでしょう。
周辺に建物が密集している、木造建築が多いなどの住宅環境の場合は、耐火性を考慮して屋根材を選んでも良いでしょう。
屋根材はもともと一定の耐火性を持っています。しかし種類によって耐火性に差があるため、耐火性能にこだわりたい場合は耐火性が高い屋根材を選ぶようにしてください。耐火性が特に高い屋根材としては、瓦が優秀でおすすめです。ただし重量が大きいといったデメリットもあります。耐火性を向上させたい場合は、どの程度の耐火性を期待するかによって建材を選ぶことで、建物に適した屋根材を選ぶことができます。
雨の多い地域にお住まいの方は防水性は必須ですよね。瓦は雨漏りに強いという性質がありますが構造上、台風などの風害には周囲に飛散したり不安要素がついてきてしまいます。また金属屋根は雨漏りは起きにくいですが、錆びやすいというデメリットがあり、日陰になる場所や海の近くには向きません。雨漏りを防ぐためには、屋根材の構造とメンテナンスが必須であるということが言えます。
地震大国日本で耐震性を蔑ろにしない方いないでしょう。また火山性の地震が起きやすいエリアなどでは、耐震性は必須ですね。
建物の耐震性は、建物が軽いほど高くなります。耐震性を高めたいときは、軽量な屋根材を選ぶことが大切です。軽量な屋根材には、スレートやガルバリウム鋼板、アスファルトシングルがあります。瓦は重量が大きいので耐震性は最も低いです。特に粘土瓦は地震の時の落下の可能性も大いあります。
屋根の勾配に注意!
屋根の勾配が緩い、もしくは平らな屋根の場合は金属系の素材など使用できる屋根材が限られているので屋根材を選ぶときに気を付けましょう。
屋根に合わない屋根材を使用すると、水が流れずに建物の劣化を早める恐れがあります。
また、屋根が平らの場合は屋根材を使用せずに、防水処理を行う必要があります。屋根材の施工とは別になるので、別途工事を検討した方が良いでしょう。

屋根の材質は主に4種類

見出し画像(屋根の材質は主に4種類!)
屋根材には様々な種類があります。主な屋根材はスレート屋根、金属屋根、瓦屋根、シングル屋根の4種類です。スレートは天然の岩やセメントで作る薄い板状の屋根材、金属は金属素材で作られている屋根材です。また、瓦は粘土やセメント、コンクリートで作る厚みのある重い屋根材で、アスファルトシングルはガラス繊維にアスファルトを含ませて砂などを付着させたシート状の薄い屋根材です。
屋根材ごとの特徴やバリエーション、ポイントを比較していきましょう!

屋根の「4つの材質」を比較!①スレート屋根

見出し画像(4つの材質徹底比較!①スレート系)

スレート屋根とはどんな屋根材?

スレート屋根とは、石やセメントを薄い板のようにに加工した屋根材で、「天然スレート」と「化粧スレート」に分類されます。
国内でのシェア率がNo.1の人気の屋根材で、軽量で施工も簡単なためほとんどの屋根業者が補修などに対応しています。
一般的に普及しているため、各屋根材メーカーの製品にはデザインや色のバリエーションが豊富に揃っています。そのため、施工主の好みにあった仕上がりにしやすいというメリットがあります。また、価格が安いことも人気の理由です。

「コロニアル」「カラーベスト」との違いは?
スレート屋根は「コロニアル」や「カラーベスト」と呼ばれることがありますが、実際は同じ化粧スレートのことを指しています。屋根メーカー「ケイミュー株式会社」の化粧スレート屋根「カラーベスト」シリーズの代表商品が「コロニアル」なのです。

スレート系屋根の代表的な素材と特徴・耐用年数

屋根の材質 スレート屋根

・天然スレート

天然スレートとは、天然鉱物を薄い板状にした屋根材のことです。
天然石ならではの美しさと高級感があり、化粧スレートよりもデザイン性が高いのがメリット。また、耐用年数はおおむね20年から40年と化粧スレートより長めです。
しかし、鉱石の希少性が高いため化粧スレートよりも価格が高いことと、重量があるため耐震性が低いことがデメリットです。

・化粧スレート

化粧スレートとは、セメントと繊維質を薄い板状にした屋根材のことで、日本の一般住宅では人気の高い屋根材です。「コロニアル」「カラーベスト」などと商品名で呼ばれることもあります。形状には「平型スレート」と「波型スレート」の2種類があります。
化粧スレートには、施工しやすく工事費用が安い、軽量なので耐震性が高いといったメリットがありますが、一方で、割れやすい、塗装が必要といったデメリットもあります。化粧スレートの耐用年数は20年から30年あるので、価格と機能面でバランスの取れた屋根材と言えます。

 スレート屋根の価格

天然スレートでは、8,000円/㎡

化粧スレートでは、4,500~8,000円/㎡

スレート屋根のメリット・デメリット

  • 価格が安い
  • カラーバリエーションが豊富
  • 耐火性や断熱性に優れている
  • 幅広い業者が施工できる
  • 軽量のため耐震性に優れている
  • 隙間から雨水が入り込みやすい
  • 日本家屋には合いにくいデザインをしている
  • 劣化しやすく10年おきに塗装が必要となる
  • 衝撃に弱い
  • 表面がザラザラしているので、水分が滞留しコケやカビが生えやすい
スレート系屋根は価格が安い分、耐久性にはあまり優れていません。そのため、コストパフォーマンスの面から考えると、やや足りないといったところでしょうか。
また、雨水が入りやすい、劣化しやすい、コケやカビが生えやすいため、他の屋根材と比べメンテナンスが大変になる可能性があります。

 

スレート屋根をポイント別に評価!

前述した屋根材の重要ポイント5つについて、人気の「化粧スレート」についての5段階で評価しました。

スレート屋根(化粧スレート)の評価
耐久年数
(3.0)
デザイン性
(5.0)
価格
(5.0)
メンテナンス
(2.0)
断熱性
(2.0)
遮音性
(3.0)
耐火性
(4.0)
防水性
(2.0)
耐震性
(4.0)
スレート系屋根は形状やカラーバリエーションが豊富で、デザイン性は他の屋根材に比べてもトップレベル。しかし、防水性や断熱性の点からみると機能面は「普通」といったところでしょう。バランスの取れたベターな選択とも言えます。
スレート材についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
スレート瓦とは?スレート屋根の費用や特徴などキホンを解説!

屋根の「4つの材質」を比較!②金属屋根

見出し画像(4つの材質徹底比較!②金属系)

金属屋根とはどんな屋根材?

金属屋根とは、金属でできた屋根材のこと。「トタン」「ガルバリウム鋼板」「銅板」などがあります。
加工が自由で意匠性もあり、軽量で安価、雨漏りしにくいというメリットがありますが、種類によっては錆びやすく、耐用年数に大きな違いがあるのも金属系屋根の特徴です。

金属屋根の代表的な素材と特徴・耐用年数

屋根の材質 金属

・トタン

トタンとは、亜鉛でメッキを施した薄い板状の屋根材です。メリットは何といっても施工費用が安価であること。また軽量なので扱いやすく、耐震性が高いのも特長です。倉庫や簡易的な屋根に用いられることが多く、DIYでも扱いやすい素材です。
デメリットには、耐用年数が10〜20年と屋根材としてはもっとも短いこと、錆びやすく塗装が必須であること、断熱性・性が遮音低いことがあります。トタン屋根にはデメリットが多いため、一般住宅での使用は年々減少傾向にあります。
>>トタン屋根の塗装方法は?基本的な手順や費用の相場を解説!

・ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板のこと。コストパフォーマンスが高く、金属系の屋根材の中ではもっとも人気の高い屋根材です
ガルバリウム鋼板のメリットには、金属屋根としては錆びにくい、軽量なので「カバー工法」に適している、耐震性・防水性が高い・複雑な形状に加工が可能、といったものがあります。耐用年数は約30年が目安です。一方で、傷がつきやすく塗装が必要、防音性が低いといったデメリットもあります。
>>「ガルバリウム屋根」の基礎知識!形状別の葺き方も紹介【保存版】

「ガルバリウム」と「ジンカリウム」の違いとは?
「ガルバリウム鋼板」は「新日鉄住金」社の登録商標、
「ガルバリウム」はアメリカの「BIEC International」社の登録商標、
「ジンカリウム」はオーストラリアの「BlueScope」社の登録商標のこと。
つまり「ジンカリウム鋼板」とは製品名であり、すべて同じ屋根材を指す言葉です。
日本では、ガルバリウム鋼板の表面に紫外線で劣化しない細かな砂石をコーティングした屋根材を「ジンカリウム鋼板」と呼ぶことが多いようです。

・銅板

銅板屋根とは、文字通り銅でできた板状の屋根材のことです。一般住宅で使用されることはめったになく、主にお寺などで利用されています
銅板屋根のメリットは、日本瓦同様に耐用年数が非常に長い、塗装が不要、錆びても耐用年数に影響しない、軽量で耐震性に優れている、などがあります。
一方、屋根材の中でもっとも価格が高い、施工できる業者が非常に少ない、というデメリットもあります。また酸性雨に弱いという弱点もありますが、施工がしっかりしていれば耐用年数は100年以上ともいわれているようです。

・ステンレス

ステンレス屋根も金属系の屋根材の中では高価な部類に入ります。価格は1平方メートルあたり10,000円から14,000円程度、耐用年数は40年から50年ほどです。主なメリットは、基本的に錆びないという点で、デメリットは価格が高く、高い技術力が必要なため施工できる業者が少ないという点です。

金属屋根の張り方の違い
金属屋根の張り方は施工する向きによって「縦葺き」「横葺き」があります。縦葺きには、瓦棒と呼ばれる部品を使った瓦棒葺きなどが存在。>>瓦棒葺きとは?瓦棒葺き屋根の施工やメンテナンスについてもご紹介

金属屋根の価格

トタン:4,000~7,000円/㎡程度

ガルバリウム鋼板:6,000~9,000円/㎡程度

銅板:20,000円/㎡程度

ステンレス:10,000~14,000円/㎡程度

金属系屋根のメリット・デメリット

  • 軽量で地震に強い
  • 継ぎ目がほとんどなくて雨漏りしにくい
  • 一部の金属屋根は価格が安い
  • カラーバリエーションが豊富
このように耐震性に優れており、雨漏りしにくいという特徴を持つ金属屋根なので、雨の多い地域や地震の発生が多い地域の方は比較的安心して使える屋根材と言えるでしょう。
  • 見た目が金属質になる
  • 断熱性が低くて室温調整には向かない
  • 防音性が低くて雨の音などがうるさい
  • 錆びやすい
  • 劣化しやすく10年おきに塗装が必要となる
防水性は高いため雨の多い地域には向くと書きましたが、雨の音が気になったり、屋根が日陰になっていたりすると錆のような金属劣化が多少気になるかと思います。

金属系屋根をポイント別に評価!

金属屋根の中で最も人気の「ガルバリウム屋根」についてポイント別に5段階評価で見ていきましょう。

金属屋根(ガルバリウム屋根)の評価
耐久年数
(3.0)
デザイン性
(2.0)
価格
(4.0)
メンテナンス
(2.0)
断熱性
(1.0)
遮音性
(1.0)
耐火性
(5.0)
防水性
(4.0)
耐震性
(5.0)
このように見ると、遮音性や断熱性が弱いのが目立ちます。気候の落ち着いた地域での使用や屋根の形などで工夫する必要があるでしょう。

屋根の「4つの材質」を比較!③瓦屋根

見出し画像(4つの材質徹底比較!③粘土系)

瓦屋根とはどんな屋根材?

瓦屋根はおおよそ粘土を焼いた屋根材のことを指し、世界各国で伝統家屋に合わせて様々な形のものがあります。日本で使用される代表的な瓦は「日本瓦」と呼ばれ、外国由来の瓦のことを「洋瓦」と呼び分けます。様々な素材の瓦が存在するが、日本の気候や家屋にあわせた「日本瓦」が最もメジャーです。存在感のある瓦は意匠性が高く、立体的で重厚感を感じさせます。

瓦屋根の代表的な素材と特徴・耐用年数

屋根の材質 瓦

・釉薬瓦(粘土瓦)

陶器瓦とも呼ばれ、焼く前の粘土瓦に釉薬をかけて高温で焼いた瓦をさします。緩やかなカーブがある伝統的な形は「J型瓦」「日本瓦」「和瓦」と呼ばれる一方、最近人気の平らな形の瓦は「F型瓦」「平板瓦」と呼ばれています。瓦屋根のメリットである通気性の良さは、施工した時に通気層が厚くできる「J型瓦」の方が勝っています。
重厚感があるのとたくさんのカラーを出すのも魅力の屋根材。日本瓦・洋瓦があり、さまざまな住宅にあわせて選べるところも魅力でしょう。瓦そのものの耐久性は50〜60年と非常に長いものの、こまめなメンテナンスが必要だったり、耐震性に劣るため、近年の瓦屋根シェアは減少傾向にあるようです。

・無釉瓦粘土瓦

いぶし瓦・素焼瓦・練込瓦・窯変瓦(ようへんがわら)などの瓦があります。いぶし瓦は渋い銀色をした瓦で日本家屋に適した屋根材です。素焼瓦は自然な赤色の瓦で『赤瓦』とも呼ばれており、自然な赤色の瓦は洋風の家屋に適した屋根材と言えるでしょう。耐久性は50〜60年となっています。

・プレスセメント瓦

セメント瓦とは、セメントと川砂を重量比で1:2~1:3で混ぜたモルタルを型に入れて成形し、塗装したものです。屋根に瓦のように並べて設置して使います。価格が安く扱いやすかったため、かつては多くの住宅で使用されていました。現在は需要が減っています。平たくて角ばっている形状の物が多いです。小口部分が滑らかなのが特徴と言えます。耐用年数は30年から40年ほど。
セメント瓦の葺き替え工事の流れと費用|業者の選び方も一挙紹介!

・コンクリート瓦

原料はセメントと川砂をミックスしたもので、ヨーロッパで生まれ、世界に広がりました。
日本において、コンクリート瓦は主に日本モニエル株式会社が販売しており、その利用率が非常に高かったために、「コンクリート瓦」ではなく会社名を冠した「モニエル瓦」と呼ばれています。モニエル瓦はコンクリート瓦の代名詞となっていますが、現在では生産が中止されているため、新築の屋根に使用されることはありません。耐用年数は30年から40年ほど。
>>モニエル瓦の基礎知識!劣化症状から塗装・葺き替えの費用までご紹介

瓦屋根の価格

粘土瓦(釉薬瓦・無釉瓦)では8,000~12,000円/㎡

セメント瓦・コンクリート瓦では6,000~8,000円/㎡

瓦屋根のメリット・デメリット

  • 耐久性が高い。50〜100年の耐用年数がある
  • 燃えないため火事でも延焼しにくい
  • 断熱性に優れていて室温調整をしやすい
  • メンテナンスがほとんどいらない
  • 破損しても1枚単位で交換が可能
  • 遮音性が高いため雨音が響きにくい
特徴はなんといっても耐久性が高いところでしょう。50~100年と耐用年数に幅はありますが、それでも他の屋根材と比べると圧倒的な耐用年数と言えます。
また、デザイン性にも優れており、和風な外観にしたい方のみに限らず洋瓦を用いてカントリーな雰囲気にすることもできます。
>>洋瓦でおしゃれな家に!洋瓦の特徴・種類・メンテナンス法をご紹介
  • 重いため地震に弱い
  • 落下すると危険
  • 瓦がずれやすい
  • 費用が高額
  • 施工できる職人が少ない
費用が高額だったり施工できる職人が少ないため、手軽に施工ができないといったデメリットは考慮しなくてはいけないでしょう。

瓦屋根をポイント別に評価!

伝統的な瓦屋根である「日本瓦」のポイント別評価を見ていきましょう。

瓦屋根(日本瓦)の評価
耐久年数
(5.0)
デザイン性
(3.0)
価格
(1.0)
メンテナンス
(5.0)
断熱性
(5.0)
遮音性
(5.0)
耐火性
(5.0)
防水性
(3.0)
耐震性
(1.0)
価格と災害への脆弱性を考慮しなければ瓦屋根のメリットを存分に生かすことができるでしょう。現在の家に永く住み続けたいとお思いの方には日本の気候に適した屋根材と言えるのではないでしょうか。

屋根の「4つの材質」を徹底比較!②シングル屋根

シングル屋根とはどんな屋根材?

シングル屋根(アスファルトシングル)は、文字通りアスファルトを使用した屋根材です。アメリカやカナダでは100年以上も前から普及し、現在でもシェア率が非常に高い屋根材です。日本では比較的新しい屋根材ですが、近年の新築住宅やマンションなどでは使用されるケースが増えています。ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に細かい石粒を付着させて作られています。軽量の柔らかいシート状屋根材なので扱いやすく、さまざまな形状の屋根に施工することが可能。表面に石粒を施しているため色あせしにくく、傷やひび割れ、錆びつきの心配がありません。
アスファルトシングルは接着剤や金属の器具で屋根に張り付けますが、強風によって破れたり飛ばされてしまうことがあります。また、耐用年数は20年から30年ほどですが、年月が経つと表面が劣化すると石粒が落ちてくることも…。アスファルトシングルも経年劣化が起こるので、定期的なメンテナンスが必要です。
屋根材「アスファルトシングル」とは?相場価格やメリットを大公開!

シングル屋根の価格

アスファルトシングルで6,000~8,000円/㎡ほど

 

金属系屋根のメリット・デメリット

  • 耐震性に優れている
  • 遮音性に優れている
  • デザイン性が高い
  • 防水性に優れている
  • ひび割れしにくい
  • 錆びにくい
防水性・耐候性・耐久性に優れているのがメリット。カラーバリエーションが豊富なので、洋風・和風どちらの家にもマッチします。
  • カビやコケが繁殖しやすい
  • 強風に弱い
  • 石が落ちてくる
  • 勾配の少ない屋根には不向き
  • 施工できる業者が少ない
割れたり・錆びたりしないというメリットの反面、何かあった場合に取り扱う業者が少ないというデメリットも。
風害に弱いため、台風の多い日本では要検討の必要があります!

シングル屋根をポイント別に評価!

シングル屋根の中で最もポピュラーな「アスファルトシングル」についてポイント別に5段階評価で見ていきましょう。

シングル屋根(アスファルトシングル)の評価
耐久年数
(3.0)
デザイン性
(4.0)
価格
(2.0)
メンテナンス
(3.0)
断熱性
(3.0)
遮音性
(4.0)
耐火性
(4.0)
防水性
(4.0)
耐震性
(5.0)
バランスの取れた機能性ですが、やや1㎡あたり6000~8000円ほどで初期費用コストがややかかります。
風害への対策としては火災保険が使える可能性が高いので、以下の記事もご参考にしてください。
屋根修理に火災保険が使えるって本当?適用される条件や申請方法とは

 

屋根工事は悪徳業者多いって本当?

屋根の種類について一括比較は参考になりましたでしょうか?屋根材が決まったら次は業者選びです。
実は、屋根は依頼者が見ることができない分、手抜き工事が行われたり、火災保険を悪用した詐欺被害が多い箇所です!
最近では、「無料で点検」を謳って屋根に上り、業者自ら屋根を破壊するなどの卑劣極まりない被害報告も上がっています。

・実際に割られたスレート屋根 川越市のお客様

(写真提供:低コスト・リフォーム研究会様)

屋根工事を業者に依頼する際は、

  • 価格が極端に高い・安い
  • 大幅な値引きやSALEをアピールしてくる
  • 不安をあおるような訪問業者

には注意をしましょう!
詐欺被害にあわないためにも、3社程度の業者に見積もりを依頼して適正な価格かどうか比較検討することが大切です。また、地元の信頼できる業者さんに依頼することも悪徳業者を遠ざける1つの方法と言えます。悪徳業者の手口を知っておくことは、ご自身が詐欺被害にあわないためにも大切なことですので、中立的な立場の第三者機関などに相談し、事前に情報収集を行いましょう!

優良業者選びならお任せ下さい
外壁塗装ほっとらいんなら… 本当に安心できる塗装業者なのか…?と頭を悩ませる必要はありません。 何十件も塗装業者を検索する手間も必要ありません。 第三者目線で選んだ信頼できる全国300社越えの優良加盟店の中からピッタリの業者を紹介します。
60秒で完了!

無料で相談をする▶

▼あわせて読みたい記事 「塗装屋」ってどんな職業?優良な塗装業者を見分ける方法【完全版】 「塗装屋」ってどんな職業?優良な塗装業者を見分ける方法【完全版】
外壁・屋根塗装の費用 を今すぐチェック▶︎▶︎
Close Bitnami banner
Bitnami