屋根材を徹底比較!種類や選び方のポイントをズバリ解説【完全版】

屋根を作る建材である屋根材には、様々な種類の商品があります。屋根材にはそれぞれに特徴があり、メリット・デメリットも異なります。

今回の記事では屋根材の種類ごとの特徴やメリット・デメリット、屋根材を選ぶ際に気を付けるポイントなどについてお伝えしていきます。屋根材選びに迷っている方は、ぜひご一読ください!

この記事でわかること
  • 屋根材の種類やその特徴
  • 屋根材を選ぶときにチェックしたいポイント
  • スレート、金属、粘土、セメント系の屋根材の種類と特徴
  • 屋根材のメーカーと代表商品の紹介
  • 施工業者選びの注意点

色々ある「屋根材」どれを選ぶべき?

色々ある「屋根材」どれを選ぶべき?屋根材には様々な種類があります。屋根材の種類によって特徴が異なるので、需要に合ったタイプの屋根材を選ぶことが大切です。

ここでは屋根材の基礎知識や、主な屋根材の種類についてお伝えしていきます。

屋根材の基礎知識

屋根材は屋根を作るための建材です。様々な種類がありますが、主な屋根材はスレート、ガルバリウム鋼板、瓦となっています。

メンテナンスがあまり必要ない屋根材もありますが、多くの場合10年から20年に1度はメンテナンスが必要です。

メンテナンスをせずに屋根材を放置すると、雨漏りなどを起こす恐れがあるので危険です。屋根材に適した期間でメンテナンスをすることで、屋根材の耐用年数を長く保つことができます。

屋根材の種類

屋根 種類屋根材には主に、スレート、ガルバリウム鋼板、トタン、粘土瓦、セメント瓦、アスファルトシングル、銅板といった種類があります。

スレートはセメントや岩で作られた薄い屋根材で、ガルバリウム鋼板も同じく薄い板状の屋根材ですが金属が素材です。トタンはコストが安い屋根材ですが、錆びやすいという難点もあります。

粘土瓦は古くから日本にある屋根材で、日本家屋でよく使用されています。粘土を焼いて作った高級な屋根材でメンテナンスがあまり必要ありません。セメント瓦はセメントで作られた瓦です。粘土瓦に比べて安価です。

そのほかアスファルトシングルは薄いシート状の屋根材で、銅板は銅で作られた金属素材の屋根材です。

様々な種類や素材の屋根材があるので、自分の屋根に合った特徴を持つ屋根材を選ぶことが大切です。また、屋根材に合ったメンテナンスをすることで、耐用年数を長く保つことができます。

まとめると…
  • 主な屋根材はスレート、ガルバリウム鋼板、瓦
  • スレートは薄くて軽い、ガルバリウム鋼板は耐久性が高い、トタンは軽量で安価、セメントは安価、アスファルトシングルは軽量で扱いやすい、銅板は耐久性が高いという特徴がある

屋根材を選ぶ際にチェックすべき点とは?

屋根材を選ぶ際にチェックすべき点とは?屋根材は様々な種類があります。では屋根材を選ぶときはどんな点に注意したら良いのでしょうか。

ここでは、屋根材を選ぶ際に注意すべき点をいくつかご紹介していきます。

耐久性

屋根材 耐久性屋根は紫外線にさらされる頻度も高く、過酷な環境に長年置かれる建材です。そのため耐久性が高いことは大切なポイントとなります。

屋根材の耐久性は短いものでも10年、長いものだと100年以上あります。どの程度の耐用年数が必要かは、建物の役割によっても異なりますので、需要に合った屋根材を選ぶようにしてください。

また、メンテナンスが必要なものは定期的にメンテナンスをする必要があります。メンテナンスを怠ると、雨漏りなどが起こる恐れがあるので注意が必要です。

メンテナンス方法

屋根材は種類によってメンテナンス方法が異なります。例えば塗装が施してあるものは、塗装の塗り直しも定期的に必要ですが、粘土瓦は塗装されていないので塗り直しは必要ありません。

塗装がされているスレートや金属サイディングなどは、定期的に塗装を塗りなおさないと塗膜が劣化して建材自体が劣化してしまいます。少なくとも10年に1度は塗り直しをするなど、建材に合った期間でメンテナンスを検討することが大切です。

メンテナンスの頻度も屋根材によって異なるので、どの程度のメンテナンスなら負担にならないかも考慮に入れて選んだ方が良いでしょう。

価格

屋根材 価格屋根材の価格は、屋根材の種類によって大きく異なります。ご紹介した屋根材の中ではトタンが最も安価で、銅板が高価です。

また同じ種類の屋根材でも、使っている塗料や施されている技術によって、価格に違いが生じます。どの程度の性能を持っているかによっても異なるので、商品ごとに確認していく必要があるでしょう。

どの価格帯の屋根材を選ぶかは、機能や予算などの兼ね合いを考慮して選びます。価格が安くても求める機能がない場合は、予算を上げるなど調整が必要です。

工期

スレートやガルバリウム鋼板は板状の屋根材を組み合わせる工法なので、それほど工期が長くありません。瓦や銅板は工事の難易度が高いなどの理由で、工期が長くなります。

どの程度の工期で建物を建てたいかによっても、選べる建材は限られます。もし工期を短くしたいのなら、スレートやガルバリウム鋼板といった屋根材を選ぶと良いでしょう。

工期を長く取っても良いので、望み通りの屋根材を使いたいという場合は、屋根材に瓦など施工に手間と時間がかかるものを選んでも問題ありません。

耐火性

屋根材 耐火性屋根材はもともと一定の耐火性を持っています。しかし種類によって耐火性に差があるため、耐火性能にこだわりたい場合は耐火性が高い屋根材を選ぶようにしてください。

耐火性が特に高い屋根材としては、瓦が特に優秀でおすすめです。ただし重量が大きいといったデメリットもあります。

耐火性を向上させたい場合は、どの程度の耐火性を期待するかによって建材を選ぶことで、建物に適した屋根材を選ぶことができます。

耐震性

建物の耐震性は、建物が軽いほど高くなります。耐震性を高めたいときは、軽量な屋根材を選ぶことが大切です。

軽量な屋根材には、スレートやガルバリウム鋼板、アスファルトシングルがあります。瓦は重量が大きいので耐震性は最も低いです。

地震などで揺れることが多い場所では、瓦よりもスレートなど軽量な屋根材の方が適しています。

防音性

屋根材 防音性 瓦防音性を高めたい場合は、厚みのある瓦がおすすめです。ガルバリウム鋼板やトタンといった、金属素材の屋根材は防音性が低いため使用しない方が良いでしょう。

一方瓦は厚みがあるので、防音性に優れています。ただし重量があるので耐震性を気にする場合は注意が必要です。

防音性と軽量性の両方を実現したい場合は、遮音性のあるスレートや金属サイディングの使用がおすすめです。

防水性

スレートは構造上内部に水がたまりやすいといった難点があるため、防水性という点では劣ります。そのため雨漏りの心配が大きい地域での使用には向きません。

一方瓦は雨漏りに強いという性質があります。雨漏り防止を重視する場合は、屋根材に瓦を選んでも良いでしょう。ただし重量が大きいので、建物によっては使用できないこともあり注意が必要です。

まとめると…
  • 耐久性は屋根材の種類によっても異なるので、必要な耐久性能を持った屋根材を選ぶ
  • 屋根材の種類によってメンテナンスの頻度は異なる。対応可能な屋根材を選ぶ
  • 価格は使用されている素材によって様々なので予算に合わせて選ぶ
  • 工期を短くしたいならガルバリウム鋼板かスレートがおすすめ
  • 耐火性で選ぶなら、瓦は特に耐火性能が高いのでおすすめ
  • 耐震性は軽い方が上がるので、耐震性を上げたい場合はスレートやアスファルトシングルが適している
  • 防音性や防水性は厚みのある瓦が最も優秀

屋根材を徹底比較!①スレート系

屋根材を徹底比較!①スレート系スレート系の屋根材は、安価で扱いやすいためシェア率が高い人気の屋根材です。スレートにはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、スレート系の屋根材の特徴や主な種類についてお伝えしていきます。

天然スレート

天然スレート 屋根材天然スレートとは、天然の岩で作られた薄い屋根材のことです。天然石を使って作られているので、非常に高額ですがスレートとしては耐久性が高い部類に入ります。

高級建築の屋根材として使われることがありますが、価格が高いので一般の住宅にはめったに使用されません。シェア率も低く、広く普及しているとは言えません。

化粧スレート

屋根材 化粧スレート化粧スレートとは、セメントで作られた薄い屋根材のことです。天然スレートと違い、セメントが材料なので価格も安価で多くの住宅に使用されています。

一般的に「スレート」と言えば化粧スレートのことを指し、デザイン性も高いので広く普及している屋根材です。ただしひび割れしやすいため、メンテナンスは定期的に必要になります。

まとめると…
  • スレートとは薄い板状の屋根材で軽量
  • 天然石スレートは天然石でできた板状のスレート。高価。
  • 化粧スレートはセメントでできたスレートで、安価。需要が高くスレートと言えば化粧スレートを指す。

屋根材を徹底比較!②金属系

屋根材を徹底比較!②金属系金属素材でできた屋根材も人気があります。金属系の屋根材は主にトタン、ガルバリウム鋼板、銅板の3種類です。

ここでは金属系の屋根材の種類や、その特徴についてお伝えしていきます。

トタン

トタン屋根トタンとは薄い金属の屋根材です。安価ですが錆びやすく、耐久性も低いという難点もあります。

一方で1枚の金属板でできているため継ぎ目がなく、新品の状態のときは雨漏りしにくいというメリットも。錆びると一気に劣化が進むので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

また防音対策をしないと遮音性がないので、音が響きやすいという難点もあります。強い雨が降っている日などは、雨音で眠れないときもあるようです。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板は金属系屋根材の主流です。複数の金属を何層にも施した屋根材で、安価で錆びにくいという特徴があります。

耐久性も高いので、きちんとメンテナンスをしていれば耐用年数を長いまま保つことができます。表面の塗料が劣化すると本体まで劣化してくるので注意が必要です。

塗り直しは少なくとも10年に1度はする必要があります。また錆びにくいものの絶対に錆びないわけではありません。

塩害がある地域などでは錆びやすく、一度錆びが起こると劣化が早く進んでしまうため早急に補修する必要があります。

銅板

銅板 屋根銅板とは銅で作られた屋根材です。耐用年数が60年以上もあり、錆による浸食が表面しか起こりません。

屋根材としても最も高い耐久性があります。ただし価格が高いので、屋根材を銅板にするには費用がかかります。

また薄い金属の屋根材なので、遮音性が低いという難点も。雨の音などが大きく響き、暴風雨のときには音が気になってしまうこともあるようです。

まとめると…
  • ガルバリウム鋼板は金属系サイディングの主流。耐久性が高く薄くて軽いという特徴がある。
  • トタンは薄い金属の屋根材。安価だが耐久性が低く強度も弱い。
  • 銅板は最も耐久性が高い屋根材で、耐用年数が60年以上もある。

屋根材を徹底比較!③粘土系

屋根材を徹底比較!③粘土系屋根材には粘度系のものもあります。粘土系にはどんな種類の屋根材があるのでしょうか。

ここでは粘土系屋根材の種類と、その特徴をお伝えしていきます。

いぶし瓦

いぶし瓦いぶし瓦とは、日本で昔から使われてきた瓦で主に和風建築に適した屋根材です。何も塗らずに粘土を焼き上げた瓦で、陶器瓦よりも安価ですが、劣化しやすいという難点もあります。

陶器瓦

陶器瓦とは、うわぐすりを塗った粘土を焼き上げた瓦です。うわぐすりをかけて焼くことでガラス質の表面ができるため、水をよく弾きます。

水漏れが起こりにくく耐久性も高いので、劣化しにくいという特徴があります。メンテナンスもあまり必要があなく、高級感のある屋根に仕上げることが可能です。

まとめると…
  • いぶし瓦は粘土を素焼きにした瓦で安価。劣化しやすいという難点もある。
  • 釉薬を塗って焼き上げた瓦で防水性、耐久性が高い。いぶし瓦よりも高価。

屋根材を徹底比較!④セメント系

屋根材を徹底比較!④セメント系セメント系の屋根材は、プレスセメント瓦とコンクリート瓦の2種類があります。

ここではそれぞれのコンクリート瓦の特徴について、お伝えしていきます。

プレスセメント瓦

セメント瓦プレスセメント瓦は、セメントと砂を主原料としている屋根材です。加圧成形後にフッ素樹脂塗料などの高耐久性塗料で着色した瓦です。

セメントを使っていることから、瓦としては安価でデザイン的なバリエーションが豊富という特徴もあります。

コンクリート瓦

コンクリート瓦とは、セメントや水、骨材を混合して、押出成形した後、着色セメントラリー塗料とクリア―塗料を施した瓦です。

プレスセメント瓦よりも高い耐久性を持ちますが、塗装が難しいためメンテナンスには特別な技術が必要になります。防水性と断熱性に優れるという特徴もあります。

まとめると…
  • プレスセメント瓦はセメント砂が主原料で安価。フッ素樹脂塗料などで塗装されている。
  • コンクリート瓦はセメントを主原料とした瓦。プレスセメントより高い耐久性がある。

主な屋根材メーカーと代表的商品を紹介!

主な屋根材メーカーと代表的商品を紹介!屋根材は、多くの建材メーカーが製造販売しています。中でも大手メーカーの商品は品質が良いので人気です。

ここでは大手建材メーカーが販売している代表的な屋根材商品をご紹介していきます。

ケイミュー株式会社

ケイミュー「カラーベスト」

ケイミューより引用

ケイミュー株式会社は、主にスレート商品を扱っているメーカーです。代表商品には「コロニアル」があります。

コロニアルは豊富なカラーとデザインがあり、多くの住宅で使用されているシェア率の高い商品です。スレートのほか、金属系屋根材のガルバリウム鋼板を扱っています。

アイジー工業株式会社

アイジー工業より引用

アイジー工業株式会社は、主にガルバリウム鋼板を扱っているメーカーです。代表商品には「スーパーガルテクト」があります。

屋根材と断熱材を一緒にした構造をしており、高い遮熱性能がある屋根材です。コロニアルからのカバー工法によく用いられます。

マルスギ株式会社

マルスギ株式会社は、主に機能性重視の瓦を扱っているメーカーです。代表商品には「イーグル エクサ」があります。

イーグル エクサはゆるい勾配の屋根にも使用でき、しかも軽量なので建物の耐震性を損ないません。軽量でありながら優れた耐風性もあります。

新東株式会社

新東株式会社は主に高級な粘土瓦を扱っているメーカーです。代表商品に「セラムFシリーズ」があります。

粘土瓦でありながら、近代の住宅にもマッチするデザインが特徴です。陶器瓦のメリットを活かしながら、高いデザイン性も持っています。

ニチハ株式会社

ニチハより引用

ニチハ株式会社は主にアスファルトシングルを扱っているメーカーです。代表商品には「アルマ」があります。

軽量で耐震性に優れ、耐久性も高いという特徴を持ちます。

まとめると…
  • ケイミュー株式会社は主にスレートを作るメーカー。代表商品は「コロニアル」。
  • アイジー工業株式会社はガルバリウム鋼板をメインに販売。代表商品は「スーパーガルテクト」。
  • マルスギ株式会社は機能性重視の瓦を販売している。代表商品は「イーグル エクサ」。
  • 新東株式会社は高級瓦を販売しているメーカー。代表商品は「セラムFシリーズ」。
  • ニチハ株式会社はアスファルトシングルを扱っており、代表商品は「アルマ」。

屋根材の施工を行う業者選びの注意点とは?

屋根材の施工を行う業者選びの注意点とは?屋根材を施工するときには、業者に依頼する必要があります。業者に依頼するときには、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

ここでは屋根の施工を業者に依頼するときに、気を付けるべきポイントについてお伝えしていきます。

経験が豊富な業者を選ぶ

屋根材 業者選び屋根工事は実績が豊富な業者の方が、施工不良を起こしにくいため安心です。屋根材によっては高い技術が必要になるため、業者の技術レベルは事前に確認しておく必要があります。

実績が足りない、施工した経験がないなど、経験不足の業者は施工不良を起こす可能性があるので、見積もりが安くても避けた方が無難でしょう。

保証について確認する

屋根工事には保証がついていることも多いです。雨漏りを何年間保証するなどの補償内容が多いですが、その期間内の破損の修理にはほとんど費用がかかりません。

業者を選ぶときは破損などの保証内容が充実した業者を選ぶと、いざ破損や雨漏りがあったときに費用をかけずに補修してもらえるので安心です。

相見積もりで決める

見積書工事を業者に依頼するときは、複数の業者に相見積もりを取ることが大切です。複数の業者から見積もりを取ることで、費用だけでなく工事の内容も比較検討することができます。

見積もりが工事の割には安すぎる業者や、工事の内容が抽象的で金額が具体的ではない業者は、詐欺を働く可能性もあるので避けた方が無難です。

まとめると…
  • 施工業者は実績が豊富な業者を選ぶ。
  • 施工保証が充実している業者がおすすめ。
  • 複数の業者から見積もりを取り、費用などを比較検討する。

屋根材には様々な種類があるので需要に合ったものを選ぶ

屋根材には、様々な種類があります。素材や特徴、メリット・デメリットがそれぞれ異なるので、需要に合ったタイプの屋根材を選ぶことが大切です。

また屋根材を選ぶときには、地域の気候に合うかどうかも重要な判断基準になります。業者を選ぶときも、地域の気候を知っている業者に依頼した方が適した工法で工事を行ってくれる可能性が高いです。

建物のある地域の気候や、需要に合った屋根材を選んで、満足度の高い屋根にしていきましょう。

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