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雪止め金具はなぜ必要?落雪を防止する雪止め金具の種類と設置費用

雪止め金具はなぜ必要?落雪を防止する雪止め金具の種類と設置費用

雪止め金具とは、屋根に降った雪を落ちないように支える道具のことです。雪止め金具にはつけた方が良い場合と、つけない方が良い場合があります。

今回の記事では、雪止め金具の特徴やメリット、デメリット、つけた方が良い場合やおすすめできない場合などについてお伝えしていきます。

この記事でわかること
  • 雪止め金具とは?
  • 雪止め金具を設置するメリットとデメリット
  • 雪止め金具が必要な地域とは?
  • 雪止め金具を設置するのに必要な費用
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この記事の監修者
  • 高城 和幸
    和やか株式会社 想いを形に工房 代表
  • 30年の現場経験からお客様に寄り添った提案を心掛けている。お客様に寄り添った提案を心掛ける。 2022年に『一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会』の会員となり、正しい塗装工事を地域に広める活動を続けている。
    外壁塗装ほっとらいん編集部
  • 荒尾 薫
    外壁塗装ほっとらいんの相談・執筆担当
    ・外壁塗装業界でのアドバイザー10年以上
    ・12,000件以上のリフォーム相談に対応
  • 外壁塗装ほっとらいんは全国650社以上の優良塗装業者が加盟する塗装ネットワーク。塗装業者選びに悩む方のための中立的な紹介サービスです。

    雪止め金具ってなに?

    雪止め金具ってなに?
    雪止め金具とは屋根に取り付けられる道具のことですが、どのように使われるものなのでしょうか。

    ここでは、雪止め金具の用途などについて簡単にお伝えしていきます。

    雪止め金具とは

    雪止め金具とは、雪が降る地域で見られる屋根の上の金具です。屋根に降り積もった雪が凍り、それが落ちないように設置します。

    建物を建てた時についていなくても、後付けで設置することも可能です。

    雪止め金具の必要性

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    雪止め金具は雪が降る地域では必須の道具です。

    屋根で塊になった雪がそのまま滑り落ちてくると、屋根の下にいる人に直接当たってしまう可能性があります。雪止め金具は雪の落下による被害を防ぐ効果があります。

    また、隣の建物との間が狭い場合、屋根の雪が落ちて、隣家の窓や外壁に落下することも。その場合、窓ガラスを割ったり、外壁を傷つけるかもしれません。

    このように雪止め金具は、雪が積もる地域、隣の建物と距離が近いケースには必要性が高い道具です。

    そのほか、1度溶けた雪が再び固まるとかなりの重さと硬さになり、落下したときの危険度も上がるので注意が必要です。

    そのような危険な状態も、雪止め金具を設置することで防ぎやすくなります。

    • 雪の塊が落ちたことによる人災を防ぐ
    • 隣の建物との間が狭い場合、屋根の雪が落ちて、隣家の窓や外壁に落下することを防ぐ
    • 屋根の下を通行人に落雪するのを防ぐ
    • 溶けた雪が再び固まった状態の危険な雪の塊が落ちるのを防ぐ
    • まったく落ちないわけではないが、雪の塊が一気に滑り落ちるのを防ぐ
    まとめると…
    • 雪止め金具とは屋根に降った雪が一気に滑り落ちないように止める道具
    • 雪止め金具は屋根から落ちた雪の塊によって起こるトラブルを回避するために必要

    雪止め金具の種類

    雪止め金具の種類
    雪止め金具には様々な種類があります。

    ここでは、雪止め金具の主な種類とその特徴についてお伝えしていきます。

    雪止め金具には色々な種類がある

    雪止め金具は主に、錆びにくいステンレス、軽量のアルミなどでできています。

    アングル、羽根付き、扇型、雪止め瓦、ネットタイプなどの種類があり、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根など、屋根材別に適したものが違います。

    取り扱い業者が限られた特殊なタイプも

    屋根素材によっては、取り付けが難しいタイプの雪止め金具もあります。

    金具よりも、さらに雪止め効果があるのが金網タイプ(フェンス状)で、落雪防止ネットなどと言われている金具です。

    また、太陽光パネルに取り付けるための雪止め金具もあります。

    太陽光パネルは、表面がガラスで雪が滑りやすいという特徴があります。そのため雪が降る地域で太陽光パネルを設置するときは、雪止め金具の取り付けも必須です。

    太陽光パネルの雪止め金具の取り付けは、特殊な作業なので、太陽光パネルのついた屋根につける雪止め金具の設置に慣れている業者に依頼した方がしっかりと取り付けてくれて安心です。

    まとめると…
    • 雪止め金具の素材は錆びにくいステンレスや軽量のアルミなど
    • 様々な種類や形状がある
    • 屋根の素材や状況によって使う金具が違う

    雪止め金具を設置するメリット

    雪止め金具を設置するメリット
    雪止め金具を設置すると、主にどのようなメリットがあるのでしょうか。

    ここでは、雪止め金具を設置するメリットをいくつかご紹介していきます。

    落雪によるトラブル防止

    落雪は人に当たると危険なだけでなく、隣の敷地に雪の塊が落ちてトラブルになるリスクもあります。また車に雪の塊が落ちて破損させてしまうと、弁償しなくてはいけなくなることも。

    雪止めをつけることで、隣人とのトラブルリスクを抑えることができるので、雪が降る地域の屋根には雪止め金具の設置は必須です。

    雨樋の破損を防ぐ

    雨 雨樋
    雨樋はそれほど丈夫な構造をしていないので、雪の重みが加わると破損しやすくなります。雨樋が壊れると破損した雨樋をその都度修理しなくてはいけないのでコストがかさみます。

    雪止め金具には、雨樋を長持ちさせる効果も期待できます。

    まとめると…
    • 落雪によるトラブルを回避できる
    • 雪の重みで雨樋が破損するのを防ぐ

    雪止め金具を設置するデメリット

    雪止め金具を設置するデメリット
    雪止め金具を設置することで、デメリットになることもあります。

    ここでは、雪止め金具を設置することで起こるデメリットをご紹介していきます。

    雪下ろしの邪魔になる

    雪止め金具は屋根から出っ張っているので、雪下ろしをするときに邪魔になりやすいというデメリットがあります。

    雪止めがついているところを、スコップでつついてしまい雪止め金具を破損してしまうこともあり注意が必要です。

    施工不良で雨漏りの原因になる事も

    リスク
    雪止め金具を設置する施工のときに、屋根に傷をつけてしまうことがあります。そのような破損個所から雨漏りが起こるなど、施工不良の原因になることも。

    雪止め金具の設置を依頼するときは、屋根工事を専門としている業者に依頼した方が施工不良が起こりにくく安心です。

    屋根が重くなる可能性

    屋根に雪止め金具を設置すると、雪が屋根にとどまる時間が長くなります。

    屋根が重みに耐える時間が長くなり屋根の耐久性を下げる原因にもなりかねません。

    まとめると…
    • 雪下ろしをするときに邪魔になる可能性がある
    • 施工不良を起こすと屋根が破損して雨漏りにつながる
    • 屋根が金属の重みで重くなる可能性がある

    雪止め金具はどんな地域に必要?

    雪止め金具はどんな地域に必要?
    屋根に雪止め金具が必要な地域は雪が多い地域です。

    ここでは、雪止め金具の設置が必要な地域についてお伝えしていきます。

    雪止め金具が必要な地域

    雪止め金具が必要なのは、ある程度雪が降る地域です。また、雪は降るけれど頻繁に雪下ろしをするほどではない地域も含まれます。

    例えば、雪国のなかでも風で雪が積もりづらい沿岸部などや、屋根に積もっても山間部のようにがっつり積もりづらい地域などは、雪止め金具が必要でしょう。

    雪止め金具が不向きな地域も

    バツ
    反対に雪止め金具をつけない方が良い地域もあります。屋根の上の雪下ろしが必要になるほど雪が降る地域では、雪止め金具をつけるとデメリットの方が大きくなる可能性があり不向きです。

    また、雪がほとんど降らない地域では、雪止め金具をつけなくても困ることはないでしょう。

    まとめると…
    • 雪が降って屋根にある程度積もる地域は必要
    • 雪下ろしが必要な豪雪地帯には向かないこともある
    • 雪がほとんど降らない地域は必要ない

    雪止め金具を設置する工事費用

    雪止め金具を設置する工事費用
    雪止め金具を設置するときには、どのぐらいの費用が必要なのでしょうか。

    ここでは、雪止め金具を設置するときにかかる費用についてお伝えしていきます。

    雪止め金具の工事費用はいくら?

    雪止め金具を取り付けるのに必要な費用は、金具を取り付ける範囲によって異なります。概ね、10万円から30万円前後の工事費がかかるようですが、状況によっては7万から8万円ほどで済むこともあるようです。

    また瓦屋根の場合は、「雪止め瓦」という種類の瓦があります。雪止め瓦とは、雪止めのついている瓦のことです。既存の瓦屋根を撤去して、新しく雪止め瓦を設置する簡単な工事なので工事期間は短くて済みます。

    雪止め瓦の設置にかかる費用は、必要な枚数にもよりますが10万円から30万円前後が目安です。当然ですが必要な枚数が増えるほどかかる費用も多くなります。

    そのほか既存の瓦の処分費用、足場が必要な場合には足場の設置費用も必要です。

    DIYで雪止め金具を設置すれば費用を抑えることができます。しかし、DIYで金具を設置しようとすると慣れていないため施工不良が起こる可能性も高くなります。

    また屋根という高所での作業なので危険です。雪止め金具の設置はできる限り専門業者に依頼した方が良いでしょう。

    工事費用が変わるのはどんな時?

    見積もり
    雪止め金具の設置の工事費用は、状況によって変わります。

    屋根の素材によっても違いますし、屋根の勾配が急な場合や、使用する雪止め金具が多くなればその分高額に。現場状況や屋根の勾配によっては、足場の設置も必要になります。

    ちなみに足場の設置料金は、こちらも状況によりますが10万円前後が目安です。

    リフォーム時に行うのがおすすめ

    雪止め金具の設置工事は、リフォームの時期に合わせて行うのがおすすめです。

    雪止めの設置が難しい屋根もあることに加え、老朽化した屋根に雪止めをつけると重みに耐えられないこともあります。

    屋根のリフォームと同時に雪止め金具の設置を行えば雪止め金具の設置による不具合を減らすことができるでしょう。

    また、雪止め金具自体も錆びなどの劣化が起こるので、劣化症状が起こったら交換した方がベターです。雪止め金具について錆びが原因で屋根材も劣化してしまうこともあります。

    リフォームのほか、屋根の塗装の塗り替えを行うタイミングで設置や交換を行うのもおすすめです。

    まとめると…
    • 状況によって違うが概ね10万円から30万円ほどがひつよう
    • リフォームや塗り替えのタイミングで工事をすると足場費用などが節約できる

    雪止め金具は雪が降る地域では必要な道具

    雪止め金具は、雪がある程度降り積もる地域では多くの建物で設置されます。ただし、雪止めをつけても降り積もった雪が「絶対に落ちない」わけではないので落雪には注意が必要です。

    また、豪雪地帯では雪止めをつけると雪下ろしの邪魔になるなどデメリットの方が多いので、つけない方が良い場合もあります。

    とは言え隣家との距離が近い、屋根の下に車がある、通行人が多いなど雪止めをつけた方が良いケースも多いので一概には言えません。

    雪止め金具を屋根に設置する場合は、雪止め施工の実績が多い屋根専門業者へ依頼した方が安心です。施工を依頼するときは、屋根の工事実績が多い業者に相談してみましょう。

     
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