すが漏り(すが漏れ)とは、屋根に大量に降り積もった雪や氷が溶けて、屋根の細かい隙間から内部に浸水してくる現象のことで、雪がよく降る地域で見られます。しかし、すが漏りが起きた時の対処のやり方を知らないという方はいるのではないでしょうか。
そこで当記事では、すが漏りの原因や対策方法、応急処置について紹介しています。すが漏りが起きて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- すが漏りの基礎知識
- すが漏りの対策方法
- すが漏りの応急処置
- すが漏りの補修費用
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目次
すが漏りとは
屋根の隙間から溶けた水が浸水する現象
すが漏りが起きる経緯 | |
---|---|
① | 屋根に雪が積もる |
② | 暖房の熱でとけて水となり、屋根の端で凍ってつららとなる |
③ | 屋根の端に氷の塊ができて屋根からの水がせき止められる |
④ | 溜まった水が屋根の隙間から内部に侵入する |
すが漏りとは、屋根に雪や氷が蓄積することで溶けた水が行き場をなくし、屋根の隙間から内部に浸水してしまう現象です。雪が大量に降って屋根に降り積もり、雪下ろしをしていないと起こります。
すが漏りは雪がそれほど降らない地域では起こらない現象なので、全国的にはそれほど知られていません。
すが漏りと雨漏りの違い
すが漏りは、雨漏りと同じ家の内部に水が浸入する現象ですが、屋根に破損が無くても起こります。
屋根材がしっかりしていても水が浸入してくるので、新築だから水が入ってこないと油断するのは危険です。
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すが漏りの対策方法
- 定期的に塗装する
- 急勾配の屋根にする
- 天井断熱を利用する
定期的に塗装する
屋根の塗装が劣化してくると、屋根の滑りが悪くなるので雪が屋根にとどまり「すが漏り」の原因になります。
屋根の塗装を定期的に行うことで雪のすべりを良くし、雪が屋根に積もりにくくすることが大切です。屋根に雪が積もりにくくすることで、すが漏りの発生を抑えることができます。
急勾配の屋根にする
すが漏りの対策として、冬に雪が多く降る地方では、屋根の勾配は急な方がおすすめです。屋根の急勾配な方が、雪が屋根にたまりにくく、すが漏りを防げます。
屋根の勾配が緩やかだと、雪が屋根に積もり続けてしまい、すが漏りの原因になるので、寒冷地では急勾配の屋根にしましょう。
天井断熱を利用する
すが漏りは、熱の屋根裏に逃さない天井断熱を利用するのがおすすめです。屋根に熱を伝えなければ、屋根の氷は溶けないので、室内の熱を屋根裏に逃がさないような天井断熱を利用するとすが漏りの対策になります。
天井断熱は、断熱材を使用することでできるので、天井断熱を考えている方は、専門業者に相談してみましょう。
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すが漏りの応急処置のやり方
雑巾やバケツなどを使用して防ぐ
すが漏りを発見したら、送金やバケツを使用して被害を最小限に抑えましょう。すが漏りを放置しておくと内部の劣化にも繋がるので、できる限り素早く対処しましょう。
一時的な応急処置なので、後ほど業者に連絡しすが漏りを直してもらいましょう。
業者に依頼する
すが漏りを発見したら、業者に応急処置を依頼するのもおすすめです。大雪だとすが漏りの補修作業を行うのが難しい場合もあるので、応急処置で対処してもらい、作業ができる日に業者に雪下ろしなどをしてもらいましょう。
また、業者に依頼せずに、自分で屋根の上に登って雪下ろしを行うのは危険です。溶けた氷や雪で足を滑らせると事故に繋がるので、無理に屋根に登らずにプロの業者に依頼しましょう。
すが漏りの補修費用
補修費用 | 約10万円~約30万円 |
すが漏りの対策費用 | 約5万円~約50万円 |
すが漏りの修理方法は、基本的に雨漏りの修理と同じです。屋根に破損がないかを確認し、内部で水漏れした部分を見つけて補修していきます。
補修の費用は被害状況によって違いますが、約10万円から30万円程度が相場です。一度すが漏りを起こした屋根は、今後すが漏れを起こさないような対策も必要になります。
すが漏りの対策は方法にもよりますが、補修費用とは別に5万円から50万円ほど必要です。
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すが漏り補修は雨漏りの業者に依頼する
すが漏りは、雨漏りの補修業者に依頼すれば問題なく補修してくれます。業者に依頼するときは相見積もりを取って、複数の業者の価格や工事内容を比較してください。
費用の面だけでなく、工事内容や業者の対応なども合わせてチェックしておくと、優良業者に依頼できます。
希望に合った施工ができる地元の業者を見つけたい場合は、ぜひ外壁塗装ほっとらいんにご連絡ください。お家の状況に合わせて、必要な施工が可能な地元の優良業者をご紹介いたします。
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すが漏りに火災保険が適用できる
火災保険には、雪災被害という補償項目があり、すが漏りが雪災だと判断されれば火災保険が適用できます。
ただし保険会社によってはすが漏りは雪災だと判断されない場合もあるので注意が必要です。すが漏りに火災保険が使えるかどうかは、火災保険に詳しい修理業者に相談してみましょう。
コチラの記事ではより詳しく条件や申請方法を解説しています。実際の事例もいくつか紹介しているのでぜひご覧ください。
すが漏りが起こりやすい条件
雪がよく降る寒冷地
すが漏りは、冬に寒くて雪が多く降る地方で起こる現象です。冬に強い寒気などが差し込むと、大雪が降り、すが漏りも起こりやすくなります。
雪がよく降る地域では、すが漏りの対策は必ずしておきましょう。
塗装が劣化して雪が滑りにくい屋根
屋根の塗装が劣化していると、屋根に降った雪が滑らずにそのまま屋根にとどまりやすくなります。すが漏りは屋根に降り積もった雪が凍るなどして屋根の上にとどまり続け、その氷が暖房などの熱によって溶けて屋根内部に侵入していく現象です。
すが漏りを起こさないためには、塗装を定期的に行い滑りの良い状態をキープしておく必要があります。
破損などで凹凸が多くなることも、すが漏りの原因になるので、屋根が破損してしまったら、放置せずにすぐに修理しましょう。
緩勾配で雪が滑りにくい屋根
屋根の勾配がゆるやかだと雪が屋根の上にとどまり続け、氷になり、すが漏りが起きる原因になります。屋根の上に氷が張るとすが漏れが起こりやすいので、急勾配な屋根にして雪がとどまりにくい屋根にしておきましょう。
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