外壁の剥がれはDIYで補修できる?剥がれの原因、費用、補修について詳しく解説

外壁の剥がれの原因、対策

外壁塗装がはがれてきたけれど、これってどうすればいいのかな…?と悩まれている方や、まだ大事じゃないから、すぐには補修しなくてもいいよね?思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外壁塗装の剥がれは、放置してはいけません!小さな劣化に見えても、早めに補修しないと住宅に多大な影響を与えてしまいます。

適切な補修をするためにも、原因や処置について確認しておきましょう。

外壁塗装の剥がれの原因

外壁塗装の剥がれの原因

外壁塗装の剥がれの原因としては、経年劣化が最も多いです。

ですが、塗装から3年以内で剥がれる場合には施工不良の可能性が高いです。

経年劣化による剥がれ

経年劣化による剥がれが、剥がれの原因として最も多くなっています。

雨風にさらされている外壁は、年月が経つにつれて劣化していき、剥がれやすくなります。特に、台風が多い地域や、海が近い地域は外壁が傷みやすいので気にしておきましょう。

年月の経過による剥がれ

年月の経過による剥がれも、注意しておくべきポイントです。

外壁塗装は5〜10年程度で剥がれやすくなってくるため、定期的な塗り替えが重要。そこからさらに年月が経過するほど剥がれやすくなるため、定期的なメンテナンスを検討しましょう。

塩害による劣化

塩害による劣化も原因として考えられます。

塗料は塩害に弱いため、海岸沿いの住宅では塗装の剥がれが起こりやすいです。海岸沿いにお住まいの場合は、劣化が早まりやすいので、こまめにチェックしておきましょう。

紫外線や強風による劣化

紫外線や強風にもさらされている外壁は、それらの理由でも劣化が進んでいきます。

強力な紫外線を浴び続けていたり、強い雨や風が発生しやすい地域だったりすると塗膜が剥がれやすくなるので、直射日光を受けやすい面や、台風の多い地域では注意が必要です。

剥がれが起こりやすい環境

海が近い場所台風などの災害が頻繁に発生する場所では、外壁にかかる負荷が大きくなります。

そのため一般的な環境の住宅よりも外壁塗装の寿命が短く剥がれやすくなってしまいます。こういった環境の場合、耐久性の強い塗料を使うことで剥がれを防止できます。

施工不良による剥がれ

施工不良による剥がれも考えられます。

業者の技術が未熟だと、工事から数年で剥がれ始めることもあります。前回の塗装から3年以内なのに、剥がれてきてしまったら施工不良の可能性が高いです。

塗装工事の際の乾燥不良

塗装工事の際に、気温が35℃以上または5℃以下だと乾燥不良が起こってしまいます。

また、湿度が85%以上でも乾燥不良が起こるため、雨の日には基本的に塗装はできません。

気温や湿度の問題のほかにも、高圧洗浄の水分が残っている状態や、下塗り塗料が乾燥不足の状態での塗装も施工不良の原因となってしまいます。

下地処理が適切ではなかった

塗装をする前の下地処理が不十分だと塗料は簡単に剥がれてしまいます。

下地処理の例としては、高圧洗浄、ケレンがあります。

高圧洗浄は、外壁表面の汚れやホコリをとりのぞき、塗料が付着しやすくする工程です。また、ケレンは、既に寿命を超えた塗膜を剥がして新しい塗料の付着性を高める作業です。

下塗り材の選択ミス

下塗り材とは、「外壁下地」と、その上に塗る「仕上げ用塗料」の密着力を高めるための、接着剤のような役割を果たすものです。

最初の下塗り材の選定を間違えてしまうと、次の中塗りと上塗り塗料が、正常にくっつかなくなってしまいます。

つまり、下地の状態や材質を調べずに下地材を選択すると、塗料の剥がれの原因になることがあるのです。

下塗り材の不足

下塗り材の不足している場合も、剥がれやすくなってしまいます。

下地の傷みがひどい場合、下地が下塗り材を多く吸い込んでしまうため、使用する下塗り材を増やす必要があります。

下塗り材を正確に希釈していない場合には、塗膜が薄くなる場所ができて、塗りムラができる可能性があります。

塗料の希釈率は、塗布する道具や天候によって変えなければならないので、職人の経験に頼る部分も必要です。

浸水

浸水による塗料の剥がれが起こる場合もあります。

たとえば、湿度の高い日に塗装をした場合には、水蒸気や湿気が中に入り込んでいる可能性があります。

また、外壁にひび割れや反りがあったり、サイディングの目地に使われているシーリングが劣化していたりする場合には、そこから雨水が入ってしまい、それが劣化に繋がってしまうのです。

剥がれは業者に保証してもらえないことも!

剥がれは、業者に保証してもらえないこともあります。

明らかな施工不良が疑われる場合でも、業者の自社保証の内容は法律で決まっているわけではないので、業者が過失を認めないことも…。

泣き寝入りばかりではありません。たとえば、リフォーム瑕疵保険に加入していれば、業者の自社保証とは別で施工不良に対して保険が下ります。ただし、適用期限があり、外壁塗装は施工から1年以内です。

契約するときには、各業者の自社保証や瑕疵保険について業者と確認しておくと安心です。

業者が保証に応じてくれない場合の対策

業者が保証に応じなかった場合、どうすればいいのでしょうか。

施工不良が疑いが強いのに、塗装の剥がれに対して保証をしてくれない場合には、消費者センター「住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)」に連絡しましょう。

剥がれが起きたときには、該当箇所を必ず写真に撮っておき、施工時期や、いつ頃から剥がれ始めたのかといった具体的な情報を詳細に記録しましょう。そして、そのときの業者の対応もすべて記録した状態で、相談窓口やセンターに対応を依頼するのがおすすめです。

対応の中で、返金なのか、再塗装なのか、という選択肢に直面することもあるかと思います。一度施工不良を起こした業者なので、保証で再度塗ってもらうよりも、返金を求めた方が良い場合もあります。

外壁の剥がれはDIYで補修できる?

外壁の剥がれはDIYで補修できる?

外壁が剥がれ始めたとき、まだ業者に頼むほどでもないけれど、劣化は怖いので、DIYで補修できたら…と思う方もいるでしょう。

DIYによる補修は可能なのか、どのように進めればいいのか、どんな危険性があるのかを確認していきましょう。

塗装の剥がれならDIYでも対処が可能

塗装表面の剥がれのみならば、DIYでも対処できます。ただし、外壁素材自体が剥がれている場合は難しいので、業者に依頼しましょう。

必要な道具としては、養生用ガムテープ、マスキングテープ、マスカー、ハケ、ローラー、ローラーバケット、塗料(下塗り塗料、仕上げ塗料の2種類)、金属ヘラ、サンドペーパーが挙げられます。

手順も、見ておきましょう。

STEP.1
古い塗装を剥がす
剥がれた部位をホースや高圧洗浄機で洗い、金属ヘラやサンドペーパーで古い塗装を剥がします。
STEP.2
下塗りをする
下塗り塗料を塗装していきます。
STEP.3
仕上げ塗りをする
仕上げ塗りを行います。 2回塗りましょう。

DIYで補修することのリスク

DIYで補修することは、価格も安く済みますし、業者とのやりとりなどの手間も省けるというメリットがあります。その一方で、DIYで補修することには、リスクも存在します。

たとえば、DIYで補修を行うと、技術不足が原因となり、1年程度で剥がれてしまう危険性があるのです。なので、補修箇所が少なくても、基本的には業者に依頼し、確実性を高めることがおすすめです。

業者に塗り直しを依頼する際のポイント

業者に塗り直しを依頼する際のポイント

業者に塗り直しを依頼する際には、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

ポイントを押さえていきましょう。

まずは前回の塗装を行った業者に問い合わせる

まずは前回の業者がわかっている場合は、そちらに連絡しましょう。

前回の塗装工事から1年以内で剥がれたのなら無償で補修してくれる可能性もあります。

業者に依頼する際の手順や工期

業者に依頼する際の手順や工期も気になるところですよね。工期は、依頼してから3日〜1週間程度とされています。

依頼手順も確認しておきましょう。

STEP.1
業者を探す
電話帳やインターネットで外壁工事業者、塗装業者を3社探しましょう。
STEP.2
相見積をする
STEP1で選んだ3社に見積もりを依頼し、工事内容を比較し、高すぎたり安すぎたりする業者は排除しましょう。この際に、工事後の保証内容についても確認しておくのも重要です。
STEP.3
疑問を解消する
見積書の疑問点を徹底的に尋ね、不安を解消しておきましょう。
STEP.4
契約する
工事を依頼して契約書を作成しましょう。口約束は、トラブルのもとになるので、必ず書面で契約するようにしましょう。
STEP.5
工事をする
ここで、工事に移ります。手抜きをしていないかを定期的に確認するのがおすすめです。
STEP.6
工事完了
工事完了です。問題がないかを業者と一緒にチェックし、今後の保証内容についても再確認しましょう。

信頼できる業者の選び方

信頼できる業者の選び方も押さえておきましょう。前回塗装してもらった業者が倒産していたり、わからなかったりする場合は新しい業者を探す必要があります。

まず、訪問営業の業者には依頼しないことが重要です。多くが悪徳業者のため、細心の注意を払いましょう。

次に、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」をするのも不可欠です。その際に、価格や工事内容がおかしい業者を判別します。判別するポイントは、価格が高すぎたり安すぎたりしないか、見積書が具体的かどうかの2つです。

剥がれの補修にかかる費用

剥がれの補修にかかる費用

剥がれが起こったら、補修にはどの程度お金がかかるのかも気になるところですよね。部分的な塗装で済むか、全体的な塗装が必要かによっても金額が変わります。2つに分けて、見ていきましょう。

剝がれた箇所の部分的な補修

剝がれた箇所の部分的な補修で済む場合から確認していきます。金額は1700~5000円/㎡程度です。これは目安の価格で、外壁の痛み具合や使用する塗料、補修する面積などによって単価は変わってきます。

数か所なら5~10万円程度で、2~3日で直すことができます。

ただし、2階など高い場所も作業が必要で、足場を組む必要があると足場代20万円前後が追加で必要になります。

全体的な塗装

次に、全体的な塗装が必要な場合です。全体的に剥がれが生じている場合、全体の塗り直しが必要になり、30坪の家で80~150万円程度が相場です。

足場を組まなければならないケースが多かったり、塗装面積が大きいことから、金額は高めになります。

外壁の剥がれを放置してはいけない理由

外壁の剥がれを放置してはいけない理由

外壁の剥がれを放置してはいけない!とお伝えしてきました。でも、なぜ放置してはいけないの…?と理由が気になる方もおられるのではないでしょうか。

ここからは、放置してはいけない理由について整理していきましょう。

外壁の他の部位が劣化しやすくなる

外壁の他の部位が劣化しやすくなることも、放置してはいけない理由の1つです。外壁の塗料が剥がれてしまうと、紫外線や雨が外壁素材の内部に侵入しやすくなってしまい、内部から他の部位を劣化させてしまいます。

その結果、剥がれていない外壁部分も劣化が早くなってしまい、大きな補修が必要に…。早めの補修が大切です。

補修費用が増える

補修費用が高くなってしまうことも理由の1つです。外壁塗装の剥がれを放置し、外壁部分だけではなく、外壁素材の内部が劣化してしまった場合には、補修費用がかさみます。

外壁素材の内部が劣化してしまうと、塗装リフォームでは対処ができなくなり、外壁材の交換などが必要となります。交換リフォームとなれば費用が増してしまいます。

住宅全体が劣化しやすくなる

住宅全体が劣化しやすくなることも、放置してはいけない理由です。

外壁の剥がれを長期間放置すれば、住宅の建築材までも雨などが侵食してしまいます。最悪の場合、住宅全体の建て直しが必要です。外壁素材だけなら300万円以内の工事費用で済みますが、住宅の建て直しだと2,000万円以上の費用に…。

見た目が悪くなる

見た目が悪くなってしまうのも避けたいですよね。外壁の見栄えが悪くなりすぎると、近隣住民から白い目で見られることもあります。

また、外からの目だけではなく、自分が見る、という点も重要です。毎日のように目にする外壁がボロボロだと、気分が悪くなってしまうため、精神衛生上良くないのです。

外壁素材の寿命が縮む

外壁素材の寿命が縮んでしまうのも困りもの。実は、外壁塗装には外壁素材を保護する役割があります。

そんな塗装が剥がれてしまうと、外壁素材を保護するものがなくなり、寿命が縮んでしまうのです。外壁素材の寿命が縮むと、張り替えなどの大規模リフォームをする時期が早まるため、余計に費用がかかります。

雨漏りが起こりやすくなる

雨漏りが起こりやすくなる原因が、剥がれの放置にあることも。塗装が剥がれてしまうと、雨が内部に侵入しやすくなります。そこから、雨漏りが広がるのです。

雨漏りによってさらに内部構造の劣化や破損が進むと、建て替えに近い大きな工事の必要が出てきます。それを防ぐためにも、早めの補修が大事ですよね。

保証期間を過ぎてしまう

保証期間内での浮きや膨れの原因が塗装工事の不備であれば、塗装工事のやり直しも適用してもらえます。

ただ、放置していると保証期間が過ぎてしまい、保証の対象外となってしまうこともあります。見つけたらできるだけ早めに対処した方が良いでしょう。

まとめ:塗装の剥がれを見つけたら、すぐに補修を!

外壁塗装の剥がれは、経年劣化や環境によるもの、施工不良が原因で起こります。

小さなことだから、とそのまま剥がれを放置してしまうと、大ごとになってしまうので、発見したらすぐに補修をしましょう。

経年劣化や、塩害、紫外線や強風によって劣化が進み、剝がれが発生することがあります。

また、施工不良によって劣化がはやく進んだり、剝がれやすかったりすることもあり、それが原因となって剝がれることもあります。

消費者センターや「住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)」に連絡しましょう。

その際には、証拠となる具体的な写真や記録を持っておくことがおすすめです。

塗装の表面だけの補修であればDIYでも可能です。

ですが、技術不足が原因で、1年以内に補修が必要になる可能性もあります。基本的には業者に依頼しましょう。

施工不良による塗り直しでない場合、前回の業者に依頼するのが良いでしょう。

また、訪問業者は避けましょう。どんな業者に頼むときにも、相見積もりを忘れずに。

部分的な補修の場合、1700~5000円/㎡程度です。足場が必要な場合には、そこに足場代20万円前後が必要になります。

全体的な塗装が必要な場合には、80~150万円程度(30坪)が相場になります。

放置すると、外壁の他の部位が劣化しやすくなったり、住宅全体が劣化しやすくなったりして、補修費用が増えてしまうからです。

また、見た目が悪くなってしまうことや、外壁素材の寿命が縮むこと、雨漏りが起こりやすくなってしまうことも理由として挙げられます。

さらに、放置し続けると、保証期間が終わってしまうことも…。できるだけ早く補修をしましょう。

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