レンガ調の外壁は低コストなのに豪華!その種類・費用を総まとめ!

「レンガ調」と聞くと、レンガ風なんだろうな、と想像される方が多いと思います。まさしくその通り!レンガ風だからといって馬鹿には出来ません。

レンガのような見た目の外壁を低コストで実現したい方、必見です。

この記事でわかること
  • 「レンガ」と「レンガ調」の違い
  • 「レンガ調タイル」の外壁とは?
  • 「レンガ調サイディング」の外壁とは?

目次

レンガの外壁はおしゃれだけどハードルも高い…

レンガの外壁って憧れますよね?おしゃれで、独特の重厚感があって、頑丈そう…というようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ただ、調べてみると「えっ?」となることも。

そもそも外壁に使われる「レンガ」とは?

外壁に使われるレンガは、普通レンガや赤レンガと呼ばれる焼成レンガの一種です。焼成レンガとは、高温で焼き固めたレンガのことで、その中でも普通レンガ(赤レンガ)は水に強いが耐火力は無いという性質を持っています。ちなみに普通レンガと赤レンガは同じものを指していることがほとんどです。

レンガの外壁のメリット

では、レンガの外壁のメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

  • モダンで格式高い仕上がり
  • 高い耐久性
  • 防音性
  • 耐熱性・蓄熱性
  • 耐震性

レンガの外壁のデメリット

メリットだらけに見えますが、レンガの外壁にはデメリットもあります。

  • 業者探しが大変!
  • 費用がかかる
  • 工期が長い
  • 熱を逃しにくい
このように、レンガの外壁のメリットとデメリットを比較してみると「レンガは無理かも」となってしまう方が出てくるかと思います。

レンガがダメなら「レンガ調」がおすすめ!

そこで、おすすめなのが「レンガ調」の外壁です。

「レンガ調」とは?

「レンガ調」の外壁とは一体どんな外壁を指すのでしょうか?まとめたものを確認していきましょう。

レンガの外壁と何が違う?

レンガの外壁と言えば、本来であれば本物のレンガを用いて施工されている外壁を指します。それに対して「レンガ調」の外壁は「レンガ調タイル」の外壁、もしくは「レンガ調サイディング」の外壁などのことを指します。

この2つはどちらもレンガのように見せるだけで、本物のレンガを使うわけではありません。ですから、レンガの外壁ならではのメリット・デメリットではなく、それぞれ「レンガ調タイル」「レンガ調サイディング」の特徴とメリット・デメリットを把握しておく必要があります。

「レンガ調タイル」と「レンガ調サイディング」

「レンガ調タイル」と「レンガ調サイディング」は、同じ「レンガ調」という言葉がついていますが、それぞれは全くの別物となります。では、どう違うのか?それぞれの特徴とメリット・デメリットという形でまとめました。

レンガ調の外壁①レンガ調タイル

レンガ調の外壁には2種類あることをお伝えしました。まずはレンガ調タイルについて確認していきましょう。

レンガ調タイルとは?

外壁用タイルを用いて、レンガを積み重ねたような仕上がりにする外壁施工になります。下地材となるモルタルを塗ったところにタイルを一つずつ貼り付けていきます。色や質感、サイズなどはレンガよりも豊富なため、カラフルなレンガ柄にすることができます。

タイルもレンガ同様に天然素材を原料としているため、レンガ程ではなくとも耐久性の高いものとなります。

タイルの種類
タイルと聞いて思い浮かべるのは何でしょうか?ひと昔前であれば、銭湯や台所など、水回りによく用いられているのを見かけることが多かったと思います。実はタイルとひと口に言っても種類は様々。タイルの特質を理解してタイルを選ぶのであればいいですが、知らずに何となくでタイルを選んでしまって後悔したくないですよね。タイルについて簡単にまとめました。

タイルの分類

タイルは大きく分けて素材と形状、サイズによって分類されます。

タイルの分類①素材

Ⅰ類(磁器質)、Ⅱ類(せっ器質)、Ⅲ類(陶器質)に分けられ、それぞれに次のような特徴があります。

Ⅰ類は約1,250℃以上の高温で焼いてあり、吸水性が低いのが特徴。外装や水回りの壁・床、モザイクタイルなどに用いられます。

Ⅱ類は1,200℃前後で焼かれたもので、吸水率が10%以下。外壁に多用され、素朴な味わいがあります。

Ⅲ類は素地を1,000℃以上の温度で焼き上げたもの。他と比べ吸水性が高く、軽く打つと濁音がするのが特徴で、主に内装に用いられます

タイルの分類②形状

タイルの形状は平物タイル・ユニットタイルと、それ以外の役物タイルに分けられます。

平物タイルとは、表面がほぼ平面状で、正方形または長方形のタイル。更に、施工しやすいようタイルの片面にシート状、ネット状またはそれに類する台紙を貼り付けるか、その他の方法で多数のタイルを並べて連結したものがユニットタイルと呼ばれます。

役物タイルは、開口部、隅角部などに用いる、平物タイル以外の特別な形状をしたタイルの総称です。

タイルの分類③サイズ

小口平タイル(こぐちひらタイル)、二丁掛タイル(にちょうがけタイル)、ボーダータイル、50角タイル、45二丁タイル(よんごにちょうタイル)の5つに分けられます。

小口平タイルは実寸で108mm×60mm、レンガの一番小さな面のサイズに合わせられています。

二丁掛タイルは実寸で227mm×60mm、小口平タイルを2つ並べて目地幅を入れたサイズのタイルです。

ボーダータイルは実寸で227mm×30mm、二丁掛タイルの半分のサイズのタイルです。

50角タイルは45mm×45mm、目地幅を入れ50mm×50mmの正方形になるタイルです。

45二丁タイルは45mm×95mm、50角タイルを2つ並べたサイズのタイルです。

その他にもタイルの分類方法がたくさん!

前述のものは代表的なものをまとめただけで、実際にはもっと多くの種類があります。更に釉薬の有無により、施釉タイル、無釉タイルにも分けられます。

まとめると…
  • レンガ風の仕上がりにする1つ目の手段「レンガ風タイル」
  • 材質・形状・大きさなど種類が豊富なのが特徴

レンガ調タイルのメリット・デメリット

では、レンガ調タイルのメリット・デメリットについても確認していきましょう。

レンガ調タイルのメリットは、主に次の3つです。

レンガ調タイルのメリット①豊富なカラーバリエーションとデザイン性の高さ

本物のレンガには無い色味や光沢、艶感などはタイル独自のものとなります。本物のレンガでは再現できないカラフルなデザインに仕上げることもレンガ調タイルのメリットの一つです。

レンガ調タイルのメリット②耐久性、耐候性

タイルは土や石を原料とする無機質素材のため、劣化しにくく、傷がつきにくいという特徴があります。熱や寒さにも強いため、寒冷地でも用いることが可能です。また強い日差しや風雨にさらされても劣化しにくい点もメリットの一つです。

レンガ調タイルのメリット③吸水性の低さ

耐候性と同じく、タイル自体は水を吸収しづらい素材です。そのため、雨などで水分を吸って膨らんだり、変形することで破損するような心配がありません。

レンガ調タイルのデメリット①費用の高さ


もちろん、レンガ調タイルはメリットばかりではありません。

まず、塗装やサイディングと比べてしまうと、どうしても費用がかかってしまいます。目安としては、サイディングのほぼ2倍になります。これは材料となるタイルの値段に起因するため、タイルの種類によって金額は多少前後します。

レンガ調タイルのデメリット②リフォームのしづらさ

タイル貼りの外壁をリフォームしようとすると、タイルを全て剥がして貼り直すこととなります。張り替えの手間が発生するため、塗装の外壁をリフォームするよりコストも工期もかかってしまいます。

まとめると…
    • カラーバリエーションやデザインの豊富さが最大の魅力!
    • 耐久性・耐水性にも優れており機能面でも優れている
    • サイディングに比べると費用が高くリフォームもしづらい

レンガ調の外壁②レンガ調サイディング


続いてレンガ調サイディングについて確認していきましょう。

レンガ調サイディングとは?

レンガ調サイディングとは、外壁施工の一つであるサイディングのことを指します。サイディングとは、既存の外壁の上に新たな外壁を取り付ける工法で、その外壁のことをサイディングボードと呼びます。

元々のサイディングという言葉自体に壁板という意味がありますが、住宅・不動産に関わる専門用語としては、建物の外壁に貼る仕上げ用の板材のことも指しています。材料として呼ぶ場合はサイディングボードと呼ぶことが多いかもしれません。

レンガ調サイディングのメリット・デメリット


レンガ調サイディングのメリットを順に確認していきましょう。レンガ調サイディングのメリットは主に次の通りです。

レンガ調サイディングのメリット①価格が抑えられる

本物のレンガやレンガ調タイルと比べると、随分とコストダウンできます。家屋や外壁の形状にもよりますが、半額近くまで下げられることもあるようです。

レンガ調サイディングのメリット②耐水性

以前は主流であったモルタル外壁と比べると吸水性が低いため、クラック(ひび割れ)がしづらいというメリットがあります。クラックは、外壁が水分を含んで変形してしまって起こりますが、サイディングは吸水性が低いため、クラックを防ぐことができます。

レンガ調サイディングのメリット③耐候性

寒冷地でも温暖な地域でも、気候の影響を受けることが低く、手軽に施工することができます。サイディングボードと既存外壁の間に断熱材を入れることで、夏の暑さ対策や冬の寒さ対策にもつながります。

レンガ調サイディングのメリット④種類・デザインが豊富

サイディングボードはとにかく種類やデザインが豊富です。レンガ調に限らず色々なデザインがあるため、選択肢の多さからデザイン決定までに時間がかかってしまうかもしれません。

レンガ調サイディングのメリット⑤耐震性

サイディングボードはレンガやタイルと比べると軽量のため、家屋本体への負荷が軽くて済みます。そのため、家そのものの耐震性を損ねることなく施工することが可能です。また施工方法によっては、サイディングボード自体が揺れを逃がす構造になるため、耐震性を高めることができます。

レンガ調サイディングのデメリット

レンガやタイルがメンテナンスフリー素材と言われるのに対し、サイディングは定期的なメンテナンスが必要となります。経年劣化によるチョーキング(外壁を触ると手に塗料が付着する)、シーリング材の劣化・剥がれ等が起こります。これらを放置して悪化させてしまうと、雨漏り等の原因になり、次のリフォーム費用がどんどん上がる恐れがあります。

まとめると…
  • タイルよりも費用を抑えられ、デザインも豊富
  • タイルほどではないものの耐久性にも優れている
  • レンガやタイルに比べるとメンテナンスの手間がかかる

レンガ調外壁の費用は?

 

レンガ調タイルやレンガ調サイディングにすることで、実際のレンガよりは費用を抑えることができます。

では、実際にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか?

レンガ調タイルの費用

レンガ調タイルの費用は、主に材料費によって上下します。タイルの種類や機能性、デザイン等を優先し過ぎてしまうと、予想外に費用がかかってしまうことも。また施工費は業者や施工方法によって変わってくるため、複数の業者から見積もりを取ると安心です。

材料費:4,000~8,000円/㎡
施工費:5,000円~/㎡
※足場代は上記に含まれていません。足場代は施工期間や家屋の大きさによって異なります。

レンガ調サイディングの費用

レンガ調サイディングも施工するサイディングボードによって材料費が上下します。また、サイディングボードの上から塗装を施工する場合は、更に塗装費用も負担することとなりますので、注意しましょう。

材料費:3,000~7,000円/㎡
施工費:3,000円~/㎡
※足場代は上記に含まれていません。足場代は施工期間や家屋の大きさによって異なります。

外壁材 材料費 施工費
レンガ調タイル 4,000~8,000円/㎡ 5,000円~/㎡
レンガ調サイディング 3,000~7,000円/㎡ 3,000円~/㎡

レンガ調でおすすめの外壁材を紹介!

各メーカーから外壁向けの様々なものが出ています。費用も色も種類も豊富で、レンガ調の外壁を実現するために、どんな外壁材を選べばいいのか悩んでしまうことも。そんな方向けに施工方法別に外壁材をまとめました。

おすすめのレンガ調タイル

タイルで人気のメーカーからレンガ調の外壁材をまとめました。他にも色や柄が豊富にあるので、レンガ調タイルをお考えの方は各メーカーサイトを一度ご覧になることをお勧めします。

メーカー:玉川窯業株式会社
商品名:カルセラ
価格:¥8,430/㎡~
岐阜県美濃市を拠点に六十余年の歴史を持つメーカー。看板商品「カルセラ」は、風化によるかさつきをあしらった横長サイズの煉瓦調デザインで、クラシックなスタイルをより引き立てます。

メーカー:株式会社LIXIL
商品名:ベルパーチ
価格:¥20,000/㎡~  ※種類により金額は異なります。
100年以上の歴史を持つブランドを展開し、長きにわたる信頼と実績を持つLIXIL。「ベルパーチ」は施工方法にも命名されており、「テッセラ」「ラフィカ」「和釉(わゆう)」の3種が展開されています。

メーカー:株式会社アイコット・リョーワ
商品名:クラシック[KLASSIK]
価格:¥4,600/㎡~
岐阜県多治見市を拠点にタイルの生産販売を行っており、日本メーカーとしてはタイル生産販売量1位を誇ります。

レンガ調のスタンダードなタイル「クラシック」は、湿式タイルならではの自然な土物の表情が魅力。流行とは無縁のアンティークな風合いです。

レンガ調サイディング

レンガ調サイディングで人気のメーカーからレンガ調の外壁材をまとめました。他にも色や柄が豊富にあるので、レンガ調タイルをお考えの方は各メーカーサイトを一度ご覧になることをお勧めします。

メーカー:ニチハ株式会社
商品名:モエンサイディングM/W
価格:¥3,482/㎡~ ※種類により金額は異なります。
窯業系外装材の製造および販売を中心に、金属系外装材の販売、各種建築材料の販売も手掛けています。

「モエンサイディング」は湿式抄造製法でばらつきが小さく安定した品質と優れた強度を持ち、セルフクリーニング機能まで。レンガ調はMであればロワブリック調、Wであればレンガ調RMというラインナップがあります。

メーカー:ケイミュー株式会社
商品名:ヴィンテージブリックⅡ
価格:¥4,500/㎡~
「クボタ」と「松下電工(現パナソニック)」の住宅外装建材部門が事業統合し、誕生したタイル調サイディングです。

屋根材、外壁材、雨といの開発・製造・販売をトータルに展開しており、「ヴィンテージブリックⅡ」は雨で汚れを洗い流す親水コート仕様です。

メーカー:旭トステム株式会社
商品名:フローナP
価格:¥4,787/㎡~
旭硝子とトステムが外装事業を統合することで誕生した外装建材のプロフェッショナル集団。

「フローナP」は風化によるかさつきをあしらった横長サイズの煉瓦調デザインで、クラシックなスタイルをより引き立てます。

各社それぞれ色味も風合いも異なるものが多数出ていますので、お好みの色やデザインがきっと見つかるはずです。拘りがある方は、メーカーを先に決めて、施工業者を選ぶという手も。

レンガ調の外壁にはメリットがいっぱい!

ひとくちに「レンガ調」とまとめてしまっても、タイルとサイディングでそれぞれに良さがあります。本物のレンガより低コスト、という点以外にもメリットがあるので、じっくり考えてみてはいかがでしょうか?

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