「金属サイディング」の特徴やメリットとは?施工業者の選び方も解説

金属サイディングとは、金属素材の外壁材のことを指します。様々なメリットがあるので、近年人気がある外壁材となっています。

では、金属サイディングとはどんな特徴がある外壁材なのでしょうか。今回の記事では金属サイディングの特徴やメリット・デメリット、金属サイディングの施工にかかる費用などについてお伝えしていきます。

金属サイディングの施工に興味がある方は、ぜひご一読ください!

この記事でわかること
  • 金属サイディングの概要や特徴、メリット・デメリット
  • 金属サイディングがおすすめなのはこんな人
  • 金属サイディングの主な素材とは
  • 主なメーカーや人気の商品
  • 施工手順・施工費用の相場や業者の選び方

そもそも「金属サイディング」とは?

金属サイディングとは金属系の外壁材のことを言います。ここでは金属サイディングの主な特徴についてお伝えしていきます。

金属サイディングとは

金属サイディング金属サイディングとは、断熱材の表面に金属メッキを施した外壁材のことです。工場生産時に表面に塗装が施されているため、現場で塗装を行う必要はありません。

耐久性が高いなどのメリットが多いので、近年人気の外壁材です。複数のメーカーから様々な特徴のある商品が販売されています。施工には技術が必要なのでDIYでの施工は難しく、施工実績が豊富な業者に依頼する必要があります。

金属サイディングのメーカーや商品、施工方法など詳しいことについては後述してありますので、ぜひ最後までお読みください。

まとめると…
  • 金属サイディングは金属の素材でできた薄くて軽い外壁材
  • 表面には出荷時に塗装が施されているため現場での塗装は不要

金属サイディングのメリット

金属サイディングには多くのメリットがあります。では主にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは金属サイディングの主なメリットについてお伝えしていきます。

断熱性に優れている

金属系サイディングには断熱材が含まれています。そのため断熱性が高く、空調効率が良いというメリットがあります。

北海度や東北といった寒冷地など、外の気温を遮断したい地域での使用が適した外壁材です。

価格が安い

お金 費用 外壁塗装 家金属系サイディングは、木質系サイディングや樹脂系サイディングに比べると価格が安いというメリットがあります。

住宅を建築する際や、リフォームする際の費用を抑えることができるので、外壁の施工費用を抑えたい方におすすめの外壁材です。

施工しやすい

金属系サイディングはサイディング素材なので、施工しやすいというメリットもあります。比較的短期間で施工できるため、工事期間を短くしたい方におすすめです。

ただし金属系サイディングの中には施工に高い技術が必要なものもあるので、その場合は実績豊富な業者に依頼をした方が確実で安心です。

凍害に強い

金属サイディング 凍害金属性の外壁材は内部に水が入り込まない構造となっています。そのため凍害に強く、寒い地方での使用に適した外壁材です。

東北や北海道など、冬の外気で水分が凍ってしまう地方での使用に適しています。

軽い

金属系サイディングは薄くて軽い素材のため、建物の重量をそれほど上げることがありません。そのため既存の外壁材の上に施工する、カバー工法にも適しています

耐震性が高い

金属サイディング 耐震性先ほどもお伝えしましたが、金属系サイディングは軽量です。外壁材として使用しても住宅の重量を上げないので、建物の耐震性を向上させることができます

建物の耐震性能をアップさせたい場合にも便利な外壁材です。

まとめると…
  • 金属サイディングは断熱材に優れ低価格軽量、そして施工しやすい
  • 凍害に強く寒い地方での使用に適している
  • 軽量なので耐震性が高い

金属サイディングのデメリット

金属系サイディングにはメリットが多いですが、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのでしょうか。

ここでは金属系サイディングの主なデメリットについてお伝えしていきます。

錆びる

金属サイディング 錆び金属系サイディングの中には錆びにくいものもありますが、素材が金属なので絶対に錆びないというわけではありません

塩害があり錆びやすい環境で使用された場合は、一般的な環境よりも錆びやすくなります。また塗装に傷がついたり剥がれたりした場合も、錆びやすくなるので注意が必要です。

メンテナンス頻度が高い

耐久性が高く、耐用年数も高い金属系サイディングですが、表面に塗装が施してあるなどの理由で定期的なメンテナンスを必要とします

代表的なメンテナンスの一つである塗装の塗り替えは、最低でも10年に1度は必要です。またそのほかにも洗浄などのメンテナンスは必要なので、メンテナンスの頻度は比較的高い外壁材と言えるでしょう。

デザイン性が低い

金属サイディング デザイン金属系サイディングは窯業系サイディングに比べると、カラーやデザインが少ない傾向があります。また金属素材の特徴が出ているデザインの場合は、金属質になりすぎて安っぽく見えるおそれもあり注意が必要です。

金属系サイディングの中にはデザイン性が高いものもありますが、よりデザインにこだわりたい場合はデザイン性の乏しさはデメリットとなるでしょう。

表面が傷つきやすい

金属素材のため、表面が硬くて傷つきやすいという特徴もあります。こすったりぶつけたりして、表面の塗装に傷がつくとそこから錆びなどの劣化が進行する可能性もあるので注意が必要です。

金属系サイディングのメンテナンスを行う場合は、なるべく業者に依頼した方が傷をつけずに済みます。特に洗浄は、高圧洗浄機での洗浄を業者に依頼した方が確実です。

まとめると…
  • 金属なので錆びることがある
  • 表面の塗装が剥げるなどメンテナンス頻度が高く、傷もつきやすい
  • 金属素材のためデザイン性には劣る

金属サイディングはこんな人におすすめ!

金属サイディングはその特徴から、向いている状況があります。どんな状況や環境だと、金属サイディングのメリットを最大限活かすことができるのでしょうか。

ここでは金属サイディングが向いている環境や状況をお伝えしていきます。

寒い地域に住んでいる人

金属サイディング 寒い地域金属サイディングは断熱性能が高く、凍害に強いというメリットがあるため寒冷地での使用に向いている外壁材です。

実際、東北や北海道などの寒冷地では、外壁材に金属サイディングが多く使用されています。

カバー工法をしたい人

金属サイディングは、薄くて軽量という特徴があります。軽量なので建物の重量を大きく上げることがなく、既存の屋根に重ねて施工するカバー工法にも最適な屋根材です。

屋根を重ねて施工することで、既存の屋根との間に隙間ができ、防音性能を高める効果も期待できます。

耐震性が高い住宅にしたい人

金属サイディング 耐震性先ほどもお伝えした通り、金属サイディングは軽量です。耐震性能は建物が軽量であるほど向上するので、屋根材を軽量な金属サイディングにすることで耐震性のアップにつながります。

金属サイディングは地震が多い環境や、大きな道路が近いなどで振動しやすい環境での使用に適しています。

金属サイディングが不向きな場合とは?

耐久性が高いなどメリットが多い金属サイディングですが、そのデメリットから不向きな環境もあります。

例えば金属サイディングは錆びにくい加工が施してありますが、それでもまったく錆びないというわけではありません。塩害がある地域など、金属が錆びやすい環境での使用は不向きです。

また、金属サイディングは人気商品なのでデザイン性はある程度ありますが、窯業系サイディングなどに比べれば劣ります。デザインにこだわりが強い場合は金属サイディング以外の屋根材を選んだ方が満足度が高くなるでしょう。

まとめると…
  • 断熱性能と凍害に強い性質があるので寒冷地での使用に向く
  • 軽量なのでカバー工法ができ、耐震性も確保できる
  • 塩害があり錆びやすい地域での使用は向かない。デザインにこだわりがある場合も向いていない。

金属サイディングに使用される素材の種類

金属サイディングに使用されている素材には、主にガルバリウム鋼板とアルミがあります。

ここでは、ガルバリウム鋼板とアルミの主な特徴についてお伝えしていきます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板 外壁ガルバリウム鋼板は金属サイディングの主流となっており、近年流通している金属サイディングのほとんどがこの素材で出来ています。金属サイディングの中でも錆びにくく、耐久性が高いというのが特徴です。

耐用年数が長いことから、多くの住宅で使用されています。人気がある金属サイディングなので、複数のメーカーが様々な商品を開発、販売しています。

アルミ

アルミアルミはガルバリウム鋼板が主流になる前に、金属サイディングに使用されていた素材です。価格が安く軽量ではあったものの、錆が広がりやすく強度も弱いという難点がありました。

アルミの種類によっては、錆びやすい強度が弱いといったデメリットがないものもあります。ガルバリウム鋼板かアルミサイディングにするかは、地域性やかけられる費用によって判断すると良いでしょう。

まとめると…
  • ガルバリウム鋼板は金属サイディングの主流。錆びにくくて耐久性が高いのが特徴。
  • アルミはガルバリウム鋼板が主流になる前に金属サイディングの主流だった素材
  • アルミは高級な素材は錆びにくく強度もあるが、安価なものだと錆びやすく強度も低い

金属サイディングの主なメーカーと商品を紹介!

金属サイディングは近年人気の外壁材です。複数のメーカーが様々な商品を販売しています。

ここでは様々な商品の中から、特に人気のある商品をご紹介していきます。

アイジー工業「アイジーサイディング」

アイジーサイディング

アイジー工業より引用

アイジー工業の「アイジーサイディング」は、ガルバリウム鋼板の商品の中でも価格が安いことで人気を集めている商品です。

1平米あたり4,000円から5,000円程度で、他の金属サイディングよりも単価が1,000円以上安く設定されています。

ニチハ「センターサイディング」

ニチハの「センターサイディング」は、カラーが豊富でデザイン性が高いガルバリウム鋼板です。

価格は1平米あたり6,000円程度と、平均的な価格帯に設定されています。

旭トステム外装「金属Danサイディング」


旭トステム外装の「金属Danサイディング」も人気のあるガルバリウム鋼板で、細石積柄デザインという独特なデザイン性がある商品です。

シックで高級感のある外壁にしたい方に向いています。価格は1平米あたり6,700円程度と、やや高めの設定です。

日鉄日新製鋼建材「セリオスサイディング」

日鉄日製鋼建材の「セリオスサイディング」は、金属サイディングでありながらもレンガ調など柔らかいデザインが特徴となっています。

金属質な鋭いデザインは苦手だけど金属サイディングで外壁を施工したい、という方におすすめです。価格は1平米あたり5,200円程度と、比較的お手頃感のある価格となっています。

まとめると…
  • アイジー工業のアイジーサイディングは低価格で人気がある
  • ニチハのセンターサイディングはカラーが豊富でデザインにこだわれる
  • 旭トステム外装の金属Danサイディングは、高級感のあるデザインが特徴
  • 日鉄日新製鋼建材「セリオスサイディング」は窯業系サイディングのようなデザインも販売している

金属サイディングにも塗装は必要?

金属サイディングは耐久性が高い素材でできていますが、表面に塗装も施されています。

金属サイディングにも塗装は必要なのですが、その理由は何でしょうか。ここでは金属サイディングに塗装が必要な理由や、メンテナンスの頻度や方法についてお伝えしていきます。

金属サイディングには塗装工事が必須

金属サイディング 塗装金属サイディング自体は劣化しにくい素材でできていますが、表面を塗装しないと劣化が進んでしまうため塗装は必須です。

表面の塗膜がどれぐらいの期間で劣化するかは、外壁が設置してある環境にもよりますが、最低でも10年に1度は塗り替えが必要になります。

塗装をしないと何が起こるか

金属サイディングの表面に塗装をしないと、錆びがつきやすくなります。金属サイディングが錆びはじめると、そこから劣化が進み穴が空いて雨漏りの原因になります。

また金属サイディングから入り込んだ水は、外壁の内部の建材にも侵入し劣化や腐食などを引き起こす可能性が高いので注意が必要です。建物内部に水が浸入すると、腐食だけでなく湿気やカビの原因にもなります。

まとめると…
  • 金属サイディングは傷つきやすいので表面塗装は必須
  • 塗装をしないと錆びや傷などがつきやすくなり、劣化が進行する

金属サイディングの施工にかかる費用

外壁を金属サイディングに施工するときには、複数の工程が必要です。では金属サイディングの施工には、どれぐらいの費用が必要なのでしょうか。

建物の状況や広さによっても金額は異なりますが、一般的に合計で160万円から260万円程度が相場です。ここでは、外壁工事の工程ごとに必要になる費用の相場をご紹介していきます。

金属サイディングの価格

外壁工事に使用する金属サイディングの単価は、1平米あたり4,000円から8,000円が主流です。商品によっても価格は異なるため、予算に合わせた価格の金属サイディングを選ぶ必要があります。

シーリング

金属サイディング シーリング 費用シーリングとは、金属サイディングのつなぎ目を塞ぐための建材です。価格は1平方メートルあたり、700円から1,000円程度です。

窓やつなぎ目が多いほど、シーリング材が必要になります。

防水シート

防水シートは、金属サイディングの内側に水が染み込むのを防ぐために使用します。1平方メートルあたり300円から500円程です。

足場費用

金属サイディング 足場代屋根や2階部分など、高所を施工する場合は足場を組みます。足場を組むのはDIYでは不可能なので、業者に依頼する必要があります。

足場設置にかかる費用は、1平方メートルあたり700円から1,000円程度です。

手間賃

手間賃は業者の作業に対する費用です。職人の技術力に応じて異なりますが、1平方メートルあたり2,500円から3,600円が相場となっています。

まとめると…
  • 金属サイディングの単価は1平米あたり4,000円から8,000円程度が相場
  • シーリングや防水シートは1平米あたり1,000円前後
  • 業者に支払う手間賃は1平米あたり2,500円から3,600円が相場

金属サイディングの施工を行う手順

外壁を金属サイディングに施工する際には、どのような手順で行われるのでしょうか。

ここでは、金属サイディングの施工を行う手順についてお伝えしていきます。

金属サイディングの施工手順

金属サイディングを施工する工程は、概ね以下のようになっています。

  1. 金属サイディングを施工するときに、高所でも作業をする必要があれば足場を組みます。
  2. 続いて施工しない部分(窓など)の周辺を養生材で養生します。
  3. 既存の外壁を撤去する場合は、すべて撤去します。カバー工法で施工する場合は撤去は不要です。
  4. 外壁を設置する場所に、防水シートや骨組みを設置して下組をします。
  5. 下組が終わったら金属サイディングを貼り付けていきます。
  6. 金属サイディングの貼り付けが全て終了次第、足場を撤去して終了です。

金属サイディングの施工にかかる日数

金属サイディングの施工にかかる期間は、施工の面積や条件によっても異なりますが、概ね10日から19日程度です。

サイディングを施工する壁の状態が悪い場合は、そこから修繕する必要があるので、より多くの費用や日数が必要になります。

まとめると…
  • 金属サイディングを施工するときは足場→撤去→下組み→サイディング貼り付け→足場撤去の順で行う

金属サイディングの施工業者の選び方!

金属サイディングの施工には、ある程度の技術力が必要です。適当に業者を選ぶと、施工不良などを起こす恐れがあるの気を付けましょう。

ここでは外壁工事の業者を選ぶときに、気を付けるべきポイントについてお伝えしていきます。

複数の業者に見積もりを依頼する

業者に工事を依頼するときは、複数の業者に見積もりを取って費用や工事内容を比較検討することが大切です。

費用が安くても工事内容がわかりにくいなど、見積もりを複数取ることで適正な工事をしてくれる業者かどうか見分けやすくなります。

訪問営業をする業者には依頼しない

訪問営業 金属サイディング 業者施工業者の中には訪問営業をしてくる業者もいます。しかし訪問営業の業者は、高い確率で悪徳業者なので依頼しないようにしてください。

あまり説明しないまま工事をされて、前より悪い状態にされたり、依頼していない工事を追加されて勝手に料金を上乗せされるなどの被害が起こる恐れがあります。

自社施工の会社に依頼する

大きなメーカーに依頼すれば安心だと自社施工していない業者に依頼すると、下請けに工事を依頼する際に仲介料を取られてしまうことがあります。

仲介料は下請けの業者ではなく、依頼者に請求が来るので仲介料金の分だけ損です。依頼をするのであれば、地元で実績が豊富な自社施工の業者がおすすめです。

まとめると…
  • 業者に依頼するときは相見積もりは必ず取得する
  • 訪問業者は悪徳業者の可能性が高いので依頼しない
  • 大手は仲介料を取られて損なので地元の信頼できる自社施工の業者に依頼すると良い

安価で耐久性が高い金属サイディングに注目!

金属サイディングは金属素材でできた外壁材で、耐久性の高さや価格の安さなどで近年人気となっています。

カラーやデザインは窯業系サイディングに比べれば劣りますが、人気の商品なので複数のメーカーから様々なカラーやデザインが販売されてもいます。

メンテナンスの頻度は高いですが、メンテナンスを定期的に行っていれば耐久性の高さを損なうことなく耐久年数を長く保つことが可能です。

金属サイディングを外壁に使うときは、メンテナンスをしっかりして耐久年数を長く保っていきましょう。

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