工事をおこなう際には、騒音や臭いなどによって周辺の住民の方に迷惑をかけてしまうことがあります。このように、周囲に迷惑をかけてしまう可能性のある工事前には、ご近所への配慮も欠かせません。
挨拶をしなければと思うけれど…どんな風に挨拶をすべきなの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、周囲に迷惑が掛かってしまう可能性のある工事のときにどのように挨拶をしたらいいのかについてお伝えしていきます。工事前の挨拶をどうしたらいいのか迷っているという方はぜひご一読ください。
目次
工事前に挨拶って必要なの?
住宅の工事には騒音や臭いなどが伴うことがあります。例えば外壁工事では騒音や臭いが発生しますし、カンカンという足場の組み立て音はかなり響きます。
そのほか塗料のニオイで窓を開けられなくなったと苦情が来たり、工事車両の出入りや駐車で近所迷惑になるトラブルになるケースもしばしばあります。
また、そういった騒音や悪臭が予告なしで発生することで嫌な気分になる人もいるでしょう。
工事前に一言ご挨拶に伺うことで、これらのトラブルが起こるのをある程度防ぐことができます。
- 外壁工事では騒音やニオイが発生する
- カンカンという足場の組み立て音
- 塗料のニオイで窓を開けられなくなることも
- 工事車両の出入りや駐車で近所迷惑になるトラブルは結構多い
- いきなり工事が始まってイヤな気分になる人もいる
- 工事前の挨拶の有無でこれからの関係性にも影響するかも
- 工事の騒音や悪臭でご近所とトラブルになるケースは多い
- 駐車車両が邪魔になってクレームが来ることもある
- ご近所とのトラブルが原因で関係が悪化することもある
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工事の挨拶の方法
工事前に挨拶に行くには、どのようにすれば良いのでしょうか。
ここでは、工事前に挨拶に行くタイミングや工事の伝え方などについてお伝えしていきます。
挨拶に行くタイミングは?
工事前の挨拶はあまりに早くに行くのも良くありません。だいたい工事の2~3週間以上前に行くと、工事のことを挨拶に行った先が忘れてしまうこともあります。
訪問したときに留守だった場合、再度訪問することを考えても、工事の1週間くらい前に挨拶に行くのがちょうど良いでしょう。
また挨拶に行くタイミングは直前過ぎても良くありません。遅くとも3~4日前ぐらいには挨拶を済ませておくのがベターです。
挨拶を行う範囲
ご近所に工事前の挨拶に行くには、どれぐらいの範囲が良いでしょうか。
一般的に、工事前に挨拶をしておいた方が良い範囲は、両隣はもちろんのこと、向かいの家とその両隣、後ろの家とその両隣は最低限挨拶しておきたいところです。
それ以外にも、塗料や音の影響がありそうな周辺までは挨拶に行った方が良いかもしれません。家の前の道路が狭い場合は、工事車両で迷惑をかけそうな範囲まで挨拶に行った方が良いでしょう。
また車両が一度に来ると、他の家の前の道路に一時的に止めさせてもらう可能性もあるので、事前に了承を得ておくとトラブルになりにくいでしょう。
挨拶文と粗品を準備する
挨拶に行く前に、挨拶文と粗品を準備しておきましょう。挨拶に行ったときに、訪問先が留守だった場合はその挨拶文を投函しておくと工事のことを先方に知らせることができます。
また、在宅の場合でも挨拶文が書かれた用紙を見せながらの説明が可能です。
タオルなどの粗品があると、印象が良くなることも多いので用意しておくに越したことはありません。ただし粗品は高すぎてもかえって先方に気を使わせてしまうこともあるでしょう。
粗品を選ぶときは、高くても1,000円以内のものがおすすめです。タオルや洗剤といった実用的なものが喜ばれやすいです。
挨拶時に伝えること
挨拶をする際には、外壁工事がいつから始まっていつ終わるのかということをまず伝えましょう。
そのほか、何時から何時までという工事をする時間帯、夜の時間帯は工事するのか、するなら何時までなのかといった情報も合わせて伝えておくとベターです。
そのほか工事車両の駐車などで迷惑をかける可能性や、騒音が響く可能性や塗料飛散の可能性など、工事中に迷惑をかけそうな事柄も伝えておきます。
特に隣の家は塗装工事にしろ、外壁工事にしろ、迷惑をかける可能性が高くなりますので、工事中に起きたトラブルなどが伝えられる業者や担当者などの連絡先を挨拶文に明記しておくことが大切です。
施主と業者で行くのがおすすめ
挨拶に行くときは、工事の詳細をわかっている業者さんにも同行してもらうと良いでしょう。基本的に、工事前の挨拶は業者が行ってくれます。
とは言え、施主も一緒に挨拶に行った方がご近所の方の印象が良くなるのでおすすめです。業者だけで挨拶に行くと、「なんで本人が来ないのか」と思われるケースもあるかもしれません。
一緒に行かない場合でも、後から個人的に顔を合わせて工事のことは伝えておいた方が先方の印象も良くなることでしょう。
- 挨拶に行くのは早すぎても遅すぎても良くない
- だいたい1週間前くらいには挨拶をしておいた方が良い
- 直前まで会えない場合はポストに挨拶文を投函しておく
- 挨拶は隣と向かい、そのほか工事の影響が及ぶ範囲に行く
- 粗品を用意しておくと印象が良い
- 挨拶のときには工事の期間や時間帯、休日の工事予定などを話しておく
- 業者と一緒に行くと説明がスムーズ
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工事の挨拶文と粗品について
工事前の挨拶文はどのように書けば良いのでしょうか。
ここでは、挨拶文の内容と合わせて持っていく粗品についてお伝えしていきます。
挨拶文に書くべき内容
工事の挨拶文には、どんな工事をするのか(塗装なのか張り替えなのか)についてを書きます。
また工事はいつからいつまでで、何時から何時まで作業するのかといった情報も必要です。また、土日など家族が家にいることが多い休日や祝日には、工事するのかといったことも合わせて書くと良いでしょう。
そのほか、高圧洗浄を行う場合、隣家との距離が近いと洗濯ものに洗浄機の水やしぶきが飛ぶ可能性があり注意が必要です。
隣の敷地にも養生をする必要がある場合は、その旨も事前に了承を得ておかなくてはいけません。
挨拶文には、工事について起こりうることを明記し、何かしらの許可が必要な場合には了承を得たい旨なども書いておくと良いでしょう。
挨拶文の例
以下に挨拶文の文例を提示しておきます。挨拶文の一例としてご参照ください。
「拝啓 皆様におかれましてご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、〇〇町1-2の〇〇宅にて、外壁の塗装工事を執り行うこととなりました。
工事中は皆さまにご迷惑をおかけしないように、細心の注意をもって作業にあたらせていただきます。
ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何かお気づきの点がございましたら下記の連絡先までご連絡いただければ幸いです。
なお、工事の概略は以下の通りになります。
工事内容:外壁塗装工事
工事期間:令和〇年〇月〇日 ~ 令和〇年〇月〇日
工事時間:午前10時~午後5時ごろまで
土日祝日の工事については行わない予定ですが工事日程によっては行うこともあります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。
施工業者:
〇〇工務店 担当者〇〇 連絡先XXXX-XXX-XXXX
〇〇町1-2-3
会社電話番号XXX-XXX-XXXX
ホームページ:http://www.〇〇〇」
挨拶文には工事業者の連絡先を明記しておきます。工事内容のほか、工事期間や時間帯、土日祝日の工事についても書いておくと良いでしょう。
粗品はどんなものを準備すべき?
先ほども少しお伝えしましたが、挨拶をするときに合わせて粗品を持っていくと印象が良くなります。
ただし粗品を持っていく場合は、タオルや洗剤など高額すぎない品物を選んだ方がお互いに気を使いすぎません。数百円程度の品がベストですが、高くても1,000円以内におさめた方が良いでしょう。
洗剤やラップ、ゴミ袋などの実用品が喜ばれやすいです。工務店がタオルなどを用意してくれることもあります。
気を使わせない程度の金額で、日常生活の役に立つものを粗品として選ぶと、先方ももらいっぱなしでもあまり気を使わなくて済みます。
- 挨拶文には工事の開始時期や終了時期、時間帯、土日祝日の工事予定を書いておく
- どんな工事をするのかも書いておくと安心感がある
- 粗品は高すぎても気を使われるので1,000円以内のものがおすすめ
工事の挨拶についての注意点
工事の挨拶をするときに注意すべき点などのようなことがあるのでしょうか。
ここでは、工事の挨拶をするときに気を付けるべきポイントについてお伝えしていきます。
留守だった場合は挨拶文を渡す
挨拶をしに訪問に行った先が留守であることもよくあります。その場合は、ポストなどに工事の挨拶文を投函しておきましょう。
工事直前まで会うタイミングがないと、そもそも工事の情報自体が伝えられません。またその家の子どもが対応した場合も、伝え漏れがないよう挨拶文を投函してください。
後から会ったタイミングで改めて挨拶しておくと好印象につながります。ご近所との人間関係を円滑にしておくためにも、道で会ったときなどに工事についてご挨拶を一言しておくと良いでしょう。
伺う時間帯にも注意する
ご近所宅に伺う時間帯にも配慮する必要があります。普段平日家にいない家庭は、平日の昼に在宅していない可能性が高いので夕方以降を目途に訪問すると良いかもしれません。
ただし家族がいる場合夕方が忙しい時間のピークということもあるほか、朝は通勤時間でもあるので慌ただしい時間です。平日が難しい場合は土日に訪問した方が無理なく対応してもらえるでしょう。
ただし土日などの休日はあまり朝早くに行くと、就寝中や寝起きの可能性が高いので、昼以降にお伺いした方がベターです。
業者だけにまかせない
基本的には工事の挨拶は業者が行ってくれます。しかし、施主が一緒に行かないと先方の印象を悪くしてしまう可能性もあるので、できるだけ一緒に訪問した方が良いでしょう。
また挨拶文の内容がわからないと、後からご近所の方と顔を合わせたときに話が通じないこともあります。挨拶文の中身は業者に確認しておきましょう。
業者に「こちらで行っておきます」と言われたとしても、後からでも個人的に挨拶に行っておくと良いです。とは言え、人間関係が希薄な場合は業者に行ってもらった方がトラブルが少ない可能性もあります。
業者に一任するかどうかは、状況に合わせて判断してください。
挨拶をしてくれる塗装業者を選ぶ
優良業者であれば近隣への工事前挨拶は必ずしますが、中には工事の挨拶をしてくれない業者もいます。そういった業者は信用に欠けるので以後は別の業者に依頼した方が良いかもしれません。
工事前の挨拶があるだけでも、近隣の方の工事への不安は解消されやすくなります。また施主だけで挨拶に行っても工事の内容をしっかり説明できないことがあるので業者の挨拶は欠かせません。
業者を選ぶときは、工事前の挨拶についても確認を取っておくと良いでしょう。もし挨拶に同行してくれない場合は、自分で挨拶文なども考える必要がありますが連絡先などを業者に指定して良いかも確認して挨拶文を書かなくてはいけません。
工事前の挨拶についてもフォローがある業者を選んだ方が、工事のフォローなどもしっかりやってくれる可能性が高いでしょう。
- 留守だった場合は挨拶文をポストやドアに置いておく
- 訪問する時間にも注意する必要がある
- 平日は忙しい家庭が多いが訪問するなら夕方が良い
- 土日に訪問するときはゆっくりしたい午前中は避けたい
- 業者を選ぶときは工事の説明に同行してくれるかを確認し同行してくれる業者を選ぶ
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工事前の挨拶はご近所トラブルを少なくすることができる
工事の告知もなく、ご近所からいきなり工事の騒音や悪臭がしてくるのは嫌な気持ちになるものです。また工事内容がわからないと不安な気持ちにもなるでしょう。
不安な気持ちや不快な気持ちは、ご近所トラブルの原因にもなりかねません。事前に工事の挨拶をするだけでも、ご近所の方の不安や不快な気分を解消できるのであれば、挨拶に行っておきましょう。
工事に伴うご近所トラブルを避けるためにも、粗品を添えて丁寧に工事前の挨拶をしておきましょう。
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