モニエル瓦は、かつて日本モニエル株式会社が販売していたコンクリート瓦です。現在は生産中止となっていますが、断熱性や防火性などに優れていることから、以前は多くの家屋の屋根に使用されていました。
「他の瓦とモニエル瓦はいったいどう違うの?」「モニエル瓦に劣化症状が出た場合、どうやって補修や修理をすればいいの?」と疑問に思っている方も多いことでしょう。
そんな方のために、この記事では他の瓦と異なるモニエル瓦の特徴やデメリット・メリットに加えて、モニエル瓦の劣化症状や補修内容について徹底解説しています。
モニエル瓦を使用したご自宅にお住まいの方は、ぜひ最後までご覧ください!
- モニエル瓦は他の瓦とどう違うの?
- モニエル瓦の劣化症状と補修方法は?
- モニエル瓦の塗装の注意点と費用は?
- メンテナンスを依頼する業者の選び方のコツは?
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目次
そもそも「モニエル瓦」って?
外装塗装関連の仕事をしたことでもないかぎり、「モニエル瓦」という言葉を聞いてもピンと来る人はほとんどいないことでしょう。
「瓦」という言葉がついていることから屋根材であることはイメージできても、他の瓦とどのように違うのか、またどのような特徴をもっているのかを理解できる人はそういないはずです。
そもそも、モニエル瓦とはどのようなものなのでしょうか?まずはここで、モニエル瓦の基本情報についてチェックしていきましょう。
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モニエル瓦とは
端的に言えば、モニエル瓦とはコンクリート瓦のことです。原料はセメントと川砂をミックスしたもので、ヨーロッパで生まれ、世界に広がりました。
日本において、コンクリート瓦は主に日本モニエル株式会社が販売しており、その利用率が非常に高かったために、「コンクリート瓦」ではなく会社名を冠した「モニエル瓦」と呼ばれています。
モニエル瓦はコンクリート瓦の代名詞となっていますが、現在では生産が中止されているため、新築の屋根に使用されることはありません。
モニエル瓦のメリット
発売中止になった現在では新しいコンクリート瓦にとってかわられたとは言え、以前に建築された少なからぬ数の家に、現在でもモニエル瓦が使用されています。
では、なぜそこまでモニエル瓦は利用率が高かったのでしょうか?モニエル瓦のメリットとしてまず挙げられるのが、金属製の屋根材と比べると防音性と断熱性、耐火性において優れているということです。
また、普通のセメント瓦と比べるとさまざまな形状があり、希望するデザインに応じて屋根のデザインを工夫することができるのもモニエル瓦ならでは。デザインのバリエーションが豊富なため、より審美性の高い屋根に仕上げることが可能です。
さらには、セメントと川砂をミックスして作られているため、耐久性があるのに一般的な粘土瓦と比べると軽いという特徴も併せ持っています。
モニエル瓦のように軽量の屋根材を使用していれば、万が一地震が発生したときでも揺れにくく、屋根はもちろんのこと、建物そのものにも負担をかけにくいのです。
このように耐震性においても優れているモニエル瓦は、地震大国である日本で重宝されてきました。
モニエル瓦のデメリット
モニエル瓦のメリットとして「耐震性に優れている」という点を挙げましたが、これはあくまで他の粘土瓦と比べた場合にかぎられます。
金属屋根と比べるとモニエル瓦は重く、耐震性が低いと言えるでしょう。
重い粘土瓦が多く使用されていた数十年前とは違い、現在ではより軽量で耐震性の高い新たな金属屋根が開発・販売されるようになっているため、モニエル瓦はもはや耐震性の高い屋根材ではなくなってしまったのです。
加えて、モニエル瓦の主成分であるセメントは水を吸収しやすい性質をもっているため、定期的に塗装を行い防水加工を施さなければ劣化しやすいのもデメリットのひとつ。
なにより、現在はモニエル瓦は生産されていないため入手困難です。自宅の屋根にモニエル瓦を使用していて、「劣化症状がでたから修理をしよう」と思っても材料確保ができないのが現状。
同じモニエル瓦を使用してメンテナンスを行うのは難しいと思っていたほうがよいでしょう。
- モニエル瓦=日本モニエル株式会社が販売していたコンクリート瓦のこと
- モニエル瓦のメリット:防音性・耐熱性・耐火性に優れている
- モニエル瓦のデメリット:金属屋根と比べると重く耐震性が弱い
モニエル瓦の形状
モニエル瓦の特徴のひとつに、普通のコンクリート瓦と比べると施行しやすいという点があります。そのためデザイン性・形状のバラエティーが豊富なのです。
モニエル瓦の形状は、次の4つです。
- 和型
- 洋型
- 平型
- S型
ここからは、モニエル瓦の4つの種類の形状とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
和型
モニエル瓦の形状の一種としてまず挙げられるのが、和型です。その名前のとおり和風スタイルの瓦であり、一般的な日本家屋によくマッチするデザインだと言えるでしょう。
より具体的に表現すれば、和型のモニエル瓦は波のような自然なカーブをしています。湾曲している部分が通気性を確保する形状となっているため、雨や雪が滑りやすいというメリットがあるのです。
空気の層を形成して湿気や外気温をシャットアウトしてくれるため、高温多湿の地域にお住まいの方にピッタリだと言えるでしょう。
洋型
洋型の形状は立体的なフォルムが特徴的。波状のカーブを描いた和型と比べると日本家屋との相性はよくありませんが、代わりに洋風の建築様式の家と相性がよいでしょう。
そのため、洋風のデザインをとりいれた近年の住宅に多いモニエル瓦の形状だと言えます。
平型
平型のモニエル瓦は、名前のとおり平面的な形状をしています。フラット(平たい)な形をしているため、F型(Flat型)と呼ばれることもあります。
凹凸が少なくすっきりとしているため、屋根がより広々として見える瓦だと言えるでしょう。和風・洋風のどちらの建築様式にも使えるデザインです。
S型
S型は、南欧風の大きく波打った形状の瓦のこと。スペインの家屋に多く用いられているようなおしゃれなデザインのため、スパニッシュ(Spanish)の「S」をとって「S型」と呼ばれています。
凹凸がはっきりとしている独特の波状のデザインのため、美しい陰影ができます。また、通気性と断熱性に優れているのもS型のモニエル瓦ならでは。
高級感があり、洋風のおしゃれなデザインの家屋に仕上げたいという方にピッタリです。ただし、高い技術が必要になるため、他の形状のモニエル瓦と比べると、施工費用は高めになるでしょう。
- 和型:日本家屋に最もマッチする波状の形
- 洋型:立体的で洋風の建築様式とマッチしやすい
- 平型:フラットで凹凸が少なく和風・洋風のどちらとも相性がよい
- S型:凹凸が顕著でエレガントな洋風の屋根に仕上がる
モニエル瓦と他の瓦を徹底比較!
現在販売されなくなったモニエル瓦ではありますが、他の一般的な瓦と比べるとどのような特徴をもっているのでしょうか?
モニエル瓦(コンクリート瓦)をセメント瓦、粘土瓦、スレート瓦と比較してみましょう。
瓦の種類 | メリット |
モニエル瓦 | ・形状のデザインが豊富
・防音性・断熱性・耐火性に優れている |
セメント瓦 | ・防音性・断熱性・耐火性に優れている |
粘土瓦 | ・デザイン性が非常に高い
・防音性・断熱性・耐火性が非常に優れている |
スレート瓦 | ・軽量で耐震性が高い
・安価 |
このように、それぞれの種類の瓦には異なった特徴・メリットがあります。では、デメリットを比較するとどうなるのでしょうか?
瓦の種類 | デメリット |
モニエル瓦 | ・重くて耐震性が低い
・発売が終了したので入手が困難 ・塗装メンテナンスが難しい |
セメント瓦 | ・デザイン性が低い
・重くて耐震性が低い ・入手が困難 |
粘土瓦 | ・重くて耐震性が低い
・価格が高い |
スレート瓦 | ・耐久性が低い
・劣化しやすい |
現在ではモニエル瓦を新たに入手することは難しく、また耐震性の面で不安要素があるため、屋根のメンテナンス時にはより軽量でモニエル瓦と同じようにデザイン性に富んだ別の瓦をチョイスしたほうがよいでしょう。
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モニエル瓦に起こりうる劣化症状
モニエル瓦は適切に塗装が行われていれば、比較的耐久性が高いものです。ですが、立地条件などによってはより早く経年劣化が進むこともあるでしょう。
では、モニエル瓦にはどのような劣化症状が起こりやすいのでしょうか?また、いかなるメンテナンスを行うべきなのでしょうか?
ここからは、モニエル瓦に起こりうる劣化症状と対処法について解説していきます。
割れ
モニエル瓦は最長で40~50年ほどもつと言われていますが、強風や台風などの影響で寿命が縮まり、瓦が割れてしまうことがあります。
最初は小さなひび割れであったとしても、そこからどんどん割れが広がってしまうことも多いもの。割れを放置していると雨漏れ等のトラブルの原因になるため、早急に新しい瓦に交換が必要です。
ズレ
適切な施工がされていなかったり、強風などの影響でモニエル瓦がズレてしまうこともあります。
ズレた状態を放置していると、割れと同様に雨漏りしやすくなるだけでなく、落下の危険性もあるので早く補修を行いましょう。
塗装の剥がれ
モニエル瓦の塗装が剥がれた場合、症状が悪化するにつれてどんどん耐久性が低下してしまいます。割れやズレと比べると緊急性はさほど高くないものの、塗り替えが必要です。
チョーキング
チョーキングとは、塗装が粉状に劣化してしまう現象のこと。表面を手で触るとザラザラした粉が付着するため、すぐにわかります。
チョーキングの場合も劣化症状が進むとモニエル瓦そのものの耐久性が悪化してしまうため、塗り替えを検討したほうがよいでしょう。
コケ・カビ
高温多湿の場所に家が建っていると、モニエル瓦にコケやカビが生えやすくなります。
早急にメンテナンスが必要というわけではありませんが、もしも見栄えが気になるならば塗装を検討してみてください。
漆喰の劣化
漆喰は、瓦の接着や防水の役割を持っています。この漆喰が劣化したままになっていると、雨が入り込んで雨漏りの原因になったり、欠けた漆喰が雨どいに詰まってしまったりする可能性があります。
この場合、漆喰の詰め直しや、劣化の範囲が広い場合には、屋根の葺き替えが必要になります。
防水シートの劣化
屋根材の下に敷かれている防水シートは、雨漏りを防ぐ役割があります。この防水シートの劣化は雨漏りに繋がってしまいます。そのため、一刻も早い補修が必要になります。
この場合には、防水シートの張替が必要です。
- 割れやズレ→早急に瓦の交換や補修が必要
- 塗装の剥がれやチョーキング→塗り替えを行う
- カビやコケ→気になる場合には塗装を行う
- 漆喰や防水シートの劣化→雨漏りのリスクがあり、早期の補修が必要
症状別!モニエル瓦の補修方法
モニエル瓦に劣化症状がでた場合、どのようにして補修を行えばよいのでしょうか?ここからは、症状別にモニエル瓦の補修方法をご紹介していきます。
割れ
モニエル瓦の広範囲に割れが生じているならば、補修をしても元の状態に戻すのは難しいでしょう。新しい瓦に交換する必要があるでしょう。
ただし、狭い範囲に軽度のひび割れが生じている場合には、補修だけで済むこともあります。
ズレ
瓦がズレてしまっている場合には、適切な位置に瓦を再設置する必要があります。
ズレた状態を放置していると、強風にあおられて瓦が落下し、モノや人を傷つけてしまう可能性があるので早めに対処しましょう。
塗装の剥がれ
モニエル瓦は水を吸収しやすいセメントを主成分として作られており、表面に塗装を施すことで防水性をプラスしています。
つまり、塗装が剥がれた状態を放置するとモニエル瓦は雨を吸い込んで劣化し、雨漏りなどのトラブルが起こりやすくなるでしょう。
そのため、剥がれが生じた場合には塗装を行う必要があります。
チョーキング
モニエル瓦の表面が粉を吹いたようなチョーキング現象を起こしていたならば、再塗装を行いましょう。表面に付着した汚れを丁寧に洗浄した上で、塗料を重ねていきます。
コケ・カビ
コケやカビに関しても、塗装でメンテナンスを行います。高圧洗浄機を使用してコケやカビを徹底的に落としたうえで、下塗り・中塗り・上塗りと塗料を重ねていけば完了です。
- 割れ→交換もしくは補修
- ズレ→瓦の再設置
- チョーキングやコケ・カビ→塗装によるメンテナンス
モニエル瓦は塗装と葺き替えどっちを選ぶべき?
ご自宅の屋根のモニエル瓦に破損や劣化症状が生じた場合、塗装と葺き替えのどちらで補修やメンテナンスを行えばよいのでしょうか?
ここからは、モニエル瓦の補修方法について詳しく見ていきましょう。
塗膜の劣化は塗装で補修できる
塗装の剥がれなど、モニエル瓦の塗膜の表面的な部分の劣化症状ならば塗り替えで対処可能です。
塗り替えだけならば、葺き替え工事のように期間とお金がかかりません。
状態が悪い場合は葺き替えが必要
瓦が多数割れていたり、屋根自体にたわみがある場合は葺き替えが必要です。
塗り替えで一時的に劣化症状をごまかすことができたとしても、すぐに状態が悪化してしまうので根本的な解決策にはなりません。
- 表面的な塗膜の劣化症状→塗り替えでメンテナンス可能
- 劣化症状が重い場合→葺き替え工事が必要
モニエル瓦の塗装の流れ
モニエル瓦のメンテナンスを塗装でおこなう場合、どのような流れになるのでしょうか?ここからは、モニエル瓦の塗装工事の流れについて概観していきましょう。
足場設置
まずは足場を設置します。モニエル瓦の塗装は屋根という高所での作業になるため、落下を防ぎスムーズに作業できるように、足場の設置は必須です。
高圧洗浄
作業にあたっては、まずは高圧洗浄機を使って瓦を洗浄します。瓦の表面には汚れやカビ・コケなどが付着しており、そのままの状態だと上から塗料を重ねても密着せず、すぐに剥がれてしまうからです。
表面の汚れをしっかりと取り去ることで、塗料が剥がれにくくなります。
養生
養生作業では、塗装しない場所を養生シートやマスキングテープを使って保護します。DIYの場合、養生シートがなければビニールシートで代用するのも可能です。
また、養生シートとマスキングテープがひとつになったマスカーを使用するのもよいでしょう。養生作業を行うことで、修理箇所周辺や近隣の住宅・車などに塗料が飛び散るのを防げます。
近隣トラブルを防ぐためにも、適切に養生作業を行うことが不可欠だと言えるでしょう。
下地処理・下塗り
下地処理では、荒れている下地を整えたり塗装の下塗りをおこないます。丁寧に下地処理をおこなうことで、塗料の密着度が高まり持ちがよくなるでしょう。
塗料の下塗りは、後から重ねる中塗り・上塗りがしっかりと密着するための接着剤的な役割を果たすため特に重要です。
中塗り・上塗り
下塗りが完了した後は、塗装の仕上げ塗りを2回行います。中塗り・上塗りをすることで塗膜に厚みが出て、より耐久性が高くなるのです。
足場解体
塗装作業が終わったならば、最後は足場を解体すれば完了です。多くの場合、足場解体は長くとも1日ほどで終了します。
- 足場設置→落下防止と作業のスムーズ化
- 高圧洗浄→瓦表面の汚れを落とす
- 養生→シートとテープを使用して塗料の飛散を防ぐ
- 下地処理・下塗り→後から重ねる塗料の密着性を高める
- 中塗り・上塗り→厚みを出して耐久性をアップさせる
- 足場解体→足場を解体して作業完了
モニエル瓦を塗装する際の注意点とは?
モニエル瓦を塗装する際、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。以下では、塗装の際の注意点について確認しておきましょう。
専用の塗料を使用する
モニエル瓦は、他の瓦と比べても塗装が難しい素材です。一般的な塗料を使用してもすぐに剥がれてしまうため、専用塗料を使用しましょう。
スラリー層を完全に取り除く
モニエル瓦には着色セメント処理(スラリー層)が施されています。経年劣化によってスラリー層は徐々に表面に出てきて、はがれやすくなってしまうもの。
そのため、スラリー層は塗装前に完全に取り除きましょう。スラリー層をそのままにしたまま塗装をしても、塗料がすぐにはがれてしまいます。
- モニエル瓦専用の塗料で塗装をおこなう
- スラリー層を取り除いてから塗料を重ねる
モニエル瓦の塗装におすすめな専用塗料
モニエル瓦の塗装に適した塗料として、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?ここからは、モニエル瓦のメンテナンスにおすすめの専用塗料をご紹介していきます。
NTスラリープライマー
まずご紹介したいのが、日本特殊塗料が販売する「NTスラリープライマー」です。モニエル瓦用の下塗り塗料で、耐久性が高く、劣化症状のではじめた瓦の補強に役立つでしょう。
スラリー洋瓦シーラー
「スラリー洋瓦シーラー」とは、水谷ペイントが販売する塗料のこと。モニエル瓦用の下塗り塗料であり、1液型で無希釈の塗料です。
マイティーシリコン
オリエンタル塗料工業株式会社が販売する上塗り塗料の「マイティ―シリコン」もおすすめ。下塗りを必要としないモニエル瓦用の2液型シリコン塗料なので、塗装プロセスを短縮できます。
超低汚染リファイン500Si-IR
「超低温リファインアステック500Si-IR」は、ペイントジャパンが販売する上塗り塗料。高い耐候性がある2液型シリコン塗料で、モニエル瓦にも対応しています。
モニエル瓦の塗装・葺き替えにかかる費用
モニエル瓦の補修やメンテナンスをおこなうにあたって気になるのが、費用はいくらかかるのかということでしょう。
ここからは、モニエル瓦の塗装と葺き替えにかかるおおよその費用についてチェックしていきましょう。
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モニエル瓦の塗装費用の目安
モニエル瓦の塗装の場合、費用は30坪程度で40〜90万円ほどです。他の瓦と比べても特段高くなく、平均的な価格帯だと言えるでしょう。
モニエル瓦の葺き替え費用の目安
モニエル瓦の葺き替え工事を行う場合、費用は30坪程度で120〜240万円ほどかかります。
- 塗装費用→30坪で40-90万円
- 葺き替え→30坪で120-240万円
モニエル瓦のメンテナンスを依頼する業者の選び方
モニエル瓦の補修が必要になった場合、どのような業者を選べばよいのでしょうか?なかには悪質な業者もいるため、業者選びは慎重に行いたいもの。
そこで以下では、モニエル瓦のメンテナンスを依頼する業者の選び方のコツについてご紹介していきます。
相見積もりで探す
複数の業者に見積もりを依頼することで、費用や工事内容を比較しましょう。相見積もりを通じて、適正な価格で適切な工事を行う業者を見極めることができます。
ただし、注意したいのが「安ければいい」というわけではないということ。他の業者と比べて明らかに安すぎる見積もりをだしてくる業者の場合、追加費用を後から請求されたり、あるいは作業が雑である可能性もあるのです。
また大手のハウスメーカーの場合、作業そのものは中請け業者に依頼することが多く、そのために余計なお金がかかって施工費用が高くなりがち。
他方で、自社工事をおこなっている地元密着型の企業は中請け業者を利用しないため、施工費用を安く抑えることが可能です。
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モニエル瓦の施工実績がある業者
モニエル瓦はすでに生産中止となっているため、施工したことがある業者は多くありません。
まったく施行実績がない業者に依頼した場合、モニエル瓦のメンテナンスを適切におこなえるか疑問符が付くでしょう。
そのため施行実績を確認すること、できるならば写真付きで事例を見せてもらうことが必要です。
- 複数の業者に見積もりを出して比較・検討する
- 施行実績が多い業者を見極める
モニエル瓦の修理は信頼できる業者に依頼しよう
今回はモニエル瓦のメンテナンスについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?
現在生産・販売が終了したモニエル瓦を適切に取り扱える業者は少なく、メンテナンスや補修工事にあたっては施行実績が豊富な優良業者を選ぶことが大切です。
口コミなどを参考にして、信頼できる業者に依頼しましょう。
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