DIYでの屋根修理の方法【保存版】費用や注意点も詳しく解説!

屋根材の種類によって耐用年数やメンテナンスの頻度は大きく変わってきます。雨漏りなどのリスクを防ぎ美しい外観を保つためには、劣化症状や破損が生じたら早いうちに屋根の補修・修理を行うことが大切です。

しかし業者に依頼すると費用が大きくなってしまいます。DIYでできることならDIYで補修をして、工事にかかる費用を浮かせたいものです。

そこでこの記事では、DIYで屋根修理をする方法やよくある疑問について徹底解説しています!屋根の修理を自分でやってみたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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屋根修理の前に!確認すべきチェックポイント

屋根修理の前に!確認すべきチェックポイント
DIYでの屋根修理をおこなうにあたっては、事前にデメリットをきちんと把握する必要があります。同時に、少しでも失敗や怪我・事故のリスクを下げるために注意事項をチェックすることも大切。

確認すべき事項を見落としたままDIYに着手してしまうと、屋根修理がうまくいかない可能性が高いからです。そこでここからは、屋根修理を自分でする前に必ずチェックすべきポイントについて見ていきましょう。

どんな屋根材が使われているか

まず確認しておきたいのが、ご自宅の屋根材の種類です。屋根材と一口に言っても、スレートや金属、瓦などその種類はさまざま。

それぞれ工事方法が違うため、ご自宅に適した屋根材を把握する必要があります

自分で識別が難しい場合、もしも施行業者と連絡が取れるのであれば、どの種類・メーカーの屋根材を使用しているかを尋ねるのもひとつの手でしょう。

適切な修理方法はなにか

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屋根材や破損状況によって、適切な修理方法は異なります。修理方法を間違えると費用がかさんだり、さらに破損状況を悪化させてしまうことに…。

修理方法がわからない場合は、インターネットなどを駆使してきちんと調べる必要があるでしょう。逆に言えば、適切な修理方法が自分で判断できない場合はDIYでの修理を諦め、プロの業者に任せたほうがよいと言えます。

パターン別!DIYでの屋根修理の方法

パターン別!DIYでの屋根修理の方法
必要な道具を揃えたならば、実際に屋根修理をおこないましょう。しかし、具体的にどのような方法で屋根の修理をすればよいのでしょうか?

ここからは、パターン別にDIYでの屋根の修理方法をご紹介していきます。

漆喰の劣化

漆喰に劣化症状がでている場合、古い漆喰を取り除いてから補修をおこないましょう。

ひび割れなどの劣化症状を放置していると、雨漏りをはじめとするトラブルの原因になりかねません。

瓦の破損


瓦が壊れている場合は、新しいものと交換する必要があります。放置していると破損した瓦の一部が風や雨で屋根から落ち、事故を起こしてしまう可能性もあるでしょう。

また、雨漏りなどのリスクもあ高まるので早めに交換するのがベターです。まずは割れた瓦を引き抜き、撤去しましょう。そしてハンマーで交換用の瓦のツメをとり、既存の瓦の間に差し込むようにして慎重に入れ込みます。

交換用の瓦のサイズが既存の瓦とマッチしていない場合は、サンダーなどを使用して微調整をしてみてください。なお、作業にあたっては、手を怪我しないように軍手が必須

スレートのひび割れ

スレートは屋根材のなかでも軽量かつ安価であるというメリットをもっていますが、その反面割れやすいというデメリットも。

ひび割れなどの劣化症状がでた場合は、スレートの交換や補修をしましょう。高圧洗浄機やホースで表面の汚れを落とした後、ルーフキーパーを使ってひびを埋めるようにして補修をおこなってください。

なお、修理箇所以外のスレートを強く踏んで余計なひび割れを起こさないように、注意が必要です。

塗装の剥がれ

塗料 白
塗装が経年劣化や雨風などの影響で剥がれた場合は、塗料とローラ・刷毛を使用して塗り直しましょう

まずは養生作業をしたうえで、高圧洗浄と下地補修(ケレン)をおこないましょう。その次に、塗料が密着するように接着剤的な役割を果たしてくれる下塗りをおこない、中塗りと上塗りをすれば完成します。

チョーキング

チョーキングとは屋根材の表面が粉をふいた状態のこと。補修が必要な劣化症状のひとつで、触るとザラザラとした粉末状の汚れが指につくのですぐにわかります。

チョーキングの場合も、塗装の剥がれと同じような手順で塗り直しをおこないましょう。

屋根塗装の方法

ここでは屋根塗装の一般的な手順をお伝えしていきます。

STEP.1
必要な道具を準備する
塗装に必要な道具を用意します。
STEP.2
足場を設置する
業者に依頼して足場を設置します。
STEP.3
屋根を洗浄する
高圧洗浄機で屋根を洗います。塗料が付着しやすくするためです。
STEP.4
養生する
養生することで、塗らない場所を保護します。
STEP.5
下地処理
屋根の補修やケレンをしていきます。
STEP.5
下塗り
錆止め処理や、下塗り材を塗って中塗りの密着性を高めます。
STEP.5
中塗り
屋根を保護する中塗り材を塗装します。
STEP.5
上塗り
屋根を保護する上塗り材を塗装します。中塗り剤と同じ塗料を使います。
STEP.5
足場解体
足場を解体して清掃します。

DIYでの屋根修理に必要な道具とは?

DIYでの屋根修理に必要な道具とは?

DIYで屋根を補修するときには、必要な道具があります。ここでは、屋根補修で必要な道具の主なものをご紹介していきます。

屋根修理は高所での作業になるため、DIYだと落下や怪我のリスクが高いのがネック。だからこそ、足元が安定した状態で安全に作業にとりかかれるように、足場を設置することが肝心です。

ただ、足場の組み立てには多くの道具が必要ですし、何より素人が正確かつ安全に組み立てをおこなうのはハードルが高いもの。そのため、足場一式を購入して自分で組み立てを行うのではなく、足場専門の業者からレンタルをして組み立てまでしてもらうのがおすすめです。

屋根材の塗装が剥がれて自分で塗装をおこなう場合は、塗料が必須。既存の屋根に使用しているのと同じ塗料を使用したほうが、仕上がりに統一性がでるのでおすすめです。

ただし、施工業者に問い合わせをしなければ塗料のメーカーや種類・色を把握することはできないでしょう。また、業者を経由しなければ入手が難しい塗料もあります。そのため、ホームセンターや通販サイトで既存の屋根の色に近い塗料を探し、購入するのもおすすめです。

塗装をするためには、塗料に加えて塗装道具も不可欠。たとえばローラーと刷毛は必須中の必須アイテムです。

羊毛ローラーや砂骨ローラーで広い範囲を塗り、これらの道具では綺麗に塗料を塗るのが難しい細かい部分には刷毛を使用しましょう。ローラーも刷毛も、ホームセンターや通販サイトで購入できます。

屋根材の部分補修や交換をおこなうならば、新しい屋根材が必要になります。ご自宅の屋根がどのような種類・メーカーの屋根材を使用しているのかを把握したうえで、建築材料を専門に取り扱っているお店などで購入しましょう。

屋根のDIYは高所での作業になるため、万が一足を滑らせて落下してしまっては大変です。とりわけ素人が屋根の修理をおこなう場合は慣れていないため、怪我や事故を起こしてしまうリスクが高いでしょう。

その点、安全帯を使用していれば落下のリスクを減らせます。安いものであれば、通販などで5000~6000円ほどで購入できるので、必ず入手しておきましょう。また、安全帯に加えて安全靴を用意するのもお忘れなく。

普通の靴で高所に上ると足元が滑ったり、破損した屋根のかけらなどで怪我をしてしまいかねないからです。

塗装にせよ屋根材の交換にせよ、屋根の汚れをしっかりと落としてからでないと塗料や屋根材が定着しません。そのため、作業前に高圧洗浄機やホースで汚れを落とす必要があります。高圧洗浄機は、安いものであれば5000~6000円ほどで購入が可能です。

なお、修理や補修を行う部位が限られていたり、高圧洗浄機が必要ないほどの軽微な汚れである場合は、ホースを使って汚れを落としてもOKです。なお、屋根材のなかでも波型のスレートは汚れがつきやすいため、ホースよりも高圧洗浄機を使ったほうがよいでしょう。

高圧洗浄を行って屋根表面の汚れを落とした次は、下地補修(ケレン)をおこなう必要があります。サビなどが付着したままの状態だと、塗料や新しい屋根材が定着しにくくなるからです。

サンドペーパーやスクレーバーなどを使って、少しずつ表面にこびりついたサビや頑固な汚れを落としていきましょう。

塗料の飛散防止のために、養生シートとマスキングテープも必ず用意しましょう。養生シートがない場合、ビニールシートでも代用が可能です。

また、作業範囲が狭い場合はマスカーを使うのもよいでしょう。マスカーは養生シートとマスキングテープがひとつになった便利なアイテムなので、素人でも簡単に養生作業を行えます。

屋根修理にかかる費用の相場は?【業者・DIY】

屋根修理にかかる費用の相場は?【業者・DIY】
費用を抑えるためにDIYで屋根修理をしたいと考えている方も少なくないはず。ですが、修理内容や範囲によっては、DIYと業者に依頼した場合とで費用にさほど差がない場合もあります。

そこで以下では、屋根にかかる費用の相場をそれぞれ詳しく見ておきましょう。

漆喰の補修

業者 1平方メートルあたり1万円
DIY 1平方メートルあたり2,000〜6,000円

漆喰の補修では、業者に依頼した場合とDIYで修理を行う場合の費用の差は4,000~8,000円(1平方メートルあたり)ほどです。

瓦の交換

業者 1枚あたり9,000円
DIY 1枚あたり2,000〜5,000円

もちろん、瓦の交換は自分でおこなったほうが費用を抑えられるものの、初心者には難易度が高いため、業者に依頼したほうが無難だと言えます。

スレートの補修

スレート

業者 1平方メートルあたり8,000円
DIY 1平方メートルあたり2,000〜5,000円

スレートの補修に関しても、業者に依頼したほうが高くつきます。修理が広範囲に及ぶ場合、コストカットのためにDIYをおこなうのもひとつの手でしょう。

塗装

業者 ・1平方メートルあたり5,000円〜1万円

・30坪の住宅の全面塗装なら40〜70万円

DIY ・1平方メートルあたり2,000〜5,000円

・30坪の住宅の全面塗装なら20〜40万円

全面塗装に関して言えば、業者に依頼するのとDIYとでは最大で30万円ほどの差が生じます。ただし、自社工事をしてくれる優良な業者を見つけることができれば、DIYとほぼ同じ費用で修理が可能でしょう。

屋根修理をDIYでおこなうメリット

そもそも、屋根修理を業者に依頼せずに自分でおこなうことにはどのような利点があるのでしょうか?「業者に依頼したほうがよいのでは?」と感じている方も少なくないはず。

そこでまずは、屋根修理を自分でおこなうメリットについてチェックしておきましょう。

費用を安く抑えられる

価格で選ぶ
屋根がどのような状態であり、どのような補修が必要かによっても変わってきますが、自分で修理を行った場合、うまくいけば業者に依頼するよりも費用が安くなります

とりわけ、過去に外装塗装工事のアルバイト経験がある方ならば手際よく屋根修理をDIYでできるため、場合によっては数万円から数十万円ほどの出費を抑えることも不可能ではありません。

詐欺にあわない

少数ではありますが、外装塗装業者のなかには悪質な業者もいます。作業自体はきわめていい加減であったにもかかわらず、相場よりもずっと高額な料金の支払いを要求されたというケースもあるほどです。

その点、DIYで屋根の修理を行った場合、そもそも業者に依頼しないため詐欺に遭ったり騙されることがありません

屋根修理をDIYでおこなうデメリット

DIYでの屋根修理にはもちろんメリットもありますが、デメリットが多いのもまた事実。デメリットをよく知らないまま、安易に屋根修理をDIYでおこなうのは危険です。

「こんなことになるなんて思わなかった」と後悔したり、修理そのものに失敗してしまうケースも少なくありません。

そこでここからは、事前に知っておきたい屋根修理をDIYでおこなうデメリットについて詳しく見ていきましょう。

高所の作業になるため危険性が高い

自分で屋根の修理を行うデメリットとしてまず挙げられるのが、危険性が高いということ。外壁の補修と違い、屋根の修理の場合は高所での作業になるため、足を滑らせて落下してしまうリスクがあります

落下しても労災などの補償がなく、治療費から入院費・通院費に至るまでのすべての出費を自分で賄わなければなりません。修理費用を節約するつもりが、結果的に高くついてしまうでしょう。

何より、最悪の場合は以前のように体を動かせなくなったり、打ち所が悪ければ命を落としてしまう可能性もゼロではありません。

そのため、少しでも不安や懸念材料があるならばDIYをせずに、業者に依頼して屋根修理をしてもらったほうがよいでしょう。

業者に最初から依頼したほうが安くなることがある

「DIYで屋根修理をすればコストをカットできる」と思っている方も少なくないでしょう。ですが、それはあくまで適切な方法で修理ができた場合に限られます。

屋根の状況や方法にもよりますが、外装塗装工事の経験がまったくない素人が屋根の修理を適切におこなうの難しいものです。

DIYで失敗すると業者に依頼をしてやり直してもらわねばならないため、二度手間になり、費用がむしろ増えてしまうでしょう。

屋根を破損してしまうことがある

難しい
自分で屋根修理をおこなった人からは、「足元でパキッという音がしたので下を見てみると、足で踏んだ部分をひび割れさせてしまっていた」という失敗談も寄せられています。

屋根材の種類にもよりますが、たとえば化粧スレート屋根はデリケートで割れやすいため注意が必要。本来修理が必要ない箇所の屋根材に踏み割れを起こすと、余計な作業と費用がかかってしまいます。

とりわけ、初心者は慣れない作業をおこなっている最中に足元を強く踏んでしまいやすいでしょう。

近隣からのクレームが来やすい

DIYで屋根修理をおこなった場合、専門の業者がやっているわけではないので近隣住民が不安がり、クレームが来やすくなることも事前に知っておく必要があるでしょう。

たとえば養生作業は素人が適切におこなうのは意外と難しく、近隣の住宅や車などに塗料が飛散してしまい、弁償を余儀なくされるケースもあります。

また、素人のDIYでは必要最低限のものしか揃えないケースが多く、作業音を軽減するための防音シートなどを用意しないため、騒音で近所に迷惑をかけてしまうでしょう。

隣の住宅との距離が近い場合には、塗料の臭いで迷惑をかけてしまうこともあるのです。

二次被害が生じる可能性も

リスク
古くなった瓦の取り換えを適切にしたつもりでも、初心者がDIYで屋根修理をおこなった場合、瓦が屋根にきちんと固定していなかったというケースも。

この場合、少し強い風が吹いただけで落下してしまいかねません。落下した瓦がが人やモノに当たってしまうと、取り返しのつかない大変なことになるでしょう。

保険が適用できなくなってしまう可能性も…

自然災害によって住宅に損害が出てしまった場合、その補修の際には火災保険が適用される場合があります。火災保険の適用によって、業者に頼んだ場合の自己負担費用が軽くなります。

しかし、DIYで補修を行ってしまうと、火災保険の適用ができなってしまう可能性があり、リスクが大きくなってしまうので、注意が必要です。

DIYで屋根修理をおこなう際の注意点!

DIYで屋根修理をおこなう際の注意点!
屋根の修理は足を滑らせ安い高所での作業になるため、細心の注意を払う必要があります。ここでは、安心安全に作業がおこなえるように注意すべきポイントについてチェックしておきましょう。

落下しないよう十分気を付ける

屋根の上は非常に滑りやすいため、常に気を抜かずに作業をおこないましょう。屋根から落下すると、最悪の場合命に関わるような重大な事故になりかねません。

とりわけ、雨が降った翌日や湿気の多い日は落下のリスクが高まるため、日を改めましょう。滑りやすい靴を履かないこと、安全帯や安全靴を使用することも必要です。

「自分は大丈夫」という油断が事故を招くので、少しでも不安を感じたらDIYを諦めて業者に修理をしてもらいましょう。

安全に気を付ける

落下以外にも危険があります。

手を傷つけてしまう可能性もありますし、転倒してしまう可能性もあります。作業をする際には安全に気を付け、動きやすい服・靴を身につけたうえで、ヘルメットや軍手なども忘れずに身につけましょう

また、1人で作業を行わず、複数人で作業をするのもおすすめです。

他の場所を傷つけないよう注意

メリット
作業中に修理箇所以外の場所を傷つけたり、踏んでひび割れを起こしてしまわないように注意しましょう。塗装をおこなう際には他の場所に塗料が飛び散らないように、養生シートを使用する必要があります。

想像以上に塗料が飛散してしまうことも多いため、作業をする場所だけでなく、屋根全体を覆うようにして養生シートを設置するとよいでしょう。

ブルーシートを放置しない

屋根の破損による雨漏りを防ぐ最もシンプルな方法として、ブルーシートを被せておくというものがあります。

このブルーシートですが、設置が簡単なように思えて、実はテクニックが必要だとも言われています。プロの設置したブルーシートであれば、しばらく耐えうるものの、素人の設置では、隙間からの雨の侵入を防ぎきれないことも。

雨の侵入を防ぎきれないだけでなく、浸入した雨がブルーシートで覆われていることによってなかなか乾燥せず、内部の腐食やさびを進行させてしまいます

ブルーシートはあくまでも応急処置。早いうちに業者に補修依頼をしましょう。

屋根修理は業者に依頼するのがおすすめ

屋根修理は業者に依頼するのがおすすめ
DIYで屋根修理をおこなえないわけではありませんが、メリットとデメリットを総合的に考慮すると、業者に依頼したほうが無難です。

ここからは、その理由について詳しく見ていきましょう。

短期間で修理が完了する

外装塗装工事経験のない初心者がひとりで作業するDIYだと、業者に修理を依頼した場合よりも3倍〜6倍もの期間がかかってしまいます

時間がかかればかかるほど、怪我や事故のリスクも高くなるでしょう。また、時間と労力をかけて屋根の修理を完了できたとしても、その間に雨漏りなどのトラブルが生じてしまうことも。

せっかくの貴重な休日を台無しにしてまで、またリスクを冒してまでDIYするよりも、業者に任せて短期間で屋根修理を終わらせたほうが得策です。

火災保険が適用される場合がある

保険
自然災害による破損であれば、火災保険で全額補償されるケースもあることをご存知でしたか?

火災や落雷、台風などの強風や豪雨・雪などの自然災害で屋根が破損したのであれば、火災保険の適用も可能です。

全額保証の場合は0円で屋根の修理ができるため、DIYをおこなうよりもずっとよいでしょう。ただし、経年劣化で屋根が破損した場合には適用されません。

また、火災保険を適用してリフォームを行う場合、あくまで原状回復に留まるため、よりグレードの高い瓦や屋根材を使用したり審美性を高めることはできないことも知っておきましょう。

コチラの記事では火災保険について詳しく条件や申請方法を解説しています。実際の事例もいくつか紹介しているのでぜひご覧ください。
外壁塗装に火災保険が適用になる条件とは?申請のポイントや注意点まで解説

安全のために屋根の修理は業者に依頼しよう

今回は屋根修理のDIYについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?これまで外壁塗装のアルバイトなどの経験があり、範囲が一部に限られていて破損や劣化症状がさほどひどくないのならば、DIYで屋根修理を行うことは可能です。

DIYで屋根修理をすることで、コストを低く抑えることも可能です。ただし、高所に上って作業をおこなわなければならないため、安全面で懸念があったり、あるいは思ったような綺麗な仕上がりにならず結局業者に修理し直してもらうというケースも…。

また、修理に必要な道具を一式揃えなければなりませんし、屋根の状態に合わせて適切な補修方法を選ばなければならないため、素人がDIYで屋根の修理をおこなうのはややハードルが高いと言えるでしょう。

屋根修理の知識や技術に不安がある場合には、最初から業者に依頼しておいたほうがかえって安くつきます。相見積もりを通じて適正価格で修理をしてくれる業者を見極めること、口コミなどをもとに優良業者を探すことで、安心して屋根修理を依頼できるでしょう。

 
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