サイディング工事の流れを詳しく解説!工期や費用はどれくらい?

サイディングは今や日本家屋の9割を占める外壁材の一種です。サイディングはたくさんの種類がありますが、経年劣化をするものが大半です。そのため、定期的にメンテナンスや工事を行うことが大事

しかし、「サイディングの工事ってどんな感じなの?」「工期や費用はどれくらいかかるの?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、この記事ではサイディング工事の流れを詳しく解説していきます。工事の流れや費用、工期などについても詳しく解説していきますのでサイディング工事をお考えの方は必見です!

この記事でわかること
  • サイディング工事の詳しい流れ
  • サイディング工事にかかる費用・工期
  • サイディング工事を依頼する業者の選び方
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サイディング工事の流れを詳しく知りたい!

サイディングの工事をしたいけど、そもそもサイディングって何?といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方の為にまずはサイディングとは何かを解説していきます!

そもそも「サイディング」とは

そもそもサイディングとは、外壁に使う板状の素材のこと。樹脂製や金属製など様々な種類があります。

壁の広さに合わせて「サイディングボード」をカットし、それぞれのつなぎ目をしっかりと埋めます。そうすることで、板の貼り合わせであっても雨漏りや剥がれを防止することができる外壁材の一種なのです。

また、工事費用が安価な上に耐天候性に優れていることや種類・デザインの豊富さから現在の住宅では使用率が9割と言われるほど普及している外壁材でもあります。

サイディングには以下の4種類があります。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 木質系系サイディング
  • 樹脂系サイディング

種類によって特徴やメリット・デメリット、耐用年数などが異なるので、目的に合った種類のサイディングを使用することが大切です。一般的には、サイディングの耐用年数は20年~40年程度となっています。

価格や施工にかかる費用も種類や素材によって異なるので、コスト面も合わせてどのサイディングを使用するか検討する必要があります。

まとめると…
  • サイディングとは外壁に使う板状の素材のこと
  • 工事費用が安価でデザインなどが豊富
  • 種類によって特徴や耐用年数などが異なる

サイディングの種類やそれぞれの特徴について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
サイディング外壁とは?種類やメリット&デメリットまで徹底解説!サイディング外壁とは?種類やメリット&デメリットまで徹底解説!

サイディングの工事方法は2種類

サイディングの工事方法は主に2種類あります。それぞれについて簡単に解説していきます!

①張り替え

既存の外壁を剥がしてサイディングを貼る工法のことです。すでにある外壁を剥がしてサイディングを貼るので重ね張りより若干費用がかさみます

②重ね張り

既存の外壁の上からサイディングを張る工法のこと。今ある外壁材にそのまま重ねることができるので、張り替えよりも若干費用を抑えることができます

サイディング工事の流れ①張り替え

ここからは実際にサイディング工事を行う際の工事の流れについて解説していきます。

まずは張り替えで工事を行う場合の流れを見ていきましょう。

契約

まずは信用できるサイディング工事業者と契約を行います。

工期の設定や見積もり、デザインの選択などを詳しく決めていきます。

サイディング業者の選び方についても後ほど詳しく解説していきますので最後までご覧ください!

足場の設置

足場

実際に工事が始まると、まずはじめに行うのが足場の設置です。

高所でも工事ができるように足場を設置していきます。

家の大きさにもよりますが、足場を組むだけで大体丸一日程度かかります。

現在の外壁の撤去

足場を設置したら次に行うのが、既存の外壁を撤去する作業です。

新しいサイディングを張るためにすでにある外壁を剥がしていきます。

各部位のチェックと補修

塗装工事 業者

既存の外壁を撤去したら、剥がした外壁の内部をチェックしていきます

破損していないかどうかの確認や、実際に破損していた場合はここで補修作業を行います。

水切りやスターターを設置

一通り内部の補修が終わったら、いよいよサイディングを張り付ける準備を行います。

水切り、スターターと呼ばれる細部を先に取り付ける作業を行います。

水切り・スターターとは
水切り:雨水などが枠の下面を伝わって壁面に汚れを作らないように、また室内への水の浸入を防止するために設ける外壁材の一部。

スターター:サイディングを貼る際に基準となる定規のようなもの。使わない場合も。

サイディング本体を設置

水切りやスターターを設置し終わったら、いよいよサイディング材を設置していきます。

施工箇所に合ったサイズにカットしたサイディングボードを順に張り付けていきます。

シーリング処理

一通りサイディングボードを張り終わったら、ボード同士の間などにシーリング材を充填していきます

この作業のおかげで雨漏りなどを防げるという訳なんですね!

解体前に撤去したものを取り付け

シーリングの処理まで終わったら、解体前に外していた部品を完成後に再度取り付ける作業になります。

足場解体

最後に足場を解体して清掃したら張り替えの工事は完了となります!

まとめると…
  • 既存の外壁を撤去
  • 内部に損傷などがないかチェック
  • サイディングボードを貼り付けていく

こちらの記事でサイディング外壁の張り替えについてより詳しく解説しています。この後に紹介する重ね張りとの比較もしているのでぜひご覧ください!
サイディングの張り替え費用は?そのメリットを重ね張りと徹底比較!

サイディング工事の流れ②重ね張り

続いては重ね張りの工事の流れを解説していきます!

大まかな流れは一緒ですが、やはりもともとある外壁を剥がすかどうかという部分で違いが出てきます。

契約

まずは信用できるサイディング工事業者と契約を行います。

工期の設定や見積もり、デザインの選択などを詳しく決めていきます。

足場の設置

高所でも工事ができるように足場を設置していきます。

各部位のチェックと補修

破損していないかどうかの確認や、実際に破損していた場合はここで補修作業を行います。

下地を設置

サイディングを設置するために、下地材や防水シートを設置します。

サイディング本体を設置

施工箇所に合ったサイズにカットしたサイディングボードを順に張り付けていきます。

シーリング処理

コーキング シーリング

一通りサイディングボードを張り終わったら、ボード同士の間などにシーリング材を充填していきます

重ね張りの前に撤去したものを取り付け

シーリングの処理まで終わったら、解体前に外していた部品を完成後に再度取り付ける作業になります。

足場解体

最後に足場を解体して清掃したら重ね張りの工事は完了となります!

まとめると…
  • 既存の部位が損傷していないかチェック
  • 下地材や防水シートを設置
  • サイディングボードを貼り付けていく

サイディング工事の工期はどれくらい?

大まかにサイディング工事の流れがわかったところで、どのくらい工期がかかるのか気になる所ですよね。

それぞれ張り替えの場合と重ね張りの場合でまとめてみました!

張り替えの場合

張り替え工事の場合、工期はおよそ12〜17日ほどかかるのが一般的なようです。

重ね張りの場合

家 電卓

重ね張り工事の場合、工期はおよそ10〜14日ほどかかるのが一般的なようです。

どちらの場合でも天候などによって決まる

サイディング工事の工期は、環境や住宅の広さ、天候などによって左右されます
雨が多く降る時期などは工事期間も長くなってしまう場合が多いので、避けたほうが無難でしょう。

まとめると…
  • 張り替えの場合:およそ12〜17日程度
  • 重ね張りの場合:およそ10〜14日程度
  • どちらの場合でも環境や天候によって左右されるので注意

サイディング工事にかかる費用

サイディング工事にかかる工期や流れがわかったところで、次に気になるのはやはり費用ですよね。

費用はどのくらいかかるものなのでしょうか?ここで詳しく紹介していきます。

張り替えの場合

張り替え工事にかかる費用は、広さ30坪程度で200〜260万円程度です。

ですが、既存の外壁を剥がした際に見つかった内部の損傷の補修作業などにより、金額は変動するので注意しましょう。

重ね張りの場合

重ね張り工事にかかる費用は、広さ30坪程度で180〜240万円程度です。

この場合も張り替えと同じく、外壁に損傷などが見られた場合は変動があるので注意するようにしましょう。

まとめると…
  • 張り替えの場合:広さ30坪程度でおよそ200〜260万円ほど
  • 重ね張りの場合:広さ30坪程度でおよそ180〜240万円ほど
  • どちらの場合でも損傷の補修作業などで変動することもある

サイディング外壁の種類別・工法別の費用は、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
サイディングの価格相場を徹底比較!施工費用を安く抑えるポイントも紹介!

サイディング工事を依頼する業者選びのポイント

サイディング工事を業者に依頼するときは、どのような選び方をすれば良いのでしょうか。

ここでは、サイディング工事を依頼する業者の選び方についてお伝えしていきます。

相見積もりをする

見積書

業者に作業を依頼するときは、サイディングの工事に限らず、複数の業者から見積もりを取るようにしてください。複数の業者に見積もりを出すことで、費用面だけでなく工事内容や施工会社の対応なども比較検討することができます

サイディング工事の経験が豊富な業者を選ぶ

サイディング工事の業者を選ぶときには、サイディングを専門に取り扱うリフォーム業者施工実績が1,000件以上あるリフォーム業者が安心です。

サイディング工事を得意としていなかったり、極端に施工実績が少ない業者に依頼するとトラブルになることもあるので注意しましょう。

訪問営業をしている業者には依頼しない

訪問営業

ある日突然やってきて「外壁工事をしませんか?」と工事をすすめてくる訪問業者。きちんとした業者でも訪問営業を行うことはありますので一概にすべてが悪徳業者とはいえませんが、基本的に訪問営業は信用しないに越したことはありません

訪問営業をしなければならないということは、それだけ客足が遠のいているとも考えることができます。本当の優良業者は、口コミなどを通じてお客さんのほうからやってくるものです。

絶対に信用してはいけない、とまではいいませんが、少なくともその場で契約することだけは避けたほうがよいでしょう

まとめると…
  • 相見積もりをして費用面以外も比較しよう
  • サイディングの工事実績が豊富な業者を選ぼう
  • 訪問営業は信用しないようにしよう

サイディング工事は費用も時間もかかるもの!業者は信用のできるところを選ぼう

ここまでサイディング工事について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?

サイディング工事には張り替えと重ね張りの2種類があり、工期や費用もどちらの工法を使用するかによって差が出てきます。

また、サイディング業者を選ぶときには必ず相見積もりを行い、費用面以外の比較も忘れないようにしましょう!

サイディングではなく外壁塗装もお考えの方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

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