ウッド・木目調サイディングでおしゃれな外壁に!おすすめの材質や価格を紹介

外壁は、家全体の雰囲気やイメージを大きく左右する重要なパーツ。高価な外壁を使用すれば、簡単に高級感のある外壁に仕上げることはできます。

しかし、コストを抑えつつもおしゃれで高級感のある外壁に仕上げたいならば、木目調(木目風デザイン)のサイディングがおすすめです。

ただ、「木目調のサイディングはどんな種類があるの?」「他の素材と比べてどれくらいのコストがかかるの?」と疑問を抱いている方も多いことでしょう。

木目調のサイディングにはさまざまな種類・コストのものがあるので、ご自身のお好みやご予算にピッタリと合うものを見つけやすいのです。

ぜひ木目調のサイディングを使って、外壁をおしゃれに変身させてみてはいかがでしょうか?

この記事でわかること
  • 木目調サイディングの種類や特徴・選び方
  • 木目調サイディングの施工にかかる費用や業者選びのコツ
  • サイディング以外で「木目調」を再現する方法
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木目調のサイディング外壁の魅力とは?

木目調サイディングの魅力
近年、外壁のリフォーム時に木目調のサイディングを選ぶ人が増えてきていると言われています。

外壁材と一口に言っても、非常に多くの種類がありますが、その中でもなぜ木目調のサイディングは高い人気を集めているのでしょうか?

ここからは、木目調のサイディング外壁の魅力について詳しく見ていきましょう。

おしゃれで色々なデザインと相性が良い

木目調のサイディングの最大の魅力と言っても過言でないのが、そのデザインのおしゃれさです。

他の外壁材に比べると、木目調はナチュラルなデザインになっているところが魅力的。周囲に溶け込みやすく、上品でシックな外壁に仕上がります。

また色に関して言えば、木目調のサイディングはベージュやブラウンなど落ち着いた色をしているものが多いため、外壁の他の部位や周囲の景色とマッチしやすいと言えるでしょう。

ナチュラルな中にも高級感が感じられる上に、サイディングということで他の外壁材と比べて金額的に手軽なのも人気の秘訣です。

落ち着いた雰囲気が出せる

木材の模様により、落ち着いた雰囲気が出せるというのも木目調サイディングの魅力として挙げられるでしょう。ダークブラウンなど、暗めの色をチョイスすれば、落ち着いた雰囲気と高級感のある外壁を演出することができます。

サイディングは少しチープな印象を与えてしまうようなデザインのものもありますが、木目調のサイディングであれば手軽にシックな雰囲気を醸し出せるのです。

温かみを出せる

深みのあるダークブラウンの木目調サイディングを選べば、高級感や落ち着いた雰囲気を演出しやすいですが、ベージュなど明るめの色を選べば、温かみのあるデザインに仕上げることができます。

寒冷地にお住まいの場合、外壁が暗いと気分までどんよりとしてしまうでしょう。そのため、あえて温かみのある木目調のサイディングを選ぶことで、暖かさを感じさせる外壁にするご家庭も多いのです。

とりわけ、カフェのような店舗では、外壁などのデザインによって入店しやすい雰囲気を演出することが肝心。

道行く人に親しみを感じてもらい、入店を促すために、温かさの感じられる木目調のサイディングを使用すると効果的です。

実際の木材を使用するよりも安い

「木目調」のサイディングはあくまで木目「風」。必ずしも「木材」でできているとは限りません

もちろん実際の木材を用いた「木質系サイディング」を使用すれば木の風合いを思う存分感じることができますが、木材の外壁は現代では珍しいため、一般的なサイディングよりも費用が高くなってしまいます。

一方で木目調、つまり木目風の柄を再現したサイディングであれば、本物の木材を使用するよりもお手軽に雰囲気を楽しむことができるのです。

まとめると…
  • 木目調のサイディングは他の部位や周辺の景観とマッチしやすい
  • 落ち着いたシックなデザインに仕上がる
  • 温もりを感じさせる外観になる
  • 木材以外のサイディングを選べば比較的安価に施工できる

木目調のサイディングの種類と特徴

サイディングの種類木目調のサイディングと言ってもいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。「木目調サイディングで外壁をリフォームしたいけれど、どの種類を選べばいいのかわからない」という方も多いことでしょう。

そこでここからは、木目調サイディングの種類と特徴について解説していきます。

木目調サイディングは3種類

木目調のサイディングは、その材質によって次の3つの種類に大別できます。

  1. 窯業系サイディング
  2. 金属系サイディング
  3. 木質系サイディング

以下では、それぞれの種類の特徴について詳しく見ていきましょう。

窯業系サイディング

木目調 窯業系サイディング窯業系サイディングとは、セメントと木質系成分を混合した外壁材のことです。日本の住宅の外装の中で最もシェアを占めているサイディングの種類であり、他のものと比べると安価で購入しやすいという特徴があります。

また、温かみのあるナチュラルなベージュカラーから、落ち着き感と高級感のあるダークカラーまで、さまざまな色を選べるのも窯業系サイディングならではと言えるでしょう。

窯業系サイディングのメリット

窯業系サイディングのメリットとしてまず挙げられるのが、カラーだけでなくデザインのバリエーションも豊富であるということ。

シックなデザインからナチュラルでデザインまで、お好みに合わせてデザインを自由に選べます。また、サイディングの中でも最もメジャーで大量に流通しているため、価格を低く抑えられるというのも魅力的。

初期費用が安いだけでなく、メンテナンス時も他の外壁材と比べると安価だと言えるでしょう。

窯業系サイディングのデメリット

木質系の外壁材ならば熱を逃しやすく、通気性にも優れているものですが、窯業系サイディングはどうしても熱が溜まりやすいのがデメリット。

また耐水性も低いため、外壁塗装などのこまめなメンテナンスが必須となります。

金属系サイディング

金属系サイディングとは、断熱材に金属メッキを施した外壁材のことです。ガルバリウム鋼板などの表面に、木目模様のシートを張り付けた状態になります。

金属でできているので比較的丈夫で経年劣化の影響を受けにくく、メンテナンスにさほどコストがかからないという特徴ももっています。

金属系サイディングのメリット

では、金属系サイディングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?特筆すべきは、軽量であり安価であるという点です。

そのため、外装のリフォーム工事で費用を抑えたい時におすすめしたいサイディングの種類だと言えるでしょう。また、軽量であるがゆえに家本体に負担を与える心配もありません。

金属系サイディングのデメリット

表面に木目調のプリントを張り付けた状態の金属系サイディングは、木質系材質を用いた外壁材と比べるとどうしても金属の質感が出てしまいます

そのため、「高級感のあるシックな外壁に仕上げたい」「おしゃれなデザインを追求したい」という方にはあまり向いていない外壁材だと言えるでしょう。

加えて、金属ゆえに熱に弱い・錆びやすいというデメリットも…。直射日光を受けやすい・塩害を受けやすいなどの立地条件では劣化しやすいので、注意が必要です。

木質系サイディング

木目調サイディングの中で最も木の温もりやナチュラルさが感じられるのが、木質系サイディング。天然木を加工した外壁材になります。

天然木を使用しているだけあってコストは高めになりますが、外壁のデザイン性にこだわるならば、断然木質系サイディングがおすすめです。

木質系サイディングのメリット

木質系サイディングの最大のメリットは、木材の質感を直に味わえるということ。

金属系サイディングと比べると、ずっとナチュラルで美しい仕上がりになります。「多少お金がかかっても高級感のある木目調の外壁にしたい」という方にピッタリでしょう。

木質系サイディングのデメリット

劣化した木材天然木を材質としているだけに、木質系サイディングは経年劣化しやすいというデメリットを併せ持っています。

年を経ることで味の出た風合いになるというメリットとして捉えることも可能ですが、メンテナンス期間が比較的短く、コストもかかりやすいと言えるでしょう。

また、木質であるということはその分火に弱いということであり、防火性という点では他の種類と比べると劣ります。

まとめると…
  • 木目調サイディングは窯業・金属・木質系の3種類ある
  • 窯業系はデザイン豊富だけれど熱が貯まりやすい
  • 金属系は安価なもののデザイン性で劣る
  • 木質系は高級感があるものの防火性が弱い

サイディングの種類や特徴について興味のある方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
サイディング外壁とは?種類やメリット&デメリットまで徹底解説!サイディング外壁とは?種類やメリット&デメリットまで徹底解説!

木目調のサイディング外壁にする方法

施工までの流れここまで見てきたように、木目調サイディングにはいくつかの種類があり、それぞれ異なるメリットとデメリットを持っています。

それでも、木目調のサイディング外壁は他の外壁材と比べるとさほど費用がかからずに高級感やおしゃれ感を演出できるので、費用対効果の面で優れていると言えるでしょう。

では、外壁を木目調のサイディングにするにあたって、どのような点を検討すればよいのでしょうか

どんな家にするかイメージを固める

まず大切なのは、どのようなデザインの家にしたいのか具体的にイメージをするということ。耐久性を重視するのか、それとも周囲の景観に溶け込むようなデザインにしたのかなどを考えてから、外壁の材料を選びましょう。

とりわけ、木目調は素材の色をそのまま使用するケースが多いので、理想の状態に仕上げるためには色選びが重要になってきます。

自分ではどの材料を選べばよいのか判断がつかない場合には、塗装業者に具体的な家のイメージを伝え、材料について相談をするとよいでしょう。

周辺環境を確認する

デザイン性を重視するあまり、耐久性を度外視してしまうのは考えものです。

木材を使う外壁は経年劣化しやすいというデメリットを持っているため、たとえば塩害が起こりやすい地域などでは、耐久性が低下するリスクを考える必要があるでしょう。

劣化が激しいと予想される地域にお住まいの方は、木材にこだわらず窯業系などの木目調サイディングを用いることをお勧めします。

業者を探す

どのような家にしたいのか具体的なイメージが固まったならば、サイディング外壁を施工できる業者を探しましょう。

木質系サイディングを希望する場合、これを扱っている業者は多くありません。また、取り扱いをしている業者であっても、施工数や実績がほとんどないケースも少なくなく、そのような業者に依頼をすると満足行く仕上がりにならない可能性もあるでしょう。

あくまで「木目調」のサイディングでOKということであれば問題ありませんが、木材を使用したい場合はインターネットや口コミサイト、電話帳などを通じて試行数の多い業者を探すのがベストです。

業者と契約する

見積書できるならば、業者は2社以上探し、希望を伝えてそれぞれに見積もりを出してもらいましょう。業者によって、見積もり価格に大きな差が出ることもあります。

予算の範囲内かどうか、適切な価格であるかどうかを吟味した上で、納得できる見積もりを出した業者と契約書を取り交わし、工事をしてもらってください。

工事をする

サイディングの工事は、他の外壁材に比べて施工期間が短いというメリットがあります。具体的には、2週間程度が目安となるでしょう。

周辺の家と隣接している場合には、あらかじめ近所に菓子折りを持参して挨拶をすることをおすすめします。

まとめると…
  • 外壁に求める条件をクリアにする
  • 周辺環境に適した材質を選ぶ
  • 木材にこだわる場合は取り扱いのある業者を選び契約する

木目調のサイディングを材質別に徹底比較!

木目調サイディングの比較「木目調のサイディングに外壁を張り替えたいけれど、どれくらい費用がかかるのか不安」という方も少なくないはず。

そこでまずは、木目調サイディングの平均的な価格について確認しておきましょう。

価格の比較

種類 価格(1平方メートルあたりの材料費)
窯業系サイディング 4,200〜5,200円
金属系サイディング 4,300〜5,300円
木質系サイディング 5,200〜8,000円

窯業系サイディングや金属系サイディングの価格はさほど変わらず、安価な傾向にあります。

他方で、木質系サイディングは天然木を使用しており、より審美性に優れているため、その他の種類と比べると1.5倍~2倍ほど高くなることも。

サイディング材の費用についてさらに詳しく知りたい方には次の記事もおすすめです。ぜひご一読ください。
サイディングの価格相場を徹底比較!施工費用を安く抑えるポイントも紹介!

デザインの比較

では、デザインに関しては種類によってどのような違いがあるのでしょうか?

種類 デザイン性 特徴
窯業系サイディング 高い 木材に近い質感
金属系サイディング 低い 金属感が拭えない
木質系サイディング 最も高い 木材そのものの質感

デザイン性の高さを重視するならば、木質系サイディングがおすすめ。その反面、コストは高くなります。

一方で、金属系サイディングはナチュラルな質感がなく審美面では劣るものの、軽量で家に負担をかけることがなく、安価であるというメリットが。

また、窯業系サイディングはコストを抑えながら木材に近い質感に仕上げられるので、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

メンテナンス費用の比較

では、メンテナンス費用はそれぞれどれくらいかかるのでしょうか?

種類 塗装費用(30坪程度 貼り替え費用(30坪程度
窯業系サイディング 70〜100万円(10年ごと) 180~280万円(20〜30年ごと)
金属系サイディング 70〜100万円(10年ごと) 180~280万円(20〜30年ごと)
木質系サイディング 70〜100万円(7年ごと) 180~280万円(15〜25年ごと)

メンテナンスの費用と期間に関して、窯業系サイディングと金属系サイディングはほぼ同じ。他方で、木質系サイディングはメンテナンスの頻度・費用ともにやや高い傾向があります。

サイディングのメンテナンス方法やタイミングについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
サイディング メンテナンス アイキャッチサイディングの補修方法!メンテナンス時期や費用も詳しく解説!

木目調のサイディング、結局どれを選ぶべき?

材質選びのポイント種類によって特徴も価格帯・メンテナンス費用も異なるため、「どのサイディングを選べばいいのか迷ってしまう」という声もよく聞かれます。

外壁の仕上がりに求める質感に応じて、適切な種類を選ぶことが肝心。ここからは、木目調サイディングの材質を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

窯業系サイディングがオススメな場合

窯業系サイディングは木質系サイディングと比べると審美性には劣るものの、金属系サイディングよりもナチュラルに木材の質感を再現できます。

また、価格も低くメンテナンス費用も抑えられます。そのため、低価格で木材に近い質感が欲しい場合には窯業系サイディングがおすすめだと言えるでしょう。

金属系サイディングがオススメな場合

他の種類と比べると、どうしても金属系サイディングは金属的な質感が目立ってしまいがち。ですが、低価格で施工できるので、コストを極力抑えたい方にピッタリです。

低価格でできるカバー工法で、なおかつ落ち着いた印象にしたい場合には金属系サイディングを選ぶとよいでしょう。

木質系サイディングがオススメな場合

自然天然木を使用した木質系サイディングは、最も審美性が高く、木の温もりが感じられるところが魅力的。

その分施工費用は高くなりますが、価格よりも木材の質感を重視する場合におすすめです。

まとめると…
  • 低コストとデザイン性を両立させたい→窯業系サイディング
  • 低価格で木の質感が欲しい→金属系サイディング
  • 木材の質感や審美性を重視したい→木材系サイディング

木目調のサイディングにする際の業者の選び方

業者選び外壁の塗装や張り替えにはお金がかかるものですが、安さに釣られて業者を選んでしまうと、納得のいく仕上がりにならないこともあります。

木目調のサイディングにする際には、以下を参考にしながら適切な業者を選びましょう

サイディング外壁の事例が多い業者を選ぶ

まず重視したいのが、サイディング外壁の施工事例が豊富な業者かどうかということ。施工実績が少ない業者を選ぶと、技術的な問題が生じる可能性があり、施工不良のおそれがあるからです。

もちろん一概には言えませんが、外壁の施工実績が多ければ多いほど、技術的な信頼度も高くなる傾向にあるでしょう。

自社施工をしている業者を選ぶ

できるならば、自社施工をしている業者を選びましょう。ハウスメーカーなどは下請け業者を使っているため、間接的な費用が上乗せされ、工事費が高い傾向にあるからです。

他方で、自社で工事をしている会社ならば間接費用をカットできるので、費用が安く済みます。

訪問営業の業者は避ける

訪問業者サイディングの施工を考えている時に業者から訪問営業を受けると、ついその気になって契約してしまったというケースも少なくありません。

ですが、訪問営業の業者は避けたほうがベター。唐突に訪問してきた業者の場合、詐欺や悪徳業者の危険性もあるからです。

まとめると…
  • サイディングの施工実績が多いことが大前提
  • 下請け業者を介さず自社工事をしている業者がおすすめ
  • 訪問営業は悪徳業者の可能性もあるので要注意

サイディング以外にもある?外壁を木目調にする方法

木目調 サイディング以外外壁を木目調にしたいのならばサイディングの施工をするのが手っ取り早いと言えますが、他にも方法はあります。

ここからは、サイディング以外で外壁を木目調にする方法について詳しく見ていきましょう。

羽目板(無垢材)

羽目板まずおすすめしたいのが、無垢材を外壁に貼り付けるという方法。サイディングとは違い、加工をしていない木材をそのまま外壁に使う工法になります。

価格が高くて劣化しやすいというデメリットがあるものの、木材の質感がよく、審美性に優れているというメリットも。

外壁塗装

外壁塗装でも、木目調のデザインに仕上げることは可能です。ただし、施工業者の技術が高くなければ、サイディングのように自然で美しいデザインにはなりません。

技術的に難易度が高いので、高額な塗装費用になりやすいと言えるでしょう。

木目調サイディングでおしゃれな外壁にしよう!

今回は木目調サイディングについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。木目調サイディングには、窯業系・金属系・木材系の3種類があり、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットを持っています。

求めるデザイン性や予算に応じて、サイディングの種類を賢く選びましょう。また、種類はもちろんのこと、どの業者に施工を任せるかによって仕上がりや費用に大きな差が生じるため、業者選びは慎重に行うことも必要です。

 

優良業者を選ぶ方法や注意点について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
評判の悪い塗装業者の特徴|外壁塗装業者の探し方を解説

 
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