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「ファインウレタンU100」とは?
ファインウレタンU100は日本ペイントの販売する塗料のひとつです。優れた塗り替え適性を持ち、作業環境や作業性にも優れた塗料のため、多くの業者さんがおすすめする選択肢の中に入ってくる塗料です。
業者さんだけでなく、防錆効果で鉄部塗装にも適するなど選ぶ側にも魅力的な性能や価格を持ち合わせています。
建設用塗料をメインとして扱っており、自動車補修用塗料も扱っています。
>>主な塗料メーカーと代表的な塗料【最新版】選び方のコツも解説!
では、ファインウレタンU100とはどのような特徴がある塗料なのでしょうか。ここでは、ファインウレタンU100の特徴ついてお伝えしていきます。
ポイント | ファインウレタンU100の特徴 |
種類(グレード) | 外壁用/ウレタン樹脂塗料 |
対応建材 | コンクリート面(現場打ち)、セメント建材系、塗り替え改修用(アクリルリシン、吹付けタイル、その他旧塗膜)、モルタル仕上げ面、ALCパネル、鉄部、カラー鋼板(トタンなど) |
機能性 | 高耐候性、低汚染性、防錆性、防藻・防カビ性、透湿性 |
耐用年数 | 10年程度 |
価格 | 安め 1,750~2,680円/㎡(スタンダード) 3,420~4,060円/㎡(凹凸模様仕上げ) |
艶タイプ | つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り |
相性のいい下地材 | パーフェクトフィラー、パーフェクトプライマー、アンダーフィラー弾性エクセル、1液ファインウレタンU100木部用下塗、パーフェクトサーフ 、DANタイル中塗、ハイポンファインプライマーⅡ、DANフィラーエポ |
施工方法 | はけ、エアレススプレー |
ファインウレタンU100は、ウレタン樹脂系塗料のため、それほど長い耐用年数をもつ塗料ではありません。しかし、多くの機能・艶タイプがあり、また多数の下地材や建材に適応するため、よく選ばれている塗料です。
ファインウレタンU100は艶タイプのほかにも、カラーバリエーションも豊富。また、調色にも対応しているため、混ぜて好みの色を作ることも可能です。
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ファインウレタンU100のメリット・デメリット
ファインウレタンU100には、高耐候性、低汚染性、防錆性、防藻・防カビ性、透湿性などの機能のほかにも、メリットがあります。
その一方で、ウレタン樹脂系塗料特有のデメリットや、美観が変わってしまうようなデメリットもあります。
外壁用塗料の性能は家の内部構造の劣化や、美観にも関わってきます。
慎重に選び、性能をしっかりと生かすためにも、しっかりとメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット①防藻や防カビ性能を持つ
ファインウレタンU100は、防藻や防カビの性能を持っています。川や山のそばや、雨や雪の多い地域などは、藻やカビが発生しやすい地域です。
藻やカビは、外観を損なうだけでなく、発生した場所からじわじわと住宅を蝕んでいってしまいます。それを避けたり、遅らせたりする性能があるのが、ファインウレタンU100のメリットです。
メリット②防錆性が高い
ファインウレタンU100は、藻やカビを防ぐだけでなく、錆も防いでくれます。金具部分へのダメージも防ぐ効果があります。
金具部分は、住宅の要になる部分であることが多く、そこに錆が発生し、劣化してしまうと、建て直しなど大規模な修繕をする必要がでてくる可能性があります。それを避けるためにも、重要な性能と言えます。
メリット③ひび割れしにくい
ファインウレタンU100の塗膜は、ひび割れしにくいこともメリットの1つです。
ひび割れしたところから雨水などが入り、劣化してしまう可能性もありますし、美観にもかかわってきます。なので、ひび割れしにくい塗料であることもメリットです。
メリット④高耐候性を持つ
ファインウレタンU100は高耐候性も持っています。外壁は雨や紫外線にさらされ、それが原因で劣化が進んでしまいます。
それを遅らせるのが、高耐候性です。外壁や屋根の塗料の際にはチェックしたいメリットの1つです。
メリット⑤透湿性がある
ファインウレタンU100は透湿性を持っています。寒暖差があるような地域では、結露が起こってしまいます。
結露をそのまま放置してしまうと、内部からの腐食に繋がります。その湿気を逃がすのが透湿性です。
メリット⑥性能を付与できる
ファインウレタンU100には、混ぜる硬化剤や添加剤によって、好みの性能を付与することができます。
もともとファインウレタンU100が持っている性能を高めることも可能ですし、色つやなどの美観にかんする性能を付与することもできます。
デメリット①耐久性が低い
ファインウレタンU100は、ウレタン樹脂系塗料であるため、耐久性が低いという特徴があります。
その分、価格は安いですが、塗り替えの頻度を少なくしたい方には不向きな塗料と言えるでしょう。
デメリット②変色しやすい
ウレタン樹脂が紫外線に反応して変色してしまう可能性があります。
それがファインウレタンU100のデメリットです。住宅の外壁の色に強いこだわりがあり、変色が許せない方には不向きです。
- 海や川の近くに住んでいる方
- 降雨量・降雪量が多い地域に住んでいる方
- 寒暖差の激しい地域に住んでいる方
ファインウレタンU100シリーズを比較
ファインウレタンU100には、大きく分けて4種類あります。それぞれ、価格や向いている方が異なるので、塗り替えを検討されているお宅にどれが合うのかをしっかり確認するのが重要と言えます。
また、ファインウレタンU100シリーズは、硬化剤や添加剤によって性能が付与できることもありますので、それについても併せて確認しておきましょう。
ファインウレタンU100
ファインウレタンU100は、硬化剤によって特殊な機能を得ることができます。価格は、仕上げの形にもよりますが、2〜4工程で1,750〜4,060円/㎡です。
硬化剤によって、さらに2つに分かれ、低汚染形ファインウレタンU100、防錆形ファインウレタンU100があります。
低汚染形ファインウレタンU100は、親水性があるため、塗装と汚れの間に水が入り込みやすく、雨水と一緒に汚れが落ちやすいという特徴があります。そのため、汚れが付きにくくなります。
防錆形ファインウレタンU100は、ファインウレタンU100のもつ防錆性能をより高めたものです。もともとある防錆性能だけでは不安な方におすすめです。
1液ファインウレタンU100
1液ファインウレタンU100は、硬化剤を使わずに塗装できる塗料です。価格は、2〜3工程で1,610〜2,810円/㎡で、ファインウレタンU100よりも少し安いです。
添加剤によって、さらに2つに分かれ、1液ファインウレタンU100フラットベース、1液ファインウレタンU100弾性添加剤があります。
1液ファインウレタンU100フラットベースは、ツヤを調節できるのがメリットの塗料で、ツヤ度合いにこだわりのある方にはおすすめの塗料です。
1液ファインウレタンU100弾性添加剤はその名前の通り、弾性添加剤を追加したもので、よりひび割れに強くなっています。ひび割れを避けたいという思いが強い方におすすめの塗料と言えるでしょう。
水性ファインウレタンU100
水性ファインウレタンU100は、薄めるときに使うものが水であるため、環境と人体に優しい塗料です。
2〜3工程で1,610〜2,590円/㎡の価格帯で、ファインウレタンU100シリーズの中でもお手頃の価格帯なので、費用を抑えたい方にもおすすめの塗料と言えます。
弾性ファインウレタンU100
弾性ファインウレタンU100は、弾性が高くひび割れしにくい塗料です。2〜5工程で、1,790〜5,410円/㎡の価格帯の塗料です。
ひび割れを避けたい気持ちが強い方は、1液ファインウレタンU100弾性添加とどちらがよりお住まいに適しているか、業者さんが扱いなれているかなどで選択するのが良いでしょう。
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ファインウレタンU100の口コミや評判
ものを選ぶうえで気になるのは、実際に選んだ人や使っている人の評価や口コミですよね。
そこで、ここからはファインウレタンU100の口コミや評判について、見ていきましょう。
ファインウレタンU100は耐用年数は短いが魅力的な塗料
ファインウレタンU100は、ウレタン樹脂系塗料のため、それほど耐用年数は長くありません。しかし、住宅の周辺環境が厳しくても、対応できる強さを持っています。
とくに、海や川の近くに住んでいる方、降雨量・降雪量が多い地域に住んでいる方、寒暖差の激しい地域に住んでいる方には選択肢に入れてみてほしい塗料です。
塗料を選ぶ際には、お住まいが塗料に対応しているかを要チェックです。
また、業者を選ぶ際にも注意が必要です。業者選びのポイントについての記事もあるので、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
快適な屋根塗料選びのためにも、この記事が参考になれば幸いです。
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