屋根材「カラーベスト」とは?基礎知識から工事費用まで徹底解説!

「カラーベスト」とは板状の屋根材のことで、新築や屋根のリフォームで幅広く使用されています。

実は「カラーベスト」とは、ケイミュー株式会社という建材メーカーが製造・販売する屋根材のこと。本来は「スレート」という屋根材のシリーズ名・製品名だったのが、カラーベストの普及により現在ではスレート屋根自体のことを「カラーベスト」と呼ぶことも多いようです。

それほど人気の高いカラーベストですが、どのような屋根材なのかご存知ですか?

この記事では、カラーベストの特徴やメリット・デメリット、費用や施工の際の注意点などについて解説していきます。

屋根のリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてください!

この記事でわかること
  • カラーベストの概要、メリット・デメリット、おすすめはこんな人
  • 他の屋根材とカラーベストとの比較
  • カラーベスト商品の種類と特徴、その選び方
  • カラーベストの劣化症状やメンテナンスの費用
  • 業者選びの注意点
外壁・屋根塗装が初めての方へ

当サイトでは、外壁・屋根塗装の見積もりシミュレーションを無料で行っています。初めて外壁塗装を検討している方は、まず下記ボタンより、最新料金相場を確認しましょう。

「カラーベスト」とはどんな屋根材?


カラーベストとは屋根材の一種です。様々なメリットがあるので、人気の建材となっています。

ここではカラーベストの概要や基礎知識、アスベストに関する情報についてお伝えしていきます。

カラーベストとは

ケイミュー「カラーベスト」

ケイミューより引用

カラーベストとは、セメントを主な原料として作られた薄い板状の化粧スレートのこと。一般に「スレート」と呼ばれることもあります。

建材を販売しているケイミューという会社が提供している屋根材の商品名で、様々な特徴のある商品が販売されています。需要に合わせてカラーやデザインを選べるのも、カラーベストの魅力のひとつです。

カラーベストの基礎知識

カラーベストは屋根材としてシェア率が高く、ケイミューが販売している別の屋根材「コロニアル」と並んで多くの屋根に使われいる屋根材です。

シェア率が高いため、屋根材で「スレート」と言えばこのカラーベストかコロニアルを指します。屋根の勾配がゆるい場所に使用すると、雨漏りが起こりやすいため、施工にはある程度の勾配が必要です。

カラーベストは、耐久性の高い製品であれば20〜30年ほど使用できる屋根材です。定期的に再塗装や部分メンテナンスを行うことで、長持ちさせることができます。

軽くて耐久性に優れているのが最大の特徴ですが、デザインやカラーバリエーションが豊富で様々なタイプの家に合うことも人気の理由。近年、住宅で最も多く使用されている屋根材です。

カラーベストとアスベスト

アスベスト

カラーベストはかつて人体に有害な影響を与えるアスベストを含んでいたことがあります。アスベストの建材への使用は2004年に法律で規制されているので、2004年より後に製造されたカラーベストにはアスベストを含んでいません。

しかし、2004年以前に製造されたカラーベストには、アスベストが含まれている可能性が高く注意が必要です。2004年以前にカラーベストで屋根を施工した場合は、撤去するときにアスベストの処理ができる業者に撤去を依頼する必要があります。

まとめると…
  • カラーベストとは薄い板状の屋根材で「スレート」と呼ばれることが多い
  • 2004年に法律で規制される前のカラーベストにはアスベストが含まれているので注意が必要

屋根材カラーベストのメリット

カラーベストは数々のメリットがあるので、多くの住宅で使われている人気の屋根材です。カラーベストのメリットには、どんなものがあるのでしょうか。

ここではカラーベストの主なメリットについてお伝えしていきます。

色やデザインが豊富

ケイミューより引用

カラーベストはカラーやデザインが豊富という特徴があります。そのためデザインにこだわりが強い方に人気の屋根材です。

屋根の色を周囲と違った色にしたい、自分のイメージを忠実に再現したいという方に向いている屋根材でしょう。

価格が安い

カラーベストは価格が安い部類に入る屋根材です。コストを抑えて屋根を施工できるので、屋根の工事にそれほど費用をかけたくない方にも人気となっています。

軽量で耐震性が高い

カラーベスト

薄い板状の屋根材なので、カラーベストはとても軽量です。建物は重量が増すほど耐震性が下がっていくので、建物の耐震性を損ないたくない方にもおすすめできます。

施工できる業者が多い

カラーベストの施工はあまり難易度の高い作業ではありません。実績や経験が豊富な業者ではなくても施工しやすいので、業者を選ぶ幅が広がります。

まとめると…
  • カラーやデザインが豊富でデザイン性が高い
  • 価格が安いので工事費用を抑えることができる
  • 軽量で耐震性が高い
  • 工事の難易度が低いので施工できる業者が多い

屋根材カラーベストのデメリット

メリットが多いカラーベストですが、デメリットもあります。カラーベストには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

ここでは、カラーベストの主なデメリットについてお伝えしていきます。

他の屋根材に比べ凍害に弱い

カラーベスト 凍害

カラーベストの構造的に、隙間などに水が溜まりやすいという特徴があります。気候が寒いときなどは、たまった水が凍りつくなど凍害の被害を受ける可能性が高いです。

瓦や金属サイディングなどに比べて凍害に弱いので、北海道や東北などの寒冷地での使用にはあまり適していません。

雨漏りしやすい

カラーベストは複数の板をつなぎ合わせて施工するため、隙間から雨水が入り込みやすいという特徴があります。

そのため、屋根の勾配があまりない場所で使用すると、雨水がたまって浸水し雨漏りが起こる恐れがあるため注意が必要です。

雨漏りを起こさないように施工するには、ある程勾配がある屋根の方が向いています。

割れやすい

カラーベストは薄い板状の屋根材なので、衝撃に弱く割れやすいという特徴もあります。

スレートが割れるとその割れ目から内部に水が浸入し、雨漏りを起こす可能性があり危険です。スレートの割れを見つけたら、早急に補修が必要になります。

定期的な塗装メンテナンスが必要

カラーベストの主成分はセメントですが、セメント自体には防水性はありません。そのため、防水性のある塗料をカラーベスト表面に塗布する必要がありますが、経年などにより塗膜が劣化すると防水機能も低下します。

防水性の低くなったカラーベストを使用し続けると、美観が損なわれるだけでなくカビやコケなどの発生につながったり、腐食や雨漏りの原因となります。塗料の種類やお住いの環境によって塗膜の寿命は異なりますが、約10年を目安に再塗装などの定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。

まとめると…
  • 水が隙間にたまりやすく凍害に弱いので、寒冷地に向かない
  • 板状の屋根材を組み合わせているため、雨漏りする可能性がある
  • 薄いため衝撃に弱く割れやすい
  • 塗膜が劣化すると防水機能が低下するため、メンテナンスが必要になる

屋根材カラーベストはどんな人におすすめ?

様々なメリットやデメリットがあるカラーベストですが、どのような人に向いている屋根材なのでしょうか。

ここでは、こんな人にはカラーベストがおすすめという事例をいくつかご紹介していきます。

色やデザインにこだわりがある人

カラーベスト 色 デザイン

他の章でもお伝えしていますが、カラーベストはデザインやカラーが豊富という特徴があります。

そのため、デザインにこだわりが強い人はカラーベストを使用することで、思い通りのデザインの屋根にすることが可能です。

「屋根はこんなデザインにしたい」という具体的な希望がはっきりしている方に向いています。

安価な屋根材を探している人

他の屋根材と比較して、価格が安いのもカラーベストならではのメリット。そのため、施工の予算が少ない場合でも、カラーベストなら施工できる可能性があります。

施工費用をなるべく抑えたいという人にも、カラーベストはおすすめの屋根材です。

カバー工法をしたい人

屋根 カバー工法

「カバー工法」とは既存の屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を張り付ける補修方法のことです。「重ね葺き工法」と呼ばれることもあります。

カバー工法のメリットは、既存の屋根を撤去する必要がないのでその分の手間や費用がかからず、工期も短くて済むこと。デメリットは屋根を二重にすることになるため、屋根全体の重量が増えてしまうことです。

しかしカラーベストは軽量の屋根材なので屋根の重量が大きく嵩むことがなく、カバー工法での使用にも適しています。他の屋根材と比べてもかなり軽量なので、金属スレートの他、様々な素材の屋根に重ね葺きすることが可能です。

まとめると…
  • カラーやデザインが豊富なので、デザインにこだわりたい人におすすめ
  • 安価なので建築コストを抑えたい人にも向いている
  • 軽量なのでリフォームをカバー工法で行いたい人にも適している

カラーベストと他の屋根材を徹底比較!

屋根材にはカラーベストの他にも魅力的な屋根材があります。他にはどんな屋根材が人気なのでしょうか。

ここでは、カラーベスト以外の人気の屋根材をいくつかご紹介していきます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板 

ガルバリウム鋼板は金属性の屋根材です。カラーベストに比べると雨漏りを起こしにくく、軽量という特徴があります。

ただし錆びにくい加工はしてあるものの、金属素材のため環境によっては錆びてしまうこともあります。

瓦屋根

瓦は昔から日本にある屋根材です。カラーベストに比べると丈夫で、耐用年数が長くメンテナンスもほとんど必要ありません。日本家屋に適した重厚なデザインが特徴です。

ただし重量が大きくて耐震性が低く、単価が高いという難点もあります。

アスファルトシングル

アスファルトシングル

アスファルトシングルは薄いシート状の屋根材です。軽量なカラーベストと比べてもより軽く、デザイン性が豊富です。ただしカラーベストよりも薄くて軽量なため、耐久性は低くなります。

さらに強風で吹き飛びやすいので、台風など強い風が頻繁に吹く地域での使用には適しません。また施工が難しいので、施工が十分に行える業者を探すのが難しいという難点もあります。

まとめると…
  • ガルバリウム鋼板は金属サイディングで耐久性が高いが、錆びる可能性がある
  • 瓦は耐久性が高くメンテナンスフリーだが、重量が大きく建物の耐震性が下がる
  • アスファルトシングルは軽量だが、耐久性が低く強風で吹き飛びやすい。また施工業者も限られる。

屋根材の種類や特徴についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

屋根材カラーベストの種類と特徴

人気のカラーベストは、様々な特徴のある商品が販売されています。では、どのような商品が人気なのでしょうか。

ここでは、カラーベストの中でも特に人気の商品をいくつかご紹介していきます。

グラッサ

カラーベスト グラッサ

ケイミューより引用

グラッサは木目調のデザインが特徴の屋根材です。表面のグラッサコートによって、発色を長く保つことができます。

価格は1枚あたり主に670円ですが、種類によって変わる場合もあります。

プレミアムグラッサ

プレミアムグラッサ カラーベスト

ケイミューより引用

プレミアムグラッサは石目調のデザインが特徴です。グラッサの発色を保つ機能に加えて、デザイン塗装スプレーにより深みのあるカラーを実現しました。

木目調よりも重厚感を出したい場合におすすめのデザインです。価格は主に1枚790円程度ですが、種類により値段が異なることもあります。

遮熱グラッサ

遮熱グラッサは、グラッサの性能に遮熱性能を加えた屋根材です。空調効率をアップさせたい場合などの使用に向いています。

外部の熱を室内に伝えにくいので、夏に熱くなる地域での使用に適しています。価格は1枚当たり660円です。

クァッド

クァッドはアクリルコートと無機塗料によって、経年劣化による変色を抑える機能を持った屋根材です。屋根材の耐用年数を長くしたい場合の使用に向いています。

クァッドのデザインは、和風建築や洋風建築など、どんなスタイルにも適した横一文字葺きです。価格は1枚当たり590円となっています。

すべてのカラーベストにはメーカー保証がついていて、雨水の室内への浸入が10年、色感の著しい変化には2年のメーカー保証があります。日数は施工日からの計算です。

まとめると…
  • グラッサは木目調のデザインが特徴。価格は1枚あたり670円から。
  • プレミアムグラッサは石目調のデザインで高級感がある。1枚あたりの価格は790円から。
  • 遮熱グラッサは遮熱性能がある。1枚あたりの価格は660円。
  • クァッドは無機塗料で経年劣化を防いだカラーベスト。和風洋風双方にフィットするデザインで、1枚あたり590円ほど。

屋根材カラーベストの選び方!

カラーベストを屋根材として選ぶときは、どのような選び方をすると良いのでしょうか。

ここでは、カラーベストを選ぶときの基準になるものをご紹介していきます。

費用で選ぶ

カラーベスト 費用

カラーベストは商品によって価格が異なります。そのため、価格を抑えたい場合は価格が安い「クァッド」がおすすめです。

デザインも横一文字葺きで、洋風建築にも和風建築にもマッチしますので、汎用性も高くなっています。

性能で選ぶ

性能で選ぶのであれば、遮熱性能がある「遮熱グラッサ」がおすすめです。遮熱機能があるため、室内の空調を効率的に保つことができます。

夏の暑さが厳しい地域などに、特におすすめです。

デザインで選ぶ

屋根 デザイン カラーベスト

デザインで選びたい場合は、木目調が特徴の「グラッサ」石目調が特徴の「プレミアムグラッサ」がおすすめです。

屋根材を木目調にすると柔らかくて優しい雰囲気を、石目調にするとシックで高級感のある雰囲気を出すことができます。

まとめると…
  • 費用で選ぶなら「クァッド」がおすすめ
  • 性能で選ぶなら「遮熱グラッサ」
  • デザインで選ぶなら「グラッサ」か「プレミアムグラッサ」

屋根材カラーベストによくある劣化症状とは?

カラーベストも設置してから時間がたてば劣化します。ではどのような劣化症状が出てくるのでしょうか。

ここではカラーベストが劣化したときに出てくる症状について、主なものをお伝えしていきます。

割れやヒビ

カラーベストは素材自体が薄くて軽いので、割れやすい素材です。そのため割れやヒビが入りやすいという特徴があります。

割れやヒビができると、雨漏りなどの恐れがあるので、該当箇所を見つけたら早めに補修を依頼することが大切です。

色褪せ

カラーベスト 色あせ

色褪せはカラーベストの塗装が劣化したときに出る症状です。一般的には、設置から10年ほどすると色褪せしてきます。

色褪せが出始めたらこれから劣化が進むサインなので、10年経過していなくても塗り替えが必要です。なお塗膜の劣化は環境によっても異なるので、10年にこだわらず定期的に点検をするようにしましょう。

コケ・カビ・藻の発生

経年劣化により塗膜が薄くなると防水性が弱まります。塗膜の防水性が低下すればカラーベスト自体が水分を含むようになるため、コケ・カビ・藻が発生しやすくなります。

コケやカビなどがカラーベストに発生すれば、第一に美観を損ないます。また屋根材自体がもろくなれば、腐食や雨漏りなどにつながる可能性が高くなるでしょう。

コケやカビなどが発生した場合は、高圧洗浄で汚れを洗い流し、塗装し直すのが一般的な対策です。

塗装の剥がれ

色褪せからさらに劣化が進むと、カラーベストの塗装が剥がれてきます

一般的に10年以上放置すると塗膜が剥がれると言われており、剥がれてきたら早急に補修が必要です。とは言え、色褪せと同じく塗膜が剥がれる時期も環境によって異なるため、経過年数に関係なく剥がれが出てきたら塗り替えと考えてください。

なお、塗膜の剥がれを放置すると、塗装の内側のカラーベスト本体も劣化が進んで破損しやすくなります。

屋根の破損

カラーベストは薄くて軽量な屋根材なので、衝撃に弱いというデメリットがあります。

何らかの衝撃で破損が起こった場合は、雨漏りなどの恐れがあるので早急に補修が必要です。雨漏りを放置すると内部の建材にまで劣化が進んでしまいます。

変形

カラーベスト自体が劣化してくると、反り返るなど変形が起こり始めます。形が変化することで隙間が生じ、雨漏りの原因になるため早急に補修が必要です。

他のカラーベストも劣化が進行している可能性があるので、一度屋根を全体的に業者に点検してもらうと良いでしょう。頻度は5年に1度程度がおすすめです。

棟板金の浮き・はがれ

カラーベストは、屋根の上部で「棟板金」という金属板によって固定されています。棟板金は屋根のてっぺんに位置することから、気温や風雨の影響を受けやすい部位です。

棟板金は気温の高い日の膨張と寒い日の収縮を繰り返すことで、棟板金を押さえている釘が次第に浮いて抜け落ちてしまうことがあります。

釘でしっかり固定されていなければ、強風などにあおられた棟板金が飛ばされてしまうことも。また、釘が抜けた釘穴から雨が入り込めば、下地材の腐食や雨漏りを引き起こします

強風や台風などの後には、カラーベストだけでなく棟板金が正常な位置に固定されているかをしっかりチェックするようにしましょう。

まとめると…
  • 割れやヒビ、破損や変形が出てきたら早急に補修作業が必要
  • 色褪せや塗装の剥がれが起こったら、塗料の塗り替え作業が必要
  • カラーベスト自体だけでなく、棟板金の状態もチェックする

屋根材カラーベストの工事にかかる費用

カラーベストを屋根に施工するには、どれぐらいの費用が必要なのでしょうか。

ここでは屋根材をカラーベストにするときの費用について、工法別にお伝えしていきます。

塗装工事

カラーベスト 塗装

塗装の劣化が起こって塗装を塗り替えるときは、30坪程度の住宅で40万円から70万円程度の費用が相場です。

また、使用する塗料によっても価格は異なります。ウレタン塗料は1平方メートルあたり2,500円ほど、シリコン塗料では2,800円、フッ素塗料では3,600円程度です。

スレート屋根の塗装費用や耐用年数については、次の記事も参考にしてみてください。
スレート屋根の補修方法まとめ!費用から業者選びまで全て解説

アスベストの撤去

2004年以前に製造されたカラーベストの場合、人体に有害なアスベストを含む可能性があります。アスベストを含む建材を撤去する場合は、アスベストを廃棄できる業者に依頼する必要があるので注意が必要です。

アスベストの撤去費用は、1平方メートルあたり3,000円から5,000円ほどです。また処分費用として別途3万円から5万円ほど必要になります。

カバー工法

 

「カバー工法(重ね葺き工法)」とは既存の屋根を撤去せず、現在の屋根の上に新しい屋根材を張り付ける補修方法のこと。撤去費用や撤去した屋根材の処分費用がかからないので、葺き替えをするよりも低価格が施工ができます。

カバー工法でカラーベストを使用する場合は、30坪の住宅で40万円から70万円程度が相場です。

葺き替え工法

「葺き替え工法」は既存の屋根材を撤去するため、カバー工法よりも工期も費用もかかります。

だいたい30坪程度の住宅で50万円から80万円程度が相場です。

まとめると…
  • 塗装工事は30坪程度の住宅で40万円から70万円程度。塗料の価格によっても変動する。
  • アスベストの撤去費用は、1平方メートルあたり3,000円から5,000円ほど。処分費用として別に3万円から5万円ほど必要になる。
  • カバー工法は、30坪の住宅で40万円から70万円程度が相場。
  • 葺き替え工事は、30坪程度の住宅で50万円から80万円程度が相場。

カバー工法・葺き替え工法についてさらに詳しく知りたい方には、次の記事もおすすめです。
屋根カバー工法とは?重ね葺きのメリット・デメリットや費用を解説!

屋根材カラーベストの業者選びの注意点!

カラーベストを施工するときには業者に施工を依頼します。業者選びを間違えると、施工不良などを起こすこともあるので注意が必要です。

ここでは、依頼する業者を選ぶときに気を付けるべきポイントについてお伝えしていきます。

経験豊富な業者に依頼する

カラーベストの施工は比較的難易度が低いので、多くの業者が取り扱っています。しかし実績が少ない業者の場合、技術力不足から施工不良を起こす可能性も否定できません。

施工不良が起こると雨漏りが起こったり、塗料が劣化しやすかったりするなど、耐用年数が少なくなってしまう恐れがあり注意が必要です。工事を依頼するときは、経験豊富で信頼できる業者に依頼しましょう。

相見積もりをしよう

工事を業者に依頼するときは、複数の業者に相見積もりを取ることが大切です。見積もりを複数取ることで、工事費用や工事内容などを比較検討することができます。

抽象的な内容や安すぎる見積もりに注意して、適正な価格で丁寧な説明のある信頼できる業者に依頼するようにしてください。

自社施工の会社を選ぼう

自社施工 カラーベスト

大手の業者に依頼すると安心のような気がしますが、下請けに工事を依頼することが多くその際に仲介料も取られることがあります。また地元に密着していないため、その地域に合った施工をしてくれない可能性もあるので要注意です。

自社で施工を請け負う地元の業者であれば、仲介料を取られることもなく、地域の気候を考慮した工事を施工してもらえる可能性が高くなります。

工事を依頼するときは、仲介料のかからない自社施工の、できれば地元密着型の信頼できる業者に依頼した方が良いでしょう。

まとめると…
  • 経験豊富な業者に依頼することで施工不良を防ぐ
  • 相見積もりを取って、工事費用や工事内容を比較検討する
  • 仲介料を払わなくても良い地元の自社施工の業者がおすすめ

カラーベストは扱いやすくデザイン性も抜群!

カラーベストは価格が安価でデザイン性も高く、扱いやすい屋根材なので多くの住宅で使用されています。シェア率も高く、建材で「スレート」と言えばこのカラーベストを指すことがほとんどです。

ただしカラーベストの耐用年数を保つには、塗装の塗り直しなどメンテナンス作業を定期的に行う必要があります。劣化症状が目立ってきたら葺き替えや重ね張りといった工事も必要です。

デザイン豊富で扱いやすいカラーベストは、定期的にメンテナンスをして長持ちさせていきましょう!

 

屋根塗装の費用相場について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
「屋根塗装の単価」費用・相場をくわしく解説!【屋根材別・坪別】

 
外壁塗装 あなたの地域の相場はいくら?▶▶︎▶︎