フッ素塗料の特徴や価格、人気国内メーカーおすすめ7選!

フッ素塗料(人気の塗料7選)

フッ素塗料は蛍石という鉱物を加工し生成されたフッ素樹脂を原料とされた対候性・耐久性に優れた塗料です。

1980年代から商品化され今では住宅の外壁塗装や屋根塗装をはじめ、車両・船舶・飛行機など幅広く使用されている高耐久の塗料です。6種類以上ある塗料グレードの中でも、フッ素塗料は最高ランクの高耐久に分類される塗料として知られています。

また、フッ素塗料は外壁塗装だけでなく、屋根塗装にも向いている塗料です。屋根は壁以上に直接、雨や紫外線の影響を強く受けるため、例え同じ塗料だったとしても外壁と屋根では持ちの長さが異なり、屋根の方が先に傷んでしまいます。そのため対候性や耐久性に優れたフッ素塗料は屋根塗装にはぴったりで、その性能が十分発揮される事が期待できます。

こちらの記事では、フッ素塗料をなんとなく聞いたことがあるけど、その特徴や、メリット・デメリット、価格見積もり、代表的なフッ素塗料メーカーや商品を紹介しています。

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フッ素塗料の特徴・耐用年数は?

フッ素塗料の特徴

フッ素系の樹脂を利用した塗料

そもそもフッ素塗料とはフッ素系の樹脂を利用した塗料のことです。フッ素は、フライパンの表面加工や、歯磨き粉にも利用されており、意外にも私たちにとって身近な素材なんです

そんなフッ素塗料は最も耐久性が高いのですが、その分最も高額であるため、実は家庭用として一般的な塗料とは言い難いです。

しかし、最近徐々に家庭用にも普及しつつあります。「質の高い塗料を使いたい」または「家の美観を保ちたい」という方が使用したいと思われる傾向があるようです。

耐用年数は15~20年

フッ素塗料の耐侯年数

フッ素塗料の期待耐用年数(耐侯年数)は15年~20年で、他の塗料と比べても非常に塗膜の持ちがよく長期間の日光や風雨に晒されても耐えうる高い対候性を持っています。

あらゆる元素と結合しやすいフッ素原子『F』、中でも炭素原子『C』と結びつく『C-F結合』は、結合エネルギーが高いという特徴から、耐久性が高くメンテンナンスが困難な高層ビル、海上橋などの建材塗料や建築用の屋根膜にも使用されるほどです。

一般住宅の外壁にも使用され、今では高耐久塗料の一つとしてフッ素塗料が選ばれるようになってきています。

フッ素塗料のメリット

フッ素樹脂塗料

フッ素塗料のメリット5つ
1. 耐久性耐候性が優れている
2. 汚れが付きにくい低汚染性に優れいてる
3. 紫外線や太陽熱から守る耐熱性が高い
4. 美しさを保つ防カビ・防藻性能が高い
5. 防水性が高く雨水にも強い

炭素・フッ素結合で耐久性と対候性に優れいている

フッ素塗料は「フッ素原子」と「炭素原子」の2つの結合力が非常に高く、耐久性と対候性に優れた塗料です。

しかも摩擦にも強く傷つきにくく、塗装したてのツヤを長期間キープしてくれます。その耐久性は、光沢保持率が20年でわずか10%しか減少しないといわれているほど!

日光(紫外線)に晒された状態で、塗装時のツヤをどれだけ保持できるかという割合を「光沢保持率」といいますが、フッ素塗料の塗膜の光沢保持率は他の塗料と比べてもトップクラスです。耐久性と対候性が優れているため、建物の保護・美観を長期間保つ事ができます。

フッ素の特性で汚れが付きにくい低汚染性が実現

フッ素塗料は他の塗料に比べて密度が高いため、表面がとても滑らかに仕上がります。そのため汚れが定着しにくく、さらに親水性に優れた塗料です。

空気中の塵やホコリといった汚染物質などが外壁の塗膜表面に付着しても、外壁の表面は親水性の高い塗膜でできているので、雨の作用でその表面の汚れを洗い流し、長期間きれいな外観を保つことができます。

また、フッ素塗料は非粘着性でもあります。非粘着性であると汚れを弾き、美観を保つ効果が期待できます。このようにフッ素塗料は汚れが落ちやすいため、「低汚染性」「耐汚染性」とも呼ばれることもあります。

紫外線や太陽熱から守る耐熱性の高いフッ素樹脂

塗料の「耐熱性」とは、紫外線や太陽熱から外壁などを守る性能のことをいいます。

フッ素系塗料は炭素とフッ素の強い結合によって構成され、紫外線や太陽の光に強いのが特徴です。ウレタンやシリコンといった他のグレードでも耐熱性を備えた塗料はありますが、その中でもフッ素塗料が最も耐熱性に優れます。

耐熱性が高い塗料であるため、紫外線や熱によるダメージから外壁を守る効果に優れています。塗料の成分が紫外線によって破壊されにくく、塗膜の色あせや劣化が進みにくいのです。

なお、耐熱性に似た性能に「遮熱性」や「断熱性」がありますが、「遮熱性」とは家の中に外の熱を通さない性能のことで、「断熱性」は家の中の暖かい空気を外に逃がさない性能をさします。

美しさを保つ防カビ・防藻性能が高い

フッ素塗料の塗膜は防藻性や防カビ性が高く、カビやコケが発生を抑える効果があります。

太陽の光があまりあたらない北側の壁や、水辺に位置するような住宅は藻やカビが発生しやすいですが、フッ素塗料を塗装することで、こういった条件下でもカビやコケの発生を防いでくれます。

カビや藻の付着により建物の外観の美しさを損なうことなく、メンテナンスも楽でしょう。

フッ素塗料の防水性の高さ、激しい雨水にも強い

多くの外壁用塗料には防水性が備わっていますが、フッ素塗料にも高い防水性があります。防水性のある塗料を使うことで、外壁材を雨水などから守ることができるのです。激しい雨や過酷な環境にも耐えうる性質があります。

またメーカーによっては、ゴムのような弾性を備えているフッ素塗料もあります。弾性を備えた塗料を使えば、塗膜の表面に細かいひび割れが生じても、弾性の塗膜が伸びてひび割れを防ぎ、外壁内部への雨水の浸入を防いでくれるのです。

フッ素塗料のデメリットフッ素塗料のデメリット

フッ素塗料のデメリット5つ
1. 一般的な塗料より価格が高い
2. 塗膜が硬くひび割れしやすい
3. 光沢がありテカリが出やすい
4. 純度の悪いフッ素塗料もある
5. フッ素塗料で塗装した後の重ね塗りが困難

一般的な塗料よりフッ素塗料は価格が高い

フッ素塗料はグレードが高い塗料のため、一般家庭でよく使う「シリコン塗料」よりも1割以上も価格が高いです。

フッ素塗料の価格は、材料費と工事費を合わせて3,800円/㎡〜4,800円/㎡ほどとされています。他にも、アクリル塗料、ウレタン塗料、ラジカル塗料がありますが、これらのどれよりも高く、1回の施工費用が非常に高額になります。

フッ素樹脂自体の塗膜の硬さでひび割れしやすい

フッ素塗料は乾くと硬くなる性質であり、また塗膜が硬いためひび割れしやすく補修するのが難しいです。例えば、大きな地震が発生すると、シーリングの上などは揺れに耐えきれずひび割れができやすくなります。

ただし、弾性塗料を利用すれば問題はないと言えます。弾性塗料はゴムのような柔軟性と伸縮性を持つため、衝撃にも対応してくれます。

光沢がありテカリが出やすいフッ素塗料

フッ素塗料自体が元々表面がなめらかで光の反射がでやすい塗料となります。その反面、日光に強く汚れも付きにくい特性をもっています。マットな仕上がりを望むお客様にはおすすめできません。

ただし、どうしてもテカりが気になる方はフッ素塗料の中でも艶を抑えた商品(5分艶、3分艶)もありますのでそちらをご検討ください。

純度の悪いフッ素塗料も存在

実はフッ素塗料は、少しでもフッ素樹脂が混ざっていれば「フッ素塗料」と呼ぶことができてしまいます。そのため「フッ素塗料だから質が良い」と思い込むのは危険です。

ほんの少ししかフッ素樹脂が入っていない塗料
で塗装をしておきながら、「フッ素塗料だから」と高額な塗料代を請求することがあります。しかし、わずかしかフッ素樹脂が混ざっていなければ、本来のフッ素塗料の品質を期待することはできません。

そのため、製品やメーカーの選択には注意が必要です。ある程度知名度のある国内メーカーのフッ素塗料を使い、危険を避けられるようにしましょう。

フッ素塗料がおすすめな人

寿命が長い塗料を使いたい人

耐候性の高いフッ素樹脂を使用しているため、塗膜の寿命が長く15年から20年の耐久力をもちます。少し値段が高くてもなるべく長持ちさせたいという人におすすめです。

メンテナンスの手間を省きたい人

塗料の平均的な耐久性は10年で、生涯3回以上の外壁塗装によるメンテナンスが必要とされています。フッ素塗料の耐久性は15年から20年であるため、その分メンテンナンス回数を抑えられる計算です。

美観を長く維持したい人

フッ素塗料はその原料の特性から、汚れが付きにくい構造となっています。そのため他の塗料よりも汚れが付きにくい性質があります。美観を長く維持させたい人にはぴったりな塗料です。

フッ素塗料をおすすめしない人

一度の塗装を安く抑えたい人

フッ素塗料は原料費や製造費が一般的な塗料よりもかかり高額です。シリコン塗料など他の塗料と比べると1度の塗装費用が高くなるため、なるべく1度の塗装を安く抑えたい人にはおすすめできません。

線路付近や風の影響で揺れやすい立地の人

強度が非常に高い塗料である反面、塗膜が固く割れるリスクがあります。周辺の環境や建物の構造などに合わせて、伸縮性の高い塗料を優先して検討した方がよいでしょう。

定期的に外壁の色を変えたい人

外壁の色を定期的に変えて雰囲気を変えたい方も多いと思います。フッ素塗料は耐久性が高く価格も高いため、あえて定期的に外壁塗装をされたい方には不向きです。10年程で定期塗装を考えるのであれば、シリコン塗料などあえて少しグレードを抑えた塗料がよいでしょう。

フッ素塗料おすすめ7選【メーカー別】

数多くのフッ素塗料の中から今回7種類選出しました。

選出した7つのフッ素塗料のメーカーはいずれも日本を代表する塗料メーカーです。中でも日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研の3大塗料メーカーは国内の9割のシェアを誇っています。

日本を代表する塗料メーカーの、優れたフッ素塗料をこちらでご紹介いたします。

ファイン4Fセラミック|日本ペイント

ファイン4Fセラミック

フッ素塗料名 ファイン4F セラミック
メーカー 日本ペイント
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 15~20年
艶タイプ 艶有り、艶消し(7分つや、5分つや、3分つや)
対応素材 窯業系サイディングセメント素地(コンクリート・モルタル)、金属(鉄面・ステンレス・アルミ)硬質塩ビ、FRPなど

セラMフッ素|関西ペイント

セラMフッ素(CERA M FUSSO)

フッ素塗料名 セラMフッ素(CERA M FUSSO)
メーカー 関西ペイント
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 12~15年
艶タイプ 艶有り、艶消し(7分つや、5分つや、3分つや)
対応素材 対応素材:窯業系サイディング、セメント素地(コンクリート・モルタル)、金属(鉄部・アルミ・亜鉛めっき)硬質塩ビ、FRPなど

クリーンマイルドフッソ|エスケー化研

クリーンマイルドフッソ

フッ素塗料名 クリーンマイルドフッソ
メーカー エスケー化研
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 15~20年
艶タイプ 艶有り、艶消し(7分艶、5分艶、3分艶)
対応素材 コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、GRC板、押出成形セメント板、各種サイディングボード、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレスなどの金属

フッ素REVO1000-IR|アステックペイント

フッ素REVO1000-IR

フッ素塗料名 フッ素REVO1000-IR
メーカー アステックペイント
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 16~20年
標準色 69色
艶タイプ 艶有り、艶消し(3分艶)
対応素材 窯業系サイディング・モルタル・ALC・コンクリート・金属サイディング(フッ素鋼板は除く)

UVガードフッ素クリヤー|ロックペイント

クリスタルロック UVガードフッ素クリヤー

フッ素塗料名 クリスタルロック UVガードフッ素クリヤー
メーカー ロックペイント
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 記載なし
艶タイプ 艶有り、艶消し(3分艶)
対応素材 窯業系サイディング

※劣化した状態でクリヤー塗装は不向きとなります、壁の状態など塗装しても問題ないかは専門の塗装店にご相談ください。

キクスイSPパワーフッ素|菊水化学工業

キクスイ SPパワーフッ素

フッ素塗料名 キクスイ SPパワーフッ素
メーカー 菊水化学工業
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 16~20年
標準色 淡色~濃色
艶タイプ 艶有り、艶消し(5分艶、3分艶)
対応素材 窯業系サイディング、鋼材、コンクリート、セメントモルタル、PC板、ALCパネル、GRC板、セメント無機繊維板、各種サイディング他

ナノコンポジットF|水谷ペイント

ナノコンポジットF

フッ素塗料名 ナノコンポジットF
メーカー 水谷ペイント
樹脂 フッ素樹脂
期待耐用年数 約15年
標準色 36色
艶タイプ 艶消し塗料
対応素材 窯業系サイディング、コンクリート・モルタル面など

フッ素塗料の価格・見積もり事例

フッ素塗料の価格は、塗り平米単価はおよそ3,700~4,800円ほどです。フッ素塗料の製品や、施工店によっても価格は変わります。外壁と屋根をセットで塗装する事で、平米単価を抑えられる事もありますので検討してみてください。
また、フッ素塗料で提案された見積もり事例をいくつかご紹介します。

【外壁と屋根】フッ素塗料を使用した価格見積もり事例①

フッ素
塗装工事
数量 単価 金額
■外壁塗装工事
外壁高圧洗浄
(100~150Kg/㎡)
153.7
(㎡)
150 23,055
外壁塗装下塗り
(専用サーフ)
153.7
(㎡)
450 69,165
外壁塗装中塗り
(超耐久水性型フッ素塗料)
153.7
(㎡)
1,100 169,070
外壁塗装上塗り(超耐久水性型フッ素塗料) 153.7
(㎡)
1,100 169,070
開口部養生費 153.7
(㎡)
150 23,055
仮設足場損料/飛散防止ネット 215
(㎡)
600 129,000
外壁塗装工事 計 ¥582,415
■屋根塗装工事
外壁高圧洗浄
(100~150Kg/㎡)
90.5
(㎡)
150 13,575
外壁塗装下塗り
(専用プライマー)
90.5
(㎡)
500 45,250
外壁塗装中塗り
(超耐久溶解型フッ素塗料)
90.5
(㎡)
1,100 99,550
外壁塗装上塗り
(超耐久溶解型フッ素塗料)
90.5
(㎡)
1,100 99,550
屋根タスペーサー取付 90.5
(㎡)
200 18,100
屋根塗装工事 計 ¥276,025
■付帯塗装工事
雨樋塗装
(錆止め処理/溶解型塗料)
70.5
(m)
450 31,725
破風塗装
(シーラー/溶解型塗料)
47.2
(m)
450 21,240
軒天塗装
(溶解型防カビ性塗料)
27
(㎡)
1,100 29,700
水切り塗装
(錆止め処理/溶解型塗料)
32.5
(m)
300 9,750
その他鉄部塗装
(錆止め処理/溶剤型塗料)
1式 13,000 13,000
外塀塗装
(シーラー/防カビ性塗料)
1式 12,000 12,000
付帯塗装工事 計 ¥117,415
■防水工事
外壁屋根ひび割れシーリング処理 1式 3,000 3,000
目地シーリング打ち変え 超耐久
☆オートンイクシード
198.5
(m)
950 188,575
窓廻シーリング打ち変え 超耐久
☆オートンイクシード
59.8
(m)
950 56,810
ベランダ防水
トップコート塗り替え
7.2
(㎡)
2,000 14,400
玄関上部防水
トップコート塗り替え
1.8
(㎡)
2,000 3,600
防水工事 計 ¥266,385
▲特別値引き ¥42,240
小計(税抜) ¥1,200,000
消費税(10%) ¥120,000
合計(税込) ¥1,320,000

【外壁のみ】フッ素塗料を使用した価格見積もり事例②

摘要 数量 単価 金額 備考
仮設足場工事
仮設足場設置・解体 223.6
(㎡)
500 111,780
飛散防止養生 223.6
(㎡)
100 22,356
小計 134,136
外壁塗装工事
高圧洗浄 172.3
(㎡)
150 25,842
養生 1式 56,000 56,000
外壁塗装
下塗り(1回塗)
143.5
(㎡)
750 107,618 日本ペイントファインパーフェクトシーラー
外壁塗装
上塗り(2回塗)
143.5
(㎡)
2,620 375,944 日本ペイントファイン4Fセラミック
小計 565,403
付帯塗装工事
軒天塗装 13.4
(㎡)
1,430 19,219 日本ペイント水性ケンエース
軒天塗装
(金属ボード)
1式 20,000 20,000 日本ペイントファイン4Fセラミック
破風版塗装 21.7
(m)
1,030 22,351 日本ペイントファイン4Fセラミック
鼻隠し塗装 25
(m)
1,030 25,750 日本ペイントファイン4Fセラミック
雨樋塗装 49
(m)
800 39,200 日本ペイントファイン4Fセラミック
フード塗装 7
箇所
1,000 7,000 日本ペイントファイン4Fセラミック
シャッターBOX〈大〉 1
箇所
5,000 5,000 日本ペイントファイン4Fセラミック
シャッターBOX〈小〉 1
箇所
3,500 3,500 日本ペイントファイン4Fセラミック
庇塗装 1
箇所
3,000 3,000 日本ペイントファイン4Fセラミック
水切り塗装 60.9
(m)
800 48,720 日本ペイントファイン4Fセラミック
基礎塗装 17.1
(㎡)
1,950 33,306 第水化学工業
基礎ガード
小計 227,046
コーキング工事
ボード目地
打替工事
55.5
(m)
880 48,840 オート化学工業
オートンイクシード
窓回り、入隅
増打工事
83.5
(m)
750 62,588 オート化学工業
オートンイクシード
小計  111,428
諸経費
安全管理費・現場諸経費 1式 30,000 30,000
調整 -740
小計 1,067,273
消費税 106,727
合計 1,174,000

フッ素塗料が選ばれる割合

グレード別の仕様割合一般住宅の外壁塗装に使用する塗料として、フッ素塗料を選ばれている割合は30%と年々上がっきています。

価格は決して安くはありませんが、対候性の高さから長期的にメンテンナンスコストを抑えたいと考えられている方に選ばれている傾向があります。

種類としてはアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料です。その中でも2023年の弊社独自調査で多く使用されている種類は、シリコン樹脂塗料40%、フッ素塗料30%、無機塗料25%、複数ある中でフッ素塗料の使用割合は高く使用件数も増えいます。価格・耐用年数共に高い位置にあります

外壁塗料の正しい選び方3STEP|種類や特徴を理解して最良な外壁塗装を!

フッ素塗料で塗装する際の注意点

フッ素塗料で塗装する際の注意点
フッ素塗料で塗装を行う際には、いくつか注意点があります。ここからは、この注意点についてご紹介しますので、フッ素塗料の使用を検討している方はぜひ参考にしてください。

業者選びでフッ素塗料の寿命は変わる

いくらフッ素塗料がグレードの高く、質も良い優秀な塗料だからといって職人を選ばないと考えていたら大間違いです。塗料の性能と同じくらい業者の技術力が重要とされています。

フッ素塗料が個人住宅で使用されるようになってまだそんなに経っていないため、フッ素塗料のノウハウがない業者も実はいます。

フッ素塗料を使っても業者が未熟だったり、手抜き工事をしたりすると数年で剥がれてしまい、せっかくのメンテナンスが楽というメリットが生かされなくなってしまいます。

屋根塗装なら遮熱機能を重視

フッ素塗料の遮熱機能

フッ素塗料はその対候性や耐久性の高さから屋根の塗料に向いています。中には、太陽光の熱を反射させる遮熱効果を持った『フッ素樹脂遮熱塗料』も存在します。特に冷房費用を節約したい人にもおすすめです。

フッ素塗料は非常に屋根との相性がよい塗料なので、屋根はフッ素塗料で遮熱性能のあるものを選び、壁面は違うタイプの塗料を選ぶという方法もあります。

アフターケアも万全な業者を選ぶ

業者 ポイント
残念ながら、どれほど優れた業者でも塗装後に剥がれる可能性はゼロではありません。やはり少し扱いにくい塗料であるため、失敗はつきものだと考えましょう。

塗料のメーカー保証など、アフターケアが充実している業者塗料を選ぶことをおすすめします。

フッ素塗料のよくある質問

「フッ素塗料」はどこの塗装に適していますか?

フッ素塗料は屋根や外壁の塗装に向いています。また、耐久性が高いため、劣化が激しい箇所にピンポイントで使うのにも適しています。

「フッ素塗料」の平均価格はいくらですか?

単価は3,800~4,800円ほどで、複数ある塗料グレードの中でも高い方に位置しています。その分、性能の高い塗料です。

フッ素塗料は有害ですか?

フッ素塗料は有害ではありません。フッ素樹脂コーティングの技術は医療機器やその他の製品にも幅広く採用されており、不安視されがちな安全性についても証明されています。

フッ素塗料と無機塗料の違いは何ですか?

フッ素塗料はフッ素樹脂を主成分とした有機塗料で、無機塗料は無機成分を主成分としてできています。主成分が何で作られているかで呼び方が変わります。最近は無機成分とフッ素樹脂を混合した、無機とフッ素のハイブリッド塗料なども開発されています。

フッ素塗料の上から重ね塗りできますか?

フッ素塗料自体は汚れが付きにくい反面、上からの塗装は剥がれる要因となり困難です。しかし、どうしても必要な場合は下地処理をしっかり施したうえであれば塗装を行う事は可能です。

フッ素塗料のまとめ

フッ素塗料は、高い塗料ですが、その分性能に優れ、メリットの多い塗料です。お手入れが簡単であったり、遮熱性能のように節約に繋がる性能があったりと、長期的に見ればあまり高くない塗料と言えます。塗料の種類とその特質をしっかりと確認し、理想の塗装が行えることを願っています。

 

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