外壁塗装って必要ない?外壁塗装の必要性とすべきタイミングを解説!

外壁塗装って必要ない?外壁塗装の必要性とすべきタイミングを解説!

外壁塗装の必要性についてはご存じでしょうか。実は、大事なマイホームにとって外壁塗装は想像以上に重要な役目を果たしています。この記事では外壁塗装の必要性や塗り替え費用など、外壁塗装に関する基本的な知識をご紹介していきます。

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外壁塗装はほとんどの家で必要

外壁塗装は必要ない?

外壁塗装は基本的にほとんどの家で必要な工事です。外壁塗装には、見栄えを良くする効果や、外壁を保護する機能があります。特に外壁を保護する機能は大切なので、しっかりとメンテナンスすることが大切です。

外壁の素材によっては、塗装が必要ない場合もありますが多くの場合は塗装を必要とします。また、機能を維持するために定期的なメンテナンスも必要です。

一番の目的は防水

外壁塗装の一番の目的は「防水」です。建物を雨水などから守り、劣化させないという役割があります。雨水をはじめとした水分が建物の内部に入り込むと、建材が腐るなどして建物の耐久性が低下してしまうのです。

塗装が必要な建物は、防水機能が低下しないように定期的に塗装の塗り替えが必要です。塗料や外壁材によっても耐久性が異なるので、塗り替えの時期の目安を把握しておくと良いでしょう。

防水だけじゃない!外壁塗装の効果

外壁塗装の効果は防水だけではありません。晴れている日に降り注ぐ直射日光や紫外線から外壁を保護する、ホコリや汚れの付着、カビやコケの発生を防ぐといった効果もあります。

塗料の中には遮熱や断熱効果の高いものも。遮熱や断熱の機能がある塗料を使うことで、冷房の効率を良くするなどの効果が期待できます。

外壁塗装が必要ない家の特徴

外壁塗装が必要ない家の特徴

外壁塗装はほとんどの場合必須ですが、中には外壁塗装が必要ない家もあります。塗装が必要のない家の特徴についてお伝えしていきます。

外壁がレンガの家

レンガの外壁

レンガは外壁塗装が必要ない外壁材のひとつです。粘土に泥や砂を混ぜて成形した外壁材で、タイル状に薄く切ったスライスレンガが現在の建材としては一般的となっています。

紫外線や風雨の影響を受けにくく、優れた断熱性 ・耐火性・蓄熱性、耐久性があります。外壁塗装によるメンテナンスが不要で、30年以上はメンテナンスをしなくてもよい状態を維持できると言われているほどです。

外壁がタイルの家

タイルの外壁

外壁がタイルの場合も、外壁塗装は必要ありません。タイルとは、粘土もしくは無機質の原料を形成し高温で焼き固めた板状の建材です。磁器質、せっき質、陶器質など素材によって特徴や用途も変わります。

外壁材に使用される磁器質やせっき質は頑丈で水も吸収しにくいという特徴もあります。タイルの耐用年数は40年以上です。

外壁が樹脂系サイディングの家

樹脂系サイディングの外壁

外壁が樹脂系サイディングの場合も塗装は必要ありません。樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料としたサイディングボードです。窯業サイディングと比べて非常に高耐久で水にも強く、凍害や塩害にも強い建材です。

変色もしにくいため、20~30年程度メンテナンスしなくても大丈夫と言われています。樹脂系サイディングの中には、シーリングを使わないものもあり、その場合はシーリングのメンテナンスも不要です。

サイディングに張り替えて10年以内の家

白いサイディングの壁

樹脂系以外のサイディングでも、新築の家や、サイディングに張り替えた家で、10年たっていない家は塗装不要です。

ただし10年を過ぎると劣化症状が出てくるため、一見きれいに見えても防水機能が低下している可能性が高いです。耐用年数に近い年月が経過している場合は、塗り替えを検討した方が良いでしょう。

外壁塗装を放置すると危険!どんなことが起こる?

見出し画像(外壁塗装を放置すると危険!)

外壁塗装をしないまま放置すると、どのようなことが起こるのでしょうか。実は外壁塗装を塗り替えずに放置しておくことは様々な劣化を引き起こすため危険です。

外壁塗装を放置すると起こってしまうことと、放置した際にかかる工事費用を解説します。

外壁の見栄えが悪くなる

外壁の塗装をしないままで放置していると、外壁の見栄えが悪くなってしまいます。劣化が目立たない色ならそれほど目立ちませんが、はっきりした色の場合色が薄くなると見栄えが特に悪くなりやすいです。

色が薄くなるほか、ツヤがなくなってくる、撥水性が低くなるためジメジメとした質感になってくるといったことも。見栄えが悪くなってきたら、塗装が劣化している証拠なので塗り替えを検討しましょう。

塗装・外壁材が劣化する

外壁は、塗装から5年過ぎたあたりで壁の防水機能などが劣化してきて汚れやすくなります。10年を過ぎると剥がれてきたりヒビが入ったり、様々な劣化症状が生じるので要注意です。

外壁に一度劣化が始まるとそこからどんどん症状が進行していくので、20年も放っておくとかなりひどい状態になることもあります。外壁塗装なら100万円前後で済んだところを、外壁を全面張り替えるとなると、費用は合計で200万円から600万円ほど必要になることも。塗装のメンテナンスで済むうちにやっておきましょう。

部屋が暑くなる・寒くなる

外壁塗装をせずに放置すると部屋が暑くなったり寒くなったりします。外壁塗装の劣化が進み壁にひび割れが発生すると、すきま風が入り込んで温度調節が困難になるためです。冷暖房の効果がかなり落ちてしまうので電気代の無駄にもつながります。

最近は断熱や遮熱の効果が高い塗料もありますが、断熱や遮熱の機能を持つ塗料を使っている場合でも年々効果が落ちていくので、夏や冬の快適さが軽減してしまうでしょう。

雨漏りが起こり建物内部が腐る

雨漏りが発生した家

外壁がひび割れたまま放置していると住宅の内部が腐食したり、雨漏りが起きたりする可能性もあります。ひび割れから雨水が壁の内側まで浸透してしまうと深刻な被害をもたらす恐れがあるのです。

雨漏りの補修費用は5万円から30万円程度が相場です。ただし雨漏りによって建物内部の損傷がひどい場合は、その他の部分の補修も追加で必要となります。雨漏りや腐食が起こらないように塗装の機能を維持しておくことが大切です。

シロアリの発生

シロアリに食べられた家

シロアリが発生してしまい、駆除が必要になることもあります。塗装の劣化が進み建物の内部まで水がしみこむと、湿った木材にシロアリが発生する可能性が高くなるからです。シロアリは木材を食べて繁殖していくので、放置すると建物がどんどん侵食されて傷んでいきます。

シロアリの駆除費用は10万円以上かかります。シロアリの被害が大きくなればなるほど補修にかかるお金も膨らんでいきます。そうならないうちにメンテナンスすることが大切です。

節約のつもりでリフォームを怠ると大損害

節約をしているつもりでリフォームにお金をかけずにいると、後々大きな損害になって降りかかってくる可能性があります。建物内部にまで劣化が進むと、補修は外壁塗装だけではおさまりません。

外壁を剥がして内部を補修、新しい外壁を貼り直すなどの大規模なリフォームになってしまう可能性も。外壁塗装の定期的な塗り替えをすることで、長期的には修繕コストを抑えることができます

外壁塗装を塗り替えるタイミングとは?

見出し画像(外壁塗装を塗り替えるタイミング)

塗り替えのタイミングに迷うことはありませんか?ここでは外壁塗装を塗り替える一般的なタイミングを紹介していきます。

10年に一度が目安

外壁のメンテナンスは一般的に10年を目安に検討すると良いと言われています。10年が経過すると、様々な劣化症状が出ることが多いためです。

塗装の判断基準となる耐用年数は、使用した塗料によって異なります。ただし、耐用年数が20年から30年あるような高耐久の塗料でも、コーキング部分は10年程度の寿命なので部分的なメンテナンスは検討すべきです。

塗料の種類 耐用年数 費用 ※1㎡あたり
アクリル塗料 約3~5年 1,400~1,600円
ウレタン塗料 約5~7年 1,700~2,200円
シリコン塗料 約7~10年 2,300~3,000円
ラジカル塗料 約12~15年 2,500~3,000円
アクリル100%塗料 約13~15年超 3,800~4,500円
フッ素塗料 約15~20年 3,800~4,800円
光触媒塗料 約15~20年 4,200~5,000円
無機塗料 約20~25年 4,500~5,500円

劣化症状が出ていたら塗装のサイン

外壁に劣化症状が出ていたら外壁塗装のサインです。ご自宅に劣化症状が出ていないか確認しましょう。

色あせ

色褪せしたがいへき

色あせは塗料の色が薄くなる現象です。色あせが起こったからと急いで塗り替えをする必要はありませんが、劣化が始まっているサインでもあるので、近い将来塗装することを検討した方が良いでしょう。

カビやコケ

カビやコケが生えた外壁

カビやコケが外壁に発生すると、塗装がダメージを受けて劣化しやすくなります。カビやコケが発生している場合は、緊急度はそれほど高くないものの、近いうちに外壁塗装のメンテナンスを検討した方が良いでしょう。

チョーキング

チョーキングが発生した外壁

チョーキングとは、塗膜を手でこするとチョークのような粉が付いてくる現象です。塗料が劣化していると起こります。緊急性はそれほど高くありませんが、近々塗装が必要です。

ひび割れ

ひび割れが発生した外壁

劣化が進行すると、塗料の表面がひび割れを起こします。ひび割れが起こったところから、雨水などの水分が外壁材などの内部に侵入して建物内部の劣化が早まるため早急に塗装をする必要があります。

塗膜の浮き・ハガレ

塗膜の浮きや剥がれが発生した外壁

塗膜が劣化が進行すると、建材の表面から塗装がはがれて塗膜が浮いたり剥がれたりしてきます。塗料が剥がれた場所から建材内部に水分が侵入し、建物の劣化の進行が早くなってしまうため、早急に塗装が必要です。

付帯部やコーキングの劣化は早い

劣化した外壁のコーキング

雨どいなどの付帯部や、外壁材の目地を埋めるコーキングの劣化は、他の部分に比べると早いです。劣化した付帯部やコーキング部分から水が侵入すると、外壁や建物を傷める原因になります。

外壁内部まで水が侵入してしまわないように、付帯部やコーキング部分のメンテナンスも定期的に行うことが大切です。損傷しているようなら早急に補修をするようにしましょう。

プロに診断してもらえば塗装が必要かわかる

プロに診断してもらえば塗装が必要かどうか確実に分かります。素人に劣化の状態を見極めるのはなかなか困難。外壁の状態を診断することができる「外壁診断士」や「外壁劣化診断士」という資格を持ったプロに頼るのも一つの手です。

外壁診断士などの資格を取得した人なら、専門的な知識や培ってきた経験から住宅の現状を的確に診断して、お客様に合った適切なアドバイスをすることができます。外壁の調査をするなら、資格を持った人がいる塗装店に調査を依頼するのがおすすめです。

外壁塗装をなるべく必要ないようにする対策は?

見出し画像(外壁塗装を必要ないようにする対策)

外壁塗装をなるべく必要としない外壁にするには、どのような対策があるのでしょうか。

外壁塗装が必要のない外壁材にする

新築であればレンガ、タイル、樹脂サイディングのような、塗装が必要ない外壁材を使用するという方法もあります。新築ではない場合は、塗装が必要ない外壁材への張り替えが有効です。

おすすめは樹脂サイディングで、建材が軽いため今の外壁材に重ねるカバー工法で張り替えできます。

耐用年数が長い塗料を使う

外壁塗料の種類と価格と耐用年数

ラジカル制御の塗料やフッ素塗料など、高耐久の塗料を使えば塗り替えの回数を減らすことができます。主流のシリコン塗料は安価で種類も多いですが、耐用年数もそれなりです。

今は高寿命の塗料も多く販売されているので、多くの商品を比較検討してみましょう。初期費用は少し高くても高耐久の塗料を使えば、長い目で見た時のメンテナンスコストは抑えられるでしょう。

傷みや汚れが目立ちにくい色にする

汚れが目立ちにくい色と目立ちやすい色

傷みや汚れが目立ちにくい色にすれば、長い間きれいな見た目を保つことができます。美観が長持ちするので、塗り替えの回数を減らすことが可能です。

汚れが目立ちにくいのはクリーム、グレー、ブラウンといった色になります。一方黒や白は汚れが目立ちやすいので、メンテナンスを重視するなら避けた方が良いでしょう。

定期的に劣化を確認・メンテナンスする

定期的な確認やメンテナンスは怠らないようにしましょう。少し塗装が剥がれたり、ひびが入ったり部分からさらに劣化は広がります。劣化症状が軽度なうちに補修すれば費用も安く、大きい劣化にもつながりません。

業者に依頼するのが大変なら、目視で確認できる範囲だけでも定期的に確認するようにしましょう。10年を目安にプロに調査してもらうのもおすすめです。

悪徳業者に依頼しない

悪徳業者への依頼は絶対に避けましょう。業者の中には手抜き工事、技術のない職人を使う、塗料を規定より薄めて使うなど家の仕上がりに問題が起こるような行為で利益を生む悪徳業者もいます

悪徳業者に依頼してしまい、結果として工事のやり直しや、規定の耐用年数の半分以下で塗り替えということもあり得ます。外壁塗装に対する知識をある程度付けたり、相見積もりで業者を比較したりして悪徳業者に騙されないようにしましょう。

まとめ:外壁塗装は住宅に欠かせない!

外壁塗装を定期的に行うことで、建物の耐久性を高めることができます。外壁塗装について大事なポイントをおさらいしてみましょう!

絶対に必要です。雨や紫外線などから外壁を守り、長持ちさせるために定期的に行います。外壁塗装は家の外観のためでもありますが、何より家を保護する役割を担っています。

外壁材の劣化に繋がり、雨漏りなどを引き起こします。最悪の場合大がかりで高額なリフォームが必要になることも。小さい劣化からどんどん進行していくので定期的な塗装が必要です。

10年に一度が目安です。塗装の剥がれやひび割れなどの劣化症状が見られたら塗り替えのサインです。10年経っている場合は一度プロに劣化具合を診てもらうことをおすすめします。

 
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