屋根の葺き替え工事を徹底解説!気になる費用や工期も詳しくご紹介

屋根の葺き替え工事を徹底解説!気になる費用や工期も詳しくご紹介

屋根の葺き替え工事って、聞いたことはあるけれど、具体的にはどうするのかわからない…という方や、葺き替え工事が必要な気がするけれど、費用はどのくらいかかるの?という方はいらっしゃいませんか?

屋根は、雨や風、太陽による日差し、紫外線、気温の変化などから住人や家の中のもの、そして住宅を守ってくれているのです。

そんな屋根に大きなダメージがあったときに行う葺き替え工事。

この記事では、そんな葺き替え工事について、基礎知識から詳しくお伝えします。葺き替え工事を考えている方や、葺き替え工事について知りたい方はご一読くださいね。

屋根の葺き替えってどういう工事なの?

屋根の葺き替えってどういう工事なの?
まずは、屋根の葺き替え工事の基礎知識についてお伝えします。

この章では、葺き替え工事の概要のほか、葺き替え工事のメリット・デメリット、重ね葺き工事との違いなどについてまとめました。

葺き替え工事とは

葺き替え工事とは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を設置する工事のことです。

葺き替えと重ね葺きの違いって?
  • 葺き替えは既存屋根を撤去して新しい屋根材を張る
  • 重ね葺きは既存屋根を撤去しないで上から新しい屋根材を張る

葺き替えのメリット

葺き替え工事を選択するメリットは以下のようなものがあります。

  • 屋根材の内部の劣化でもすべて補修できる
  • デザインが一新できる
  • 軽量化して耐震性を高められる

葺き替えのデメリット

葺き替えは大規模な工事になるので、デメリットは以下の点が考えられます。

  • 費用が高い
  • 工事期間が長い

屋根の葺き替えのタイミングは?

葺き替え工事はかなり大がかりな工事になってしまいますし、何度も何度も気軽にできるような工事ではありません。葺き替え工事が必要な際に、適切に葺き替え工事を行いたいですよね。

では、屋根の葺き替え工事が必要なのはどのようなケースなのでしょうか。

緊急度高:すぐに葺き替えをしないと家を損傷させる場合

災害等で屋根の大部分が損壊した場合

災害等で屋根の大部分が損壊した場合は、早急に葺き替え工事が必要です。多数の瓦が割れたり屋根自体が変形・損失したりしていると、雨水などが直接侵入するので家屋を損傷させる可能性があります。

屋根内部の劣化が深刻な場合

雨漏りが発生している場合は、防水シートの劣化を疑いましょう。屋根の内部にある防水シートの交換をするには、葺き替え工事を検討してください。

緊急度中:経年劣化によるメンテナンスの場合

経年劣化による損傷の場合

経年劣化による損傷の場合は、緊急度はそれほど高くありません。しかし、近いうちにメンテナンスをする必要はあります。

屋根材別の葺き替え時期

耐用年数を超えたら葺き替えを検討が必要です。

屋根材 主な特徴と耐用年数
スレート 岩やセメントを加工して薄い板状にした屋根材。20〜30年程度で葺き替えが必要。
ガルバリウム アルミニウムと亜鉛、シリコンから作られる金属屋根材。30年程度で葺き替えが必要。
トタン 亜鉛でメッキを施した薄い鉄板材。10〜20年程度で葺き替えが必要。
主に粘土を利用して作るデザイン性が高い屋根材。50〜100年で葺き替えが必要。

緊急度低:外観や機能性を改善する場合

理想の外観にリフォームする

外観を変えたいとき、カバー工法困難な屋根(瓦系)などの化粧性変更のため行います。日本風の家を屋根や壁を一新する、リノベーション目的で行うこともあります。
葺き替え工事の主なパターン別の費用の目安は以下のとおりです。

工事パターン 費用目安
スレートから金属やスレートへの葺き替え 160〜260万円
スレートから瓦への葺き替え 180〜280万円
瓦からスレートや金属への葺き替え 180〜280万円
瓦から瓦への葺き替え 180〜300万円

軽量化して耐震性を高めたい

屋根を軽量化すると、建物の耐震性は高まります。築年数が長く家の耐久性に不安を感じるようになってきたら、軽量化を目的として、葺き替え工事を行うことも検討すべきでしょう。
よく葺き替えされる事例としては、重量がある瓦屋根スレートやガルバリウム剛板など軽量の屋根へ葺き替える方が多いようです。

屋根の葺き替えにかかる費用と工期

屋根の葺き替えにかかる費用と工期
屋根の葺き替えは比較的大きな工事になります。その費用や工期が気になる方も多いことでしょう。

ここからは、屋根の葺き替えにかかる費用や工期、屋根材の交換のパターン別費用についてお伝えしていきます。以下は、30坪のお住まいを想定した価格ですので、参考にしてみてください。

STEP.1
足場設置・養生・解体作業

足場の設置や養生にはおよそ30〜50万円の費用が掛かります。また、足場の設置、養生、解体には1〜2日ほどかかることを見込んでおきましょう。

STEP.2
下地補修

下地の補修には12〜20万円ほどかかり、その工期は1〜2日が一般的です。

STEP.3
新材設置

新しい屋根材を設置する場合には、80〜120万円の費用が見込まれます。工期はおよそ4〜6日です。葺き替える範囲や、屋根材を交換するかどうかでも価格が変動します。

STEP.4
金物類取り付け

費用は20〜30万円ほど、工期は2〜3日です。

STEP.5
足場解体・清掃

足場の解体や清掃などの諸経費として、30〜45万円を見込んでおきましょう。また、かかる日数は1日ほどです。

「葺き替え」と「カバー工法」どっちがいい?

屋根カバー工法と葺き替え工事では何がどのように違うのでしょうか。以下に屋根カバー工法と葺き替え工事の特徴を、項目別に比較しました。どちらの工事を行うかを迷っている方はぜひご参照ください。

カバー工法 葺き替え工法
費用の目安 180〜240万円 200〜260万円
施工期間の目安 5〜9日程度 7〜11日程度
デザイン性 瓦が使えない 瓦も使える
耐震性 耐震性が低下する 既存の屋根より軽量な屋根材を使用すれば耐震性が向上する

屋根カバー工法がおすすめな場合

屋根のカバー工法がおすすめな場合は、以下のようなケースです。

  • 屋根リフォーム費用を安くしたいとき
  • 断熱性や遮音性を高めたいとき
  • アスベストの除去作業をまだやりたくないとき

屋根葺き替えがおすすめな場合

屋根の葺き替えがおすすめな場合は、以下のようなケースです。

  • 瓦屋根のとき
  • 屋根の内部の劣化がひどいとき
  • 耐震性を低下させたくないとき

屋根補修の3つの方法を比較!

屋根は軽度の補修ならば塗装でも賄うことができます。葺き替え、カバー工法、屋根塗装の3つの屋根補修を比較したので、こちらも参考にしてください。

※参考)金属サイディング工業会『外壁リフォームのすすめ』を一部改変 http://www.jmsia.jp/download/pdf/manual08.pdf

屋根の葺き替え費用を抑える方法は?

屋根の葺き替え費用を抑える方法は?
屋根の葺き替えは、金額的にも大きな工事になります。できることなら金額を抑えたい、という方も多いでしょう。

ここからは、屋根の葺き替えの費用を抑える方法について見ていきましょう。

火災保険を利用する

保険
火災保険の対象になることもあります。

台風や地震、豪雨、豪雪などの自然災害による損害なら全額補償されることもあります。

ご加入の保険によって保証の対象や金額も変わりますので、工事をご検討中の方は、今加入している保険の補償範囲を確認しておくといいでしょう。

複数の業者に見積もりを依頼する

1社だけの見積もりを見て、その業者と契約するのは避けた方がいいでしょう。

適正価格もわかりませんし、その1社が悪徳業者である可能性も否定できないからです。業者を選ぶときには必ず、相見積もりをして価格を比較しましょう。

最低でも2,3社から見積もりを取ることをおすすめします。

相見積もりを取ると、あまりにも価格帯が外れている業者を避けることもできますし、相談しやすい業者などを見極めることもでき、安心できますよ。

ただし、「他の業者はもっと安かった!」などと値引き交渉を行うのはご法度ですよ。

補助金が受給できないか確認する

自治体によって補助金の条件や内容は異なりますが、工事の際には補助金を受けることができる可能性があります。

自治体のホームページなどを調べてみるのもおすすめですし、地元密着型の業者ですと、補助金についての相談にも乗ってくれる可能性もありますよ。

葺き替え時の屋根材の選び方

屋根材を変えることもできる葺き替え工事。新しい屋根材を検討するにあたっては、それぞれのメリットやデメリットが気になりますよね。

ここでは、スレート屋根、ガルバリウム屋根、トタン屋根、瓦屋根の4種類の屋根材のメリット・デメリットをご紹介します。

屋根材の特徴で選ぶ

スレート屋根、ガルバリウム屋根、トタン屋根、瓦屋根それぞれの特徴は以下のとおりです。

屋根材 主な特徴・メリット・デメリット
スレート屋根 ・価格を安くしつつ耐震性とデザイン性を重視する人向け。
・メリットは軽量、安価。デメリットは割れやすいこと。
ガルバリウム屋根 ・軽量化して耐震性を高めたい人向け
・メリットは金属としては錆びにくい。デメリットは傷がつきやすいこと。
トタン屋根 ・短期間でメンテナンスが必要となってもいいので葺き替えにかかる価格をとにかく安くしたい人向け。
・メリットは安価。デメリットは耐久性が低く錆びやすいこと。
瓦屋根 ・メンテナンスの手間を省きたい人向け。
・メリットは耐久性の高さ。デメリットは価格が高いこと。

勾配に合った屋根材を選ぶ

屋根材を選ぶとき、重要なのは屋根形状よりも勾配です。ここでは、勾配ごとに向いている屋根材をご紹介していきます。

勾配の種類 適した屋根材の特徴など
急勾配 ・6寸以上の勾配
・瓦、金属、スレート屋根などすべての素材が適している
並勾配 ・3〜6寸の勾配
・金属屋根とスレート屋根が適している
緩勾配 ・3寸以下の勾配
・金属屋根が適している

10秒でわかるおさらい!

それではここまでお伝えした内容を、10秒でわかるようにおさらいしていきましょう!

葺き替え工事のメリット・デメリットとは?

葺き替え工事の主なメリットは、屋根材全体の補修ができる、デザインが一新できる、軽量化による耐震補強ができるといったことなどがあげられます。デメリットは、費用が高く工事期間が長いことです。詳しくはコチラ


葺き替え工事の費用相場は?

使用する屋根材や工事方法によっても変わりますが、概ね160万円から300万円ほどです。費用の内訳はコチラ


葺き替え工事の平均的な工期は?

工事の内容にもよりますが、概ね2週間程度です。工程はコチラ


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