あなたはどんな屋根がお好きですか?せっかくのマイホーム、おしゃれに仕上げたいと思いませんか?実は、家の印象を大きく変えるのは「屋根」なのです。
この記事では、おしゃれな建物に欠かせない屋根のデザインについて屋根の形状・屋根材の種類・費用など、徹底解説します!
- 豊富な屋根の種類と特徴
- おしゃれな屋根するには?
- ポイントは屋根の勾配?
- 屋根選びの注意点は?
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目次
屋根のデザインがおしゃれな家の秘訣?
「あのお家おしゃれだよね?」「かっこいい家だなぁ」なんて言われる住宅は、一般的な住宅と何が違うのでしょう?家の形?外壁のデザイン?
いえいえ、おしゃれのポイントは実は屋根にあります!家をおしゃれにかっこ良くしたい方は必見です!
屋根の役割
まずは、屋根の役割とその重要性について簡単にご紹介します。
屋根は「台風」「地震」「自然災害」から守ってくれる他に、防音や温度調整といった役割があります。
こういった機能面で屋根は家のなかでも重要ような部分を占めるパーツと言えるでしょう。さらに、屋根は住宅全体のデザイン面でも大きな役割を担っているのです。
屋根は建物の外観を大きく変える!
家を建てるなら外観も見栄えの良いものにしたいと思う方も多いのではないでしょうか。あなたの好みに合った、かっこいい外観にして気持ちよく住みたいですね!
特に屋根の色と形状は、建物の外観にとって大きな要素になります。外壁にこだわっていても屋根を疎かにしてしまうと建物全体の印象は悪くなるでしょう。
自分の好きな色を選ぶのも大切ですが、あまりに目立つ色にしてしまうと調和を乱して浮いた印象を与えてしまうでしょう。
周囲の景観とのバランスを考慮しながら屋根のデザインを選ぶのが秘訣です。機能面にも優れた屋根にすれば、おしゃれでかっこいい素敵な家が出来上がります。
- 屋根はいろいろな自然災害から守ってくれている
- 住宅全体のデザイン面にも大きくかかわっている
- 周囲との調和が大事
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おしゃれな屋根の種類と特徴
おしゃれな屋根に必要な条件は2つ!屋根の形状と勾配です。屋根にはどんな種類があるのかご存知ですか?ここでは屋根の種類と特徴をご紹介します。
切妻屋根
切妻屋根とは一番主流な屋根です。普段、三角の屋根を良く見かけると思います。その屋根こそが切妻屋根です。
切妻屋根はそのシンプルな形ゆえにコストが低くできるのが特徴です。材料費や人件費などで価格をおさえることが出来ます。
またシンプルだからこそ和風から洋風まで、どんな家のスタイルにもピッタリの屋根になり、幅広いデザインにできるのも魅力の一つです。
招き屋根
招き屋根とは切妻屋根に段差をつけた屋根です。それにより個性的なデザインの屋根にできます。
強風や突風に強いという特徴があります。気になるデメリットはなく、太陽光パネルの発電効率が高く、屋根裏の断熱性や通気性に優れているなどメリットが豊富です。
片流れ屋根
片流れ屋根の一番の特徴はそのシンプルなデザイン性でしょう。勾配のついた屋根一面だけで構成されており、ほかの屋根と比べても非常にシンプルなつくりとなっています。
屋根裏空間を有効に活用できるところも魅力です。
南面側にソーラーパネルを設置すれば、その広い屋根のおかげで大容量の発電も可能となります。費用がほかの屋根と比べても安くできるのも嬉しいメリットですね。
因みに、片流れ屋根にする場合は屋根の勾配次第で見た目がかなり変わるので、家の外観をみながらバランスの良い勾配にするのが外観を整えるためのポイントです。
寄棟屋根
寄棟屋根は最上部の棟から4方に勾配があるのが特徴です。その形状から雨や雪などを均等に分散させることができ、風に強い特徴もあります。
その一方、雨を地面に落とすための雨樋も多くなるので、外観を気にするなら雨樋の色と場所には気をつけておきたいです。
デザイン面では、重量感、安定感ともにあり、その落ち着いた雰囲気から和洋どちらの住宅にもマッチしています。
陸屋根
屋根らしい屋根をつけるのではなく、屋上をバルコニーのように平らにしているのを陸屋根といいます。
陸屋根の特徴は屋上のスペースを最大限に有効活用することが出来る点にあります。シンプルでモダンなデザインであるため洗練された印象に。
ガーデニングや屋上庭園などのプライベートな空間を作るのに非常に向いています。その形ゆえに風の影響が少ないのも大きな特徴です。
一方、陸屋根は排水溝に葉っぱなどが詰まってしまうと屋根に水が溜まってプールのようになってしまい、雨漏れのリスクが高くなってしまいます。そのため、陸屋根にする場合は他の屋根と比べてマメなメンテナンスが必要になってきます。
入母屋屋根
入母屋屋根は和風建築で良く見られ、その風格あるデザインは日本の風土によくなじみ、神仏建築などにも多く使われている屋根の種類です。
寄棟屋根の上に切妻屋根を乗せたようなデザインで、その複雑な形状ゆえに高い施工技術が必要です。最近は職人の後継者不足もあり、メンテナンスやリフォームするのにも苦労します。
構造的にしっかりしており、安定感もあり断熱性も高く、風に非常に強い特性を持っています。
方形屋根
方形屋根の形状は、寄棟屋根に似ていて、同じようなメリットがあります。ピラミッドのようなデザインで非常にバランスのいい形をしています。また勾配の傾斜によって印象が変えられます。
雨や雪が多い地域でも負荷を均等に分散させることができるのが強みです。
しかしその中心に棟があつまるデザインゆえに、そこから雨漏りがしてしまう恐れがあり適度なメンテナンスは欠かせないでしょう。
屋根の素材選びはおしゃれな家への近道!
あなたのお家の屋根にベストな屋根材を選びましょう!
高い耐久性を誇る日本瓦
日本瓦の一番のメリットは、コストパフォーマンスが高いことです。屋根材の中では一番長持ちします。
不燃材料なので耐火性に優れているだけではなく、断熱性、遮音性も高いです。デザイン性にも優れていて、日本家屋には非常にマッチします。
一方、重量があるので地震の揺れには弱く、暴風等で瓦がずれることも。また施工できる職人が少なく、高額な工事になることもあります。
多彩なカラーと形が選べるセメント瓦
すでにご紹介した日本瓦に比べると、和風・洋風・フラット型と、さまざまな形状があるのが魅力です。
カラーバリエーションも豊富でオリジナリティを出すことも!品質も安定しており、耐火性にも優れています。
ただしセメントなので防水性がなく、セメント部分が水で洗い流されてしまえば砂の部分が出てきてしまいます。そうなると塗装などのメンテナンスでは修復が不可能になり葺き替えが必要になってしまいます。
軽量で低コストなトタン
また屋根用の鉄板のため、雨漏りしにくく軽いので建物への負担を軽減し、費用も安く出来ます。屋根のコストを抑えたい場合には、トタン屋根は最適なものと言えるでしょう。
しかし、トタン屋根は他の屋根材に比べると防音性が低いので、雨音がうるさくなることがあります。また、鉄材なのでサビやすく雨漏りの可能性も高くなってしまいます。定期的なメンテナンスが必要です。
シンプルな形で豊富な色が揃っているスレート
軽量のため施工性・耐震性に優れ、多くの業者で施工が可能で、おすすめの屋根材です!
スレート屋根の最大のデメリットは、暴風雨に比較的弱く隙間から雨水が入り込みやすいこと。定期的な塗装が必要になることがあり、水分が滞留しコケやカビが生えやすいです。
人の重さや、強い風や災害、積雪でも重さで割れてしまうことがあります。
耐久性とデザイン性を兼ね備えたガルバリウム(金属系)
また非常に錆びにくい金属で、耐久性・耐食性と機能面が充実しています。肝心のデザイン性も高く、「石粒付き」など独特な模様とカラーを選べるため、建物をおしゃれにするのにピッタリの屋根材です。
ただしガルバリウム屋根は断熱性、遮音性があまり高くありません。また傷に弱い素材なので施工が難しく、板金工事業者も数自体少ないため、施工費用が高くなる傾向にあります。
- 屋根材は大きく5種類
- 一重に「瓦」と言っても材質は様々
- どの屋根材でもバリエーション豊かなデザイン性
屋根の「勾配」がおしゃれな仕上がりのカギ?
勾配とは、屋根の傾斜の度合い(角度)のことです。勾配によって与える印象はガラっと変わります。屋根勾配は、傾斜のきつい急なものから、なだらかな緩いものにかけて、急勾配、並勾配、緩勾配となっていきます。
同じ屋根でも勾配が違うと、家の外観がかなり変わってきます。そのため、家の外観が気になる場合は屋根の勾配を変えてみるのも1つの方法と言えます。
そこで、勾配は急なほうが良い?緩やかなほうが良い?ここでは屋根のデザインに重要な「勾配」について詳しく説明していきます。
急勾配の屋根
傾斜が鋭く、水はけがいいおかげで汚れが流れやすく、雨漏りにも強い特徴があります。屋根の面積を大きくできるので、外から目立つ独創的でダイナミックな屋根を作るのに向いているでしょう。
ただ、その大きな面積のせいでメンテナンスコストは多少かかってしまいます。
並勾配の屋根
みなさんも一度は見ているはずの屋根、それが並勾配の屋根です。
一番シンプルだからこそ幅広いデザインが可能で、インパクトのある屋根から味わい深い風情のある屋根まで柔軟に対応できる所が魅力。これといって欠点がないのも特徴といえるでしょう。
緩勾配の屋根
軒先を深くして落ち着いたイメージを演出するのなら、緩勾配は一番オススメの屋根の形といえるでしょう。モダンなスタイルにデザインしたい人におすすめしたい屋根です。
しかし、その緩やかな傾斜のため水はけが悪くなってしまうので、雨漏りのリスクや汚れなどによる屋根のダメージはどうしても出てしまいます。
- 勾配には急勾配・並勾配・緩勾配と3種類ある
- 並勾配は特にデメリットはない
- 急勾配と緩勾配は独創的な屋根がデザインできるが欠点もある
屋根と素材のおしゃれな組み合わせは?
寄棟屋根/スレート屋根素材
落ち着いた印象のある寄棟屋根には、スレート素材が適しています。デザイン性の高いスレートとの相性は抜群で、メンテナンス費も考えると寄棟にはスレートがベスト!
招き屋根/石粒付ガルバリウム
招き屋根は、その独特な形状で、既におしゃれと言えますが、そこに石粒付ガルバリウムを組み合わせれることで、唯一無二のデザインの屋根に仕上がるオススメの組み合わせです。
切妻屋根/日本瓦
オーソドックスな切妻屋根には日本瓦で趣のあるシンプルなデザインに。切妻の縦・横のサイズを瓦と合わせることで、ほとんど瓦をカットすることなく切妻屋根が完成するので余計なコストもかからずお得です。
おしゃれな屋根は高い?その費用を解説!
おしゃれな屋根はやっぱり高いんでしょ?と思ってしまいますが、本当にそうなのでしょうか?
形状別の屋根の費用相場はどれくらい?
切妻屋根:切妻屋根は日本では最もよく目にする屋根です。構造がシンプルなので費用を安く抑えることができます。
相場は約200万~400万円。
寄棟屋根:寄棟屋根は4方向から屋根面を寄せて支え合う構造です。雨や雪をそれぞれ分散できるので、壁の保護にも繋がります。長期的なメンテナンス費用を下げることができるでしょう。
相場は300万~600万円
片流れ屋根:片流れ屋根は1面だけが傾斜している形状の屋根です。特徴は、窓を高い位置に設置できることです。太陽の光が家の中を明るくしてくれます。
住宅全体としても、おしゃれでシャープな仕上がりになります。
相場は約200万~350万円。
材質別の屋根の費用相場はいくら?
一般住宅で使用されている屋根材は粘度系、セメント系、スレート系、金属系と、4種の系統に分類されます。
粘土系は、ガラス質の釉薬と無釉タイル。セメント系ではコンクリートやプレスセメントなど。スレート系では天然スレートと彩色スレートなどがあります。
それぞれ屋根材の費用と耐久年数はこちら。
種類 | 価格/㎡ | 耐久年数 |
瓦(粘土系) | 8000円~ | 50~100年 |
瓦(セメント系) | 8000円~ | 30~50年 |
コロニアル(スレート系) | 5000円~ | 20~25年 |
ガルバリウム鋼板(金属系) | 7000円~ | 15~30年 |
屋根材の種類や特徴について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
- 屋根の相場は200万~から
- 屋根材は大きく分けて4種類
- 屋根材は種類によって価格も耐久年数も変わる
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おしゃれな屋根を目指すための注意点とは?
屋根材が同じでも業者によって仕上がりが違う?
実は業者によっては、まったく工事をしたことのない屋根材を写真等を見て適当に施工する…なんて事が意外と多いのです。また施工能力も業者によってマチマチで、金額云々の問題でははかれない所もあり気を付けなければいけません。
下記の項目に当てはまる業者には注意しましょう。
- 飛び込みの訪問営業
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- 短すぎる工期
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屋根工事で信頼できる業者のポイント!
- 施工実績が豊富
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安心して任せることができるでしょう。
優良業者を選ぶコツを知りたい方には、次の記事もおすすめです。
おしゃれな屋根の秘訣をおさらい!
おしゃれな屋根に仕上げるためのポイントは屋根の「形と勾配」+「屋根材」をしっかり選定することです。そんなおしゃれな屋根の選び方をおさらいしましょう!
どんな種類と特徴がおしゃれな屋根なの?
三角の切妻屋根、切妻屋根に段差を付けた招き屋根、一面だけで作る片流れ屋根、4方に勾配がある寄棟屋根、平らな陸屋根などがあります。詳しくはコチラ
おしゃれにみせるための勾配のそれぞれの特徴とは?
屋根の傾斜の度合いを示す勾配。ダイナミックな屋根を印象づける急勾配、味わいある屋根からインパクトまで幅広いデザインに対応する並勾配、モダンな印象になる緩勾配とぞれぞれに特徴があります。詳しくはコチラ
おしゃれな素材と形状の組み合わせはある?
デザイン性の高いスレートとの相性は抜群の寄棟屋根×スレート屋根素材、唯一無二のデザインの屋根に仕上がる招き屋根×石粒付ガルバリウム、趣のあるシンプルなデザインになる切妻屋根×日本瓦がおすすめです。
ここさえ抑えれば、おしゃれな屋根で素敵なお家に仕上がるでしょう。
屋根塗装の費用について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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