屋根は雨を防ぐ役割だけでなく、家の外観を決めるのに重要とも言われています。
しかし、屋根は修理しなくてもずっと使えるものなんじゃないの?という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、屋根を修理する意味や修理にかかる費用・修理の目安を紹介していきます。屋根の修理について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 屋根を修理する理由とは?
- 屋根を修理するためにかかる費用はどのくらい?
- 屋根修理をする目安時期って?
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目次
なぜ屋根を修理する必要があるの?
屋根は、なぜ修理する必要があるのでしょうか?それにはいくつかの理由があるのです。
屋根の破損を放棄すると家全体の見栄えが悪くなるだけでなく、屋根の破損を放置しておくと雨漏りの原因にもなりかねません。
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見栄えが悪くなる
屋根を修理しないままでいると、外観を損ない、見栄えを悪くしてしまいます。また、住んでいる人の印象を悪くする可能性もあるのです。
屋根の破損は、地上から見上げても見る事は難しいでしょう。「周囲から見えてないから大丈夫」と思いがちですが、別の建物からは屋根が見えてしまう可能性は非常に高いのです。
家の劣化が早くなる
屋根が破損しているとあっという間に家全体が劣化してしまいます。屋根の破損個所から雨風(一次災害)が入り、家全体がしけってしまう原因に。
このように、屋根の破損は雨漏りの原因に繋がるのです。
雨漏りは放っておくと、雨が部屋に侵入し、部屋の床が腐る原因にもなるのです。
特に、「雨漏りはタライやバケツで防げばいい」と考えている人は要注意!屋根の破損は想像以上に深刻と考えておきましょう。
- 屋根の破損は見栄えが悪くなる
- 屋根が破損したままだと家の寿命も短くなってしまう
屋根を修理せず放置すると…
具体的に屋根が破損しているままにしていると、どのような事が起きるのでしょうか?屋根の破損で起こりうることを詳しく見ていきます。
カビの繁殖
まず、第一次災害とも言われる雨漏りが起きて、そこからがカビが繁殖し始めます。
「面倒だから後で直せばいい」と言う考えを持っていると、家がどんどん劣化するため、余計に費用が掛かってくるのです。部屋に雨が侵入すると、建物の木材を使用した部分から徐々にカビが発生し始めるんです。
カビは、木材腐朽菌と言う名前をしており、この木材腐朽菌は木材を腐らせ、天井が腐る・落ちる・傾くなどの原因を生み出します。
雨漏り
屋根の破損を放置すると、破損個所から雨が侵入してくるため、常に部屋が雨漏りをする状態になってしまうのです。
その場の対処方としては、雨漏りする部分の水滴をタライ等で床にしみるのを防ぐことですが、全ての雨漏りを見つけられるとは限りません。
目に見えない部分で、雨の侵入は増え、家がカビてしまう事は充分あり得ます。
屋根の破損は、破損した部分から雨が侵入し、雨漏りで家が劣化するところまで想像する必要があると言えるでしょう。
メンテナンス時期が短くなる
屋根は、家の防水機能ともいえる重要な役割を果たしています。その防水機能が破損してしまうと、内部が腐食してしまい、天井や床、柱や屋根裏に至るまで様々な部分のメンテナンスが必要になります。
また、湿った木材にはシロアリ(第二次災害)が寄ってくるため、シロアリの施工費用まで掛かる可能性があるのです。小さな屋根の破損でも、放置していると結果的に多大な費用が掛かってしまうので、屋根の破損は早急に対処していきましょう。
- 屋根の破損の放置はカビの原因に
- カビの繁殖は家を壊していく
- 劣化の放置は最終的に莫大な費用になる
屋根修理を検討すべき劣化サイン
屋根の劣化に気づかず、気づいたのは部屋に雨漏りをしだした頃、なんて人も少なくありません。ですが、雨漏りする前に、できるだけ早く屋根の破損は見つけておきたいですよね。
ではどのような劣化サインをポイントとしてみていけば良いのかご紹介したします。
屋根のひび割れ
まず、注目して欲しいのが屋根材の割れです。屋根材が割れていないかどうか定期的にチェックを行う事で、屋根の修理が必要かどうか早期に判断できます。
小さなひび割れは、雨の侵入に繋がるのでひび割れが一箇所でもある場合は、修理が必要になってくるのです。
屋根材の変形
屋根の破損を調べる時には、屋根の一層目(一番外側)に用いられる屋根材の変形をチェックしましょう。屋根材には、化粧スレート屋根・瓦屋根・金属屋根などがあります。それらの素材が、反り返っていたり、素材自体がひび割れていないかを調べます。
もし、少しでも素材の反りやたわみなどが見つかった場合には、早急に修理する必要があると判断できるのです。
瓦のズレ
屋根材が瓦屋根(日本瓦・陶器瓦・セメント瓦)の場合は、瓦のズレをチェックしてみましょう。
瓦のズレは、瓦と瓦の間に隙間が無いか・瓦が滑り落ちていないか等を見ます。ズレがある場合は要注意。
瓦の下の葺き土が崩れ、そこから雨漏りするようになるのです。瓦のズレは、長い年月をかけて徐々に葺き土が劣化したか、強風などで引きおこる可能性が高いと言えます。
屋根の瓦がズレると、その下の葺き土が崩れてそこから雨が侵入するようになります。葺き土は、瓦のズレた隙間から雨が侵入し、その影響を受けて崩れ始めるので1つの瓦がズレると、周辺の瓦も影響を受けるため、瓦のズレの範囲が広がってしまうのです。
雨漏り
部屋の中に雨漏りがあるかどうかをチェックしてみましょう。雨漏りは、屋根の破損が原因で起こるため、屋根修理を検討するために重要なサインと言えます。
特に、屋根に上って屋根の破損を確認するのが難しい人は、まず天井の雨漏りからチェックしていくことが重要になるのです。
天井に見覚えのないしみがあったら、雨漏りを疑うようにしましょう。
塗装の剥がれ
天井から雨漏りする場合、塗装の剥がれが原因で起こります。粘土瓦以外の塗装された屋根は、長期の劣化により塗装の剥がれが発生するのです。また、塗装時のミスな可能性もあります。
いずれにしても、塗装の剥がれを放置したままにしておくと、太陽や雨風の影響を直に受けることになるため、天井から雨漏りするようになるのです。屋根の塗装が剥がれたからと言ってすぐに雨漏りしだすわけではありません。
長い年月をかけて、最終的に天井からの雨漏りが発生するので、塗装の剥がれを見つけたら修理を行えば、雨漏りになる前に防ぐことができるのです。
一部変色している・屋根の塗装が剥がれて屋根自体がむき出しになっているかで判断し、屋根を塗装した会社に1度相談するのが良いでしょう。
- 瓦のズレや損傷をチェック
- 雨漏りをしていないかく
- 屋根の塗装は剥がれていないか確認
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屋根修理にかかる費用相場
屋根修理には、おおよそどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?修理内容によって費用は異なってくるので、一度チェックしていきましょう。
修理内容別の費用
まず、雨漏りの修理は、1箇所あたり平均5~10万円です。屋内の雨漏りを修理するためには現場の調査が行われ、どのような原因で雨漏りが起きているのかをチェックしてもらいます。
チェックが終わると、雨漏りをしている天井の張り替え工事が行われて、雨漏りした天井の修復が行われるのです。一言に「修理」と言っても、場合によっては大掛かりになる可能性も十分にあるため、想像よりもはるかに費用が掛かってしまうケースもあります。
次に、屋根の棟部分の修理費用は1箇所あたり平均5000~7000円です。棟部分(屋根の面同士で交差している部分)は、家の造りによっても大きく異なり、棟板金と棟瓦で価格が変わってきます。
棟板金の修理費用は総額30万円程度、棟瓦は、漆喰の補修に25万円程度、棟瓦の積み直しに40万円程度の費用が掛かるのです。
棟部分は、屋根の中心ともいえる部分なので、修理するにはそれ相応の費用が掛かってくるでしょう。
最後に、漆喰の修理には1箇所あたり平均1万円の費用が掛かります。
漆喰の修理には、以下の手順で行われるのです。
- 既存の漆喰を撤去
- 葺き土を整え、湿らせる
- 漆喰を塗布する
費用の総額は、39万円~67万円程度になります。屋根職人の人件費が高額なため、最終的にかかる費用を抑えておきましょう。
修復内容 | 1箇所あたりの費用 |
雨漏り | 5~10万円 |
棟部分 | 5000~7000円 |
漆喰部分 | 1万円 |
屋根材別の費用
屋根素材によっても、修理費用は異なってきます。自分の家の屋屋根素材は何が使われているのかチェックしてから価格を見ていきましょう。
まず、瓦は平均1枚5000円~1万円の費用が掛かります。
瓦は素材によって費用が異なってきますが、30坪でおおよそ60万~120万円です。瓦が剥がれていたり、ひび割れているのをそのまま放置していると、莫大な費用が掛かる事になるので注意しましょう。
スレートとは、薄い板状の屋根素材のことです。スレートは「コロニアル屋根」とも呼ばれていて、リーズナブルなために耐久性が低く、30年もてばいい方と言われています。
そんなスレートは1㎡あたり平均5000~8000円です。
瓦よりは安価ですが、その分定期的なメンテナンスを要する屋根素材となっています。
屋根素材 | 30坪当たりの費用(屋根面積100㎡の場合) | 修理総額 |
セメント瓦 | 60~100万円 | 100~220万円 |
日本瓦 | 80~120万円 | 100~240万円 |
ガルバリウム | 60~90万円 | 100~210万円 |
アスファルトシングル | 60~80万円 | 100~200万円 |
スレート | 50~80万円 | 90~200万円 |
修理前の調査費用
屋根を修理するにあたって、調査費用と言うものが発生します。調査費用は、無料のこともありますが、足場の悪い場所での調査や条件、依頼会社によっては調査費用が掛かる事もあるのです。
雨漏りの調査費用は、0~30万円程度。目視で雨漏りが確認できれば無料ですが、散水をしてチェックする場合には調査費用が発生する可能性が高くなります。
雨漏りでは、複数個所から雨漏りが発生している事もあるため、入念なチェックがカギになってくるでしょう。
他の補修の場合、例えば、屋根素材のひび割れや剥がれは、目視で確認できるため、調査費用は無料なのが一般的です。「屋根が最近古くなった気がする」「雨漏りをしないか不安」と感じたら、1度無料で調査を行っている業者に見てもらうのが良いでしょう。
リフォームの費用
家をリフォームするには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?30坪程度の住宅を想定したリフォーム費用をまとめてみたので、自分の家と比較しつつ見ていきましょう。
屋根の塗装は、平均40~70万円掛かります。塗料には、家の耐久性を高めるものから、艶やマット感などの質感など、様々な種類があります。そのため、こだわりを持って業者に依頼すると、塗装だけでも費用が掛かるのです。
ある程度予算を決めておいてから、塗料を選ぶようにしましょう。
カバー工法とは、既存の屋根材にそのまま金属屋根を被せるリフォーム工事になります。一戸建てに使用されやすいコロニアルは、長年使用していると苔が生えやすく、そこからヒビが入る可能性が非常に高いので、カバー工法を用いて屋根を強化する必要があるでしょう。
カバー工法には、おおよそ140~200万円の費用が掛かるのです。
葺き替えは、現在使用している屋根素材をすべてはがして、新しい屋根を作るリフォームのことを指します。カバー工法とは違い、屋根の下地の状況も確認できるため、防水シートが劣化していたら除去するなどの作業も可能となるのです。
葺き替えは160~220万円掛かりますが、その分屋根の状況を改善できるというメリットがあります。今後も長期にわたって家に住む予定なら、カバー工法よりも葺き替えの方がおススメです。
その他のいろいろな費用
リフォームには、屋根を直すために屋根素材以外にも費用が掛かります。
屋根に上るために欠かせない足場や、人件費など、リフォーム全体にかかる費用について詳しく見ていきましょう。
足場の費用は平均10〜20万円かかります。リフォームにとって無くてはならないものです。
足場があると、リフォーム作業がしやすいだけでなく、安全の確保・丁寧な作業のサポート・近所への配慮に繋がります。
足場の費用は足場架面積 = (建物の外周(m) + 8m) × 家の高さ(m)で計算すると、30坪あたり15万程度の費用が発生するのです。
屋根を直すにあたって足場は必須ですから、足場費用10~20万円は想定しておくようにしましょう。
屋根のリフォームをするにあたって、人件費総工事費の20〜40%がかかるようになります。まず、営業担当(1~2人)と、工事管理(1人)・足場職人(2~3人)・屋根職人(1~3人)・産廃業者(1人)が関わると想定しておきましょう。
このように、屋根のリフォームをするためには、平均7人の人件費がかかるようになります。
逆に、人件費を抑えた業者では、手抜きでリフォームする可能性が高いので、人件費をケチらずに、ある程度人数はいた方がより信頼できるでしょう。
人件費のほかにも、諸経費ゴミ廃棄、交通費など、総工事費の5〜20%が掛かります。
諸経費は、総工事費の5~20%なので、そこまで気にする必要はありませんが、20%も費用が掛かるとなるとそこそこの額にはなってしまうので、あらかじめ業者に相談しておくようにしましょう。
- 屋根素材の費用は40~200万程度
- 足場費用は無料ではない
- 人件費は削らない業者を選択
- 諸経費はいくら掛かるのか事前にチェック
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パターン別!屋根修理にかかる費用例
屋根修理にはいくつかパターンが存在します。屋根の破損や状態によって費用が異なってくるので、しっかりとチェックしておきましょう。
屋根の雨漏り調査
雨漏り調査では、調査の仕方によって、費用が異なってきます。目視で雨漏りが確認できる場合は、0~5万円と比較的リーズナブルな調査が可能です。
しかし、目視で確認できない場合、水散や発光検査など、専門的技術が必要になるため、調査の費用も5~30万円掛かるようになります。
調査項目 | 調査費用 |
目視 | 0円~5万円 |
水散 | 5~10万円 |
内側確認 | 5~15万円 |
発光検査 | 15~20万円 |
赤外線調査 | 18~30万円 |
瓦屋根の雨漏り修理
瓦屋根の雨漏りの修理は、5〜50万円程度で行うことが可能です。瓦の種類や状況によって価格は変動します。
雨漏りを止めるためには、漆喰の修理が必要になるので、瓦屋根が少しだけ破損している・ズレている場合は、瓦屋根全体の葺き替えは必要ありません。
そのため、軽度の雨漏りであれば費用を最小限に抑えることが可能になります。
スレート屋根の塗装
スレート屋根は、瓦よりも価格が安価なため、30坪程度の住宅で40〜70万円程度で修理が可能です。
塗料にもいくつか種類があり、価格は以下の通りになります。
塗料の種類 | 価格(1㎡あたり) |
アクリル | 700~2000円 |
ウレタン | 1500~2500円 |
シリコン | 1800~3500円 |
フッ素 | 3000~5000円 |
ガルバリウム鋼板への葺き替え
ガルバリウム銅板は、スレート屋根よりも耐久性が高いのが特徴です。30年に一度葺き替え作業を行う事で家が長持ちします。
ガルバリウム鋼板の葺き替え費用は、30坪程度の住宅で160〜200万円程度です。
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屋根修理にかかる費用の支払い方法
いよいよ屋根修理を行おうと考えた時に、屋根修理費用はどのタイミングで支払うのか、支払方法はどのような種類があるのか疑問に思いますよね。
屋根修理費用の支払い方法は、業者によっても異なってくるので、自分に合った支払い方を検討しましょう。
修理後に全額支払う
最も一般的な支払い方法が、修理後に全額支払う方法です。この方法だと、完全に修理し終わってから支払うため、業者に修理の放棄をされるなどの詐欺にあいにくいのが特徴と言えます。
知り合いで信頼できる業者などではない場合は、修理後に全額支払う方法を選択するのが安全かつ無難です。
修理前に全額支払う
修理前に全額支払う方法もあります。この方法は、ほとんどない珍しい支払い方法です。そのため、修理費用だけを業者に取られ逃げられてしまうなど、詐欺業者に多い手法と言えます。
全額前払いを要求する業者は、詐欺を疑った方が良いでしょう。
修理前と修理後の二回に分けて支払う
屋根の修理は修理費用額が大きいため、修理前と修理後の二回に分けて支払う方法もあります。この方法は、小規模事業者に多い支払い方法です。
修理前に費用を半額程度払う事から、詐欺を疑う人もいますが、詐欺業者を見分ける判断基準にはならないのが特徴。
業者が信頼できるかどうかは、事前に調べておくと安心できるでしょう。
修理前・修理中・修理後の三回に分けて支払う
修理前・修理中・修理後の三回に分けて支払う方法もまれにあります。この方法は、珍しい支払い方法のため、工事途中で追加工事の必要性が出た場合が考えられるでしょう。
3回払いを業者に要求された場合は、三回に分けて支払う必要があるのかを確認することが大切です。
- 修理後に全額払うのが無難
- 修理前に全額支払う方法は詐欺の可能性大
- 三回に分けての支払いは業者に理由を聞く
屋根修理をする目安時期と工期
屋根を修理する目安の時期はどのようなタイミングなのでしょうか?また、工事する期間も把握する必要があります。
「思ったよりも時間がかかった」と後悔しないように、目安時期と工期を確認していきましょう。
屋根材ごとのメンテナンス時期
屋根の素材によって、劣化が異なってくるため、修理するタイミングが変化してきます。
スレートや金属材は10年程度で屋根にヒビ・欠け・変形が見られるため、10年ごとの塗装が一般的です。
新築を目安に10年ごとなので、築年数がたっている家を購入した場合は、塗装を行った方が良いでしょう。
次に、瓦の場合は塗装が不要です。瓦は、塗装作業が要らない分、10年おきに破損などを確認するための点検を推奨します。
屋根修理の工期
屋根を修理するためにかかる工期は1日〜2週間程度です。修理の度合いにもよりますが、部分修理の場合は1週間以内は珍しくありません。
ただ、屋根修理には足場が必要になるため、その間は部屋に光が入りづらくなったり、大型の家具を運ぶのにも不便になります。
家に足場がついても困らない時に、屋根修理の依頼をしましょう。
屋根リフォームの工期
屋根全体のリフォームの工期は、2〜3週間になります。主に、葺き替えが長く、塗装がその次に長いとされているので、どちらかを検討している人は工期が長い事を把握しておきましょう。
ですがその中でも、カバー工法は工期が短い傾向にあります。
- スレート屋根の塗装のメンテナンスは10年程度
- 瓦は10年おきに点検
- 屋根リフォームは工期が長い
屋根修理でよくあるトラブル
屋根修理では、トラブルも発生しやすく、後から詐欺業者に依頼していたと気づくケースも少なくありません。
出は、どのようなトラブルが発生するのかを詳しく見ていきましょう。
工事スケジュールの遅れ
雨が続く時期だと工期が遅れることがあります。雨は足場が滑りやすくなるため、安全が確保できないほかに、作業中に屋根に雨が侵入してしまうなどの問題があるからです。
大抵の業者は天候の悪化も含めて工期を設定しているので、工期は想像よりも長引くと思っていた方が良いでしょう。
追加の費用を請求される
悪徳業者がよく使う手法に、追加の費用を請求する手口があります。
ですが、優良業者でも思わぬ問題が起こることはあるので、費用が必要な理由を詳しく聞くことが大切になってくるのです。
修理を依頼したのに直っていない
雨漏り修理を依頼したのに直っていない、塗装工事を依頼したのに適切な塗装がされていないなどがあります。このような、依頼した修理が直っていないケースは多くあるのです。
保証がある業者でないと、後からクレームを言っても対処してくれないことがあるので注意が必要となるでしょう。
屋根修理でのトラブルを防ぐためには?
屋根修理でトラブルが起こらないようにするためにも、事前にチェックする事が大切になってきます。業者によっては、後からクレームを入れても対処してくれない場合があるので注意しましょう。
では、どのようにトラブルを防げは良いのか見ていきます。
アフターフォローがあるか確認しておく
業者に屋根修理を依頼する前にまず、施工不良が起こっても無償で対応してくれるかを確認しましょう。アフターフォローの確認は、ホームページや冊子の他に、直悦業者に聞く方法があります。
後になってアフターフォローが無い事に気づいてからでは遅いので、アフターフォローの確認は必須です。
訪問営業をする業者は避ける
いきなり訪問してくる業者は詐欺が多い傾向にあるため依頼を避けるようにしましょう。訪問営業で詐欺を見分ける特徴としては、最初に「この地区で無料点検をしています」等の声掛けをしてきます。
その後、外壁や家について散々不安を煽るような発言をするのです。無理にでも勧誘しようとしてくる様子などから、詐欺を見分けるようにしましょう。
- アフターフォローの確認
- 訪問販売は詐欺の可能性大
屋根はDIYでも修理できる?
屋根を直すのにも、簡単に出せるような費用ではありませんよね。「少しの修理くらいなら自分でDIY出来ないのかな」と考える人も多いかと思います。
そんな、屋根の補修を自分でしたい場合の方法について詳しくまとめてみました。
簡単な補修であればDIYでも可能
塗装や、瓦のズレ補修程度なら知識と経験があればDIYは可能です。また、塗装や瓦のズレは、インターネットの検索や動画で知識を得る事ができます。
他にも、屋根の補修をした経験がある人と一緒に補修を行うのも有効的です。
屋根修理をDIYで行うときの道具
屋根の修理を自分で行う際にはいくつか道具を準備する必要があります。道具は以下の通りです。
道具の種類 | 使用方法 |
塗料材料や工具一式 | 屋根を塗装するために使用。工具は屋根の修復に使用。 |
足場 | 脚立などを用いる |
洗浄道具 | ホース等を用意。屋根の汚れを落とす。 |
安全ベルト | 屋根から落ちないよう安全ベルトで身体を固定 |
ヘルメットや軍手 | 作業でけがをしないよう装着 |
表に乗っているものは必要最低限のアイテムになります。そのため、いざDIYするとなった時に、票の他にも必要になってくるアイテムもあるでしょう。
屋根の修理は業者に依頼するのがおすすめ
DIYは落下や施工不良のリスクが高いため、素人が行うのはオススメしません。ケガをするリスクを背負ってDIYをし、命にかかわる大けがをしては元も子も無いのです。
自分で屋根のDIYを行えば、工事期間も長くなるため、業者に依頼したほうが効率的と言えます。
- 最小限の屋根のDIYなら可能
- 規模が大きい修復は業者に依頼
屋根修理を依頼する業者の選び方
いざ屋根修理を依頼するとなっても、どの業者に依頼すれば良いのか悩みますよね。
実は、屋根を修理する内容によって業者は異なってきます。
屋根を直すそれぞれのプロに依頼するのが、失敗しない業者選びのコツです。
屋根瓦業者
瓦屋根なら瓦専門業者が向いています。瓦専門業者は、その名の通り瓦を直す専門家なため、屋根も綺麗に仕上がるのが魅力と言えます。
また、様々な瓦を直してきているため、瓦屋根の症状もすぐわかり、対処できると言えるでしょう。
塗装業者
塗装リフォームなら塗装会社に依頼をして下さい。塗装会社は、多くの塗料を扱っているため、自分好みの屋根に仕上げてくれます。
逆に、大手リフォーム会社に塗装依頼をすると、中間マージンが発生して費用が高くなる可能性が高いので注意が必要です。
防水業者
屋根が雨漏りするなら、防水や雨漏り専門会社に依頼をしましょう。防水の専門会社では、根本的な修理から雨漏りの原因を突き止めてくれます。
専門会社は、融通が利くことも多いので、大手リフォーム会社よりもオススメです。
リフォーム会社
棟部分の修理や葺き替えリフォームならリフォーム会社や工務店に依頼をしましょう。リフォーム会社では、家全体のリフォームに携わっているため、経験と知識が豊富にあります。
大掛かりな作業ともなると、足場の確保や人員確保が必要不可欠です。そのため、人員不足になりずらいリフォーム会社を推奨します。
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屋根修理を業者に依頼するときのポイント
屋根修理の依頼をするにあたって、失敗しないためには、いくつかポイントが生まれてくるのです。
より確実に、コストを抑え、不備の無い修理を依頼するためにもポイントは抑えていきましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
屋根を修理する前にまず、相見積もりをして価格や工事内容を比較してください。比較をせずに一つの業者に決めてしまうと、価格や工事内容がもっと良い業者を見逃すことになります。
いくつか業者に見積もりをしてもらい、比較する事で屋根の修理も失敗しなくなるのです。
ローンについて確認しておく
リフォームには莫大な費用が掛かるため、直ぐに費用を用意できない場合があります。そのためほとんどの業者は、リフォームはローンを組めるケースが多いのです。
ローンが組めるかどうかは、一度業者や銀行に確認をとっておくようにしましょう。
火災保険が適用されるか確認する
自然災害による破損は火災保険で全額補償される場合もあるので、火災保険が適用されるかどうかチェックしてください。
もし、火災保険が適用されれば、大幅に費用が負担できます。
コチラの記事では火災保険について詳しく条件や申請方法を解説しています。実際の事例もいくつか紹介しているのでぜひご覧ください。
- 他社と相見積もりを比較
- ローンの有無を確認
- 火災保険の適用をチェック
屋根の修理は早期発見と事前準備が必須!
いかがでしたか?屋根の破損は、放置しておくと、修理にも多大な費用がかかることがわかりました。特に、家が雨漏りをしだしたら要注意!ほっておくと、屋根全体の修復を必要とする可能性が生まれてしまいます。
屋根は10年に1度は、専門業者に検査してもらうのがポイントです。また、業者の中には、詐欺業者も多くいるので、自分の目で確かめて、入念にチェックをしてから屋根修理の依頼をするようにしましょう。
マイホームを長持ちさせるためにも、屋根の破損の早期発見を心がけて下さいね。
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