外壁の穴を補修する方法|外壁穴の原因やDIYで穴埋めする方法も紹介

外壁の穴は建物外観が悪くなり、建物の寿命も短くなる原因の1つで、見つけたら速やかに補修するのが大切です。しかし、外壁の穴をどういった方法で補修したら良いのかわからないですよね。

そこで当記事では、外壁の穴を補修する方法をサイディングやモルタル別に紹介しています。

外壁の穴の補修費用や期間、DIYでの補修方法についても記載しているので、外壁の穴を塞ごうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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外壁に穴が開く原因と予防策

外壁に穴が開く原因

  1. 施工不良
  2. 建物の劣化、ひび割れ
  3. エアコン設置のために意図的に開ける

施工不良

対策方法(予防策) ・優良業者に依頼する

外壁に穴が開く原因の多くは、塗装業者の施工不良です。施工不良による穴はピンホールと言われ、気泡のような小さい穴が複数開いている状態を指します。

ピンホールは業者の施工不良(乾燥不足のまま上塗りをしたり、外壁の事前洗浄が不十分など)によることが多いので、無料で補修してもらえる可能性があります。一度施工してもらった業者に連絡してみましょう。

建物の劣化、ひび割れ

対策方法(予防策) ・定期的なメンテナンス

外壁に穴が開く原因で次いで多いのが、建物の劣化です。日々の雨風の新色や経年劣化により劣化していき、塗料が剥がれてしまったり、サイディングのひび割れを引き起こします。

穴が空いてしまったり、ひび割れを起こしてしまうと、最悪の場合、一面すべてを取り替えることになってしまいます。費用がかかってしまうため、定期的なメンテンナスを行うことをおすすめします。

エアコン設置のために意図的に開ける

対策方法(予防策) ・特になし
※必要になったら業者に依頼

エアコン取り付けの穴が残ってしまった場合、業者に連絡して補修依頼するべきです。エアコン取り付けの穴は大きいため、DIYでは逆に悪化させる可能性があります。

穴を開ける場合は、エアコンの設置位置や空気穴を開ける位置が本当に適切かを考えてから、外壁に穴を開けましょう。

外壁の穴補修はDIYできる?

小さい穴はコーキング剤でDIY可能

外壁の穴補修は、小さい穴の場合、DIY可能です。補修方法の簡単な流れを説明すると、ほこりや汚れを落とし→プライマーを塗ってコーキング剤を入れる→乾燥したら塗装して完了です。

ただし、サイディングのひび割れは、DIYでの補修はできません。ひび割れは外壁の劣化によるものなので、業者に依頼しましょう。依頼する場合、補修内容によっては無料になることもあるので、必ず見積もりは取りましょう。

大きい穴は業者に依頼

外壁の穴のサイズがビス穴よりも大きい場合は、業者に依頼しましょう。パテを使用して補修が可能です。しかしエアコン穴など穴のサイズが大きいと外壁ごと取り替える必要があったり、下地が破損したり腐食している可能性もあります。

専門的な知識を持っていない場合は、自分で補修しようとはせずに、まずは業者に相談するのがおすすめです。

施工不良の再塗装なら無料

外壁の穴が施工不良で発生したものであれば、再塗装を無料で行ってくれる可能性があります。特に、外壁の細かい穴が空くピンホールは施工不良である可能性が高いので、施工業者に相談しましょう。

また、施工不良以外で空いた穴でも、まずは業者の方に確認してもらうのがおすすめです。業者に頼むことで外壁の点検も行えるので、穴以外の劣化が起きている箇所などを見つけられます。

補修の完成度が高い

業者であれば、外壁の補修の完成度が高いので、外壁の穴を完璧に補修できます。プロの業者に頼めば、補修部分が周囲の外壁表面に溶け込んで、仕上がりに違和感がありません。

また、業者に依頼する場合は、外壁材や下地の状態もチェックしてもらえるのがメリットです。穴が開いた部分周辺の劣化具合や、穴が外壁材や建物に与える影響なども相談できるので、穴の補修と同時にメンテナンスも行えます。

外壁の穴補修のやり方

サイディング外壁の穴補修のやり方

DIYの補修手順
  1. ほこりや汚れを落とす
  2. プライマーを塗ってコーキング剤を入れる
  3. 乾燥させて塗装する

サイディング外壁の小さい穴(ネジ穴やビス穴)は、自分でDIYできます。補修方法の簡単な流れを説明すると、ほこりや汚れを落とし→プライマーを塗ってコーキング剤を入れる→乾燥したら塗装して完了です。

小さい穴なら自分で補修できますが、補修に自信が無かったり、出来栄えが気になる方は業者の方に依頼するのがおすすめです。

  • STEP1

    ほこりや汚れを落とす

    最初に、補修する部位のほこりや汚れを落とします。ほこりや汚れがあると、コーキングが剥がれやすくなってしまうため、丁寧に汚れを落としましょう。

    ほこりや汚れを落とす時は、高圧洗浄機を使用するのがおすすめです。高圧洗浄機を使えば、簡単に汚れを落とせるので、補修箇所が多い時に便利です。

  • STEP2

    プライマーを塗ってコーキング剤を入れる

    ほこりや汚れを落としたら、プライマーを塗ってコーキング剤を穴に入れます。「プライマー」とはコーキング用の下塗り剤のことで、塗装の出来栄えに大きな影響を与えるため、丁寧に作業しましょう。

    プライマーやコーキング剤は、ホームセンターで購入可能です。ホームセンターでは、作業道具のハケやコーキングガンといった物も購入できるので、必要な場合は一緒に購入しましょう。

  • STEP3

    乾燥させて塗装する

    コーキング剤が十分に乾燥したら、外壁の塗装を行いましょう。外壁の塗装は3回塗りが基本です。1回目の下塗り塗料の塗装を「下塗り」、2回目の塗装を「中塗り」、3回目の塗装を「上塗り」といいます。3回塗りによって塗装を長持ちできます。

    特に、下塗りが重要なので、塗装を行う場合は正しい手順で行いましょう。DIYで外壁塗装を行う際は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
    外壁塗装をDIYで行う方法|自分で塗装する手順・コツ・費用を徹底解説!外壁塗装をDIYで行う方法|塗料(ペンキ)の塗り方や自分で塗装する手順を解説

モルタル外壁の穴補修のやり方

DIYの補修手順
  1. ほこりや汚れを落とす
  2. マスキングテープで穴の周りを囲いパテを投入する
  3. 乾燥させて塗装する
モルタル外壁の小さな穴(ネジ穴やビス穴など)であれば、パテで埋めたのちに塗装して補修できます。また小さい穴なら「住宅用防水スプレー」でも補修可能です。住宅用防水スプレーは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。

  • STEP1

    ほこりや汚れを落とす

    最初に、補修する部位のほこりや汚れを落とします。ほこりや汚れがあると、パテが剥がれやすくなってしまうため、丁寧に汚れを落としましょう。

    ほこりや汚れを落とす時は、高圧洗浄機を使用するのがおすすめです。高圧洗浄機を使えば、簡単に汚れを落とせるので、補修箇所が多い時に便利です。

  • STEP2

    マスキングテープで穴の周りを囲いパテを投入する

    ほこりと汚れを落としたら、穴の周りをマスキングテープで囲ってから、パテを穴に入れましょう。あとで剥がしやすくするために、マスキングテープの端は折ってから貼るのがおすすめです。

    パテは、ホームセンターで購入できます。ホームセンターでは、作業道具のハケやマスキングテープといった物も購入できるので、必要な場合は一緒に購入しておきましょう。

  • STEP3

    乾燥させて塗装する

    パテが十分に乾燥したら、外壁の塗装を行いましょう。外壁の塗装は3回塗りが基本です。1回目の下塗り塗料の塗装を「下塗り」、2回目の塗装を「中塗り」、3回目の塗装を「上塗り」といいます。3回塗りによって塗装を長持ちします。

    特に、下塗りが重要なので、塗装を行う場合は正しい手順で塗装行いましょう。
    外壁塗装をDIYで行う方法|自分で塗装する手順・コツ・費用を徹底解説!外壁塗装をDIYで行う方法|塗料(ペンキ)の塗り方や自分で塗装する手順を解説

外壁の穴補修にかかる費用

穴1ヶ所につき約3,000〜10,000円

外壁の穴の修理を業者に依頼する場合、穴の大きさや状況にもよりますが一般的には1ヶ所につき3,000〜10,000円が相場です。

また、穴の補修ではなく外壁材自体の交換になれば、サイディング材で1㎡あたり20,000〜50,000円が相場です。外壁材自体の交換は、大規模な施工になるので穴だけを補修するよりも費用がかかります。

外壁の穴は1~2日で補修可能

外壁の穴を埋めるだけの補修は、補修期間は1〜2日が一般的です。

また、高所での作業や外壁素材の交換が必要となる場合は、補修に時間がかかるため3日以上かかる場合もあります。補修期間は業者によって異なるため、複数の業者で比較するのがおすすめです。

壁の穴を放置するとどうなる?

劣化が進む

外壁の穴を放置していると、穴に雨水などが入り込み、外壁材の腐食にも繋がります。劣化が進むと外壁材そのものを交換するといった大規模な工事を行う必要があるので、補修費用などが高いです。

小さな穴だからと放置せず、早めに業者に依頼し点検や補修を行ってもらいましょう。

建物自体の寿命が短くなる

外壁の穴から劣化が進むと、建物自体の寿命が短くなる可能性があります。穴から劣化が進み、建物内部まで腐食が進んでしまうと、外壁材の交換だけでは補修が済みません。

耐用年数が長い外壁材を使用しても建物の寿命が短くなると意味が無いので、穴の大小に関わらず、専門業者に依頼して適切な処置を行ってもらいましょう。

外壁穴の補修は業者に依頼するのがおすすめ

外壁に空いた穴は、業者に依頼し補修してもらうのがおすすめです。小さい穴なら自分で補修可能ですが、補修が不十分だと外壁の状態が悪化する可能性があります。

どんなに小さい穴でも、まずは業者に確認してもらいましょう。複数の業者に見積もりを比較して、自分に合ったプランを見つけるのがおすすめです。

また、営業訪問の業者には依頼しないようにしましょう。 営業訪問の業者は、高い確率で悪徳業者や詐欺業者である可能性が高いです 。

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