外壁塗装の「チョーキング現象」とは?原因と対策方法を解説します!

外壁塗装の劣化症状の1つである「チョーキング現象」をご存知でしょうか?この記事では、外壁のチョーキングの症状や原因を紹介します。

さらに、チョーキングとはどれくらい深刻な症状なのか、またチョーキング現象の補修方法や対策についても解説していますので、お家の壁にチョーキングが見られるという方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • チョーキング現象の仕組みや原因、チェックする方法
  • チョーキングの修理方法とかかる費用について
  • 塗装業者に依頼する際のポイントと注意点

チョーキング現象(白亜化現象)とは?

チョーキング現象(白亜化現象)とは、外壁塗装の劣化症状の一つで、外壁塗装が粉状になってしまう症状を指します。チョーキングが起こっている場合、外壁を触った時に黒板のチョークの粉のように白い粉が手につくため、専門家でなくてもすぐにわかりやすい劣化症状です。

他の劣化症状に比べてそこまで深刻な症状ではありませんが、放置していると塗装が剥がれたりひび割れが起きやすくなってしまうため注意が必要です。

チョーキングが起こる仕組みや原因

外壁の表面が白い粉で覆われてしまうチョーキング現象。なぜこのような症状が起きてしまうのでしょうか?続いては、チョーキングが発生する仕組みや原因について解説します。

チョーキングが起こる仕組み

チョーキングが起こる仕組み

外壁塗装に使われる塗料は、大きく分けると「樹脂」と「顔料」という2つの成分で構成されています。樹脂は塗料の主成分、顔料は塗料に色をつける粉状の物質ですが、長年雨風などにさらされると、主成分である樹脂が劣化してしまいます。

この樹脂が劣化した時に、顔料が露出してしまうのがチョーキング。顔料はもともと粉状の物質のため、外壁に粉が付着したようになってしまうのです。

チョーキングが起こる原因

これまで解説した通り、外壁は長い間紫外線や雨風にさらされ続けるとどうしても劣化してしまいますので、これがチョーキングが起こる主な原因となります。

ただし、塗装して2〜3年などあまりに短い期間でチョーキングが発生してしまった場合、これは塗装業者が適切な作業を行わなかった「施工不良」が原因と考えられます。

具体的には、

  • 塗装前に十分外壁を洗浄しなかった
  • 下地処理(塗装前に塗装の密着度を高めるために行う作業)が不十分だった
  • 塗装の下塗りや中塗りを怠った
などさまざまな要因が考えられますが、いずれにせよ施工時の不備が原因ですので、あまりにも早くチョーキングの症状が現れた場合は施工をおこなった業者に問い合わせてみるといいでしょう。

まとめると…
  • チョーキングは塗料の「樹脂」の劣化によって起こる
  • 塗装して2~3年以内のチョーキングは、業者の「施工不良」が考えられる。

外壁のチョーキングをチェックする方法は?

外壁塗装のチョーキングは手で触れば確認できるため、比較的だれでも簡単に発見することができる症状ですが、もちろん1箇所確認すればOKというわけではありません。

ここからは、ご自宅の外壁にチョーキングの症状が現れていないかチェックする方法について解説していきます。

チョーキングのチェック方法

チョーキングした外壁を触った手

まずは手で外壁を触ってみましょう。手に白い粉がついていたら、チョーキングの可能性が高いです。ただし、ホコリや汚れの可能性もありますので、色々な場所を触ってみて複数箇所で粉がつくかどうか試してみると良いでしょう。

複数箇所でチョーキングが発生している場合は、外壁塗装が劣化しているサイン。ひび割れなど、より深刻な症状が併発している可能性もありますので、チョーキングを見つけたら他にも劣化症状がないか外壁全体をよく調べてみましょう。

外壁のひび割れや剥がれなどチョーキング以外の症状が出ている場合、早めの塗り替えが必要かもしれません。これらを発見したら一度業者に状態を見てもらうのがおすすめです。

チョーキング以外の外壁の劣化症状については、次の記事で詳しく説明しています。
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チョーキングのチェックに最適な場所は?

家の外壁の中でも、チョーキングの症状が現れやすい部分・現れにくい部分があります。

すでにご紹介した通り、チョーキングの主な原因は紫外線や雨風。こういった環境にさらされやすいのは、南向きで日が当たりやすい外壁部分や雨に濡れやすい部分です。こういった箇所でチェックしてみてチョーキングが見られなければ、他の箇所でも症状が出ていない可能性が高いでしょう。

逆に、あまり日が当たらない部分を触って粉がつかなかったからといって、「うちの外壁は大丈夫」とは判断できません。

まとめると…
  • 外壁の複数箇所で手に白い粉が付いた場合、チョーキングの可能性が高い
  • チェックする箇所は、日が当たりやすい部分や雨に濡れやすい部分がおすすめ

チョーキングの修理方法や費用は?

ここまでご紹介したチェック方法を試してみて、もしマイホームの外壁にチョーキングの症状が現れた場合、どのように補修すればいいのでしょうか?また、補修にはどの程度費用がかかるのでしょうか?

ここからは、チョーキングの補修方法やその費用についてご紹介します。

チョーキングの補修方法

 

たいていの場合、チョーキングが一箇所だけで発生しているということは稀で、外壁の複数の箇所にチョーキングが見られるという場合がほとんどです。そのため、補修をする場合は一部の塗り替えではなく外壁全面のリフォームをするのが一般的といえます。

もしチョーキングが見られる箇所を一部だけ塗り替えたとしても、他の部分が劣化するまでは時間の問題です。安易に費用を削ろうとすると、かえってトータルの費用がかかってしまうことになりかねませんので注意しましょう。

よくあるNG対処法とは?

チョーキングを水で流す画像

チョーキングを発見した際、よくやってしまう応急処置が「水で粉を洗い流す」というもの。

チョーキングは塗装の上に粉が付着しているというわけではなく、塗料そのものが劣化している状態ですので、これを水で流しても乾けばまた同じ症状が起きてしまいます。

また、チョーキングの粉を落とそうとブラシでゴシゴシこすったりすれば、さらなる外壁劣化の原因となってしまうことも。

チョーキングを解消するためには塗料を塗り替えるしかありません。気になる場合にも他の対処法はむやみに試さず、外壁塗装を検討しましょう。

チョーキングの補修にかかる費用

全面的に外壁を塗り替える場合、30坪程度の住宅であれば70〜100万円程度が相場です。

このとき、屋根の塗装も同時に行うことで足場代の出費を一回に抑えることができますが、屋根も同時に塗装するという場合には、総額で100〜140万円程度が平均的な費用になります。

まとめると…
  • チョーキングは複数箇所で起こる場合が多く、外壁全面のリフォームが一般的
  • チョーキングを水で流したり擦ったりするのは外壁劣化の原因に
  • チョーキング補修の相場は30坪で70~100万程度

チョーキングは外壁の塗り替えタイミング?

ここまでチョーキングの補修方法についてご紹介しましたが、外壁を全面的に塗り替えるとなると、かなりの出費になってしまいますよね…

そもそも外壁にチョーキングが生じた場合、すぐにでも外壁塗装を塗り替えなければならないのでしょうか?ここからは、チョーキングが生じた場合の「補修の必要性」について考えてみましょう。

本来は外壁塗り替えを検討するのが望ましい

チョーキングで外壁を塗り替えた家これまでご紹介してきた通り、チョーキング現象はれっきとした外壁塗装の劣化症状の1つです。放置していても改善されることはありませんので、外壁の塗り替えを検討すべきタイミングであることは間違いありません。

外壁塗装は、見た目の美しさだけではなく外壁材そのものを保護する役割を担っているため、外壁塗装の劣化を放置していると、塗装だけではなく外壁材そのものが劣化してしまうことに。

外壁材から補修するとなれば、塗り替えよりもさらに高額な費用がかかります。チョーキングが起きたら今すぐ塗り替えなければならないというわけではありませんが、外壁材を維持するためにはやはり塗り替えを検討するのがベストといえるでしょう。

塗装を急かしてくる業者には要注意?

このようにチョーキングが外壁塗装の劣化を示していることは事実ですが、ひび割れや剥がれなど他の劣化症状に比べると「今すぐに塗り替えなければならない」という深刻な状態ではありません。

したがって、あくまで「そろそろ外壁塗装が必要なサイン」程度に捉えておくのが正解。

もし「あなたの自宅はチョーキングが起こっています、今すぐ塗り替えないと大変なことになりますよ」などと工事を急かしてくるような業者が現れても、信用してはいけません。

まとめると…
  • チョーキングは劣化症状の一つ。深刻な状態ではないが、塗り替えを検討するのがベスト
  • 外壁塗り替えを急かすような怪しい業者には注意が必要

信頼できる塗装業者を見極めるポイント

もしチョーキングの補修として外壁塗装を検討する場合、どんな塗装業者を選ぶかがその後の寿命にも大きく関わってきます。

最後に、安心して工事を任せられる塗装業者の選び方についてご紹介します。

強引な訪問業者は信用しない!

チョーキングが起きた家に来る訪問業者すでにお伝えした通り、チョーキング現象だけであれば今すぐ外壁が劣化するようなことはありません。

突然自宅に訪問してきて、「今すぐ塗り替えが必要です」「今なら割引があります」などと施工を急かしてくる業者。こういった業者の口車に乗せられて外壁塗装を決めてしまうのは大変危険です。

必ずしも、訪問営業をしている業者=悪徳業者 というわけではありませんが、極端に強引な業者は悪徳業者である可能性が高いため、他の業者を見ないで依頼するのはハイリスクといえます。

見積もりが具体的かどうかチェックしよう

業者に塗り替えを依頼する場合、施工前に「見積書」が提示されます。施工を依頼する際は、この見積書の内容におかしな点がないか注意深く見てみましょう。

塗料の項目に具体的な商品名が記載されておらず、「シリコン塗料」といった塗料の種類しか書いていないような見積書の場合はかなり怪しいです。

まとめると…
  • 強引な訪問業者に依頼するのはリスクが高い
  • 依頼する場合は、見積書におかしな点がないかしっかりとチェックしよう

チョーキングが起きても慌てない!

チョーキングは深刻な劣化症状ではありませんが、外壁塗り替えのタイミングをわかりやすく示してくれるサインです。発見したらぜひ早めの外壁塗装を検討してみてくださいね!

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