外壁の「吹き付け塗装」メリットは?工事の基礎知識をまるっと解説!

外壁塗装関連ではよく聞くこの「吹き付け塗装」。検討しようと思ったこともあるけど良くわからない…という方は必見です。
この記事でわかること
  • 「吹き付け塗装」をなんとなくしか分からない状態からしっかり分かる状態になる
  • 「手塗り」と「吹き付け塗装」を使い分ける基準が分かる
  • 吹き付け塗装のメリット・デメリットが分かる

外壁の「吹き付け塗装」とは?

見出し画像(吹き付け塗装とは?)

塗装には主に「手塗り」と「吹き付け塗装」の2種類があります。

「手塗り」は文字通り、職人が手作業で塗る塗装法ですが、「吹き付け塗装」はコンプレッサーで空気を送り、「スプレーガン」を使い、塗料を吹き付ける工法です

また、吹き付け塗装の中にも、加工した塗料を発射する「エアレススプレー」、空気を圧縮して塗料を発射する「エアスプレー」などいくつかの種類があります。

吹き付け塗装は、主にモルタル外壁に採用されることが多い塗装方法です。近年はモルタル外壁の施工数の減少により、吹き付け塗装の施工も少なくなっています。

吹き付け塗装の仕上げの種類

立体感のある複雑な模様をつけるには、吹き付けで塗装を行うことになります。吹き付け塗装の仕上がりには、主に以下のものがあります。

・リシン仕上げ

リシン仕上げは、塗料に細かい石や砂を混ぜて吹き付けて施工します。混ぜる石や砂の大きさによって模様が変わるため、表情豊かな外壁にすることができますよ。

・スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げは、セメントを主成分とした塗料を吹き付けます。自然な立体感があり、しかも重厚感のある外壁にすることができます

吹き付けタイル仕上げ

吹き付けタイル仕上げとは、粘土の高い塗料をスプレーガンで吹き付ける工法のこと。「玉吹き仕上げ」「玉吹き塗装」と呼ばれることも。

リシン仕上げ、スタッコ仕上げは、材料をそのまま吹き付けるだけで仕上がりますが、吹き付けタイル仕上げは下塗り剤で模様付けを行った後、その上に液体状の仕上げ材でコーティングし、仕上げます

外壁表面に玉が散ったような仕上がりになるのが特徴で、リシン仕上げやスタッコ仕上げよりも汚れが付着しにくく、劣化しても目立たないのがメリットです。

まとめると…
  • 吹き付け塗装とは、スプレーガンで吹き付ける塗装方法のこと
  • 吹き付け塗装は、複雑な模様や凸凹のある表面に仕上げることが可能
  • 吹き付け塗装にはリシン仕上げ・スタッコ仕上げ・吹き付けタイル仕上げなどの種類がある

外壁塗装の「吹き付け」メリットは?

見出し画像(吹き付け塗装 メリットとは?)

それではまず、吹き付け塗装で外壁を塗装するメリットについてご紹介します。

凸凹や複雑な立体感を出せる

吹き付け塗装のもっとも大きなメリットは、複雑な模様や凸凹のある仕上がりにすることが可能なこと。複雑な模様や、凸凹のついた立体感のある模様、重厚感のある雰囲気などバリエーション豊かな仕上がりにすることができるのです。

吹き付け塗装でつくることのできる模様には、「リシン仕上げ」や「スタッコ仕上げ」などがあります。また、吹き付けタイル仕上げ(玉吹き仕上げ)の複雑な模様は吹き付け塗装ならではの仕上がりといえるでしょう。

均一で綺麗な仕上がりになる

吹き付け塗装は塗膜を均一にできるので、美しい仕上がりになります。

また、吹き付け塗装で塗られた外壁は、補修跡が分かりにくいという特徴があります。そのため複雑な模様の塗装でも、均一で綺麗な仕上がりにすることが可能です。このメリットは、特に「吹き付けタイル仕上げ」で発揮されます。

ただし、職人の高い技術が求められるので、吹き付け塗装の経験が豊富な腕の良い職人を選ぶ必要があるでしょう。

短時間で広い範囲の塗装ができる

広範囲を塗装する場合、吹き付け塗装は非常に適した塗装法です。広い範囲でも短時間で一度に塗ることができるので、効率的に施工ができます。

施工が早く、職人の数も少なくて済むため、施工費用も比較的安く抑えることができます。

狭い場所での施工が可能

吹き付け塗装は、スプレーガンと職人1人が入れるスペースさえあれば施工が可能です。そのため作業する場所が狭くても、施工することができます

スプレーガンを使用しての施工は隅まで塗料が届くので、塗り残しの心配もありません。

まとめると…
  • 立体感を出したり模様をつけたりと、バリエーションが豊富
  • 補修跡が分かりにくく、均一で重厚感のある仕上がりになる
  • 一度に広範囲の塗装が可能なので、施工の効率が良い
  • 作業スペースが狭くても施工が可能

外壁塗装の「吹き付け」デメリットは?

見出し画像(吹き付け塗装 デメリットとは?)

それでは次に、吹き付け塗装のデメリットについても見ていきましょう。

吹き付け塗装の主なデメリットは以下の4つです。

塗料の飛散量が多い

吹き付け塗装の最大のデメリットは、塗料の無駄が多いことです

吹き付け塗装はスプレーガンで吹き付けるため、どうしても塗料の飛び散りが多くなります。実際の塗装の際は、その塗料のロスを見込んで膜厚を確保できるように塗る必要があるでしょう。

養生の手間と時間がかかる

吹き付け塗装での施工は塗料の飛散が激しいため、塗装をしない箇所を広範囲で養生する必要があります。実際にスプレーガンで吹き付ける時に風が吹いていたら、飛散範囲が拡大してしまうこともあるので、広範囲において養生しなければなりません。

特に、隣家の壁や車、植物などに塗料が付着すれば、ご近所トラブルになることも…。2階部や高い位置で吹き付けを行う際は特に注意が必要です。

強風の日は吹き付け作業自体を避けた方が無難ではありますが、強風の日が続けば施工日程が長引くことも考えられます。

職人の高い技術力が不可欠

均一で綺麗に塗れるとご紹介した吹き付け塗装ですが、均一に吹き付けるのは意外と難しいものです。綺麗に塗るには、職人の腕によるところが大きいでしょう。

経験の少ない職人が施工すれば、塗りムラができる可能性もあります。

騒音がする

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スプレーガンを使用するにはコンプレッサーという、空気を圧縮するための機械が必要です。コンプレッサーは機械音が大きいため、ご近所の中には騒音と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

塗料の飛散と共に、騒音に関しても近隣住民への配慮が必要です。

まとめると…
  • 塗料が飛散するため、塗料の無駄が多い
  • 飛散した塗料の汚れを避けるため、広範囲の養生が必要
  • 職人の技術によるところが大きいため、未熟な職人では塗りムラができることも
  • コンプレッサーの機械音を「騒音」と感じる可能性がある
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吹き付けと手塗り(ローラー)の違いは?

見出し画像(徹底比較! 吹き付け 手塗り)外壁塗装には主に「手塗り」と「吹き付け塗装」の2種類あると先ほど言いました。しかし、何を基準に選べばいいのかいまいち分からない…という方も多いと思います。

ここではそれぞれをいくつかの面から比較しているので、比較してみて良いと思った方を選んでみてください!

準備する道具や人員

塗装で準備する道具

・手塗り
ハケ、ローラー、塗料を入れるバケツが必要になります。

・吹き付け
エアガンまたはスプレーガン、空気を送るホース、コンプレッサー、大量の養生道具、塗料を薄めるために大量の水やシンナーが必要です。また、吹付けする人を補助する職人が必要になります。

※吹き付け塗装を行う場合、手塗りと比べ準備する道具が多いのに加え、1人ではできないという面で少し手間がかかります。

施工時間

・手塗り
狭い範囲であれば早いですが、広範囲だと時間がかかります。養生に使う時間は最低限で済みますが、塗る速度は吹き付けより遅いです。

・吹き付け
狭い範囲だと遅いですが、広範囲だと手塗りよりも早いです。養生に使う時間は手塗りより遅いですが、塗る速度は手塗りより早いです。

作業の方法と難易度

吹き付け塗装 手塗り作業風景

・手塗り
ハケで狭い場所を塗ってからローラーで広い面を塗っていきます。最低限の技術がある職人なら新人でも可能です。また1人でも作業が可能です。

・吹き付け
すべての面を吹き付けで行うのが基本です。特定の吹き付け方をしなければ均等に塗装ができず色ムラなどが起こるため、難易度が非常に高い作業となります。

適切な塗装知識を持った職人が年単位の実務経験を経て行うのが一般的であり、新人職人に任せることはできません。ホースの位置調整、塗料の状況確認などがあるため熟練の職人でも1人では作業が困難です。

最低でも1人、場合によっては複数人の補助を必要とする作業です。

塗料の飛散

・手塗り
塗料の飛散が少ないため塗料の無駄が少なく、高所での塗装にも安心です。

・吹き付け
塗料の飛散が多く、使用量の半分程度しか付着しないため塗料の無駄が多いです。塗料の飛散が多いため、厚塗りするためには塗料の希釈率を下げたり、塗り重ねる工程を増やすなどの工夫が必要です。

※ローラー塗装、吹き付け塗装はどちらも飛散防止用シートで養生を行いますが、ローラー塗装では塗料の飛散被害の不安が減るため、塗装全体としてはローラー工法が主流になっています。

凸凹への対応

吹き付け塗装 凹凸への対応

・手塗り
外壁自体に凹凸が多い場合には、凹部に塗料が行き渡りにくいため適しません

・吹き付け
外壁に凹凸が多い場合も、毛足の長いローラーを用いることで対応が可能です。

仕上がり

・手塗り

使用する道具や外壁材によって異なるものの、一般的には平面的で単調な仕上がりになることが多いです

・吹き付け

表面に凸凹をつける、重厚感のある雰囲気が出せる、など立体感のある仕上がりのバリエーションが豊富です。吹き付け塗装でしか出せない仕上がりもあります。

まとめると…
  • 準備する道具は手塗りの方が少なくて済む
  • 施工時間は、狭い範囲であれば手塗りの方が早く、広い範囲であれば吹き付けの方が早い
  • 作業の難易度は吹き付けの方が難しく、業者に頼む必要がある
  • 塗料の飛散は手塗りの場合は少ないが、吹き付けの場合多く、無駄になってしまう塗料が多い
  • 凹凸への対応は吹き付けの方が適している
  • 平面的な仕上がりは手塗りでも可能だが、立体的な仕上がりを求めるなら吹き付け塗装

外壁の吹き付け塗装がオススメな場合

見出し画像(吹き付け塗装がオススメな場合)

では、どのような場合に吹き付け塗装を選択すればいいのでしょうか?以下の項目に当てはまる場合は、吹き付け塗装を検討してみて良いでしょう。

・ローラーで塗れないような細かい塗装箇所が多い場合
・立体感がある独特な外壁塗装を行いたい場合
・広範囲を塗装する場合
・凹凸が多い外壁の場合

吹き付け塗装がオススメできないケースは?

見出し画像(吹き付け塗装がオススメできないケース)反対に、吹き付け塗装をしない方が良い場合もあります。吹き付け塗装よりは手塗りが一般的なので、以下のどれかに当てはまる場合は手塗りでやった方がいいです。

・住宅の周辺に遮蔽物が多く、吹き付け作業や養生が難しい場合
・塗装範囲が狭い場合
・作業時に騒音がすると困る場合

一般住宅の塗装で吹き付けをする業者は少ない

見出し画像(一般住宅の塗装で吹き付け塗装を行う業者は少ない)

そして基本的に、外壁や屋根塗装は手塗りで行います。また、吹き付け塗装は塗料が飛散してトラブルになる可能性が高く、手間もかかるため業者があまりやりたがらないのです。

一般住宅の場合、吹き付け塗装を行うメリットは多くないためそもそも手塗りで十分だという考えの方が多いです。

また、吹き付け塗装はモルタル外壁を塗装する際に行われることが多い塗装方法です。しかし、最近の一般住宅ではサイディング外壁が主流となっていることから、モルタル外壁の需要は減少傾向にあります。

つまり、そもそものモルタル外壁の施工数が減ってしまっていることから、吹き付け塗装を行う機会も少なくなっているのです。

サイディング外壁に吹き付け塗装を行うことも可能ですが、サイディングにはもともとデザインや色が施されているため、吹き付け塗装で模様を表現する必要がないのです。

住宅の状況に応じた工事方法を業者に依頼しよう!

いかがでしたか?吹き付け塗装について、イメージを持っていただけたでしょうか?今回のように塗装方法はいくつかあり好みに合わせて方法を選ぶのはいいですが、住宅によって最適な工事手法が違います。できれば自分で行うよりも、業者の手法に従うのが基本だと言えるでしょう。最適な方法を失敗なく選べるよう、業者をうまく活用してみることをおすすめします!

 

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