シリコン塗料が外壁塗装で人気の理由は?単価や特徴を徹底解説

近年、外壁塗装のなかで最もメジャーな塗料が「シリコン塗料」。なぜそこまで人気なのでしょうか?

この記事では、シリコン塗料の人気の秘密を探りながら、詳しい種類や他の塗料との比較まで、シリコン塗料に関する情報を徹底解説します!

この記事でわかること
  • シリコン塗料が人気の理由とは?
  • シリコン塗料は他の塗料と何が違うの?
  • シリコン塗料はどんな人にオススメ?

シリコン塗料が人気の理由とは?

見出し画像(シリコン塗料が人気の理由とは?)シリコン塗料がここまで人気になった最大の理由は、ずばり「コストパフォーマンス」。

塗料のコストパフォーマンスは、塗装費用と耐用年数のバランスで決まります。もちろん、費用が安く耐用年数が長い塗料があればベストですが、やはり「安いものは耐用年数が短く、耐用年数が長いものは高い」というのが基本。

シリコン塗料はこのバランスがいいため、他の種類に比べても人気があるのです。

シリコン塗料はコスパが良い!

シリコン塗料 価格と耐用年数

そもそも外壁塗装に使われるおもな塗料は4種類。単価の安いものから、アクリル塗料→ウレタン塗料→シリコン塗料→フッ素塗料 となっており、価格が高ければ高いほど耐久性も高くなります。

このなかで見るとシリコン塗料は比較的耐久性が高く、フッ素塗料ほどは価格が高くない、つまり「ちょうどいい」塗料ということで、コストパフォーマンスが良い塗料と言われています。

人気ゆえに実績も豊富

このようなコスパの良さから、シリコン塗料は現在日本の住宅でもっとも多く採用されている塗料です。そのため、施工の実績も豊富でその効果はお墨付きということ。

シリコン塗料より高機能・高コスパの塗料がまったく存在しないわけではないのですが、その多くは最近になって登場した新しい塗料のため、実際の耐用年数がどれくらいあるのかという実例がまだ不足しています。

その点、シリコン塗料は以前からよく使われているため、安心してその効果を期待できるというわけです。

また多く利用されているため塗料の種類も豊富で、好みに応じたデザインや性能を選びやすいのも魅力。ニーズに合った商品が見つかりやすいため、ますます利用者が増える…という相乗効果で、シリコン塗料は不動の人気を獲得しているのです。

まとめると…
  • シリコン塗料は費用と耐久年数のバランスがいい
  • 人気があるため、塗料の種類が豊富
  • シリコン塗料は日本でもっとも多く利用されている塗料

そもそも、シリコン塗料とは?

見出し画像(そもそもシリコン塗料とは)いきなりシリコン塗料の魅力についてお話ししましたが、「シリコン塗料」ってそもそも何?という方もいるかもしれません。

ここで、シリコン塗料の基本的な知識について少し詳しくご紹介します。

日本の外壁で最も利用されている塗料!

シリコン塗料 塗料と道具

すでにお伝えした通り、シリコン塗料は日本の住宅で最も多く利用されている塗料です。日本の住宅の外壁のうち、なんと約7割でシリコン塗料が用いられているとも言われています!

ここまでの人気を誇るシリコン塗料ですが、実は10年ほど前まではシリコン塗料の価格がやや高く、当時は1つ下のグレードである「ウレタン塗料」が人気でした。しかし近年シリコン塗料の価格がリーズナブルになったため現在はこちらが主流となっています。

「アクリルシリコン樹脂」がスタンダード

実は今現在使われているシリコン塗料の多くは「アクリルシリコン樹脂」が主な原料となっています。

塗料の主成分を「樹脂」といいますが、アクリルシリコン樹脂塗料とはその名の通りアクリル樹脂とシリコンを組み合わせて作られた塗料。質は低いが低価格のアクリル樹脂と品質の高いシリコンを混ぜ合わせたアクリルシリコン樹脂は、いわば「いいとこどり」な塗料なのです。

遮熱性を備えた塗料も多数!

シリコン塗料 晴れた空シリコン塗料の中には、遮熱効果を備えた特殊塗料も存在します。

遮熱塗料は太陽光を反射することで熱の発生を抑制するため、室内の温度を上げにくくする効果が期待できます。遮熱性のあるアクリル塗料を屋根や外壁などに利用することで、夏場もより快適に過ごすことが可能です。

まとめると…
  • 日本の住宅の約7割がシリコン塗料を利用
  • シリコン塗料の多くは「アクリルシリコン塗料」樹脂
  • 遮熱効果のあるシリコン塗料も多い

シリコン塗料の種類別に特徴を解説!

見出し画像(シリコン塗料 種類別の特徴)このように、シリコン塗料はその性能と費用のバランスから外壁塗装のなかではもっとも主流な塗料です。実はこのシリコン塗料ですが、その性質からいくつかの種類に分類できます。

ここからは、シリコン塗料の細かい種類について、それぞれの性質や違いをご紹介していきます。

シリコン塗料の分類①水性or油性

シリコン塗料 塗料と刷毛基本的な知識ですが、外壁塗装に用いられる塗料は塗装時に液体と混ぜ合わせて使用します。塗料を一度溶かしてから壁に塗布し、混ぜ合わせた液体が蒸発したときに壁に密着して固めるのです。

このとき混ぜ合わせる液体によって、その塗料は水性か油性かにわかれます。まずはこの「水性シリコン塗料」と「油性シリコン塗料」の違いを詳しく見ていきましょう。

「水性」シリコン塗料の特徴

水性のシリコン塗料は、塗料と水を混ぜて塗装します。のちほど紹介する油性の塗料に比べると価格が安いのがメリット。また、油性塗料に比べて塗装時に嫌な臭いがほとんどせず、環境にも優しい塗料です。

一方で、水性のシリコン塗料は天候の影響を受けやすく、塗装時の天気が万全でないと乾燥不良が起こりやすいという弱点が。

また油性のシリコン塗料に比べると耐久性が弱いとされ、剥がれやすい商品が多いと言われていますが、近年では油性塗料と大差ないクオリティの塗料も現れていますので一概に耐久性が低いとは言い切れません。

水性シリコンの特徴
  • 価格が安い
  • 臭いがせず、環境に優しい
  • 塗装時の天候に影響を受けやすい
  • 比較的耐久性が低い

「油性」シリコン塗料の特徴

水性塗料が水と混ぜて用いるのに対し、油性塗料はシンナーなど水以外の薄め液を混ぜて塗装します。

油性塗料の最大のメリットはその強さ。水性塗料に比べると塗装後の耐久性が高く、乾燥が早いので塗装時にも天候に左右されません。また仕上がりの光沢感も魅力の一つです。

一方で、シンナーなどを混ぜ合わせる分、塗装時の臭いがきついというのがデメリット。油性ペンが独特な臭いなのを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。また塗料の価格も水性塗料に比べるとやや高めです。

油性シリコンの特徴
  • 価格が高い
  • 塗装時の臭いがきつい
  • 耐久性が高い
  • 塗装時の天候に左右されない

シリコン塗料の分類②1液型or2液型

シリコン塗料 ABC塗料には水性・油性以外にも「1液型・2液型」という分類方法があります。塗装する際に、1つの塗料だけで塗装できるものを1液型、2種類の塗料を混ぜ合わせて使用するものを2液型と呼びます。

1液型は単価が安く、作業にかかる手間も少なくて済みますが、2液型に比べると使用できるケースが限られています。また耐久性においても2液型にはやや劣ります。

一方、2液型は使用できる範囲が広く耐久性にも優れていますが、やや値段が高くつくのに加え、混ぜる手間もやや面倒です。さらに一度塗料を混ぜ合わせてしまった場合はすぐに使い切る必要があり、日をまたいだ使用などはできません。

特徴 1液型 2液型
作業の手間 簡単 面倒
塗料の価格 安い 高い
耐久性
汎用性 限定的 広く使用可能

シリコン塗料で塗装するメリット

見出し画像 シリコン塗料で塗装するメリットシリコン塗料で塗装する魅力についてはここまでにもいくつかご紹介してきましたが、ここで改めてそのメリットについて詳しくまとめてみましょう。

汚れが付着しにくい

シリコン塗料は塗膜のはっ水性が高く、雨やホコリなどの汚れをはじいてくれるため汚れにくいという性質があります。外壁をきれいに保ちたい人にとっては嬉しいメリットですね。

価格と耐用年数のコストパフォーマンスに優れている

これまでにも何度かお伝えしましたが、フッ素塗料よりも安価なうえ、アクリル塗料やウレタン塗料に比べると圧倒的に耐久性が優れている…というように、コスト面と機能面のバランスの良さがシリコン塗料最大の魅力といえます。

実績が豊富で失敗する可能性が低い

シリコン塗料 塗装する人

シリコン塗料は外壁塗装としてもっともメジャーな塗料のため、その施工数も当然ほかの塗料に比べて多いです。

新しく出てきた塗料などに比べても塗料そのものの質が保証されていることに加え、施工する業者も塗装に慣れているため、安心して塗装を任せることができるという意味で失敗が少ないと言えるでしょう。

きれいなツヤが続く

塗装したばかりの外壁はツヤがあり美しいですが、長期間紫外線や雨風の影響を受けることでだんだんとこのツヤがなくなっていきます。

塗装時のツヤをどれだけ保持できるかという割合を「光沢保持率」といいますが、シリコン塗料はこの光沢保持率が高い(=塗りたてのツヤが長期間続く)のが特長です。

商品数が豊富で色や艶などが自由に選べる

シリコン塗料 豊富な種類シリコン塗料は人気なだけあって、他の塗料に比べてもバリエーションが豊富。

外壁塗装は色や質感、機能性などさまざまな観点から最適なものを選ぶ必要がありますが、シリコン塗料は種類が豊富なためニーズに合ったものが見つかりやすいというのも大きなメリットです。

メリットまとめ
  • 汚れが付着しにくい
  • コストパフォーマンスに優れている
  • 実績が豊富、失敗が少ない
  • ツヤが長持ちする
  • 塗料のバリエーションが豊富

シリコン塗料で塗装するデメリット

見出し画像(シリコン塗料で塗装するデメリット)このようにさまざまなメリットがあることからシリコン塗装は根強い人気を誇っているものの、もちろんデメリットが全くないわけではありません。

続いては、シリコン塗料で塗装を行うデメリットについてもご紹介します。

良くも悪くも「中途半端」

シリコン塗料の最大の魅力であるコストパフォーマンスの良さですが、裏を返せば「中途半端」という見方もできます。

とにかく初期費用を抑えたいという人にとってはウレタン塗料のほうが安く済みますし、初期費用が掛かってもいいから耐久性を高めたいという人にとってはフッ素塗料のほうがおすすめです。

このように、安全策を取りたい人にとってはシリコン塗料はおすすめですが、譲れない条件があるという人にとってはある意味どっちつかずな塗料ともいえるかもしれません。

最新のハイテク塗料には劣る?

シリコン塗料 エスケープレミアムシリコン

エスケー化研より引用

突然ですが「ラジカル塗料」をご存知でしょうか?

ラジカルとは簡単に言うと「外壁の成分を劣化させてしまうエネルギー」のことです。このラジカルによる外壁の劣化を防ぐのがラジカル塗料で、近年最も注目されている最新の塗料です。

このラジカル塗料は価格だけで言えばシリコン塗料よりもやや高額ですが、総合的なコストパフォーマンスを考えるとシリコン塗料を上回っており、今後このラジカル塗料に実績がついてくれば、人気の塗料として台頭してくる可能性は大いに考えられます。

次の記事ではラジカル塗料のひとつ、エスケー化研の「プレミアムシリコン」について取り上げています。具体的な性能が気になるという方はこちらの記事もぜひチェックしてみてください!
エスケー「プレミアムシリコン」の価格・特徴は?評判を総まとめ!

塗り替え時に塗装をはじきやすい

汚れをはじきやすいというのがシリコン塗料のメリットの一つですが、これがあだとなって、次に塗装をする際にその塗料さえもはじきやすくなってしまうというデメリットが考えられます。

ただしこれは正しい塗装手順を踏めば全く問題なく解決できる問題ですので、腕のある業者を選べば問題ありません。

デメリットまとめ
  • 譲れない条件があるなら「中途半端」
  • ラジカル塗料の方がコスパ良好
  • 塗り替え時に手間がかかる場合も

シリコン塗料と他塗料を徹底比較!

見出し画像(徹底比較!シリコン塗料 他塗料)前半で説明した通り、外壁塗装の塗料にはシリコン塗料以外にもアクリル塗料・ウレタン塗料・フッ素塗料などのグレードがあります。

ただし、現在アクリル塗料はほとんど使われていないため、代わりに最新の「ラジカル塗料」を加え、価格や耐用年数を一覧にしてみました。

以下は下塗りを含めた3回塗りで、1㎡あたりの単価のおおよその相場です。

 

塗料 単価 耐用年数
ウレタン塗料 2,100~3,100円/㎡ 8~10年
シリコン塗料 2,700~4,100円/㎡ 10~15年
ラジカル塗料 2,900~4,300円/㎡ 14~16年
フッ素塗料 3,700~4,700円/㎡ 15~20年

ただし、同じグレードの塗料であっても商品や業者・工事方法によって価格は変わるため、実際の価格は塗装業者と相談しましょう

シリコン塗料を選ぶ際のポイントとは?

見出し画像(シリコン塗料 選ぶ際のポイントとは?)シリコン塗料で実際にご自宅の外壁塗装を行うとなった場合、どんな塗料を選べばいいのでしょうか?続いては、シリコン塗料を選ぶ際の選び方や注意点についてご紹介します。

シリコン塗料のメーカー選び

シリコン塗料 塗料と黄色い刷毛まず塗料の具体的なメーカーですが、シリコン塗料は実績が豊富という事もあり、大手メーカーのシリコン塗料であれば基本的にどれを選んでも問題ありません

特に「日本ペイント」「エスケー化研」「関西ペイント」などのシリコン塗料はよく利用されています。

シリコン塗料を選ぶ際の注意点

アクリルシリコン樹脂の塗料が「シリコン塗料」という名称で用いられていることからも分かるように、実はシリコンが含まれていればその塗料は「シリコン塗料」と呼べてしまいます。

つまり、「シリコン塗料」と銘打っていても、シリコンがごくわずかしか含まれていないという可能性も。素人がシリコンの含有量を見分けるのは大変難しいため、マイナーなメーカーの塗料は避け、先に紹介したような大手メーカーの塗料を選ぶのが安全です。

まとめると…
  • シリコンの含有率が低い塗料に注意!
  • 大手メーカーの塗料を選べば失敗が少ない

シリコン塗料での塗装はこんな人におすすめ

見出し画像(シリコン塗料はこんな人におすすめ!)シリコン塗料は国内でもっとも多く使用される塗料ですので基本的にはどんな方にもおすすめできますが、特にこんな人におすすめ!というケースをいくつかご紹介します。

塗料選びで失敗したくない人

先に述べた通りシリコン塗料は塗装実績が豊富で、有名なメーカーの塗料は特に安心して一定以上の効果を期待できます。

シリコン塗料よりも高機能な塗料は確かに存在しますが、失敗の可能性を少しでも減らしたい、という「安心感」を求める方にはシリコン塗料がもっともおすすめといえるでしょう。

コストパフォーマンスの高い塗料を使いたい人

シリコン塗料 見積書

予算や耐久性に特にこだわりがないのであれば、総合的なコストパフォーマンスでシリコン塗料がおすすめです。

コスパの良さでいればラジカル塗料のほうが優れていますが、これに関してはまだ実績がないため、現段階ではシリコン塗料の方が確実といえます。

メンテナンスの頻度を減らしたい人

シリコン塗料はホコリなどの汚れがつきにくいため、外壁をこまめに掃除するのが面倒…という人にもおすすめできる塗料です。

遮熱効果を求めている人

最初にお伝えした通り、シリコン塗料の中には遮熱効果のあるものもありますので、遮熱塗料を選びたいという場合にはシリコン塗料がおすすめ。

ただし、シリコン塗料だけでなくフッ素塗料でも遮熱効果のあるものがありますので、費用を抑えたいか耐久性を重視するかのニーズにあわせて検討すると良いでしょう。

こんな人におすすめ!
  • 塗装を失敗したくない人
  • コスパ重視の人
  • メンテナンスが面倒な人
  • 外壁塗装に遮熱効果が欲しい人

シリコンでの塗装は「安心感」がカギ!

シリコン塗料は外壁塗装の中でももっともよく用いられており、その実績や信頼性からますます人気を得ています。またコストと耐久性のバランスの良さも魅力。

バリエーションも豊富ですので、ぜひそれぞれのニーズにあったシリコン塗料を探してみてはいかがでしょうか?

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