エスケー「プレミアムシリコン」の価格・特徴は?評判を総まとめ!

エスケー「プレミアムシリコン」は2014年にエスケー化研より発売されて以来、高い評価を受けてきました。とは言え、

プレミアムシリコンって従来のものとどこが違うの?
いまいちメリットが分からない…

という方もいらっしゃることでしょう。

今回はこのような悩みに答えるため、エスケー「プレミアムシリコン」について徹底的に解説していきます!

この記事でわかること
  • プレミアムシリコンの主な特徴と価格は?
  • プレミアムシリコンのメリット・デメリット
  • プレミアムシリコンがおすすめな人は?
外壁・屋根塗装が初めての方へ

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エスケー「プレミアムシリコン」の特徴

見出し画像(プレミアムシリコンの特徴)

ここでは、エスケー「プレミアムシリコン」の特徴からメリット・デメリットをご紹介します。

また、実際に使用した方の感想も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

最新技術で作られた「ラジカル制御型」の塗料

エスケー プレミアムシリコン

エスケー化研から引用

エスケー「プレミアムシリコン」は、「ワンランク上の塗料」として発売されたラジカル制御型塗料です。シリコン塗料を原料としているため、商品名にも「シリコン」とつけられています。

「ラジカル」とは、紫外線・大気汚染・雨水などが塗料に接触することで生じる劣化因子のこと。外壁塗装の劣化原因はラジカルが発生することで起こる、と言っても過言ではないでしょう。

そして「ラジカル制御型塗料」とは、ラジカルを発生させないことにこだわって作られた塗料。ラジカルの発生を抑え、塗膜の劣化を防ぐ効果の高い塗料なのです。

ラジカルが原因で起こる劣化症状のひとつに、「チョーキング現象」があります。「チョーキング現象」とは、外壁表面を触った時にチョークのような白い粉がつくこと。紫外線や雨水で塗膜の劣化が進むと塗料に含まれている顔料が粉状になり、塗装の表面に現れることで起こります。

エスケー「プレミアムシリコン」はラジカルを制御する機能を備えているため、ラジカルが原因となる劣化を防ぐ効果があるのです。

チョーキング現象については次の記事で詳しく解説しています。

外壁の「チョーキング現象」とは?塗装のタイミングや補修費用丸わかり!

低価格でありながら耐用年数が長い塗料

エスケー「プレミアムシリコン」は、独自で開発した「トリプルガード」を備えた塗料。「トリプルガード」により耐候性・耐久性に優れ、また塗膜表面に汚れやカビ・藻などの劣化要因を定着させにくくします。

耐久性があり劣化しにくいため塗膜が長持ちします。一般的なシリコン塗料の耐用年数は10〜15年ですが、プレミアムシリコンは14〜16年が目安。

さらに、このように優れた塗料でありながら、従来のシリコン塗料と比べて価格に大きな差がないのも特徴です。安価ながら長持ちするためメンテナンスコストも抑えられるので、コストパフォーマンスの良い塗料であると言えるでしょう。

まとめると…
  • プレミアムシリコンはラジカルの発生を抑制し、塗膜の劣化を防ぐ効果がある
  • 優れた耐久性でありながら低コストなため、コストパフォーマンスが良い

プレミアムシリコンの特徴を細かく解説!

見出し画像(プレミアムシリコン 特徴を解説)

前章でもプレミアムシリコンの特徴についてご紹介しましたが、プレミアムシリコンならではの性能や特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからはプレミアムシリコンの特徴について、さらに詳しく解説していきます。

主な特徴

プレミアムシリコン 塗装の作業風景

プレミアムシリコンにはたくさんの特徴がありますが、ここでは以下の性能についてご紹介します。

  • 優れた耐候性・耐久性
  • 仕上がりの美しさ
  • 防カビ・防藻性
  • 低汚染性で汚れを防ぐ
  • 作業効率の向上

・耐候性・耐久性:プレミアムシリコンは独自機能の「トリプルガード効果」により、耐候性・耐久性はもちろん、耐水性・耐アルカリ性・耐薬品性にも優れた塗料です。

・仕上がりの美しさ:特殊シリコン樹脂塗料のため、滑らかでしっかりとした厚みのある仕上がりに。美しい光沢感もプレミアムシリコンならではです。

・防カビ・防藻性:塗膜表面の特殊設計で、カビや藻など微生物の付着を防ぎます。

・低汚染性:緻密な特殊シリコン樹脂で、架橋密度の高い丈夫な塗膜を作ります。それにより、汚れが定着しにくくなる効果が。

・作業効率:プレニアムシリコンは下地や既存の塗装をおおい隠す性能があり、また適度な粘度で塗りやすさも抜群。作業効率の良さにもつながります。

また、「ホルムアルデヒド放散等級」が「F☆☆☆☆(エフフォースター)」であるのも注目ポイントです。

「ホルムアルデヒド」は人間の粘膜を刺激する化学物質で、目がチカチカする・涙や鼻水が出る・喉の渇きや痛み・咳などといったシックハウス症候群の原因です。

その放散等級が「F☆☆☆☆」とは、ホルムアルデヒドの発散量がもっとも少ないランクであることを示しています。つまりプレミアムシリコンは人体に優しい、安心して使える塗料なのです。

プレミアムシリコンの機能性

プレミアムシリコンのもっとも大きな機能の特徴は、独自で開発した「トリプルガード効果」と呼ばれる3つの層。塗膜の表面を3つの層で守ることで、耐候性を高めます。

  1. 高緻密無機シールド層
  2. 高緻密有機シールド層
  3. 超耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂

①と②でダブルでガードすることでラジカルの発生を抑制し、③で劣化因子をキャッチして塗膜劣化の進行を防ぎます。

この塗膜表面を保護する機能により、紫外線・排気ガスなどの大気の汚れ・風雨による劣化を抑制。通常のシリコン塗料よりも耐候性に優れるため、長期的にお住まいを守ることができるのです。

プレミアムシリコンの耐久性

耐用年数は14〜16年です。シリコン塗料の耐用年数は一般的に8~15年と言われているので、それに比べるとプレミアムシリコンは耐久性が高くなっています。

また、プレミアムシリコンは硬化剤などを混ぜずに単体で使用する「1液形塗料」です。通常、水性1液型の塗料は耐久性が乏しいとされていますが、ある意味その常識を覆したとも言えるでしょう。

プレミアムシリコンの色

プレミアムシリコンの色

プレミアムシリコンのカラーバリエーションは大変豊富で、40色以上もの中から自由に選ぶことが可能。艶の種類は、艶あり・半艶・3分艶・艶消しの4種類で、お好みの光沢感を実現します。

プレミアムシリコンの使用法

プレミアムシリコンを使用できる箇所は、内壁と外壁に限ります。屋根には使用できません。使用するタイミングは、下塗りをした後の「仕上げ用塗料」です。中塗りを1回、上塗りを1回ずつ行なってください。

適用できる下地はコンクリート・セメントモルタル・ALCパネル・スレート板・各種サイディングボード・各種旧塗膜(活膜)です。

プレミアムシリコンの仕上がり

仕上がりは、滑らかで艶のある塗膜となります。通常の艶ありタイプの塗料と比べても違いがはっきり分かるくらい艶や輝きがあるのが特徴。高級感を出したい場合などにおすすめです。

適度な粘性で塗りやすいため、仕上がりの色のムラを避けたい人にも適した塗料です。

プレミアムシリコンの価格

プレミアムシリコン 価格に悩む人

エスケー「プレミアムシリコン」の特徴がわかったところで、費用が気になりますね。

プレミアムシリコンのメーカー設計価格を同社の他商品と比較してみましょう。

商品名 メーカー設計価格 耐用年数
プレミアムシリコン(ラジカル塗料) 2,050円/㎡(仕上げ2回塗り) 14〜16年
水性セラタイトSi(シリコン塗料) 2,100円/㎡(仕上げ2回塗り) 12〜15年
水性セラタイトF(フッ素塗料) 2,600円/㎡(仕上げ2回塗り) 15〜20年

ご覧の通り、シリコン塗料よりもプレミアムシリコンの方がやや安価ですが、上記に下塗り塗料の価格が加わるため実際の工事費は同じくらいか、ラジカルのほうがわずかに高額となります。

まとめると…
  • プレミアムシリコンは安全性の高い塗料
  • 通常のシリコンより劣化しにくく、防カビ・防藻性に優れている
  • プレミアムシリコンの耐用年数は14〜16年
  • 40種以上のカラーバリエーション、4タイプの光沢から選べる

エスケー「プレミアムシリコン」のメリット・デメリット

見出し画像(プレミアムシリコンのメリットデメリット)

プレミアムシリコンは他の塗料と比べてもメリットの多い商品ですが、デメリットがないわけではありません。

この章では、プレミアムシリコンのメリット・デメリットについてご紹介します。また、実際にご自宅にプレミアムシリコンを塗装したという方の意見も聞いてみましょう。

プレミアムシリコンのメリット

プレミアムシリコンのメリット(コストパフォーマンス)

プレミアムシリコンのメリットはいくつかご紹介しましたが、特筆すべきはやはりコストパフォーマンスの良さ。シリコン塗料より5〜10%ほど費用が高くなるだけで耐用年数が1〜5年ほど延びるという非常に優秀な外壁塗料なのです。

また、水性塗料のため悪臭がほとんどしない点も大きなメリットと言えます。

エスケー「プレミアムシリコン」の良い評価

ここでは、「プレミアムシリコンを使って満足した!」という方の感想をいくつかご紹介します。

・値段はしたけど、非常にコストパフォーマンスの良い塗料でした!
・おすすめされて試しに使ってみましたが、使いやすく買って良かったです。
・幼稚園に通う子供がいるので、環境に優しく安心して使えるところが良いです。
・今まではパーフェクトトップを使っていましたが、こっちの方がカビも付着しにくく光沢もちゃんと出ていいなと思いました。

このように、プレミアムシリコンの機能性については、実際に使用した人の多くが満足しているようです。

プレミアムシリコンのデメリット

プレミアムシリコンのデメリットに悩む女性

デメリットとしては、登場して10年たっていない塗料のため、実際に耐用年数を耐え抜いた実例がないという点が挙げられます。

公表されている耐用年数は、メーカーが信頼できる条件のもと行われた試験による結果なので、そこまで疑う必要はありません。ですが実績が少ないため、予想外の問題が起こる可能性があることも頭の片隅に入れておきましょう。

エスケー「プレミアムシリコン」の悪い評判

続いては「少し不満…」という方の意見をご紹介します。

・前に使っていた塗料に比べて艶が強すぎて、少し派手な印象になってしまいました。
・発売してそんなにたっていないため、実績の面で少し不安があります。

マットな質感が好みの人にとっては、プレミアムシリコンの魅力である光沢感にむしろ派手さを感じてしまうようです。

また、まだ発売されて間もない塗料のため、実際の耐用年数に不安を感じているという意見も聞かれました。

まとめると…
  • プレミアムシリコンのメリットは、コストパフォーマンスの良さと悪臭の少なさ
  • デメリットは耐用年数の実例がないこと

外壁材別・プレミアムシリコンとの相性

見出し画像(外壁材別プレミアムシリコンとの相性)

塗料には、それぞれ相性の良い外壁と相性の悪い外壁が存在します。外壁を長持ちさせるためには、素材に合った塗料を使うことが大切です。

相性が良い下地素材

プレミアムシリコンと相性の良い下地素材はこちらです。

  • 各種サイディング
  • モルタル外壁
  • コンクリート
  • ALCパネル
  • スレート板

塗装ができない・適していない下地素材

プレミアムシリコンに適していない外壁(レンガ)

反対に、プレミアムシリコンと相性が悪い、もしくはそもそも塗装に適していない下地素材も存在します。

  • タイル外壁(耐用年数が長く、塗装の必要がない)
  • レンガ外壁(耐用年数が長く、塗装の必要がない)
  • 屋根(プレミアムシリコンは屋根用塗料ではない)
  • 鉄部(鉄部に適した塗料ではない)

プレミアムシリコンとセットで使いたい下塗り塗料

次に、プレミアムシリコンとセットで使うと良い下塗り塗料をご紹介します。

メーカー推奨の下塗り塗料を掲載してあるので、ぜひ参考してください。

外壁の種類 下塗り塗料
モルタル、コンクリート 「エスケー弾性プレミアムフィラー」
窯業系サイディング 「水性SDサーフエポプレミアム」または

「マイルドS D サーフエポプレミアム」

その他のサイディング 「エスケーハイブリッドシーラーEPO」

プレミアムシリコンでの塗装の注意点

プレミアムシリコンを実際に使用する際には、いくつかのポイントがあります。塗る際の注意点を守らなければ、プレミアムシリコン本来の性能を発揮することができません

ここでは、プレミアムシリコンを塗る際に特に重要な2つの注意点についてご紹介します。

・塗料の希釈率を守る

「希釈」とは、塗料を水やシンナーなどを混ぜて薄めることを指します。

プレミアムシリコンは水性塗料なので水で希釈しますが、その際にきちんと計量し、決められた分量で希釈する必要があります。

水を多く入れてしまうと塗料が薄まってしまい、塗料の機能が本来よりも弱まります。逆に、水の量が少ないと粘度が高い状態で塗布することになり、塗料がしっかり伸びなかったり付着しない原因となります。

・塗料の塗装回数を守る

プレミアムシリコンの塗装回数は、下塗り・中塗り・上塗りの3回です。プレミアムシリコンは、3回塗り重ねることによってはじめて機能が発揮されるのです。

また、1度に使う塗布量を守ることも重要です。決められた塗布量よりも少ない量で塗ると、塗料が乾燥する時にできる「塗膜」という保護膜に厚みができず、塗料の機能が十分に発揮されません。逆に多い量で塗布してしまうと、塗膜が厚くなりすぎてひび割れや剥がれにつながります。

ご覧いただいた注意点ですが、実際の塗装は塗装業者が実施する場合がほとんどですから、これらの注意点を厳密に守る業者を選ぶことが重要になります。

悪徳業者の中には、希釈で水を多く入れたり塗装回数を少なくして塗料代を浮かせようとする業者がいますので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。

プレミアムシリコンはどんな人におすすめ?

見出し画像(プレミアムシリコンどんな人におすすめ?)

いろいろな特徴のあるプレミアムシリコンですが、どなたにもおすすめというわけではありません。

この章では、どのような人に向いた塗料なのかについてまとめました。

失敗を恐れず最新塗料を試したい人

メリットの多いプレミアムシリコンですが、実績が少なく耐用年数を耐えた実例がないため実績不足で、一般住宅では経過観察の段階です。メーカーによる促進実験はクリアしているので、基本的に心配する必要はありませんが、リスクがまったくないとは言い切れません。

そのため事例を見極めてから検討したい方や、耐用年数の実績を重視する方にはあまりおすすめできませんが、耐用年数などは二の次で「とにかく最新の塗料を試してみたい!」という気持ちが強い方にはぴったりの塗料です。

コストパフォーマンスを重視する人

プレミアムシリコン コストパフォーマンスを考える人

通常のシリコン塗料と大差のない価格でありながら耐用年数が長く、非常にコストパフォーマンスに優れています。そのため、コストパフォーマンス重視の方にとっては満足のいく塗料であると言えるでしょう。

外壁と同時に屋根塗装をする場合で、屋根にはフッ素塗料を考えている人

外壁と屋根の塗装タイミングを合わせると、足場を組む費用が節約できます。そのためには、屋根と外壁で塗料の耐用年数を合わせることが重要です。

屋根にフッ素塗料を使う場合は耐用年数がラジカル塗料と近くなるため、外壁にプレミアムシリコンを使うと効率良く作業を終わらせることができるでしょう。

外壁と屋根の塗装工事を同時に行うメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
外壁と屋根は「同時に塗装」が絶対オススメ!その理由・費用とは?

とにかく外壁を長持ちさせたい! と思っている人

プレミアムシリコンの家を持つ手

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プレミアムシリコンは耐候性に優れているので、雨風や紫外線、気温の変化などの影響から外壁をしっかり防御。また、ラジカルの発生を抑える機能もあるので、 劣化原因の発生も同時に防ぎます。

それに加え、プレミアムシリコンは汚れが外壁に定着するのを予防する働きも備えているため、比較的長く良い状態で外壁を保てるでしょう。

費用を抑えてラジカル制御型塗料を試したい人

現在では、ラジカル制御型塗料は3つの塗料メーカーから3種類が発売されています。その3種類の中でももっとも価格が安いのが「プレミアムシリコン」なのです。

他者と比較して安いからといって、性能が劣るわけでも耐用年数が少ないといったこともありません。リーズナブルにラジカル制御型塗料を試してみたい方にはおすすめの商品です。

まとめると…
  • プレミアムシリコンは最新塗料を試したい人や、コストパフォーマンスを重視する人におすすめ
  • 高い耐候性なので外壁を長持ちさせたい人にも最適

外壁塗装の塗料選びに悩んでいる方には、こちらの記事もおすすめです。ぜひご一読ください。

プレミアムシリコンはメリットがいっぱい!

最近はラジカル制御型の外壁塗料が人気です。その中でも2014年に販売されたエスケー「プレミアムシリコン」は、「トリプルガード効果」をはじめ優れた機能をたくさん備えています。

販売開始から10年もたっていないので、実績が浅いというデメリットもありますが、プレミアムシリコンはそれを上回るだけのメリットや魅力がある塗料です。コストパフォーマンスが良く、耐久年数が長い塗料をお探しの方はぜひご検討ください!

 

外壁塗装の費用について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
【2024年】外壁塗装の費用相場|坪数別の目安や見積もりのチェックポイント

 
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