外壁は面積が広いため、素材やカラーによって家の印象がガラリと変わります。
外壁にはさまざまな種類がありますが、この記事ではデザイン性が高く、優れた機能を備えた「サイディング外壁」についてご紹介します。サイディングの魅力やメリットだけでなく、業者選びのコツや施工費用など、リフォームをお考えの方に役立つ情報も。
特におしゃれな外壁をお望みの方は必見です。
- サイディング外壁のメリット・デメリット
- サイディングにはどんな種類がある?
- サイディング外壁のおしゃれな施工例
- サイディングにリフォームする方法と費用は?
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目次
そもそもサイディングって何?
外壁材について調べていると「サイディング」という言葉がよく登場します。普段の生活ではあまり馴染みのない言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか?
まずはサイディングの一般的な知識についてお伝えしていきます。
サイディングとは?
「サイディング」とは板状の外壁材の総称のこと。
サイディング材を使用した工法のことを指す場合もあるため、「サイディングボード」と呼ばれることもあります。
サイディング外壁の施工方法
サイディングボードは、板状の建材を外壁の下地の上に張って使用します。窓や換気ダクトの周辺は、壁の大きさに合わせて加工するといったことも可能です。
一般的な厚みは15mmほどです。専用の金属で外壁にとりつけていきます。ボード間の隙間はシーリングというゴム材で埋めていき、防水性や気密性を高めます。
サイディングは職人の熟練の技術を必要としないため、一定の品質も保つことができる外壁材です。
他の施工方法との違い
サイディングボードが普及するまでは、日本ではモルタルとタイルが一般的な工法でした。サイディングが「張る」工法であるのに対し、モルタルは塗って施工します。
モルタルは壁に塗って施工するため乾燥させる時間が必要です。そのため、サイディングよりも工期が長くなりやすいほか、天気や湿度の影響も受けやすいというデメリットがあります。
そのため、現在は気候の影響を受けにくく、工期が短いサイディングでの外壁工事が一般的となっています。
外壁のサイディングについては、以下の記事で詳しくお伝えしています。以下の記事もあわせてご覧ください。
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おしゃれなだけじゃない!サイディングのメリット・デメリット
次に、サイディング材を使った際のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
サイディング外壁のメリット①初期コストが抑えられる
サイディングボードは工場で大量生産されています。そのためモルタルやタイルなどの外壁に比べ、品質が安定している上に単価が安いのが特徴です。
外壁の施工には同じ外壁材を大量に使用しますが、他の外壁材と比べてサイディング材は単価が安く、初期費用を抑えられる傾向があります。
サイディング外壁のメリット②工期が短い
サイディング材は板状の軽量な外壁材です。そのため、扱いやすく施工がしやすいというメリットがあります。
また、前述した通り天候の影響を受けにくいので、他の外壁材と比較すると施工期間が短くて済むでしょう。
サイディング外壁のメリット③豊富なデザイン
サイディング材は模様やカラーが多彩なのが特徴。また、レンガ調・木目調などのデザインの種類も豊富です。本物のレンガや木材を使用するより簡単で、安価で再現できるのですから人気なのも納得です。
サイディング外壁のメリット④耐火性、耐候性
モルタル材やタイルと比べると、サイディングボードは耐火性・耐候性が高いのが特徴です。
またサイディング材は他の外壁材と比べ、経年劣化しにくい外壁材。ひび割れや塗装の剥がれに強いので劣化しにくく、機能が長持ちしやすいのもメリットと言えるでしょう。
サイディング外壁のメリット⑤外壁通気工法により建物が長持ち
「外壁通気工法」とは、外壁の柱と外壁材の間に一定の隙間を作る工法のこと。サイディング材の場合は、多くの業者がこの工法で施工を行っています。
外壁通気工法を用いると室内側に生じた水蒸気が外に逃げやすくなり、建物内部に湿気がこもるのを防ぐ効果があるのです。外壁通気工法によって建物内部が傷みにくくなるため、建物全体の寿命を長く保つことができるでしょう。
- サイディング材は大量生産されているため、単価が安い。そのため他の外壁材と比べると初期費用は低め
- 軽い板状の外壁材で作業が楽な上、天気や湿度に左右されないため、短時間での施工が可能
- 模様・色・デザインが豊富で好みの外壁が実現できる
- 機能性を備えたものが多い。特に耐火性・耐候性に優れている
- 建物内部が傷みにくい施工方法により、建物を長く維持できる
サイディング外壁のデメリット①リフォームコスト
材質にもよりますが、サイディングの耐久年数は7〜20年と言われています。定期的なメンテナンスだけでなく、耐久年数が近づいたらリフォームを検討する必要があるでしょう。
またコーキング部分の劣化は雨漏りにもつながるため、定期的なチェックや必要に応じたメンテナンスが欠かせません。
サイディング外壁のデメリット②デザイン性の維持
サイディング材を使用したおしゃれな外壁でも劣化は免れません。シーリングのひび割れや剥がれ、サイディングにチョーキングなどが発生したら劣化のサインです。
素敵なデザインの家ほど、汚れたり劣化した状態を放置すると残念な見た目になってしまいますから、早めに対処するようにしましょう。
- 初期費用は抑えられても、リフォームには費用がかかる
- デザインを維持するため、定期的なメンテナンスは必須。特にシーリング部分は劣化しやすいため要注意
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サイディングの種類とそれぞれの特徴は?
サイディング材は材質ごとに4種類に分類されています。
サイディング外壁でも素材が異なれば、それぞれの見た目や性能にも違いが出てくるようです。
この章では、サイディングの種類について見ていきましょう。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、日本のサイディング外壁の約70%のシェアを占めるサイディング材です。セメントを原料として、木質や繊維を混ぜて作られています。
カラーバリエーションやデザインが豊富なのが特徴で、レンガ調・木目調・タイル調などのパターンも多く、デザイン性に優れた外壁を望む人に特におすすめ。耐用年数は7〜8年が一般的です。
以下に、窯業系サイディングの特徴をまとめました。
項目 | 評価 |
耐久性 | 高い |
防火性 | 高い |
遮音性 | 高い |
施工期間 | 短い |
価格 | 比較的安い |
デザイン性 | 高い |
金属系サイディング
金属系サイディングは、表面にはスチール板やアルミ板といった金属系の素材を用い、裏には断熱材を使用。金属製のため非常に丈夫で、腐食しにくいというメリットもあります。また、意外にも軽量なので建物にかかる負担が少ないのも優れたポイントと言えるでしょう。
窯業系サイディング同様、デザイン・パターン・カラーバリエーションも豊富で、耐用年数は10〜15年が目安です。
項目 | 評価 |
耐久性 | 非常に高い |
断熱性 | 非常に高い |
防水性 | 高い |
退行性 | 高い |
価格 | 比較的高い |
デザイン性 | 高い |
木質系サイディング
木質系サイディングは、天然の木材に塗装したサイディング材です。木の呼吸を遮らない加工を施し、自然の風合いや温かさが感じられる仕上がりが特徴。自然の木目や、木の風合いを楽しみたい方におすすめです。
環境に優しい外壁材ですが、水に弱いため定期的なメンテナンスを怠ると腐食の危険性も。耐用年数は10年が目安です。
項目 | 評価 |
耐熱性 | 高い |
防水性 | 低い |
価格 | 高い |
メンテナンス | 必須 |
耐火性 | 低い |
デザイン性 | 独自 |
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂を原料としたサイディング材です。軽量なので作業しやすく、建物に負担が少ないのがメリットですが、デザインのバリエーションはやや少なめ。
腐食・サビ・色あせ・塗膜の剥がれなどが発生しない上、シーリング材をほとんど使わないため、メンテナンスの手間が省けるのが最大の特徴です。耐用年数は約10〜20年です。
項目 | 評価 |
耐久性 | 非常に高い |
耐候性 | 非常に高い |
補修 | ほぼ不要 |
重量 | 非常に軽い |
遮音性 | 低い |
デザイン性 | 低い |
サイディング材別の特徴や魅力については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
おしゃれなサイディング外壁の具体例
この章では、人気の張り方をいくつかご紹介していきますので、画像を見ながらシュミレーションしてみましょう。
ツートンカラー
簡単におしゃれな外壁にできる方法のひとつがツートン仕様です。
2色使いの場合は、画像のように1階部分と2階部分で区切って上下で色分けするパターンと、縦のライン使いにするパターンがあります。
上下での色分けは、落ち着きがありながらおしゃれな仕上がり。色の明暗や組み合わせによって与える印象が変わるため、色見本などでよく検討しましょう。濃淡の組み合わせや、落ち着いた色合いが人気です。
縦のラインで色分けする場合は、とてもスタイリッシュで都会的な印象になります。和風の家よりも、洋風や個性的なデザインの家に合わせやすいようです。
平屋のサイディング外壁
最近では平屋の家自体が少なくなってきましたが、平屋とサイディングはとてもおしゃれになる組み合わせです。
窓やエントランスなど、家のパーツで違う色を取り入れるのも外観をおしゃれにするテクニックのひとつ。ポップでモダンな印象に仕上げられるでしょう。
異なる素材のサイディングを使い分ける
窯業系サイディングと金属系サイディングというように、違う素材のサイディングを合わせる組み合わせもおすすめ。見た目がまったく異なる外壁材を使うことでそれそれの素材の特徴を引き立て合い、おしゃれ度が一段と上がります。
左の画像はシンプルな外壁にタイル調を合わせたもの、右は木目調を組み合わせたもの。
やや個性的な仕上がりなので、人とかぶらない家にしたい方におすすめです。
これぞ王道!木目調やレンガ調
レンガ調や木目調のサイディング材を使うと、簡単におしゃれな外観にすることができます。本物のレンガや木目のある天然素材を使用するのはお金と手間もかかりますが、サイディング材なら費用を抑えつつおしゃれな仕上がりに!
1種類のサイディング材だとシンプルな外観になりますが、たとえば金属系サイディングに木目調のサイディングを合わせれば、異素材を組み合わせたモダンな雰囲気にすることも可能。
下段の画像のようなレンガ調のサイディングなら、簡単に凝ったデザインを演出できます。凸凹感を再現したサイディングを選べば、重厚感のある仕上がりが楽しめるでしょう。
アクセントや部分使いもおしゃれ
窓周辺やバルコニーだけ色や素材を変えるのも、外壁の色を引き立てるアクセントとなります。コントラストの強い色の組み合わせでも、ワンポイントなので派手になりすぎずモダンでスタイリッシュな印象に。
色の部分使いは立体感を出す効果もあるため、家をより広く見せてくれるでしょう。
一歩上のおしゃれな外壁
他にはないおしゃれな家を望む方には、ツートンカラーの応用でストライプもおすすめです。その際は、画像のように外壁の一部にだけ取り入れ、色ごとに広く使うとモダンですっきりとした仕上がりになります。
あまり色数を増やすとごちゃごちゃした印象になってしまいます。あくまでもアクセント程度に抑えるようにしましょう。
外壁の色の選び方や選ぶ際のポイントなどを知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
サイディングにリフォームする方法は?
サイディング材は新築だけでなく、リフォームにもよく使用されている人気の外壁材です。
この章では、現在の外壁からサイディング材に変える際の工法や施工期間についてまとめました。
モルタル外壁からサイディングに
以前は主流だったモルタル外壁。そのモルタルからサイディングにリフォームしたいという方もいらっしゃるでしょう。
現在の外壁がモルタルの場合は、まずモルタルを残すか残さないかを決める必要があるでしょう。モルタルを残すには「重ね張り工法」、残さないのならば「張り替え工法」と2つの工法があります。
まずは「重ね張り工法」の特徴やメリット・デメリットから見てみましょう。
- 現在のモルタル外壁の上に下地を作り、その上からサイディングを張る工法のこと。ただし、モルタルの劣化が進んでいる場合は、重ね張りできないケースもある
- メリットは、モルタル材を剥がす作業を省くため工事費用が安く、工期も短期間で済むこと
- デメリットは家の重量が増えて負担がかかること。新たに張るサイディング材は軽量のものしか使用できないため、おしゃれなデザインが多いが重量がある窯業系サイディングはおすすめではない
次に「張り替え工法」について。
- 外壁のモルタルの部分を取り除き、新たにサイディング材を張る工法のこと
- メリットは使えるサイディング材の種類が増えるため、デザインの自由度が増すこと。また、既存のモルタルを撤去したことで下地の劣化状態の確認もでき、必要に応じて補修なども可能
- デメリットはモルタル材を撤去する分、工事費用が高くなり、施工期間も長くなる
それぞれにメリット・デメリットがありますが、モルタル材の傷み具合や希望するサイディング材によっては張り替えがおすすめです。
サイディング外壁から新しいデザインに
現在お住まいの家がサイディング外壁でも、築10年以上もたてばリフォームを検討する時期です。
サイディングからサイディングへのリフォームでも、工法はモルタルと同様「重ね張り」と「張り替え」の2種類となります。
築年数が長く外壁の下地が傷んでいる場合や、既存のサイディング材の種類や傷み具合によって判断するようにしましょう。
「重ね張り工法」「張り替え工法」のメリット・デメリットをまとめました。
施工方法 | メリット | デメリット |
重ね張り工法 | 張り替えよりも安価で短期間で施工できる | ・下地に問題がある場合は施工不可
・重いサイディング材は使用できない |
張り替え工法 | ・建物への負担が少ない
・下地の確認や補修が可能 ・デザインの自由度が高くなる |
重ね張りよりも高額で施工期間も長い |
サイディングの張り替えについては、以下の記事で詳しくお伝えしています。こちらもあわせてご覧ください。
おしゃれなサイディング外壁は高い?その費用を解説!
おしゃれなデザインが豊富で機能性も備えているため、サイディング材は高額というイメージがありますね。ですが、実際の施工費用はどのくらいかかるものなのでしょうか?
この章では、新築・リフォーム別の施工費用についてご紹介します。
新築の場合の施工費用
サイディング外壁の施工費用は、サイディング材の種類によって異なる部分が大きいようです。
種類別の費用は以下の通り。
種類 | 費用(約30坪の場合の目安) |
窯業系サイディング | 100〜200万円 |
金属系サイディング | 120〜260万円 |
木質系サイディング | 200~400万円 |
樹脂系サイディング | 150〜300万円 |
サイディング材の中でも特に人気なのが窯業系と金属系と言われています。窯業系はデザイン性と費用を、金属系は軽さと耐久性を重視する方に選ばれる傾向にあるようです。
リフォームする場合の施工費用
リフォームの際は「重ね張り」と「張り替え」の2種類の工法があるとご紹介しました。
リフォームにかかる費用は以下の通りです。
工法 | 費用(30坪の場合の目安) |
重ね張り | 180~260万円 |
張り替え | 200~280万円 |
新築の場合と同様、使用するサイディング外壁の種類によっても金額は異なりますが、単純に「重ね張り」と「張り替え」の比較であれば、「重ね張り」の方が費用の節約になるようです。
結局、高いの? 安いの?
新築でもリフォームでも、サイディング外壁で費用の大変を占めるのが材料費です。サイディングの種類だけでなく、メーカーによっても価格に違いが出ることも珍しくありません。
また家の構造がシンプルであるほど施工が容易になるため、費用も抑えることができるようです。
サイディング材や施工費用の金額だけを見ると高く感じてしまいますが、塗料では補えない機能性も付与できるため、コストパフォーマンスを考える方に向いている外壁材であると言えるでしょう。
サイディング外壁の費用については、こちらの記事でもまとめています。ぜひご一読ください。
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業者選びのポイントは?
サイディング外壁でおしゃれな家にしたくても、施工業者によっては満足のいく仕上がりにならなかったり、施工後に不備が出ることもあるようです。また、間違って悪徳業者に工事の依頼をしてしまうと、家を傷めたり多額の施工費用を請求されたりと、トラブルにつながることも。
サイディングの工事で後悔しないためにも、信頼できる優秀な業者に依頼したいですね。そこでこの章では、業者選びで気をつけるポイントについてまとめました。
まずは見積りから
依頼する業者を選ぶには、まず見積もりが重要です。見積もりの際には「相見積もり」で最低でも3社以上の業者から見積もりを出してもらうようにしましょう。
「相見積もり」とは、同じ条件の工事で複数の業者から見積もりを取ること。複数の見積書を比較することで、不要な工事が付加されていないか、異常に高い費用が記載されていないか、などをチェックすることができるでしょう。
どんな基準で選べばいいの?
相見積もりで複数の見積もりを取った後は、何を基準に業者を選べばいいのでしょうか?
見積書をチェックする時の主な注意点は以下の通り。
- 「税込」や「税抜」の表記があるか
- 内訳が「一式」でまとめられていないか
- 多額の値引きが適用されていないか
チェックポイントについて詳しく見ていきましょう。
見積書のチェックポイント①「税込」や「税抜」の表記があるか
見積書に書かれている金額に、「税込」「税抜」がきちんと記載されているかは大切なチェックポイントです。
たとえば工事費用が100万円の場合、税率が8%であれば8万円も金額に差が出ます。費用を請求される時になって「見積書の金額は税抜きだから、税金分も別途請求します」と言われれば、モヤモヤしますよね。
このような業者は、見積書上で安く見せるためにあえて表記していない悪徳業社である可能性もあるため注意が必要です。
見積書のチェックポイント②内訳が「一式」でまとめられていないか
業者によって表記の違いはありますが、内訳や項目の欄に詳細が記載されていない見積書は危険です。
たとえば「工事の内容」が「サイディング工事」で、「数量」が「一式」となっているような見積書はどう考えてもおかしいでしょう。
「工事の内容」には「取り外し」「洗浄」「サイディング張り付け」「シーリング」といった具体的な内容が記載されている必要があります。また、「数量」「単価」に数値が表記されていなければ適正な見積書とは言えません。
ただし、「運搬費」「シーリング」「諸経費」などは「一式」と記載されているケースが多いようです。
見積書のチェックポイント③多額の値引きが適用されていないか
どの業者でも端数程度の若干の値引きをすることはあるようですが、10万円を超えるような値引きをする業者は要注意です。
多額の値引きをすることでお得感をアピールし、仕事を得ようとしている可能性が高いでしょう。つまり、本来の費用より多く見積もりを出しているということになります。
そのような見積書は、単価が高かったり必要ない工事が付加されていることも。また、本来はコストを抑えられるところを、高額に設定している可能性も考えられます。
いずれにせよ、ごまかしのある見積書の業者には大切なお住まいは任せられませんよね。このような業者には工事を依頼しないようにした方が無難です。
見積書以外の選定基準
見積書以外にも注意したい点に、現地調査があります。
業者が実際に現地に足を運んで調査をすることによって、適正な費用と工事内容で見積書を作成することができるのです。そのため、優良な業者であれば丁寧に測量したり、劣化具合を調べてくれるでしょう。また、見積書とは別に「調査報告書」を提出してくれる業者もいます。外壁の現地調査は最低でも1時間はかかるのが一般的です。
業者が現地調査に訪問する際にはぜひ立ち会って、疑問があれば質問するのも有効です。相見積もりで複数の業者と実際に会うことも、業者の質を判断する役に立つでしょう。
手抜き工事には要注意!
契約の前に、業者のアフターフォローやメーカー保証について確認するのも重要です。
仮に手抜き工事が行われた場合は、不具合や劣化が発覚するのは1〜2年後になるケースがほとんど。サイディング材の耐久性は最低でも7年ですから、施工不良か使用したサイディング材に不備があったと考えて良いでしょう。
その際はまず、サイディング材のメーカー保証があるかを確認します。また、施工時と同じ業者に相談して工事の再施工を依頼しましょう。
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サイディング外壁にするなら信頼できる業者選びから
おしゃれな家づくりにぴったりな、サイディング外壁についてご紹介しました。
サイディング材は種類が豊富で機能も多いため、素人がひとりで決めるのは至難の技。そんな時に、信頼できる業者がいれば気軽に相談できますよね。お望みの外壁にするためのアドバイスだけでなく、周囲の環境に馴染む外観になるか、地域の気候などに合ったサイディング材なども教えてもらえるでしょう。
つまり、外壁工事を成功させるには業者選びが最重要と言っても過言ではありません。
この記事で紹介した「業者選びのポイント」などを参考に、大切なお住まいを安心して任せられる施工業者を選んでくださいね。
信頼できる業者の選び方が気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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