ヤネフレッシュSiとは、エスケー化研が販売している屋根用塗料の一種です。優良業者も多く使用している評判の良い塗料なのですが、どのような特徴がある塗料なのでしょうか。
今回の記事ではヤネフレッシュSiの特徴やメリット・デメリット、ヤネフレッシュSiの単価や施工費用などについてお伝えしていきます。屋根用の塗料に興味がある方は、ぜひご一読くださいね。
- ヤネフレッシュSiの概要や特徴、メリット・デメリット
- ヤネフレッシュSiが使える下地
- 屋根塗装の手順と業者の選び方
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目次
そもそも「ヤネフレッシュ」って何?
「ヤネフレッシュ」とは塗料の商品名のことです。
ここでは塗料「ヤネフレッシュ」に関する概要や、その種類などについてお伝えしていきます。
ヤネフレッシュとは?
また塗料の原料によって種類が異なり、その原料の特徴ごとに耐用年数などが異なります。耐用年数や艶など様々な特徴を選ぶことができるので、自由度の高い屋根塗装を施すことが可能です。
ヤネフレッシュの種類
ヤネフレッシュには複数の種類があり、原料別に主に5種類に分かれています。
溶剤系ウレタン塗料であるヤネフレッシュ、溶剤系シリコン塗料のヤネフレッシュSi、溶剤系フッ素塗料のヤネフレッシュF、そして水性シリコン塗料の水性ヤネフレッシュと、水性フッ素塗料の5種類です。
塗料の耐久性はウレタン、シリコン、フッ素の順に高くなり、水性よりも溶剤系の方が強い塗膜が作れます。
- ヤネフレッシュはエスケー化研が開発している塗料。様々な種類がある。
- ヤネフレッシュシリーズにはウレタン、シリコン、フッ素塗料、水性シリコン、水性フッ素塗料がある。
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ヤネフレッシュSiの特徴はこれ!
ここではヤネフレッシュSiの特徴について、主なものをご紹介していきます。
ヤネフレッシュSiはこんな塗料!
ヤネフレッシュSiは2液型の溶剤系シリコン塗料です。高い耐久性と下地が透けにくいという特徴があります。
2液性の溶剤系塗料なので強い匂いがありますが、密着度が高いので塗膜が簡単に劣化することはありません。強い匂いが気になる場合は、水性のシリコン塗料も販売されています。
耐用年数
屋根材の塗料を選ぶときは、外壁の塗料と耐用年数を合わせるとメンテナンスの時期を合わせることができます。メンテナンスの時期を一緒にすることで、足場の費用の抑制や工期の短縮などが可能です。
価格相場
価格相場は1平方メートルあたり、3,450円です。下塗り、中塗り、上塗りの3工程を必要としますが、お伝えした価格はその3工程を含んだ費用となっています。
ヤネフレッシュSiはシリコン塗料としてはやや割高な方です。しかし防カビ防藻性能など、他のシリコン塗料にはないメリットが多いので、メリットを重視するのであれば高すぎない価格でしょう。
艶の種類
高級感を出したい場合は艶有り、シックな感じを出したい場合は艶消しなど、目指すイメージによって塗料を使い分けることが可能です。
カラー
カラーは豊富で、標準24色が販売されています。多くのカラーが展開されているので、イメージ通りの色に塗装することが可能です。
様々な色と艶が提供されているので、屋根のデザイン性を重視したい方にもおすすめの塗料です。
適用下地
ヤネフレッシュSiに塗装可能な適用下地は、薄型塗装瓦(カラーベストやコロニアルなど)や、トタン屋根です。
それ以外の下地にヤネフレッシュSiを使用したい場合は、プライマーなどを使用して下塗り作業を行ってください。下地と塗料が密着しやすくなるので塗装が可能になる場合があります。
摘要 | 詳細 |
主要成分 | 特殊シリコン樹脂 |
1液型or2液型 | 2液型 |
耐用年数 | 6~8年 |
単価(円/㎡) | 3,450円/㎡ |
艶の種類 | 艶有り、3分艶、艶消し |
色の種類 | 標準24色 |
摘要下地 | 薄型塗装瓦、トタン屋根 |
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ヤネフレッシュSiのメリット
ここではヤネフレッシュSiの主なメリットについてお伝えしていきます。
ウレタン塗料より耐久性が高い
耐久性をある程度求めるのであれば、ウレタン塗料よりもシリコン塗料を使用して塗装した方が確実に長持ちです。ちなみにシリコン塗料よりも耐久性が高いのは、フッ素塗料になります。
コストパフォーマンスが高い
ヤネフレッシュSiは耐久性と価格とのバランスが良い塗料です。従ってコストパフォーマンスが高く、コストと耐久性の両方をバランス保ちたいときにはおすすめの塗料となっています。
より価格を重視したい場合はウレタン塗料、耐久性を重視した場合はフッ素塗料の方がおすすめです。
色や艶の種類が豊富
ヤネフレッシュSiのカラーは24色あり、艶も艶有り・3分艶・艶無しの3種類が販売されています。選べる色や質感が多いので、デザイン性が高く屋根のデザインにこだわりたい方にもおすすめできる塗料です。
信頼性が高い
エスケー化研は塗料の大手メーカーです。ヤネフレッシュシリーズはそのエスケー化研が開発、販売を手掛けている商品なので、信頼性が高く安心して使用できる塗料となっています。
優良業者も多く使用している塗料で、耐用年数などのデータが信用できる商品です。
防カビ・防藻性能
ヤネフレッシュシリーズには、カビを防ぐ防カビ性能や、苔や藻をつきにくくする防藻性能があります。湿度が高い日本ではスレートに苔や藻が生えやすくカビも付着しやすいので、カビや藻を防ぎたい方にはうれしい塗料です。
カビや藻が屋根材に生えると、劣化が進みやすくなるため屋根の耐用年数を長くしたい方は、防カビや防藻性能を備えた塗料を使うと良いでしょう。
- ウレタン塗料よりも耐久性が高いので長持ち。コスパが良い。
- カラーや艶の種類が豊富なのでデザイン性が高い
- エスケー化研が開発している商品なので信頼性が高い
- 防カビ防藻性能があり屋根が長持ちしやすい
ヤネフレッシュSiのデメリット
ここではヤネフレッシュSiの主なデメリットについてお伝えしていきます。
臭いが強い
溶剤系の塗料はしっかり下地に付着して、強い塗膜を作れるというメリットがある一方、溶剤を使用しているため作業中に強いにおいが発生します。
溶剤系の塗料の悪臭が気になる場合は、ヤネフレッシュSiの臭いはデメリットに感じるでしょう。あまりに臭いが気になるようであれば、臭いの少ない水性塗料を使うという方法もあります。
ただし水性塗料を使用した場合、溶剤系の塗料よりも塗膜が弱くなる可能性があるので注意が必要です。
フッ素塗料よりは低耐久
ただしフッ素塗料は耐久性に優れているだけに価格も高く、ウレタンとシリコン、フッ素塗料の中で一番高価です。塗料を選ぶときは、価格と耐久性のバランスを考慮して決めると良いでしょう。
塗装の手間がかかる
ヤネフレッシュSiは2液型の塗料なので、使う前に硬化剤を混ぜて塗料を作る必要があります。1液で塗装できるタイプの塗料よりも塗装に手間がかかり、塗装作業に時間が必要です。
作業時間や工期を短縮したい場合は1液型の塗料を使用するという方法もあります。ただし、1液型の塗料は2液型の塗料に比べて耐久性が劣ることも多いので、耐用年数や強度などを考えて塗料を選ぶことが大切です。
- 溶剤系の塗料なので塗装のときに匂いが強い
- フッ素塗料よりも耐久性で劣る
- 2液型の塗料なので塗装のときに手間がかかり工期も長くなる
ヤネフレッシュSiが使える屋根材とは?
ここではヤネフレッシュSiに適用可能な下地素材についてお伝えしていきます。
スレート屋根
カラーや艶の種類も豊富なので、デザイン性の高いカラーにすることもできます。
スレート屋根の塗装のタイミングや費用について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
トタン屋根
ヤネフレッシュSiは薄い金属であるトタンにも塗装可能です。薄い金属の屋根材にはガルバリウム鋼板などもありますが、特殊な塗料が必要なのでヤネフレッシュSiは塗装できません。
トタン以外の金属素材に塗装をしたい場合は、下塗り剤などを使用する必要があります。どのような下地に適用可能かは、業者に相談しながら決めていくと良いでしょう。
トタン屋根の塗装方法について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
- ヤネフレッシュSiが塗装できる下地はスレート屋根とトタン屋根
- スレートとトタン以外に塗装するには下地のプライマーが必要になる
ヤネフレッシュSiの屋根塗装の手順
ここでは業者が行う主なヤネフレッシュSiの塗装の簡単な手順をご紹介していきます。
足場の組み立て
屋根に塗装を施すためには、最初に作業する人が乗るための足場を組む必要があります。足場は素人では組めないので、足場を組むときは業者に依頼します。
足場の費用は塗装費用とは別途必要になるので、見積もりの際には確認しておいた方が良いでしょう。
高圧洗浄機で汚れを落とす
汚れの除去は主に高圧洗浄機を使って行われます。清掃ぐらいは自分でできそうな気がしますが、高いところの作業なので、転落事故を防ぐためにも清掃も施工業者に依頼した方が安心です。
養生をする
塗装をするときは、塗装する場所以外を塗装しないように、養生シートやテープなどで養生する必要があります。窓枠や雨樋などを養生することで、美しい仕上がりを期待できます。
下地処理をする
屋根の塗装をする前に、塗料が屋根材に密着しやすいよう、屋根材を事前に補修したり細かい凹凸などを取り除く作業を行います。凹凸を取り除くためには、専用の機械で研磨することもあります。
屋根材の表面をある程度磨いておくことで、塗装の仕上がりが美しくなるのです。
下塗り
屋根周辺の養生や屋根の下処理が終わったら、塗装開始です。塗装は下塗り、中塗り、上塗りと3回の工程に分かれており、塗装を繰り返すことで強い塗膜を作っていきます。
一番最初の工程である下塗りを行うことで、次に塗る塗料が密着しやすくなります。中塗りも美しく仕上げるために、下塗りを十分に乾燥させることが大切です。
中塗り
下塗り材が乾いた後の中塗りと上塗りで使用する塗料がヤネフレッシュSiです。
中塗りは屋根を保護するための2回目の塗装です。業者の中には中塗りで塗装を終わってしまうところもありますが、3回重ね塗りをした方が確実に強い塗膜を作ることができます。
何度重ね塗りをするのかわからない場合は、業者に塗装の回数を確認した方が良いでしょう。
ヤネフレッシュSiを塗布する際は、吹付・ローラー・刷毛を用います。
上塗り
上塗りは最後の塗装です。中塗りで塗布したヤネフレッシュSiがきちんと乾燥したのを確認してから、上塗りで同じ塗料を塗り重ねます。塗装の仕上げ作業で、上塗りが終わって塗装が終了となります。
上塗りが終了した後の塗膜は美しく、耐久性も高いです。上塗りが十分乾燥した時点で塗装が完成します。塗装が終了したら、養生した場所を綺麗にしたりといった仕上げの作業が行われます。
足場解体
塗装作業が終了したら、最後に足場を解体します。足場を解体する作業もDIYではできないので、業者の人に依頼しましょう。
- 塗装を始めるときは足場を組んで屋根の清掃、養生、下処理を行う
- 下塗り、中塗り、上塗りと3回塗料を塗り重ねる
- 塗料が乾燥したら足場を解体して終了
ヤネフレッシュSiの塗装を依頼する業者の選び方!
ここでは屋根塗装を行うときの、業者の選び方についてお伝えしていきます。
地域密着型の業者
そのため大手施工業者に依頼すると、地元の気候を考慮しない施工を行う可能性もあるので大手に依頼するときは注意が必要です。その点地元密着型の業者に依頼すれば、地元の気候条件などを考慮した施工をしてくれます。
自社施工の業者
大手建築メーカーに作業を依頼すると、自社では施工せずに下請けの業者に作業を依頼します。その際に中間マージンを取っていくことがあり、消費者の方からすればその中間マージン代金の分だけ損をします。
自社で施工している業者に依頼すれば、中間マージンを払わなくて良い分安く済むのでおすすめです。
エスケー化研認定施工店
ヤネフレッシュSiはエスケー化研の塗料です。エスケー化研が認定している施工店に依頼すれば、ヤネフレッシュSiの塗装を正しく行ってくれます。
ヤネフレッシュSiのメリットを確実に活かしたい場合は、エスケー化研の認定施工店に依頼すると安心です。
- 地域密着型の業者の方が地域の気候についても精通しているのでおすすめ
- 自社施工の業者の方が中間マージンを取られないのでお得
- エスケー化研の認定工務店に依頼すれば塗料を正しく扱える
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ヤネフレッシュSiはバランスが良いおすすめ塗料!
ヤネフレッシュSiはエスケー化研の開発販売している塗料で、大手メーカーの商品だという安心感がある塗料です。防カビ防藻などのメリットも多く、屋根の耐久性を高めたい方には使いやすい塗料でしょう。
摘要できる素材はスレート屋根材とトタン屋根材のみですが、カラーも豊富なのでデザイン性が高いです。価格と耐久性のバランスが良く、デザインにもこだわれる塗料を探している方は、ヤネフレッシュSiもぜひ検討してみてくださいね!
屋根塗装の費用目安について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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