スレート屋根は塗装がマスト!耐用年数・塗り替え費用まで解説

スレート屋根とは、スレートという薄い板状の屋根材を使用して作られた屋根のことです。スレート屋根にはどんな特徴や、メリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回の記事ではスレート屋根の特徴やメリット、デメリットのほか、メンテナンスの方法や費用、耐久年数などについてお伝えしていきます。

この記事でわかること
  • スレート屋根の概要と主な特徴
  • メンテナンスに塗装が必須の理由
  • 塗装が必要な時期や劣化症状、メンテナンスのタイミング
  • スレート屋根の塗装におすすめの塗料
  • スレート屋根の塗装に必要な費用の相場
  • 塗装の際の注意点

そもそも「スレート屋根」とは?

見出し画像(スレート屋根とは?)スレート屋根とは屋根材の一種ですが、どんな材料で作られどんな特徴を持っている屋根材なのでしょうか。以下にスレート屋根の主な原料や特徴などについて簡単にご説明します。

スレート屋根とは

スレート屋根スレート屋根とは、スレート材という薄い板のような屋根材を使用して作られた屋根のことを言います。スレート材とは、セメントに繊維質の材料を混ぜた原料を、厚さ5mm程度に引き延ばして成形した板状の屋根素材です。

スレート材という呼び方の他にも、「カラーベスト」や「コロニアル」という呼び方もあります。

スレート屋根の特徴

スレート屋根の特徴はいくつかありますが、主な特徴は価格が安いため施工費用を抑えることができるということです。またデザイン性が高く、様々なデザインがあるため好みのタイプの屋根を作りやすいという特徴や、軽量なので建物の耐震性がアップするという特徴も。

しかし薄くて軽い板のため劣化しやすく、メンテナンスの回数が多くなります。定期的にメンテナンスをしないと耐用年数が減ってしまうので、メンテナンスはこまめに行う必要があるでしょう。

スレート屋根の特徴については、以下の記事で詳しくご紹介しています。こちらの記事もあわせてご覧ください。

屋根材「スレート」とは?その特徴とメリット・デメリットを解説!

スレート屋根には塗装がマスト!

見出し画像(スレート屋根には塗装がマスト!)スレート屋根のメンテナンスで最もよく行われるのが塗装です。塗装によるメンテナンスを怠ると、どんな不具合が起こってくるのでしょうか。以下に塗装を行わないことで起こる、屋根の不具合についてお伝えしていきます。

塗装をしないと雨漏りが起こる

スレート屋根 水たまり

最後に塗装を行ってから年月が経つと、塗装した当時の効果や機能はだんだん薄れ、塗装が剥がれたりコケが生えたりと劣化が始まります。これは、塗料が乾燥する際にできる「塗膜」という保護膜が、時とともに劣化するためです。

屋根塗装の劣化が進んだ場合、もっとも悪影響が出るのは防水性です。つまり屋根塗装の一番の目的は、防水性を回復させることなのです。

塗装によって防水性が高まればスレート自体が直接雨に触れることを避けられますから、スレートが雨水を吸水したり、吸水した水分が乾燥する時に収縮したりすることもありません。

長い年月、吸水と収縮を繰り返すことでスレートは脆くなり、ひび割れや変形などを引き起こします。これらの劣化を放置すると、雨漏りや腐食の原因となってしまうので大変危険です。

しかし、スレートが塗装の塗膜によってしっかり守られていれば、屋根の破損を防ぎ劣化も遅らせることができるのです。スレート屋根を長く活用しようと思えば、定期的なメンテナンスは必須といえるでしょう。

見栄えが悪くなる

スレート屋根の塗装を怠ると、徐々に塗装が剥がれて見栄えが悪くなります。また見栄えが悪くなるだけでなく、塗装が剥がれたところから屋根材が劣化して、ひび割れや破損、雨漏りなどの原因にもなるので注意しましょう。

破損しやすくなる

スレート屋根 破損した屋根

「雨漏り」の項でもご紹介した通り、塗った塗料が乾燥する際に「塗膜」という薄い膜ができます。そして塗膜には屋根材を保護する役割があるのです。

しかし、スレートをコーティングしていた塗膜が剥がれると、屋根材を保護する性能自体がなくなるため、雨風だけでなく紫外線を防ぐ効果も衰えてきます。

紫外線も屋根の劣化原因のひとつですから、塗膜に守られていない屋根材が直接雨や紫外線などを受けることによって、ますます劣化が進み、ひび割れや破損が起こりやすくなってしまうでしょう。

本格的な破損を防ぐためにも、定期的な点検や塗り替えメンテナンスは必須です。

塗装のサイン!スレート屋根のメンテナンスのタイミングは?

見出し画像(塗装のサイン!スレート屋根の劣化症状)
スレート屋根は耐用年数に満たなくても劣化がある場合はメンテナンスが必要です。具体的にはどんなことが起こったらメンテナンスをするべきなのでしょうか。以下にメンテナンスが必要な屋根の状態をご紹介していきます。

劣化が進む前に!早めのチェックを行う

汚れ

屋根は外壁とは違い目視でチェックしにくい部位です。少なくとも5年に1度程度は専門の業者に状態を確認してもらうようにしてください。

ひどく劣化してから補修すると費用も高くなる上補修期間も長くなってしまうので、こまめにメンテナンスすることが大切です。定期的に点検やメンテナンスをすることで、屋根を長持ちさえることもできます。

早急に塗装が必要なサイン

スレート屋根 ひび割れ

スレートの表面に劣化の症状が出ている場合は、塗装がダメになっている証拠です。その状態を放置しておくと、屋根の内部まで傷んでしまうので早急に塗装するようにしましょう。

一般的に塗装の塗り替えは10年に1度が目安です。塗り替えのサインは以下のようなものがあげられます。

  • コケ・カビが生えている
  • 塗装のひび割れ、剥がれ
  • 色褪せ
  • チョーキング

以下の記事はスレートについて詳しく書かれたものです。スレートについて興味がある方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

屋根材「スレート」とは?その特徴とメリット・デメリットを解説!

塗装以外のメンテナンスが必要なサイン

劣化状態がひどくて塗装だけでは対処できないといったケースもあります。そういった場合は塗装の塗り替え以外に、スレートの交換や葺き替え工事、カバー工法による工事などが必要です。

また屋根材自体が損傷している場合は、建物の深刻な損傷につながる恐れがあるため早急に対処する必要があります。塗り替え以外の方法で対処が必要な症状は主に以下のようなものです。

  • 破損している
  • 雨漏りしている
  • 内部が劣化している
  • 寿命を超えている
実際の塗装の相場はいくら?
外壁塗装や屋根塗装の相場は、工事内容はもちろんのこと地域によっても違うことをご存じでしたでしょうか? 実際のお客様のデータを反映させた相場シュミュレーションをぜひお試しください! カンタンな質問に答えるだけで、あなたのお家の塗装費用がわずか30秒で受け取れます。ご利用はもちろん無料&匿名でご利用いただけます。
▼合わせて読みたい記事 【令和3年更新】外壁塗装の費用相場はいくら?内訳と計算方法を解説【保存版】

スレート屋根の塗装におすすめの塗料はこれ!

見出し画像(スレート屋根のおすすめ塗料)スレート屋根を塗装するときの塗料は、いくつか種類があります。主にどんな種類の塗料が使われているのでしょうか。以下によく使用される塗料をご紹介していきます。

シリコン塗料

シリコン塗料はスレート屋根の塗装に最もよく使用される塗料です。価格が安いためコストパフォーマンスが高く、耐用年数も6年から12年ほどあります。一般的な住宅のスレート屋根に向いており、一番人気の塗料です。

フッ素塗料

スレート屋根 白い塗料フッ素塗料はシリコン塗料よりも価格が高いですが、耐用年数が8年から15年とシリコン塗料よりも長持ちします。耐用年数を長くしたいときや、環境的に屋根が劣化しやすい場合などに使用される塗料です。

遮熱塗料

遮熱塗料とは遮熱機能のある塗料のことです。スレート屋根の塗装に使うことで、屋根のからの熱をある程度カットすることができます。そのため空調の効果が上がりやすく、室内を快適な状態に保ちやすくなります。

ただし価格が非常に高額な割には耐用年数が6年から15年程度(塗料によります)。室外からの熱が入りやすい住宅以外では、あまりコストパフォーマンスが良くない塗料かもしれません。

スレート屋根の塗装にかかる費用相場は?

見出し画像(スレート屋根 塗装にかかる費用とは?)
スレート屋根のメンテナンスにはどれぐらいの費用が必要なのでしょうか。以下にスレート屋根のメンテナンスにかかる一般的な費用を、塗り替え、カバー工法、葺き替えの3パターンでご紹介していきます。

スレート屋根の塗装にかかる費用相場

屋根補修 工事スレート屋根の塗装にかかる費用相場は、30坪程度の住宅で40万円から60万円程です。価格は塗料の価格や必要な屋根の広さや構造の複雑さによっても変動します。また工期は一般的に12日から15日程度です。

スレート屋根の葺き替えにかかる費用相場

葺き替え工事とは、屋根そのものを交換する工事です。屋根材の劣化が激しいときに適応される工事で、30坪の住宅の場合150万円から240万円ほど必要になります。工期は状況にもよりますが6日から10日ほどです。

スレート屋根の重ね葺きにかかる費用相場

お金 費用 外壁塗装 家重ね葺き工事とは既存の屋根材の上に新しいスレート屋根を乗せる工事のことをいいます。30坪ほどの住宅で160万円から250万円程度の費用が必要です。一般的な工期は7日から11日程度となります。

屋根塗装の費用については、こちらの記事でも詳しくご紹介します。
非公開: 「屋根塗装の単価」費用・相場をくわしく解説!【屋根材別・坪別】

スレート屋根を塗装する際の注意点

見出し画像(スレート屋根 塗装する際の注意点!)スレート屋根の塗装は比較的難易度の低い塗装工事です。しかし塗装の際には注意するべきこともいくつかあります。以下にスレート屋根を塗装する際に気を付けるべきことをご紹介していきます。

スレート屋根の塗装はDIYでもできる?

スレート屋根 DIYスレート屋根の塗装は案外簡単にできる作業なので、DIYでもできるのではと思う人も多い工事です。しかし屋根の塗装は危険も多く、業者ではない人がDIYで塗装を行うのはおすすめできません

屋根からの落下リスクのほか、塗料が飛散して周辺住民の車などの所有物に付着して損害賠償請求されるというリスクも。塗装技術が低いのでせっかく塗った塗料がすぐに剥がれてしまう可能性も高くなります。

正しい塗装をしてくれる業者を選ぶ

スレートは幅広く使われており、塗り替え工事も多く行われていますが、その分間違った屋根塗装を行う業者もいるのが現状です。

塗装の基本は、「塗る部分を綺麗にして乾燥させる」、「適切な下塗り材を使って中塗りと上塗りの密着率を上げる」、「中塗りと上塗りで仕上げる」の3つです。

この基本に加えて、スレート屋根では水を屋根内部に侵入させないための「縁切り」という作業が重要になります。スレート屋根には雨水などをスレートの隙間から内側に流し、屋根材の内部まで水を浸透させない仕組みがあります。

塗装をするとこのスレートの隙間を塗りつぶしてしまうため、「縁切り」をして隙間をふさがないようにする作業が必要です。

これらの作業をしっかりやってくれる業者かどうかが業者選びのポイントです。

訪問営業の業者に騙されない

塗装業者の中には訪問営業をしてきて無料で屋根診断を行い、必要のない工事まで進めてきたり「今すぐ工事しないと危険だ」と危機感を煽り契約を迫ってくる業者もいます。

危険性を過度に強調したり、「すぐに工事が必要」と言ってくる訪問業者はほぼ悪徳業者だと思っても良いでしょう。後で高額な請求をされる、施工不良で工事し直す必要が出てくるといったことも多いので、訪問業者には依頼をしない方が安全です。

自社施工の会社に依頼して費用を抑える

スレート屋根 業者自社施工の会社とは、依頼を受けたら自社で工事を行う会社のことです。業者の中には受けた依頼を下請け業者に丸投げする会社もあります。

そういった業者は仲介料を取るので工事費用が余分に高額になります。消費者にとって何のメリットもない仲介料金を節約するためにも、施工を自社で行う自社施工の業者に工事を依頼するようにしましょう。

スレート屋根の塗装は10年程度を目安に検討しよう!

スレート屋根は軽くて丈夫、見た目もおしゃれなので近年人気のある屋根材です。耐久年数も20年程度と長いのですが、定期的に塗装などのメンテナンスをする必要があります。

目安としてスレート屋根を施工してから10年程度経過したら、塗り替えなどのメンテナンスを検討するようにしましょう。その際高額な請求をしてくる悪徳業者に依頼しないように、注意して業者を選ぶことも大切です。

 

屋根塗装の塗り替えタイミングについて気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
「屋根塗装の時期」ベストな季節は?耐用年数・塗り替えサインも解説

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