「屋根塗装」塗料のすべてを解説!種類やおすすめランキングも紹介!

屋根は外壁に比べて、劣化症状や汚れがあまり見えないため、後回しになりやすいですよね。

しかし、屋根塗装を怠ると、雨漏りなどが起こりやすくなり、生活に支障がでる可能性があります。

今回は「屋根塗装」塗料について解説し、おすすめ塗料をご紹介します。

屋根塗装・塗料を知ることで、お家をキレイな状態に保ちましょう!

この記事でわかること
  • 屋根塗装の役割
  • 屋根塗装におすすめな塗料
  • 塗料の特徴の違い
外壁・屋根塗装が初めての方へ

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屋根塗装をする意味や役割って?

見出し画像(屋根塗装をする意味や役割って?)屋根塗装をすることで、生活がより快適になったり、お家をより良い状態にすることができます。そのほかにも屋根塗装の役割や意味がありますので、ご紹介します。

見た目を良くする

屋根塗装 黒い屋根の家

「塗装」といえば、外観をキレイにすることが一番に思い浮かぶと思います。

外観が汚いと周りからの印象も良くないので、塗装が色落ちしてたり、剥がれたりしてないか定期的に確認しましょう。

屋根材の保護

屋根材にも耐用年数があり、なんの保護もしないと劣化がどんどん進むので、耐用年数よりもはやく屋根材を交換しないといけなくなります。塗装をしてあげることで、屋根材の交換までの年数を長く保つことができます。

塗装をしっかりしていた方が、結果的にお得になることもありますので、要チェックです。

遮熱をする

屋根塗装 気温

Thermometer close-up. Weather forecast related 3D

塗料のなかには遮熱塗料と呼ばれる特殊な塗料があります。その塗料は、太陽からの光を遮断して熱の発生を抑えることができるため、夏場は涼しく快適に過ごすことができます。

断熱をする

遮熱塗料に似た断熱塗料と呼ばれる塗料もあります。この塗料も特殊な機能を持っていて、熱を屋根から室内に伝わりづらくする機能があって、塗装をすることで「夏は涼しく、冬は暖かい」お家にすることができます。

屋根塗料にはどんな種類がある?

見出し画像(屋根塗装にはどんな種類がある?)屋根塗装に使う塗料は多くの種類があります。塗料ごとの特徴をご紹介するので、用途に合わせてベストな塗料を選びましょう。

ウレタン塗料

屋根塗装  ウレタン塗料

Amazonから引用

価格がとても安く、1㎡あたり2500〜3200円程度なのですが、耐用年数が5〜7年と短いため、現在の屋根塗装では滅多に使うことはありません。

シリコン塗料

屋根塗装 シリコン塗料

Amazonから引用

最も人気があり、コストパフォーマンスに優れた塗料です。価格は2800〜3500円/㎡ほどで、耐用年数は6〜12年と長いものまであるので、とても使われています。デメリットは、ひび割れしやすいことですが、コストパフォーマンスを考えると、塗り替えても高くならないと言えるでしょう。

フッ素塗料

屋根塗装  フッ素塗料

Amazonから引用

フッ素塗料は耐久性が高く、耐用年数が8〜15年と長いので、外観をキレイに維持しやすく、さらに公共工事で多く使われています。しかし、その耐久性、耐用年数の長さから3600〜4100円/㎡と価格が高くなります。

遮熱塗料

屋根塗装 遮熱塗料

Amazonから引用

太陽光を反射し、屋根から室内にくる熱を遮断する効果がある塗料です。独自の塗料グレードがあるわけではなく、「遮熱機能を備えたシリコン塗料」や「遮熱機能があるフッ素塗料」といったように、性能や機能の1つとして扱われます。

価格は3400〜4600円/㎡と幅広く、耐用年数も5〜15年と幅広いため、塗料を選ぶときはちゃんと調べてからの方が良いでしょう。

また、冬でも室温の上昇を抑えるため寒くなるので、お家のある地域によっては遮熱塗料よりも断熱塗料の方がおすすめです。

断熱塗料

遮熱塗料と違い、熱を反射するのではなく熱が伝わる速度を遅くさせるため、夏場は遮熱塗料ほど涼しくなりませんが、冬場は保温機能があるため暖かさを維持できます。

遮熱塗料と同様に独自のグレードがあるわけではないので、「断熱機能つきのシリコン塗料」というように扱われます。

価格が遮熱塗料よりも高く、3800円/㎡+下塗り塗料費用(日進産業「ガイナ」の例)と手が出しづらいです。また、体感できるほどの断熱性能を備えた塗料は日進産業「ガイナ」以外にほとんど存在しないため、断熱塗料を使うときは費用が高くなることを覚えておく必要があります。

屋根塗装における豆知識!

見出し画像(屋根塗装の豆知識)屋根塗装についての豆知識がいくつかあるのでご紹介します。

遮熱性能は塗料の色で決まる?

屋根塗装 白い塗料

屋根塗装をするときはオシャレな色にしたいと思いますよね。そこで1つ覚えて欲しいのは、「遮熱性能は塗料の色によって決まる」ということです。

例えば、白色に近い塗料を使うことで太陽光を遮断し、遮熱性能は高まります。また、黒色に近い塗料を使うと太陽光を吸収し、遮熱効果が下がります。

遮熱性能を高めたいかたは、基本的に白色に近い塗料を使うのがおすすめです。

DIYで屋根塗装はできる?

業者さんを手配して、施工してもらうのは面倒だと感じる人もいると思います。そこで、DIYで屋根塗装は出来るのか、お教えします。

塗装が剥がれやすいこと、落下の危険性、夏場であれば熱中症のリスクがあること、さらに塗装工事をDIYでした場合はその費用が無駄になる可能性があることから、あまりおすすめはしません。

しかし、DIY自体はすることができますのでDIYが出来る方は自分でやってみるのも良いかもしれません。

DIYでの屋根塗装を検討中の方には、以下の記事もおすすめです。
非公開: 屋根のメンテナンス法を解説!屋根材別の費用からDIYの塗装方法まで

屋根材によって下塗り塗料が異なる?

屋根塗装 青い屋根

屋根材の種類によって、下塗り塗料が異なることを知っていましたか?

屋根材が金属であれば、錆止めが必要ですし、他の屋根材だとしてもその屋根材に適した下塗り塗料を使わないと、すぐに塗装が剥がれてしまい塗り直す必要が出てきます。

下塗り塗料は屋根材に応じて選ぶ必要があることを覚えておきましょう。

まとめると…
  • 白色に近い塗料は遮熱性能が高い!
  • DIYはあまりおすすめできない
  • 屋根材によって下塗り塗料は変わる!

塗料を選ぶときのポイントは?

見出し画像(塗料を選ぶときのポイントとは?)塗料を選ぶときに、基準がないと困ってしまいますよね。塗料選びのポイントがいくつかありますのでご紹介します。

目的に応じた塗料を選ぶ!

屋根塗装 3つの選択肢屋根塗装をするときに、遮熱をしたいのか、断熱をしたいのか、それともただ屋根塗装をするだけなのかで使うべき塗料も変わってきます。

ウレタン塗料よりも耐用年数が長く、人気のある塗料を使いたいという方はシリコン塗料が良いでしょう。

塗り替えに手間を省きたい、塗料の寿命が長いものにしたいという方は、フッ素塗料がおすすめです。

また、耐用年数や価格ではなく、性能や機能で塗料を選びたいという方は遮熱塗料や断熱塗料を使うのがおすすめです。

価格と性能のバランスが良いものを選ぶ!

屋根塗装で使うと費用が無駄になるかかるものがあります。例えば、価格は安いけれど、耐用年数が短く、塗り替えが必要になるまでの期間が短いアクリル塗料などは屋根塗装に使わない方がいいでしょう。

価格と性能のバランスを考えるなら、最低でもウレタン塗料、できればシリコン塗料やフッ素塗料を使いたいところです。

業者次第で塗料の寿命が変わる!

屋根塗装 塗装する業者業者選びも塗装をする上で重要です。どれだけ優れた塗料を使っても、業者が手抜きをすれば1年で剥がれることもあります。

それほど業者によって施工後の塗装の様子が変わるので、業者選びには出来る限り時間をかけて慎重に行うことをおすすめします。

屋根塗装の業者を選ぶ方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
評判の悪い塗装業者の特徴|外壁塗装業者の探し方を解説

まとめると…
  • 目的によって使うべき塗料は変わる!
  • 価格と性能のバランスが良い塗料選ぶ!
  • 業者選びは慎重に!

屋根塗装おすすめ塗料ランキング!

屋根塗装をするのにどの塗料を使ったら良いか、おすすめの塗料をご紹介します。

1位 サーモアイ4F

 

屋根塗装 サーモアイ4F

Amazonから引用

こちらも日本ペイント製造で、高い耐久性と十分な遮熱性能を持つと言われ、下塗りにも遮熱性能があると言われている人気の遮熱塗料です。色のバリュエーションも豊富なので、一番おすすめです。

2位 サーモアイSi

屋根塗装 サーモアイSi

Amazonから引用

日本ペイント製造の下塗りに使うことでも遮熱性能があり、高い遮熱性能を確保した遮熱塗料です。また、シリコン樹脂を使用しているため耐久性が高く、フッ素系の塗料についで耐候性や光沢保持性に優れています。

3位 クールタイトSi

屋根塗装 クールタイトSi

Amazonから引用

程汚染機能を発揮し、汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぐので、長期にわたって高い遮熱性を維持することができ、さらに価格と機能のバランスが良いのが特徴のシリコン塗料です。

4位 ガイナ

屋根塗装 ガイナ

Amazonから引用

宇宙ロケット製造の技術を応用して作られた、高い断熱性能を誇る特殊塗料です。断熱性があるため、「夏は涼しく、冬は暖かい」お家にすることができます。

しかし、素晴らしい機能性を持つ反面、色のバリュエーションが少なかったり、価格が高価で塗装工事にかかる費用が他の塗料に比べて高くなります。機能性重視であれば、一番おすすめできる塗料です。

5位 ルミステージ

AGCコーテックから出ている高耐久フッ素塗料で、外壁と屋根のどちらにも使えるので使い勝手は良いです。しかし、メーカーに求められた一部の優良施工店しか利用できないので、使うつもりがあるかたは利用できる施工店を探す必要があります。

6位 ファイン4Fベスト

シリコン系の塗料に比べると少し高価な、日本ペイント製造のフッ素塗料です。耐久性が高くメンテナンスの手間が少ないことから人気があります。また、仕上がりもツヤがきれいに出るので非常におすすめです。

7位 快適サーモF

水谷ペイントは知名度があまり高くないため、塗料の人気も他の塗料に比べて高くありませんが、耐久性に優れているフッ素系の遮熱塗料です。赤外線を効率よく反射させるので、屋根の温度上昇を大幅に軽減することができます。

8位 無機ハイブリットコートJY-IR

オーストラリアの塗料メーカー、アステックペイントが作っている無機塗料で、超耐久性と素晴らしい遮熱機能を備えています。フッ素系の塗料を凌ぐ超耐久性はメーカー保証で10年、耐用年数は20年以上を誇ります。施工後20年以上経過しても、光沢保持率は80%以上を維持します。

9位 ヤネフレッシュF

エスケー化研から出ている、価格と耐久性のバランスに優れたフッ素塗料です。フッ素塗料ということもあり、価格はやや高価ですが耐久性は抜群です。さらに、旧塗膜に対して優れた浸透性を示し、優れた密着性を発揮します。

10位 アレスクール2液F

関西ペイント製造の下塗りにも遮熱性能があるフッ素塗料ですが、同じ種類の塗料に「サーモアイ4F」や「クールタイトF」など知名度の高い塗料が多いため、「アレスクール2液F」を使う業者は少ないです。

ご自宅のニーズに合った塗料選びを!

今回は屋根塗装についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

塗料の種類は多くありますが、塗装をするならエアコン代の節約効果が期待できる遮熱塗料か断熱塗料がおすすめです。

屋根塗装をしっかり行って、お家の保護と外観をキレイに保ちましょう!

屋根塗装の費用相場について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
「屋根塗装の単価」費用・相場をくわしく解説!【屋根材別・坪別】

 
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