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屋根塗装の見積書の基本|正しい単価を知って騙されない!

屋根塗装を検討する際、まずは塗装業者に見積もりを出してもらいますが、その価格が費用相場に対して適正なのか?ということを正確に把握できる方は少ないのではないでしょうか?

この記事では、実際に屋根塗装の見積もり例をお見せしながら、屋根塗装にかかる費用相場をご紹介します。

屋根塗装にかかる費用を安く抑えるポイントもご紹介しますので、屋根塗装の見積もりを検討されている方は必見です!

初めての屋根塗装ならまずは無料診断

屋根塗装が初めてで費用相場や業者選びが不安なら、まずは「外壁塗装ほっとらいん」の無料診断をお試しください。簡単な質問で費用相場が分かり、プロによる最適な業者紹介も可能です。

この記事の監修者
  • 高城 和幸
    和やか株式会社 想いを形に工房 代表
  • 30年の現場経験からお客様に寄り添った提案を心掛けている。お客様に寄り添った提案を心掛ける。 2022年に『一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会』の会員となり、正しい塗装工事を地域に広める活動を続けている。
    外壁塗装ほっとらいん編集部
  • 荒尾 薫
    外壁塗装ほっとらいんの相談・執筆担当
    ・外壁塗装業界でのアドバイザー10年以上
    ・12,000件以上のリフォーム相談に対応
  • 外壁塗装ほっとらいんは全国650社以上の優良塗装業者が加盟する塗装ネットワーク。塗装業者選びに悩む方のための中立的な紹介サービスです。

    何をどう見ればいい?見積書のチェックポイント!

    業者から見積書を受け取ってもどこをチェックすればわからない、ということもありますよね。ここでは見積書では、どんなところをチェックすべきかについてお伝えしていきます。

    外壁塗装の見積書は平米単価×平米数で値段が計算されています。なので騙されないためには正しい単価を知るのが不可欠です。

    ここでは各項目ごとの単価相場を紹介します。単価相場と大きく値段が違う場合は注意が必要です。塗料はメーカーによっても値段が変わるので、実際に記載されている塗料名で調べてみると良いでしょう。

    項目別の費用について表にまとめました。

    項目 単価の目安
    足場の仮設(設置・解体) 1㎡あたり700〜950円
    養生 1㎡あたり350〜450円
    高圧洗浄 1㎡あたり150〜250円
    下地処理 1㎡あたり400〜700円
    下塗り (さび止めなど) 1㎡あたり600〜1,200円
    仕上げ塗り(中塗り・上塗り) 塗料別の表を参照
    縁切り 250~360/㎡
    付帯部の塗装 軒天井 900〜1,500円/㎡
    破風板   500〜800円/㎡
    雨樋 400〜1,200円/㎡
    諸経費 工事総額の5〜15%

    塗料別(仕上げ塗りの詳細)の単価目安を表にまとめました。単価は全て1㎡あたり、3度塗りの場合で計算しています。

    塗料種類 単価目安 主な商品名
    アクリル塗料 1,400~1,600円 ニッペ サーモアイヤネガード
    関西ペイント アレスルーフフィラー
    ウレタン塗料 1,700~2,200円 ニッペ サーモアイUV
    関西ペイント アレスクール2液U
    シリコン塗料 2,300~3,000円 スーパーフッソルーフペイント
    エスケー化研 クールタイトSi
    ラジカル塗料 2,500~3,000円 ニッペ ファインパーフェクトベスト
    フッ素塗料 3,800~4,800円 ニッペ ファイン4Fベスト
    エスケー化研 ヤネフレッシュF
    無機塗料 4,500~5,500円 アステックペイント 無機ハイブリッドコートJY

    塗装する面積は坪数ごとにだいたい決まっています。以下の表の面積の参考値や把握している面積と見積もりの塗装面積が大きく違う場合は、注意が必要です。

    坪数 面積目安
    20坪(66.2m2) 40~44
    30坪(99.3m2) 55~64
    40坪(132.4m2) 75~84
    50坪(165.5m2) 95~105

    屋根塗装の相場は、一般的な40坪程度の住宅で50~100万円ほどです。使う塗料などによって差は出ますが、200万円を超えるなどあまりに高い場合は確認が必要でしょう。

    また、ほかの業者と比べてあまりに費用が安すぎる場合も注意が必要です。手抜き工事や費用が後からかさましされるかもしれません。同様に大幅な値引きも注意が必要となります。

    後ほど合計金額の相場も紹介するので参考にしてください。

    チェックポイントに当てはまったら業者に相談を!

    ここまでご紹介してきたチェックポイントに当てはまったからと言って、必ずしも悪い業者とは限りません。ただし、気になる点を見つけたらきちんと業者に問い合わせてみることが大切です。見積書をうのみにせず、疑問に感じたところはきちんと確認をしておきましょう。

    30坪程度の住宅における屋根塗装の見積り例

    早速ですが、まずは30坪程度の住宅を例にとり、実際の屋根塗装の見積もり例を見てみましょう。

    以下の見積もり表は、30坪の住宅におけるスレート屋根の見積り例です。屋根塗装 スレート屋根の見積もり

    ※上記は一般的な屋根塗装の項目を想定した見積り例です。実際の見積書とは名称や工事内容に違いがある場合があります。

    屋根塗装の「材料費」「工事費」「諸経費」の割合
    • 材料費が2〜3割
    • 工事費(施工費、人件費)が3〜5割
    • 諸経費(業者の利益や必要経費)が2〜3割

    屋根材ごとの塗り替え価格の目安

    ここでご紹介する価格はすべてシリコン塗料、フッ素塗料を使った場合の材料費の金額です。上記金額の他に足場費用や諸経費がかかることがあります。

    スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)の場合

    屋根塗装 スレート屋根

    スレート屋根の塗り替え価格の目安を表にまとめました。

    坪数 価格目安
    20坪 30〜65万円
    30坪 40〜90万円
    40坪 50〜110万円
    50坪 60〜130万円

    屋根材別見積もり②金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)

    屋根塗装 金属屋根

    トタン屋根の塗り替え価格を表にまとめました。

    坪数 価格目安
    20坪 30〜65万円
    30坪 40〜90万円
    40坪 50〜110万円
    50坪 60〜130万円

    屋根材別見積もり③セメント瓦

    屋根塗装 セメント瓦

    セメント瓦の塗り替え価格の目安を表にまとめました。

    坪数 価格目安
    20坪 35〜55万円
    30坪 45〜70万円
    40坪 60〜90万円
    50坪 70〜105万円

    屋根塗装工事の見積もり業者を選ぶ「5つのポイント」

    見出し画像(見積もり業者を選ぶための5つのポイント)
    屋根塗装の工事はその後10年単位のマイホームに影響する重要な買い物ですが、残念ながら不当な見積額を要求してくる悪徳業者も存在します。

    ここまでご紹介した通り、どんな屋根材や塗料を選ぶかによってその相場も変動するため、値段を聞いただけではそれが適正な価格なのかどうか素人には判断がつきにくいもの。

    ここからは、そんな悪徳業者に騙されないために、屋根塗装の見積もりを取るうえで重要なポイントを5つお伝えしていきます。

    相見積もりをする

    複数の業者と比べることで、騙される被害にあうリスクを下げられます。また、見積もりを複数取ることで優良業者の中でも自分たちにあった業者を見つけることができるでしょう。

    訪問営業の会社には依頼しない

    屋根塗装 訪問業者訪問営業をしている塗装業者は基本的に信用しないようにしましょう。

    優良業者であれば、わざわざ訪問をしなくても塗装の依頼が舞い込んでくるもの。あえて一般住宅に押しかけて屋根塗装をけしかけるような業者は悪徳業者の可能性も否めません。

    屋根は自分の目で確かめることができないため、中には突然訪問してきて屋根にのぼり、「今すぐ塗装しないと危険な状態になっています」などと事実ではない証言をする業者までいるのだとか…

    もちろん訪問営業をしている業者がすべて悪徳業者というわけではありませんが、もし訪問営業をされてもその場では絶対に契約しないようにしましょう

    自社施工をする会社だと費用が安くなる

    塗装業者の中には、見積もりから実際の工事まで自社で引き受けてくれる業者と、施工を自社で行わず下請け業者に委託している業者があります。

    自社で施工を行っていない業者で塗装工事を依頼すると、仲介業者を挟むため塗装そのものの費用に加えて仲介料がとられてしまいます

    塗装業者を選ぶ際には、見積もりから施工まですべて自社で行ってくれる業者を選ぶと費用を最小限に抑えることができます。

    営業マンが親身になってくれるか

    屋根塗装 見積もりをする人見積もりを行う際、依頼する業者の営業担当者が親身になってくれるかどうかをチェックしましょう。

    この「親身になってくれる」というのは、単に優しい・感じがいいということではなく「こちらの質問に具体的に答えてくれるかどうか」という点。

    悪徳業者はきちんとした塗装の知識を持っていないことが多いため、なぜその見積もりになるのか、どんな工事手法なのかをしっかり説明できない業者は怪しいと言えます。

    保証内容を確認する

    業者によって保証内容は変わってきます。どのような保証があるのかをチェックすることも大切です。業者の保証内容について、主にチェックするべき点をまとめました。

    • 塗装後は何年間の保証があるのかチェックする
    • 会社の創業年数以上に保証をしている場合は詐欺の可能性が高まる
    • 「リフォーム瑕疵保険登録業者」であれば倒産してもリフォームを受けられる制度があるので業者に確認する

    屋根塗装は信頼できる見積もりを出した業者に依頼しよう!

    屋根塗装はマイホームをきれいに保つためのとても重要な買い物。その費用も安くはありませんので、塗装業者はかなり慎重に選ぶ必要があります。

    実際に工事を行ってから悪徳業者だった…と気づいても後の祭り。見積もりの段階で優良な塗装業者をきちんと選べるように、必要な知識を身に着けておきましょう!

     
    外壁塗装 あなたの地域の相場はいくら?▶▶︎▶︎