玄関ドアの塗装方法は?材質別のおすすめ塗料や費用・DIYも解説!

玄関ドアの塗装って自分でできるものなの?もしくは塗装業者に頼まないとダメなの?とお考えの方向けに、玄関ドアの塗装についてまとめました。

この記事でわかること
  • 玄関ドアの種類
  • 玄関ドアのリフォームについて
  • 玄関ドアのメンテナンス方法

あなたの家の玄関ドアの種類は?

家の顔とも呼べる玄関ドア。まずはあなたの家の玄関ドアの種類を確認していきましょう。

片開きドア


玄関ドアの中で一番ポピュラーなものです。シンプルなため、価格もお手頃になっています。

親子ドア


片開きドアの横に小さな扉がついたものです。メインの玄関ドアだけなく隣の小さな扉も開閉できます。車イスや大きな物の出し入れをする際に便利です。

片袖ドア


玄関ドアの横に、大きなガラスが入っているドアです。親子ドアと似ていますが、ガラス部分の開閉はできません。ガラスから採光できるため、明るい玄関になります。

両袖ドア


片開きドアの両隣にガラスがついた玄関ドアです。片袖ドアからさらに採光の面を強化したもので、比較的レアな玄関ドアです。

両開きドア


お店の扉のように両開きで開閉できるドアです。親子ドアより広い開口部が取れるため、自転車やバイクを屋内に置きたい時などに重宝します。

玄関引き戸


昔の家に多い、ドアではなく引き戸タイプ。和風の家の外観に合いますが、気密性が悪いというデメリットがあります。

続いて、玄関ドアの素材ですが、大きく分けて次の2種類があります。

木製ドア


一番の大きな特徴は木そのものが持つ質感が挙げられます。経年劣化に伴う風合いの変化を楽しむこともできます。

また、金属製ドアと比べると断熱性能が高く、結露することはまずありません。

デメリットとしては、メンテナンスの手間が挙げられます。塗装を塗り直す等のお手入れをしていくことで、長く大切に使うことができます。

金属製ドア


一番の大きな特徴に耐久性が挙げられます。アルミ、ステンレス、鋼板などの素材が用いられており、断熱材を挟んだ多層構造になっています。

多種多様なデザイン、機能を選ぶことができるというのも金属製ドアのメリットになります。各社グレードによって性能・見た目に差をつけ、値段も異なります。

玄関ドアが木製か金属製かで、リフォームの方法が異なってきます。あなたの家の玄関ドアが木製か金属製か判断がつかない時には、立ち合い見積もりを依頼して、素材まで業者に確認してもらいましょう。

まとめると…
  • 玄関ドアの種類は主に6つ
  • 木製ドア:質感〇、メンテナンスに手間がかかる
  • 金属ドア:耐久性〇、選択肢の多さ〇

玄関ドアの塗装を検討するべきタイミングは?

玄関ドアは、取り付けられてからずっと風雨や紫外線にさらされています。つまり、ダメージを受け続けていることになり、いずれ塗装や補修といったメンテナンスが必要になります。

それでは、どんなときにメンテナンスをすればいいでしょうか?玄関ドアの素材別にまとめてみたので、順に見ていきましょう。

木製ドアのメンテナンスの目安

  • ドア全体がくすみ、色つやや光沢が失われている
  • ドア全体に傷や塗装が剥がれている箇所がある
  • ドア全体に大きい傷や割れ目ができている

金属製ドアのメンテナンスの目安

  • ドアに傷がついている
  • ドアが色褪せたり、錆が付着している
  • ドア全体的に大きな傷があったり、錆だらけになったりしている

どちらも、見た目の変化の程度によって対応が変わります。上の表で、下に行くほど状態は悪いものとなり、最悪塗装だけでは対応できず、玄関ドアそのものを交換する場合もあります。

色褪せ、傷、錆といった見た目でわかる変化が部分的なのか、全体的なのか、あなたの家の玄関ドアをじっくり観察してみましょう。

 

まとめると…
  • 木製ドア:ドアの色褪せ等や損傷→補修が必要
  • 金属ドア:ドア自体に損傷→補修が必要
  • それぞれ見た目の変化の程度で対応が変化

塗装ができない玄関ドアの種類もある?

実は、塗装業者によっては「うちではできない」と断られる玄関ドアがあります。それはアルミ製の玄関ドア。

アルミ製の玄関ドアは塗装が出来ない?


結論から言うと、できます。

では、なぜ断られるかというと、アルミ製の玄関ドアの塗装は他の玄関ドアと比べて難易度が高いためです。アルミ製玄関ドア専用の塗料と、それを取り扱う高度な技術が必要になります。そのため、断られることもあるようです。

逆に、アルミ製の玄関ドアの塗装ができる塗装業者は、非常に高い技術と経験を持っており、信頼できる塗装業者とも言えます。が、中にはできると言いつつ、そうではない業者もいるようです。

塗装業者に依頼する際には、必ずアルミ製の玄関ドアの施工事例を確認させてもらいましょう。

まとめると…
  • アルミ製ドアは塗装の難易度が高い
  • アルミ製ドアの塗装ができる業者は比較的信頼できる
  • 業者に依頼する際はアルミ製ドアの施工事例を確認

玄関ドアのリフォームは塗装以外もある!

せっかくリフォームするなら、防犯強化やバリアフリー、キーレス開閉といった、今までの玄関ドアには無かった機能や性能を加えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、塗装ではドアそのものは変わらないため、対応できることとそうでないことがあります。こんな時は、どのようなリフォームが最適なのか、塗装以外のリフォームの種類を見ていきましょう。

玄関ドアを交換する

玄関ドアは頑丈なつくりになっていますが、耐用年数は約20年と言われています。傷や汚れはもちろんですが、開閉しづらい、建てつけが悪いといった場合には、玄関ドアそのものを交換しましょう。

とは言っても、玄関ドアの交換は安価ではありません。交換にかかる費用ですが、玄関ドアの製品代、撤去処分費用、取付工事費用、消費税などがかかります。

これらの中でも一番差がつく費用が製品代です。玄関ドアの製品代は15万円~30万円程度です。なぜこれほど大きな差があるかというと、種類や性能の違いとなります。

断熱性能の差で、安いからといって断熱性能の低い玄関ドアを選んでしまうと、後々の光熱費で玄関ドアの製品代以上のコストがかかってしまうこともあるのです。

そこまで大それたリフォームは必要ない、ということでしたら、次のような方法があります。

玄関ドアにシートを貼る

玄関ドアのリフォーム専用のシートが販売されており、DIYで自身の手で貼り付けることも可能です。一番のメリットは、低コストで施工期間が短い点が挙げられます。シートを貼るだけなので、塗装や交換で発生する臭いや騒音の心配もありません。

デメリットとしては、玄関ドア自体が傷んだり、腐食してしまったりしているような場合には施工しても進行を止めることができません。

見た目だけを変えたい、できるだけ安く抑えたいという方に向いたリフォームとなります。

まとめると…
  • 玄関ドアのリフォームは塗装だけではない
  • 建付けが悪い→玄関ドアの交換
  • シートを張る:DIY可、低コストで施工時間が短い

玄関ドアの塗装にかかる期間はどれぐらい?

ここまでドアの種類や塗装、リフォームについて説明してきましたが、実際に塗装するのにはどれくらいかかるのでしょうか?

木製ドアと金属製ドアでかかる時間は違う?


玄関ドアの塗装は一日では終わりません。外壁塗装と同じように、下塗り・中塗り・上塗りの工程を挟むため、下処理などと合わせて最低でも2~4日はかかることとなります。

これは木製ドア、金属製ドアのどちらでも変わりません。いい加減な塗装業者では、この工程を勝手に短縮して作業を終わらせてしまうことがあるため、必ず玄関ドア塗装の日程表を確認しましょう。

まとめると…
  • 一日では終わらない
  • 最低でも2~4日
  • 木製・金属製のどちらでも施工期間は同じ

玄関ドアの塗装にかかる費用の相場はどれぐらい?

実際に塗装施工を依頼した場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。相場をまとめましたので参考にしてください。

木製・金属製 それぞれの相場


木製ドア5~15万円金属製ドア3~10万円

木製ドア 5~15万円
金属製ドア 3~10万円

玄関ドアの種類や状態、素材の違いによって、使用する塗料の量や種類にも違いが出るため、上記のような開きがあります。

ドアだけなのに、こんなにかかるの?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、外壁とは違い、小さいからこそ手間がかかる点も多いため、玄関ドアのサイズと比較して割高な印象を受けてしまうのです。

コストを抑えるために、外壁塗装と一緒に玄関ドアの塗装を依頼してしまうのも一つの手です。玄関ドアだけで依頼するより、全体で見れば安く引き受けてもらえます。

まとめると…
  • 木製ドア:5~15万円
  • 金属製ドア:3~10万円
  • 外壁塗装と同時に依頼→安くなることも

玄関ドアの塗装を自分でやる方法


塗装業者に頼むより、自分でやりたい、という方もいらっしゃるかと思います。おすすめはしませんが、どうしても、という方のために、木製玄関ドアのDIYに必要なものややり方をまとめておきます。

木製ドアの塗装に必要なもの

まず最初に準備するものをまとめました。

準備するもの
  • 木部パテ
  • サンドペーパー
  • マスキングテープ
  • マスカー
  • バスタオル
  • 塗装
  • 刷毛
  • ローラー
  • ペイント薄め液

次は実際の手順です。

手順
  1. サンドペーパーを使用して塗膜を剥がす
  2. 木部パテで下地処理を行う
  3. ドアノブ・のぞき穴・床など塗装をしない部分の養生
  4. 角や隅など塗りづらい部分をハケで塗装
  5. 幅広のハケ・ローラーを使って全体の塗装
  6. 下地が完全に乾いたらハケ・ローラーで上塗り
  7. はみ出した部分はペイント薄め液で拭き取って完成

以上のような流れとなりますが、勿論注意しなければならない点もあります。

木製玄関ドアの場合、以前の塗膜をいかに綺麗に除去できるかが仕上がりの綺麗さ、塗装の長持ちに繋がるポイントです。また、玄関ドアそのものを傷つけないように細心の注意を払いましょう。

木製玄関ドアの素材を問わず、基本的な作業の流れは同じになります。ただ、下処理の方法や塗料の種類が異なる等、多少の違いがあり全て同じというわけにはいかないので注意しましょう。

金属製ドアの塗装方法

金属製ドアの塗装では、「吹き付け塗装」というものを行います。簡単に言うとスプレーを使って塗料を吹き付けます。

スプレーと聞いて「簡単そう」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ムラなく綺麗に吹き付けたり、周囲への塗料の飛び散りを防ぐために養生したりといった手間が、木製玄関ドアよりも大変な作業になります

また防錆加工や防汚加工が施してある玄関ドアが多いため、ただ塗るだけでは玄関ドアそのものの寿命を縮めることにもなってしまいます。

特に、アルミ製玄関ドアは業者ですら避けたいもの。自力で塗装するより業者に依頼することをおすすめします。

他にも、マンション等の集合住宅の場合、玄関ドアは共用部分と見なされていることもあり、個人によるリフォームが禁止されている場合があります。集合住宅にお住まいでリフォームを検討されている場合は、大家や管理会社に必ず確認しましょう。

まとめると…
  • 木製ドア:2~5万円
  • 金属製ドア→難しい、業者に依頼するのがおすすめ
  • 集合住宅に住んでいる→管理会社に必ず確認

玄関ドアのおすすめの塗料は?

木製玄関ドアの塗料の種類は豊富にあります。どれを使えばいいのかわからなくなる方も多いかと思います。塗料ごとに特徴がありますので、目的に合った塗料を選びましょう。

塗料の種類は大きく分けて2種類

・浸透タイプ木目を活かした仕上がりになる。
・造膜タイプ耐久性が高くなり、マットな仕上がりになる。

浸透タイプ 木目を活かした仕上がりになる。
造膜タイプ 耐久性が高くなり、マットな仕上がりになる。

おすすめの塗料は次のとおりです。

ガードラック

rakuten.co.jp から引用

浸透タイプの「ラテックス」と半造膜タイプの「アクア」があるので自分の好みや、用途によって使い分けができます。

キシラデコール

rakuten.co.jp から引用

浸透タイプと造膜タイプ、耐UV、高耐候と目的・用途に合わせて選ぶことができ、水性で低臭性を実現させているものもあります。

オスモカラー

rakuten.co.jp から引用

自然の植物油を使用している塗料。「ウッドステインプロテクター」は外装用の浸透タイプ塗料で、下塗り~上塗りまで同一の塗料で仕上げることができます。

ノンロット

rakuten.co.jp から引用

木材の通気性を活かし、耐UV・超撥水・防腐・防カビ・防虫という機能を持っています。また、浸透タイプの塗料で、素人にも使いやすいといわれています。

 

玄関ドアの塗装を自分でやるのは危険な場合も?


自力でやってもうまくいかないような場合は、中断して業者に依頼するのも一つの手です。ではなぜ業者に依頼した方がいいのか、まとめました。

玄関ドアそのものを傷つけてしまうかも?

これは木製玄関ドアのDIYでよくある事例です。

汚れや旧塗膜を剥がす際にヤスリがけを行ないますが、その時にヤスリをかけ過ぎてしまい、玄関ドアを傷める原因となってしまうことがあります。

しかし、旧塗膜を綺麗に除去できるかで仕上がりや、新しい塗装が長持ちするかが変わってくるため、中途半端には出来ず、その判断が素人には難しい点となります。

また綺麗に剥がせたと思っても剥がれておらず、旧塗膜と一緒に新しい塗料も2~3年で剥がれてしまうことも少なくありません。

塗料には毒性がある?


これは全ての塗料に共通する点ではありませんが、有毒な物質が含まれているものもあります。

妊婦さんや小さなお子さん、年配の方がいらっしゃるご家庭では特に配慮が必要となります。

有機溶剤特有の臭いだけで気分が悪くなる方もいるため、自宅施工時にはマスクを着用するなどの対応が必要になることがあります。

細部まで綺麗に塗装するには高度な技術が必要。

ローラーやハケで塗装するにも、鍵穴やドアレンズを塞いでしまわないように注意が必要となります。

吹き付け塗装の場合は、そういった場所だけ塗料が付着しないように、どれだけ丁寧な養生が出来るかといった点もポイントになります。

玄関ドアは家の顔でもあるので、仕上がりが綺麗になるにこしたことはないですよね。

まとめると…
  • 玄関そのものを傷つけてしまう恐れ
  • 毒性のある塗料も
  • 細部まで綺麗に塗装するのには高度な技術が必要

玄関ドアのメンテナンス方法

これまでリフォームについて話してきましたが、どうすればリフォームを減らせるのか、またリフォームした後、少しでも長持ちさせるためにはどうすればいいのか、気になりますよね。

普段のメンテナンスについて、木製ドア、金属製ドアそれぞれまとめました。

木製ドアの場合

週に1回程度、やわらかい布で乾拭きしましょう。雨の後など、泥がついたら早めに落としましょう。

木製ドアは反りや歪みなどが出やすいデリケートな素材です。お手入れは乾拭きが原則になります。家具の一つと考えて、お手入れはこまめにしましょう。

また、可能であれば木製ドアは月に1~2度、ワックスがけを行いましょう。埃や泥を落とした後にワックスがけをすることで、ドアの表面に膜をつくることで汚れをつきにくくし、塗装のひび割れなどを防ぐことができます。

ワックスがけは湿度の低い晴れた日に行うのが最良です。玄関ドア用のワックスを乾いた柔らかい布に取り、ドア全体に刷り込むように塗っていきます。

塗り終わったらワックスが乾くまで置いておき、乾いたら別の布で乾拭きしましょう。

金属製ドアの場合

金属製ドアは、木製ドアと違い、水拭きができます。埃や泥がついたら、柔らかいブラシに水を含ませて洗い流しましょう。汚れを放置しておくと、錆の原因になることがあります。

まとめると…
  • 木製ドア:こまめにお手入れ
  • 金属製ドア:水拭き可、汚れの放置は錆の原因に

安心できるプロに任せて、長持ちさせるのがお得

いかがでしたか?玄関ドアは常に外気や雨風にさらされていますが、来客や通り過ぎる外の人に常に見られているものでもあるため、見た目はやはり気にしたいところですよね。

信用できる塗装業者に依頼して、美しい玄関ドアに生まれ変わると、家の印象もガラリと変わります。

日々のちょっとしたお手入れで美しさを維持できるので、塗装は業者を活用して、後のメンテナンスを家の掃除と一緒に行えば、大きな負担もなく長持ちさせることができます。信頼できる業者選びが一番大切です!

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