屋根塗装の見積もり例はこれ!塗り替え費用の相場やポイントは?

屋根塗装を検討する際、まずは塗装業者に見積もりを出してもらいますが、その価格が費用相場に対して適正なのか?ということを正確に把握できる方は少ないのではないでしょうか?

この記事では、実際に屋根塗装の見積もり例をお見せしながら、屋根塗装にかかる費用相場をご紹介します。

屋根塗装にかかる費用を安く抑えるポイントもご紹介しますので、屋根塗装の見積もりを検討されている方は必見です!

この記事でわかること
  • 屋根塗装の見積書の見方や着眼点
  • 屋根塗装にかかる費用相場
  • 屋根塗装の見積もりをする際のポイント

目次

屋根塗装の見積もり相場は40〜80万円!

冒頭からこの記事の結論をお伝えすることになってしまいますが、屋根塗装の見積もり相場はおおよそ40~80万円程度です。

しかし、相場といっても40万円も幅があるのでは本当の適正価格がわからない!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、どうしてここまで見積もり相場に差が出るのか、順を追って解き明かしていきます。

30坪程度の住宅における屋根塗装の見積り例

早速ですが、まずは30坪程度の住宅を例にとり、実際の屋根塗装の見積もり例を見てみましょう。

以下の見積もり表は、30坪の住宅におけるスレート屋根の見積り例です。

※上記は一般的な屋根塗装の項目を想定した見積り例です。実際の見積書とは名称や工事内容に違いがある場合があります。

屋根塗装の「材料費」「人件費」「工事費」の割合

屋根塗装にかかる費用は、材料費・人件費・工事費の3種類に分類することができます。

まず、塗料などの材料費は費用全体の2~3割程度。職人の人件費など施工そのものにかかる人件費は全体の3~4割程度を占めています。

残りの3~5割は「工事費」。工事費といわれてもあまりピンと来ないかもしれませんが、業者の利益や継続的に使う道具の費用、その他会社を運営していくうえで必要な経費などがこの工事費に含まれます。

実際の見積書では施工の工程ごとに費用を計算するため、このような分け方はなされませんが、塗装にかかる費用がどのような使い道になっているのか、知識として知っておくとよいでしょう。

【塗料別】屋根塗装の見積もり価格の目安

屋根塗装というからには、やはり重要なのがその塗料選び。

屋根塗装に使われる塗料にもさまざまな種類があり、そのグレードによって見積もりの金額も大きく変動してきます。

続いては屋根塗装の塗料ごとに、その見積もり相場をご紹介していきます。塗料ごとのポイントも解説しますので、まだどんな塗料にするか決まっていないという方はぜひ参考にしてみましょう!

屋根塗装に使われる「3つの塗料」

屋根塗装に主に使われる塗料は「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」の3種類です。

この分類は塗料の「グレード」と呼ばれており、ウレタン→シリコン→フッ素 というようにグレード、つまり品質が上がっていきます。

グレードが上がるにしたがって、見積もりの価格も上がっていくと考えましょう。

塗料別見積もり①ウレタン塗料

まずは、最もリーズナブルなウレタン塗料。その価格はおよそ2,500〜3,200円/㎡と、これから紹介する3つの塗料の中では最も見積もり価格が低くなります

しかし、安価な分その質は低く、屋根に塗装しても5~7年程度で寿命を迎えてしまいます。

そのため、現在の屋根塗装においてウレタン塗料はめったに使われていないのが現状です。

ウレタン塗料
・価格:2,500〜3,200円/㎡
・耐用年数:5〜7年
◇リーズナブルだが耐用年数が短い

塗料別見積もり②シリコン塗料

3つのグレードの中では中間に位置するシリコン塗料は、コストと耐用年数のバランスが良いためもっとも人気のある屋根塗料と言えます。

価格は2,800〜3,500円/㎡とウレタン塗料より若干高いものの、耐用年数が6〜12年と長くなるため、長期的なスパンで見るとコストパフォーマンスに優れた塗料なのです。

しかしこのシリコン塗料も万能ではなく、他の塗料に比べると若干ひび割れが生じやすいというデメリットがあります。

シリコン塗料
・価格:2,800〜3,500円/㎡
・耐用年数:6〜12年
◇コスパに優れた人気塗料だがひび割れやすい

塗料別見積もり③フッ素塗料

フッ素塗料はここでご紹介する塗料の中でももっともグレードの高い塗料で、耐用年数も8~15年と圧倒的に長いのが特長です。

ただしその分費用もかさみ、フッ素塗料の単価は3,600〜4,100円/㎡ほどが相場。一般の住宅よりも公共工事などで多用されています。

フッ素塗料
・価格:3,600〜4,100円/㎡
・耐用年数:8〜15年
◇耐久性が高いがもっとも高価

これまでご紹介した3種類の塗料について、価格や耐用年数を一覧でまとめたものが以下の通りです。

塗料の種類 見積もりの目安 耐用年数
ウレタン塗料 2,500〜3,200円/㎡ 5〜7年
シリコン塗料 2,800〜3,500円/㎡ 6〜12年
フッ素塗料 3,600〜4,100円/㎡ 8〜15年

【屋根材別】屋根塗装の見積もり価格の目安

塗料のグレードごとに見積もりの目安をご紹介してきましたが、続いては代表的な屋根材に焦点を当てて、見積もり価格の目安をご紹介していきます。

なおこれからご紹介するのはすべてシリコン塗料、フッ素塗料を使った場合の材料費の金額です。また、上記金額の他に足場費用や諸経費がかかることがあります。

屋根材別見積もり①スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)

スレート屋根は日本の住宅で最も多く用いられている屋根材で、価格もリーズナブルなのが魅力です。

耐用年数は20~30年程度が目安で、見積もり価格は以下の通りです。

スレート屋根の見積もり価格
  • 20坪:15~45万円
  • 30坪:25~70万円
  • 40坪:35~90万円

屋根材別見積もり②金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)

トタン屋根やガルバリウム鋼板などの金属屋根は、スレート屋根に比べて耐久性が高いのが魅力で、その耐用年数はおよそ20~50年ほど。

見積もり価格は金属の材質によって振れ幅があるものの、スレート屋根とあまり変わりません

金属屋根の見積もり価格
  • 20坪:15~45万円
  • 30坪:25~70万円
  • 40坪:35~90万円

屋根材別見積もり③セメント瓦

セメント瓦はその名の通りセメントで作られた瓦です。日本瓦は塗装が必要ないのに対し、セメント瓦は防水性などを高めるため屋根塗装が必須となります。

その耐用年数は30~40年ほどで、これまで紹介した2種類の外壁材に比べて価格の振れ幅が小さいのが特徴です。

金属屋根の見積もり価格
  • 20坪:20~45万円
  • 30坪:35~55万円
  • 40坪:45~70万円

こちらも各種の耐用年数と見積もり価格を一覧表にまとめています。

屋根材の種類 見積もりの目安(30坪) 耐用年数
スレート屋根 25~70万円 20~30年
金属屋根 25~70万円 20~50年
セメント瓦 35~55万円 30~40年

屋根塗装工事の見積もり業者を選ぶ「5つのポイント」

屋根塗装の工事はその後10年単位のマイホームに影響する重要な買い物ですが、残念ながら不当な見積額を要求してくる悪徳業者も存在します。

ここまでご紹介した通り、どんな屋根材や塗料を選ぶかによってその相場も変動するため、値段を聞いただけではそれが適正な価格なのかどうか素人には判断がつきにくいもの。

ここからは、そんな悪徳業者に騙されないために、屋根塗装の見積もりを取るうえで重要なポイントを5つお伝えしていきます。

相場よりも高すぎる・安すぎる業者は危険

ここまでにご紹介したような相場に比べて明らかに高すぎる見積もりを提示してくる業者は、当然ですが疑いの目を向けましょう。屋根塗装への知識がないのをいいことに不当な金額を請求されている可能性があります。

逆に、相場よりも安すぎるという場合も要注意です。この場合、作業の必要な工程を省いたり腕の悪い職人に作業をさせたりと手抜き工事をされてしまっているかもしれません。

手抜き工事をされた場合、本来よりも早く劣化症状が現れるため短期間のうちに再塗装を行わなければならず、結果的に余計にコストがかかってしまうことに。目先の費用の安さに飛びつくのは危険です。

訪問営業の会社には依頼しない

訪問営業をしている塗装業者は基本的に信用しないようにしましょう。

優良業者であれば、わざわざ訪問をしなくても塗装の依頼が舞い込んでくるもの。あえて一般住宅に押しかけて屋根塗装をけしかけるような業者は悪徳業者の可能性も否めません。

屋根は自分の目で確かめることができないため、中には突然訪問してきて屋根にのぼり、「今すぐ塗装しないと危険な状態になっています」などと事実ではない証言をする業者までいるのだとか…

もちろん訪問営業をしている業者がすべて悪徳業者というわけではありませんが、もし訪問営業をされてもその場では絶対に契約しないようにしましょう

自社施工をする会社だと費用が安くなる

塗装業者の中には、見積もりから実際の工事まで自社で引き受けてくれる業者と、施工を自社で行わず下請け業者に委託している業者があります。

自社で施工を行っていない業者で塗装工事を依頼すると、仲介業者を挟むため塗装そのものの費用に加えて仲介料がとられてしまいます

塗装業者を選ぶ際には、見積もりから施工まですべて自社で行ってくれる業者を選ぶと費用を最小限に抑えることができます。

営業マンが親身になってくれるか

見積もりを行う際、依頼する業者の営業担当者が親身になってくれるかどうかをチェックしましょう。

この「親身になってくれる」というのは、単に優しい・感じがいいということではなく「こちらの質問に具体的に答えてくれるかどうか」という点。

悪徳業者はきちんとした塗装の知識を持っていないことが多いため、なぜその見積もりになるのか、どんな工事手法なのかをしっかり説明できない業者は怪しいと言えます。

知り合いが依頼した業者の評判なら確実!

見積もり業者を探すうえで、口コミサイトなどの情報も頼りになりますが、もっとも有効なのは知り合いの紹介で業者を探す方法です。

知り合いからの口コミであれば確実性が高く、ネットなどの匿名の情報と比べても格段に信頼度の高い業者探しの方法と言えます。

知り合いが利用して満足した、という業者があれば紹介してもらうのが確実です。

屋根塗装の見積もり内容でチェックするべき7つの注意点

実際に塗装業者から見積書を提示された際、適切な内容が提示されているかどうかをチェックするために、次の7つのポイントは必ず確認しておきましょう。

「屋根塗装一式」といったようにまとめて表記していないか

悪徳業者のよくある手口として、見積書の工事内容が「塗装一式」などとまとめて表記されている場合は要注意です。

「一式」という言葉は、雑費などの細かい費用をまとめて用いられるのが通常で、塗装費用などの重要な項目はきちんとその詳細を説明する必要があります。

「塗装一式」などと書いて詳細をごまかしている業者は、その金額もいい加減に算出している可能性が高いため、信用しないようにしましょう。

作業工程ごとに明確に価格が示してあるか

見積もりを提示された際、足場設置、下地処理、下塗りなどの各工程ごとに単価を設定しているかどうかを確認しましょう。

工程を細かく記載している業者ほど信用性が高いといえます。

塗装面積は「㎡(平米)」と表記されているか

塗装面積の数量が「一式」とまとめてある業者には絶対に塗装を依頼しないようにしましょう。

塗装面積は業者の利益を決める重要な項目なので、優良業者は「㎡(平米)」などと必ず具体的な数量で記載しています。塗装面積を開示していない場合は何か裏があると考えて間違いありません。

塗料の種類だけではなく商品名やメーカー名が記載されているか

塗料の項目に、「シリコン塗料」といったように種類しか記載されていない業者は悪徳業者の可能性があります。「クリーンマイルドシリコン」といったように塗料の商品名やメーカー名が明記されている業者を選びましょう。

また塗装の当日も、実際に見積書に記された商品が使われているか、塗料の缶を確かめさせてもらうなどすると安心です。

屋根塗装に必要な工程が書いてあるか

屋根塗装には、足場設置、養生、高圧洗浄、下地処理、下塗り、仕上げ塗り(中塗り・上塗り)の工程が必須。これらの工程を省くと、本来の耐用年数よりも寿命が短くなってしまいます。

業者によって細かい名称が異なることはありますが、見積書のうち上記の1つでも工程が抜けている業者は要注意です。

信頼できる保証書が存在するか

施工後に塗装が剥がれてしまうことは決して珍しいことではありません。

そのため、施工後に塗装が剥がれてしまった場合に備えて、保証内容を見積もりの段階でチェックしておきましょう。

保証内容をしっかり確認しておかないと、保証期間が短かったり、あとあと問い合わせても難癖をつけて「それは保証の対象外です」などと言われてしまう場合が少なくありません。

10万円以上の値引きをしていないか

屋根塗装において、10万円以上の値引きをする業者は危険です。

屋根塗装には、足場代や塗料代、人件費などどうしても削れない一定の金額があります。これを10万円以上値引きしているという場合には、もともとの見積もり金額を本来より高く設定していて、あたかも安くなったかのように見せかけている可能性が高いのです。

割引になっているからと言って「ラッキー!」などと考えず、裏があるのではないかと疑うようにしましょう。

屋根塗装は信頼できる見積もりを出した業者に依頼しよう!

屋根塗装はマイホームをきれいに保つためのとても重要な買い物。その費用も安くはありませんので、塗装業者はかなり慎重に選ぶ必要があります。

実際に工事を行ってから悪徳業者だった…と気づいても後の祭り。見積もりの段階で優良な塗装業者をきちんと選べるように、必要な知識を身に着けておきましょう!

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