それほどメジャーな存在であり、おそらく誰しもが目にしたことのあるものでありながら、その知名度は高くありません。
サイディングと言われても「いったいどのような種類があって、どれくらいの価格なのかわからない」という方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、サイディングの主な種類や特徴に加えて、それぞれのメリット・デメリットやメンテナンスにかかる費用まで徹底解説しています。
外壁の塗装工事やリフォームを検討中の方は、ぜひご覧ください。
- サイディングの種類とそれぞれの特徴は?
- サイディングでどんなデザインにできるの?
- おすすめのサイディングの選び方とは?
- 業者選びのポイントとは?
目次
そもそも「サイディング」ってなに?
住宅関係の仕事でもしていない限り、「サイディング」という言葉を聞いても、普通の人はピンとこないはず。
そのため、外壁のリフォームやマイホームの新築にあたって、業者の口から当たり前のように「サイディング」という言葉が出てくると、「質問をしたいけれどしにくい」と感じる方も少なくないことでしょう。
そもそも、サイディングとはどのようなものなのでしょうか?ここからは、サイディングの基本的な知識や塗り壁との違いについて解説していきます。
サイディングの基礎知識
まずは、サイディングの基本的な知識から確認しておきましょう。サイディングとは、薄い板状の外壁材のこと。
日本の住宅の9割近くがサイディング外壁を使用しているほど、サイディングは私たちの生活にとってなくてはならない存在なのです。
また、サイディングと一口に言ってもさまざまな種類があり、それによってデザイン性や価格帯も異なってくるため、自分の希望する仕上がりや予算に合わせて外壁材を選べるのも魅力的でしょう。
サイディングの特徴について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご一読ください。
サイディング外壁とは?種類やメリット&デメリットまで徹底解説!
サイディングと塗り壁の違い
外壁の試行工事にあたっては、サイディングボードの貼り付けと塗り壁の2つに大きく大別することができるでしょう。では、これらはいったいどのように違うのでしょうか?
サイディングの場合、工場で作った板状の素材(ボード)を張り付ける工事を行います。
壁の面積に合わせてサイディングボードをカットし、すき間のないように貼り付けていくため、すき間風や雨漏りといったトラブルをきちんと防ぐことができるのです。
他方で、塗り壁は職人が手作業で模様付けしていく工事のことです。サイディングボードを張り付けていく作業に比べると、手作業が必須の塗り壁はどうしても時間がかかってしまいます。
また、塗り壁には高い技術が必要なため、サイディングボードの貼り付け作業よりも価格が高くなるでしょう。このような事情もあって、近年の日本の家屋の多くは、リーズナブルでスピーディーに施工できるサイディングを外壁材として選ぶ傾向が強いのです。
- サイディング=日本の外壁材の9割を占めるメジャーな存在
- 施工方法はサイディングボードを張り付けるためスピーディー
- 手作業で行う塗り壁よりもサイディングのほうが安価
サイディングの種類①窯業系
サイディングにはさまざまな種類があり、それによってメリット・デメリット、価格帯も大きく異なってきます。
イメージ通りの外壁を実現するためには、サイディングの種類ごとの特徴を知っておくことが大切。
そこでここからは、サイディングの中でも人気ナンバーワンと呼び声の高い窯業系について詳しく見ていきましょう。
特徴
窯業系サイディングとは、セメントと木質系成分を混合して作ったサイディングのこと。
いわばハイブリッド型であり、使い勝手がよくコストパフォーマンスにも優れていることなどから、全種類のサイディングのうちの7割ほどを占めていると言われています。
普通の住宅はもちろんのこと、商業施設などにも多く使われているサイディングです。他の外壁材と比べてリフォームがしやすいところも、窯業系サイディングが人気を得ている秘訣でしょう。
メリット
窯業系がサイディングの中で人気ナンバーワンなのは、多くのメリットがあるからです。まず特筆すべきは、その価格の安さでしょう。
木質系サイディングと比べると、価格は2割ほど低く抑えられるところが魅力的。安価にもかかわらず、タイル調やレンガ調などデザインの幅が広く、カラーバリエーションも豊富なところも人気の秘訣です。
本物の天然木を使用した木質系サイディングには質感で劣るものの、窯業系サイディングには木目調のデザインもあるので、「安い価格とデザイン性を両立したい」という時におすすめできます。
デメリット
窯業系のデメリットとして知っておきたいのが、蓄熱性が高いということ。
寒い地域ではメリットのように感じられるかもしれませんが、夏場は室内に熱がこもりやすくなってしまうため、デメリットだと言えるでしょう。
また、経年劣化の影響を受けるため、定期的にシーリングのメンテナンスが必須です。
メンテナンス
窯業系サイディングを外壁材として用いた場合、平均的な寿命は30~40年ほどだと言われています。しかし、耐用年数内だからと言ってメンテナンスを怠ると、寿命が短くなったり耐用性や審美性が損なわれてしまうでしょう。
シーリング補修はマストであり、10年に1度の目安で塗装のメンテナンスを行う必要性があります。ただし、劣化症状が表れた場合には、10年未満であっても早めの段階で修繕を行わねばなりません。
主なメーカー
窯業系の主なメーカーとしては、ニチハやケイミューの名前が挙げられるでしょう。
ニチハの窯業系サイディングでは、塗装の色褪せや変色を30年間防ぐ「プラチナコート30」や、わざわざ掃除をせずとも雨の力で自動で汚れを落としてくれる「マイクロガード」といった機能がプラスされています。
また、ケイミューに関しても汚れをつきにくくする「セルフクリーニング」や「親水コート」といった機能がプラスされているため、従来の窯業系サイディングよりもメンテナンスの難易度が下がっていると言えるでしょう。
- 窯業系はセメントと木質系を混ぜたハイブリット型のサイディング
- メリット:安価でデザインのバリエーションが豊富
- デメリット:蓄熱性が高く、定期的なメンテナンスが必須
もちろんチェックは完全無料&匿名。
いくつかのチェック項目を入力するだけで、塗装にかかる適正価格が簡単にわかりますので、ぜひお気軽にチェックしてみてくださいね!
サイディングの種類②金属系
金属系も、外壁材の中ではメジャーなサイディングの種類です。では、金属系サイディングはどのような特徴があり、またいかなるメリット・デメリットをもっているのでしょうか?
ここからは、金属系サイディングについて詳しく解説していきます。
特徴
金属系サイディングとは、断熱材の表面に金属メッキを施した外壁材のことです。
窯業系の次に人気のあるサイディングの種類だと言えるでしょう。
メリット
金属系サイディングのメリットとして挙げられるのが、その断熱性の高さです。
室内の熱を外に逃がす心配がないため、寒い地域にお住まいの方におすすめできます。また、耐凍性にも優れているので、積雪量が多い地域でも金属系サイディングならば安心でしょう。
軽量であり、家本体に負担がかからないため、地震が起きても揺れにくく耐震性が高いというところも魅力的。また何より、数あるサイディングの種類の中でも特に安価です。
デメリット
金属を使用しているだけあって、金属系サイディングは錆びに弱く、表面に傷がつきやすいというデメリットがあります。
特に海が近くて潮風が吹く地域にお住いの場合は、錆が発生しやすくなるため、金属系サイディングを外壁材として使用するのは不向きだと言えるでしょう。
また、金属製サイディングであっても木目調のようなデザインにすることは可能ですが、どうしても金属質で不自然な仕上がりになるのもデメリットのひとつです。
高いデザイン性を外壁に求める方には、金属系サイディングはあまりおすすめできません。
メンテナンス
錆びや傷に弱い金属系サイディングは、シーリング補修や塗装が10年ごとに必要です。
メンテナンスを怠ると耐用年数未満であっても耐久性に支障が出てしまう可能性があるので、定期的に劣化症状をチェックし、必要な段階で修繕を行う必要があるでしょう。
主なメーカー
金属系サイディングで最も有名いなメーカーは、アイジー工業です。一般の家屋から商業施設まで、あらゆる建物に使用できるさまざまな特徴を兼ね備えた金属系サイディングを提供しています。
また、窯業系サイディングで有名なニチハからも、機能性が高くコストパフォーマンスに優れた金属系サイディングが提供されています。
- 金属系とは断熱材の表面に金属メッキを施したサイディングのこと
- メリット:断熱性や耐震性が高くて安価
- デメリット:錆びや傷に弱くデザイン性が低い
サイディングの種類③木質系
「おしゃれな外壁に仕上げたいという人」の間で高い人気を誇るのが、木質系サイディングです。
では、他の外壁材と比べて木質系サイディングにはどのような特徴があるのでしょうか?ここからは、詳しく見ていきましょう。
特徴
窯業系サイディングや金属系サイディングが人工物を素材としているのに対して、木質系サイディングは天然木を使用しているというところに大きな違いがあります。
そのため、木目調のデザインに仕上げたい時には、窯業系や金属系よりも、本物の木を使った木質系サイディングがピッタリだと言えるでしょう。
メリット
木質系サイディングは、天然の木ならではの温もりが感じられるデザインが魅力的。美しく上品な質感は、他の外壁材には出せないものです。
薄い色合いのものを選べば、ナチュラルで親しみやすい仕上がりになるでしょう。また、ダークブラウンなど濃い色を選べば、高級感のあるエレガントな仕上がりになるので、お好みの仕上がりに合わせてデザインを工夫することが可能です。
また、全面ではなく一部のみに木質系サイディングを使用するケースも少なくありません。一部使用によってメリハリのあるおしゃれなデザインに仕上がりますし、価格や修繕費を抑えられるというメリットもあるのです。
デメリット
おしゃれで高級感のある仕上がりになる反面、木質系サイディングは価格が高いという点がデメリット。窯業系や金属系などのサイディングと比べると、2割ほど割高になってしまいます。
天然木を使用しているため劣化しやすく、燃えやすいというところも欠点として挙げられます。防火性の低さゆえに、準防火地域などでは木質系サイディングを外壁材として使用することができません。
使用できたとしても、防火性を高めるための特殊加工が必要となり、その分費用も高くなりますし、取扱業者も少ないでしょう。また、メンテナンスの頻度も費用も、他の外壁材より高くなることを知っておく必要があります。
メンテナンス
木質系サイディングは他の外壁材と比べるとメンテナンスの頻度が高く、7〜10年ごとに塗装を行うことになります。ちなみに、塗装に関してはクリア塗装を行えば天然木ならではの味わいを損ねる心配はありません。
天然木なので防水性が弱く、コケやカビが発生しやすいので、定期的に劣化症状のチェックを行う必要があります。表面の塗装が剥げると内部にまで水が浸み込み、カビが繁殖して腐食が進むので耐久性に問題が生じるので塗装は必須です。
ちなみに、防水性の弱さゆえに高圧洗浄を使用して外壁の清掃を行うと、剥がれや腐食が進行してしまうので絶対に避けましょう。
主なメーカー
木質系サイディングのメーカーとしては、高広木材が有名です。カナダの高品質な天然木・ウエスタンレッドシダーを使用しているため、品質の高さには定評があります。
- 木質系サイディングは天然の木を使用した外壁材
- メリット:デザイン性が高く木のぬくもりが感じられる
- デメリット:価格もメンテナンス費用も高く、防火性に弱い
サイディングの種類④樹脂系
マイナーではありますが、樹脂系サイディングという種類もあります。樹脂系サイディングにはどのような特徴があるのでしょうか?
以下では、その詳細について解説していきます。
特徴
樹脂系とは、主に塩化ビニル樹脂を使ったサイディングのこと。アメリカを中心とした北米地域ではメジャーな外壁材です。
ただ、日本の外壁材では1~2%ほどしか使用されておらず、国内ではかなりマイナーな存在だと言えるでしょう。
メリット
樹脂系サイディングは他の外壁材と比べるとはるかに耐久性が高く、経年劣化しにくいのが特徴的。そのため、メンテナンスの手間がかかりません。
修繕費を節約できるのも魅力的でしょう。
デメリット
メンテナンス要らずと聞くと、「樹脂系サイディングを選びたい」という気持ちになる方は多いでしょう。
ですが、樹脂系サイディングは日本国内でのシェアが圧倒的に少ないため、その分施工できる業者が少ないのが欠点です。
施工実績の少ない業者に依頼した場合、満足のゆく仕上がりにならずにトラブルになってしまう可能性も…。
メンテナンス
シーリング不要の商品であれば、樹脂系サイディングはメンテナンスがほとんど必要ありません。
木質サイディングのように、7~10年おきにメンテナンスが必要なものと比べると、将来的に必要になる修繕費に大きな差が出るでしょう。
主なメーカー
樹脂系サイディングを取り扱っている国内のメーカーは少ないものの、ゼオン化成は数少ない取り扱いメーカーとして有名です。
ゼオン化成では「ゼオンサイディング」という樹脂系サイディングを取り扱っており、業界では初の30年保証を掲げるなど大きな注目を集めています。
- 樹脂系とは塩化ビニル樹脂を使ったサイディングのこと
- メリット:耐久性が高くメンテナンス要らず
- デメリット:国内での取り扱いも施工できる業者も少ない
サイディングにはどんなデザインがある?
では、サイディングにはいったいどのようなデザインがあるのでしょうか?
お好みに合わせてサイディングのデザインを選び、イメージ通りの外壁を実現しましょう。
タイル調
サイディングの種類として最もポピュラーなのがタイル調。タイルを模したデザインで、窯業系サイディングに多いものでもあります。
グレーなど、落ち着いたダークカラーを選べばスタイリッシュな印象の外壁を叶えられるでしょう。
レンガ調
レンガ調とは、レンガを模したデザインのことです。こちらも窯業系サイディングに多く、おしゃれな外壁に仕上がります。
ブラウンカラーを選べば温かみとエレガントさを兼ね備えた仕上がりになりますし、本物のレンガを使用するよりも価格が安くすむでしょう。
木目調
木目を模したデザインを木目調と言います。サイディングの種類としては、窯業系サイディングのほか、木質系サイディングも当てはまります。
ただし、窯業系サイディングは木質系サイディングよりも安価で施工できるものの、質感に関してはナチュラルさに欠けるというデメリットも。
他方で、木質系サイディングは価格が高くなるものの、天然木ならではの味わいや高級感のある質感に仕上がるというメリットがあるのです。
石柄
石柄とは、岩のような外壁を模したデザインのこと。窯業系サイディングに多く、スタイリッシュな印象の外壁になるでしょう。
また、デザインや色合いによって、おしゃれでモダンな雰囲気にも、高級感のあるエレガントな雰囲気にも仕上がるのも魅力的です。
金属質
金属質とは、金属のようなデザインになります。金属ならではの質感を活かしたデザインになるため、金属系サイディングに多いでしょう。
シャープでメタリックな仕上がりにしたい方におすすめのデザインです。他方で、温かみやナチュラルさを求める方にはあまりおすすめできません。
- サイディングの主なデザインは5種類
- タイル調・レンガ調・木目調・石柄・金属質を好みに合わせて選ぼう
おすすめのサイディングの選び方!
価格もメリット・デメリットもさまざまなだけに、「どの種類のサイディングを選べばいいのか迷ってしまう」という方も多いはず。
何を重視するかによって、選ぶべきサイディングの種類も変わってくるでしょう。そこで、ここからはサイディングのおすすめの選び方についてご紹介していきます。
価格で選ぶ
コストパフォーマンスを重視するならば、金属系サイディングがおすすめです。サイディングの中でも、価格・修繕費ともに最も安価だと言えるでしょう。
また、窯業系サイディングは価格が安いだけではなくデザイン性にも優れているところが魅力的です。
サイディング外壁の費用については、こちらの記事でも詳しく解説します。
外壁サイディングの価格を徹底比較!費用を抑えるポイントとは?
デザインで選ぶ
「外壁は家のデザイン性を大きく左右するものだから、価格に拘泥せずにとことんこだわりたい」という場合には、デザインで外壁材を選ぶのがおすすめ。
デザインの豊富さならば、窯業系サイディングがよいでしょう。また、木目調のデザインにこだわりたいのであれば、天然木ならではの美しい質感が特徴的な木質系サイディングがおすすめです。
メンテナンスの少なさで選ぶ
施工価格が安かったとしても、メンテナンスの頻度が高く修繕費がかかるのならば、結果的に高くついてしまうでしょう。
メンテナンスの少なさで選ぶならば、樹脂系サイディングがピカイチです。他のサイディングと違い、樹脂系サイディングは基本的にメンテナンスが必要ないからです。
それ以外のサイディングに関しては定期的なメンテナンスが必要なので、「外壁の施工時にかかる初期費用だけですむ」と考えてはいけません。
あらかじめメンテナンススケジュールを立てることで、将来的にどれくらいの修繕費がかかるのかを見積もっておくと安心でしょう。
工事の工法で選ぶ
工事の工法でサイディングの種類を選ぶ人もいます。張り替えならどの種類のサイディングでもOKですが、既存の外壁に重ね張りするカバー工法を選びたいならば、最軽量の金属系サイディングがベストです。
軽量でなければ、重ね張りすることで家本体に重みがかかってしまい、地震時に揺れやすくなるなど、耐震性に不安要素が生じてしまいます。
リフォームの工法は以下の記事で詳細をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
サイディングの張り替え費用は?そのメリットを重ね張りと徹底比較!
- 価格が安い→金属系・窯業系サイディング
- デザイン性が高い→窯業系・木質系サイディング
- メンテナンスが少ない→樹脂系サイディング
- カバー工法→金属系サイディング
サイディング工事を依頼する業者選びのポイント
サイディング工事を行うにあたっては、どの種類のサイディングを選ぶかという点も重要ですが、それ以上に適切に工事をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
では、業者選びにあたってどのような点に気をつければよいのでしょうか?ここからは、サイディング工事の業者選びのポイントについて解説していきます。
実績のある業者を選ぶ
塗装の施工実績が1,000件を超えている業者を選ぶのが望ましいでしょう。施行実績が少なければ、技術力の面で不安要素が残るからです。
また、相見積もりをすることも大切。複数の業者に見積もりを出してもらうことで、適正価格を把握しやすくなるでしょう。
下請け業者を介さずに自社で工事を行っているために格安で施行できる業者もありますが、他の業者よりもあまりにも安い見積もりを出してくる業者には少し注意したほうがよいでしょう。
必要な施工を省いて見積もりを出しており、後からオプションとしてプラスアルファの費用を求められる場合もあるからです。
親切に対応してくれる業者を選ぶ
良い業者かどうかを見極めるためには、営業マンの親切さをチェックすることも重要。営業マンが親切に対応してくれる場合は、信頼できる業者である可能性が高いからです。
疑問点について尋ねた時、些細なことであってもめんどうくさがらず、きちんと説明してくれる業者を選びましょう。顧客に対する誠実さが感じられることが大切です。
なお、連絡しても返事が極端に遅い業者の場合、いざ施工に入っても「作業がスケジュール通りに進まない」といったトラブルに遭う可能性が高いでしょう。
保証がある業者を選ぶ
見積もりの安さに飛びつかずに、長期保証が受けられるかどうかも吟味した上で業者を選ぶことも大切です。
工程が不十分で短期間で塗装が剥げてしまうなどのトラブルが起きても、保証がなければ再び高い費用を支払わなければならなくなってしまいます。
万が一に備えて、5年や10年の施工保証がある業者を選びましょう。ただし、20年を超える保証は長すぎるため、逆に危険です。平均よりもはるかに高い保証額を取られてしまいかねません。
また、仮に20年後にトラブルが起きたとしても、すでに業者が倒産してしまっている可能性もあるでしょう。
- 施工実績が1,000件以上の業者が安心
- 親切かつ誠実な対応の業者を選ぶ
- 5~10年ほどの保証付きの業者がおすすめ
予算や希望する仕上がりに合わせてサイディングの種類を選ぼう
今回は、日本で最も多く使用されている外壁材であるサイディングについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?
サイディングと一口に言っても、金属系・窯業系・木質系・樹脂系とその種類は主に4つあり、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。
初期費用はもちろん、メンテナンスにかかる費用も期間も種類によって異なってくるものですので、将来かかる修繕費を見越した上で予算内に収まる外壁材を選びたいもの。
また、外壁は家の雰囲気を決める大きな要素ですので、デザインを重視して選ぶのもよいでしょう。何を重視して選ぶかは人によってそれぞれですが、イメージ通りの仕上がりを叶えるためには、信頼できる業者をきちんと見極めることが大切です。
施工実績数が豊富であるかどうか、見積価格が他の業者と比べて適性であるかといった点を吟味しながら業者選びを行いましょう。
サイディングのメンテナンスについて気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
「サイディングの外壁リフォーム」種類から費用まですべて解説!
しかし、外壁塗装の「価格相場」というのはとても複雑。外壁の状態や使用する塗料によって金額が大きく変動するため、素人がその適正価格を見極めるのはとても難しいのです。
中にはその複雑さに付け込み、不当な価格を要求したり手抜き工事をする悪質な業者も…
「外壁塗装ほっとらいん」では、厳正な審査をクリアした優良業者のみを無料でご紹介しています。
ご自宅の相場がわからないという方も、今の業者でいいのかな…と不安な方も、ぜひ一度見積もりをしてみてはいかがでしょうか?