スタイリッシュで都会的なイメージの強い黒色。
これまで黒い外壁は家の印象が暗くなりがちで避けられてきましたが、外壁材のバリエーションが増えたりデザイン性にこだわる方の増加に伴い、最近では外壁に使用されることが多くなってきました。
この記事では、黒い外壁のメリット・デメリットといった基礎知識だけでなく、相性の良い組み合わせを画像と共に解説していきます。
目次
黒い外壁のメリットは?
外壁の色に黒を使う人が最近増えていると言われています。
数ある外壁の色の中でも黒は主張の強い色ですが、黒い外壁の人気の理由は何なのでしょうか?
まずは黒い外壁のメリットからご紹介します。
高級感や重厚感がある仕上がり
黒には、他の色にはないインパクトの強さがあります。外壁を黒くするだけで、一気に存在感が増したように感じますね。
その理由の一つとして、「高級感」「重厚感」といった黒い色が持つイメージがあげられるでしょう。これらのイメージによってお住いをより高級感漂う雰囲気にしたり、威厳のある家に見せることができるのです。
個性的でおしゃれに見える
最近では黒い外壁を選ぶ方も増えてきたとはいえ、アイボリーやオフホワイトなどの淡い色の外壁もまだまだ根強い人気があります。そこであえて黒い外壁を選べば、外観へのこだわりや個性をアピールすることができるでしょう。
合わせる色を引き立たせる
黒は有彩色をもっとも引き立たせる色です。組み合わせた色を際立たせるとともに、モダンで落ち着いた雰囲気をプラスしてくれます。
色の配置や配色によっても、さまざまな印象を演出できるため、シンプルながらあなたのデザインセンスを存分に発揮することができるでしょう。
- 高級感がありモダンなイメージ
- 個性的でおしゃれな仕上がり
- 合わせる色をより魅力的に見せる
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黒い外壁のデメリットは?
ここでは、黒い外壁のデメリットをご紹介します。
室内の温度が上がる
太陽の熱を吸収しやすい黒は、当然外壁の温度も高くなります。白い壁と黒い壁では、温度差が20度近くになることもあるようです。
鉄板ではないので、触ってすぐにやけどするという心配はありませんが、小さなお子さんのいるご家庭ではお子さんが不用意に触ってしまうことのないよう注意が必要です。
断熱対策をしっかり施せば室内温度にまで影響を及ぼす可能性は低いですが、断熱対策に不安がある場合は避けた方が無難かもしれません。
メンテナンスのサイクルが早くなる
そのため外壁の塗装がはがれやすくなったり、色あせが発生しやすくなるでしょう。UVカット効果のある塗料を採用すれば色による劣化の差異は少ないですが、やはり濃い色は薄い色に比べて比較的早く劣化が目立ちはじめるようです。
外壁を黒にする場合、外観を美しく保つためにも、こまめなメンテナンスが必要であることを覚えておきましょう。
汚れが目立ちやすい
汚れが目立たないから、という理由で黒を選択する方も多いと思います。しかし、実は白と並んで黒は汚れが目立ちやすい色でもあるのです。
黒い車を想像してください。雨の次の日、黒い車体に乾いた泥汚れが付いて目立っていませんか?
それと同じで、黒い外壁も砂埃(白色)、鳥の糞(白色)、カビ(灰色)などの白っぽい汚れが目立ちやすくなります。特に近所に畑や自然が多い環境に家がある場合は、砂埃による汚れが気になるかもしれません。
黒い外壁を選ぶ場合は、「汚れに強い」という機能をうたった外壁素材を選ぶことをおすすめします。
景観との調和に配慮する
そのため周囲の環境をよく観察し、なじむかどうかを配慮して色を決めることが不可欠。周りから浮いてしまうと判断された場合は、部分使いをして黒の使用範囲を減らすなどの工夫をするようにしましょう。
また、平成16年に制定された「景観法」により、景観に関するガイドラインが明確に定められている場合もあります。その場合、定められた指定に従って家の外観を決めなければいけません。
都市部や歴史的価値の高い有名建築が近くにあるような地域にお住まいの方は、特に注意が必要です。
- 温度が高くなる
- 塗料の色あせ、剥がれが目立ちやすい
- 汚れやすい
- 景観への配慮も必要
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黒い外壁はポイント使いもおしゃれ!
さらに他のカラーと組み合わせれば、他にはない外壁にすることができるでしょう。他の色を加えることで、周囲の景観とも調和させやすくなるかもしれません。
この章では、黒を外壁のポイントに使った場合の施工イメージをご紹介します。
外壁の上下で色を変える
家の1階と2階部分で外壁の色を変えるパターンです。
1階部分を濃い色(黒)、2階部分を淡い色にする組み合わせが一般的。この配色パターンだと、重厚感のある雰囲気にすることができます。
反対に2階部分に黒を使うと、より個性的な印象に。色合わせが難しくなるので、施工会社と十分に検討しましょう。
外壁を縦に色分けする
家の半分で縦に色を変える、窓の横幅や家の隅に合わせて色を変えるなど、垂直方向に色分けするパターンです。
外壁の配色をラインのように使うことで、スタイリッシュな印象がより強調されていますね。黒のラインが家全体を引き締めるので、すっきりシャープに見せる効果もあるようです。
黒を合わせることで色分けしたカラーも引き立っていますが、どの部分で色を分けるかで見た目の印象が変わるため、難易度が高い配色パターンと言えるでしょう。しかしその分、大変おしゃれで洗練された印象の家に仕上がります。
ベランダなど出っ張り部分で色分けする
ベランダやバルコニーなど、家の出っ張った部分で色を変えるパターンです。
視覚効果でより大きな家に見せることができ、家の立体感や奥行きを強調することで軽快な印象を与えることもできます。大胆にイメージチェンジできる上に、建物の構造に合わせて色を変えるため、仕上がりの違和感が少ない配色パターンです。
黒のもつ重たい印象を軽くし、個性的でおしゃれな家に仕上げることができるでしょう。
ワンポイントで色を変える
玄関部分のみ、2階の窓周辺のみなど、外壁の一部のみ色を変えるパターンです。
組み合わせる色の使用面積が小さくなるため、原色などの全面に使うには難しい色でも違和感なく取り入れることができます。家の形状にこだわって建てた場合、その部分を強調し目立たせることも可能です。
ただし、原色を使う場合、原色も黒も主張の強い色になるため、周囲の景観と調和するか慎重に検討する必要があります。
黒のポイント使いやカラーの組み合わせに興味のある方は、信頼できる業者に相談するのもおすすめですよ。
- 1階部分と2階部分で配色する
- 垂直方向に色を変える
- ベランダーやバルコニーで色を分ける
- 部分的に色を変える
おしゃれな外壁カラーを選ぶコツは次の記事でもご紹介しています。ぜひご一読ください。
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黒い外壁と相性のいい色選びのコツとは?
ポイント使いでもおしゃれな雰囲気を出すことができる黒。
外壁として黒と相性がいいのはどのような色があるでしょうか? 黒の外壁と相性のいい色をいくつかご紹介します。
黒×白
黒×ベージュ
黒とベージュの組み合わせはアンティーク調の落ち着いた雰囲気に。ベージュが黒の強さをやわらげ、大人っぽい印象を与えます。
黒×グレー
黒とグレーもどちらも無彩色の組み合わせで、相性のよい配色パターンです。黒×白ほどコントラストが強くないため、統一感のある都会的な印象の家に仕上がります。
黒×茶色
黒×赤
黒と赤色の組み合わせは、力強くスタイリッシュな印象に仕上がります。ただし、威圧感を与えてしまう可能性もあるので、色のトーンや使用面積に注意しましょう。
以上、黒と相性のいい色をいくつかご紹介しました。
無彩色の黒は、どんな色とも合わせやすいという特性を持ちます。しかし外壁に取り入れる面積が大きい場合は、合わせる色によっては派手になったり、威圧感を与えることも。そのため外壁に黒を使用する時は、使用する分量に注意が必要です。
黒に彩度の低い色を合わせると落ち着いた雰囲気になり、周囲の家ともなじみやすくなります。逆に赤のような原色を使いたい場合は、ワンポイントとして使う範囲を限定すると派手になりすぎず、おしゃれにまとめることができるでしょう。
黒と相性の良い色の組み合わせについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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黒い外壁の施工イメージを画像付きで紹介!
木目調の外壁と合わせてスタイリッシュに
黒と木目調の外壁は、スタイリッシュでモダンな雰囲気が出せるため人気の配色です。無機質でシャープな黒と温かみのあるナチュラルな木目を組み合わせることで、質感の違いが際立ちおしゃれな仕上がりに。
この組み合わせをよりスタイリッシュに見せるには、木目調の部分をベランダや玄関部分などに限定し、アクセントとして使う方法がおすすめです。
木目調の外壁を多用するとナチュラルな雰囲気が際立ち、黒のもつカッコよさが十分生かされなくなります。クールな印象を求める方は、黒と木目調のバランスに注意しましょう。
白と合わせてシンプルモダンな家に
黒と白の組み合わせも相性がよく、シンプルながら個性的でモダンな雰囲気になります。塗装面積の割合を調整することで、印象も大きく変えることが可能です。
・黒80%、白20%の場合:黒の分量が多いと、落ち着いた重厚感のある印象に。黒のみだと重くなりすぎる場合がありますが、白が入ることで明るく軽やかな印象を演出します。
ベランダ・バルコニー・玄関部分だけを白にする、縦にラインのように入れるなど、アクセントになるように上手に白を取り入れてみましょう。
・黒50%、白50%の場合:黒と白の割合を半々にすることで、より個性的でおしゃれなイメージに。 家の構造に合わせて最適なバランスが異なるため、事前にさまざまなパターンをシミュレーションしてみましょう。
ただし、黒と白の組み合わせはどちらも汚れが目立ちやすいため、汚れに強い塗料を選ぶことが重要です。
赤を差し色にしてポップな印象に
よりインパクトをもたせたい、人とかぶらない個性的な家にしたい場合、赤の使用が効果的です。
赤は少しの分量でも目立つため、雨どい・軒天・破風板などの付帯部、バルコニーの手すり、玄関ドア、ポストなど一部分に取り入れるだけで十分なアクセントになります。差し色としての赤は、黒の外壁にポップな印象をもたらしてくれるでしょう。
ただし、赤の使いすぎは禁物です。赤を多用することで派手になりすぎる、暑苦しい印象になるなどデメリットも発生します。赤の分量は控えめにした方が、よりおしゃれな雰囲気になるでしょう。
外壁を黒にしたい!塗装時のポイントは?
暑さ対策を万全に!
外壁を黒にすると決めたなら、暑さ対策が快適なお住いのポイントになります。暑さ対策で重要なのが断熱材選びです。断熱効果の高い断熱材を選ぶことで、外壁の暑さが室内に伝わることを防ぐことができるでしょう。
特に白い外壁から黒に変えようと考えている方は注意が必要です。白の外壁では大丈夫でも黒にしたら問題が出てきた、ということのないよう、事前に断熱材についても調べておきましょう。
劣化に備える
また汚れが目立ちやすい色なので、防汚性能の高い塗料を選び、美しい外観を長持ちさせる工夫も必要です。
周辺環境との調和
黒は主張の強い色です。外壁という家の大部分を占める箇所に使う場合は、周りの景観にも影響を及ぼします。塗り替えたばかりの外観がご近所トラブルの元になることのないよう、周囲の景観に配慮した配色シミュレーションを行いましょう。
- 黒の単色使用を避ける
- 漆黒や鉄黒など、ディープトーンの黒を使わない
- マットな仕上がりを選ぶ
メーカーや塗装剤によって同じ黒でも色の出方が異なり、真っ黒から濃いグレーに近いものまで見え方はさまざま。さらに同じ色でも、艶があるとより派手な印象を与えます。施工業者とよく相談の上、デザイン・塗料の種類を決めましょう。
外壁のカラーシュミレーションに興味のある方には、以下の記事もおすすめです。
業者選びは慎重に
外壁を黒に塗装する際は断熱対策、劣化対策、周辺環境を考慮したデザインといった、黒のもつ特性を考慮して使用する必要があります。
施工業者の過去の施工例を確認する、地域密着型でお住まいの地域の特徴をよく知っている業者に依頼するなど、複数の業者に相見積もりをして信頼できる会社を選びましょう。
- 暑さ対策は念入りに!
- 美しさを保つために、こまめなメンテナンスを
- 周囲の環境も意識したデザイン
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黒い外壁のメリット・デメリットは?
メリットは屋根や扉などあわせる色をより魅力的に見せてくれることができることです。逆にデメリットは室内の温度が高くなるなど機能面での弱点があります。
黒い外壁と相性のいい色は?
無彩色の黒は、どんな色とも合わせやすいという特性を持ちます。しかし外壁に取り入れる面積が大きい場合は、合わせる色によっては派手になったり、威圧感を与えることもあります。事例はコチラ。
黒い外壁をよりカッコよく見せる配色のポイントは?
黒は合わせる色を引き立たせてくれる色でもあります。ポイント使いでも映え、よりデザイン性を高めてくれるでしょう。事例はコチラ
外壁塗装にかかる費用について気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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